テッド・チャン情報メモ
カバーストーリー テッド・チャン氏のカバーストーリーが載っている『City Arts』という雑誌(?)のページをたまたま見つけました。今年の六月に出たもののようです。お話の内容は、以前こちら(Stories of Your Life and Others再版と新刊準備情報)で少しふれました、Torで最初の本を出したときの攻防について…文字通り「カバー」ストーリー?(つまんないこと言ってスミマセン(^ ^;)) Cover Story Extra: Ted Chiang vs. Tor Publishing カバーストーリーってことは表紙の写真も?ということで探したらありました。 じつは、自分がTorのエピソードにここで触れたときは、正直「ゴシップ的な話題に食いついちゃったな私」という恥ずかしさもありましたし、「もしかしたら忘れたい過去で、ほじくり返されるとご迷惑なのかも」という憚りも感じたので、実名や参照元を明記するのは避けました。ですが、今回見つけたインタビューの内容や、あとからご本人(?と思われる署名つき)が参照先として昔のブログページへのリンクを張ってらっしゃるのを見て、大丈夫だと判断したのでご紹介します。( 私が以前たまたま読んだのは、この参照先ブログの記事でした) (Amazonで見た限りでは、Orb Booksという発行社名で出ているものは文字だけの表紙です。Orb Books というのは、Torの再刊ペーパーバック専門の発行社名だそうです。でもその後出たらしいTor名義のペーパーバックが別にあって、その写真を見るとチャン氏発注のイラストが部分的に使われているんですよね…。なんか複雑怪奇?シロウトにはよくわかりませーん!(^ ^;)) きつい締め切りで不本意な作品を書くはめになった、というお話は初めて読みました。ヒューゴー賞のノミネーションを辞退したとかなんとか、というエピソードを小耳にはさんだことがあったのですが、これのことだったのか…納得がいくようになりました。似たような状況は商業作家さんにとってはよくあることだとも思いますし(むしろ日本では締め切りに追われてるのがステイタス、くらいの歪んだイメージが流布しているような気も…?明らかに間違ってるとは思いますが)、凡人の自分が考えると、結果オーライになってしまいそうですが…ここで引くというのはとても清々しい行為。なかなかできることではないと思います。モノを書く姿勢として、あらためて尊敬してしまいました。(しかし「不本意な作品」でもノミネートされてしまうというのが…すごすぎる…(^ ^;)) なんかいろいろ、ぜんぜん違うレベルとジャンルの話ではあるんですけど、「自分もがんばろう」と心に栄養をいただいたり。本気で私淑できる対象が増えるのは、人生のご馳走ですよね…ってちょっと大げさですが。 『Stories of Your Life: And Others ええと・・・読み進めている『The Lifecycle of software objects』は、現在三分の一くらいのところです。ほんとに英文講読のノリなので・・・でも少しスピードが上がってきましたです。使われる単語に慣れてきたかな?(時間さえ取れればガーッといけちゃいそうなんですが!) |