にっきざっきロンドン編
パトリック・スチュワート主演のお芝居The Master Builder観劇と、氏の公式FCパトリック・スチュワート・ネットワークのギャザリング(氏をお招きしてのファン集会)参加のため、ロンドンへ行ってまいりました。初の海外一人旅6日間の記録です。観光やグルメは乏しいですが、自分なりのポイントはかなり押さえることができた旅でした。なお、本文中パトリック・スチュワート氏はパト氏と略しております。ご了承ください。 |
2003/7/24 (24 July 2003) ホテルに着くまで ロンドン初の食事…(笑) 2003/7/25 (25 July 2003) 朝ごはん ご近所散策 バービカン・シアター参り テート・ブリテンでターナーを見る♪ 非常事態です テリヤキ・ドレッシング? 2003/7/26 (26 July 2003) 浅草六区な劇場街 The Master Builder観劇 FCのホテル・ギャザリング…のはずが? 風呂場で水が逆流! 2003/7/27 (27 July 2003) ブラック・プディング…そして「鯉」 ギャザリング パト氏ご登場! |
2003/7/28 (28 July 2003) トラファルガー広場~コヴェント・ガーデン 大英博物館でフィッシュ&チップス コミック専門店 フォービドゥン・プラネット(禁断の惑星)! チャリング・クロス・ロードで本屋めぐり ジャパニーズ・スシ・セレクション 深夜のテレビでパパイヤ鈴木 2003/7/29 (29 July 2003) マダム・タッソー蝋人形館 シアター・ミュージアムとアルベリー・シアター見納め 帰途 おまけ |
![]() アルベリー・シアター。看板が出てます。
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2003/7/26 曇りのち雨 浅草六区な劇場街 劇場が面しているセント・マーティンズ・レーンという通りには、オタク御用達という感じのフィギュアや映画雑誌のお店ザ・シネマ・ショップと、ビデオと映画関連書籍などを扱っているザ・シネマ・ブック・ショップというお店がありまして、これも目的のひとつだったので行きました。日本で実物を目にできなかったネメシスフィギュアがあったら買おうかと思いましたが、ありませんでした。ロード・オブ・ザ・リング関連商品はたっぷりあるのは日本と同じ。映画書籍の中に、古い映画を1冊につき1本ずつフィーチャーした薄いガイドブックみたいなシリーズがありまして、なんとその中に長谷川一夫の『雪之丞変化』が!橋蔵版でなかったのは残念ですが(笑)面白かったです。(しかしどーいう基準で選んでいるのだろう?)ただ、英訳タイトルは『An Actor’s Revenge』…そりゃまあそうなんだけど…情緒もへったくれもないなあ…(笑)。 少し離れたところにテスコ・メトロというスーパーのチェーン店があって、これも大杉ファン・スーパー好きとしてはさっそくチェック。マークス・アンド・スペンサーがサティかイトーヨーカドーなら、こちらは小さい西友か相鉄ローゼンといった感じ。(ローカルネタですみません)レジ係はアフリカ系の方ばかりでした。ここでチーズとベーコン入りのデニッシュと水(テスコ・メトロオリジナルブランドをゲット!)、ロンドンAtoZという詳細地図、お土産用に牛乳を混ぜるだけのデザートミックスを買いました。しばらくブラブラしていると、交叉点に丸い石の段段があるところに出たので、そこに座っている人に混じって昼食を食べました。ハトに少しパンをやりました。 The Master Builder観劇 階段を降りて1階席へ。中は薄暗くて、階段からの降り口に立っている案内係さんが「足元にお気をつけて(Mind
your last step とかなんとか)と一人一人に声をかけてくれます。パンフも入り口でなく、座席フロアの一角で売っているのが面白かったです。一緒にピーナツとかちょっとしたお菓子も売っていました。 お芝居は音楽も効果音もなく、とてもオーソドックスな印象でした。細かい笑いが起こった以外は原典に忠実な感じ。オリジナル脚本は百年前に書かれたもので、ジャンルで言えばクラシック劇のようです。でも今回は『ネメシス』の脚本家ジョン・ローガンが改訂したとのことで、もっと思いきった変更があるのかと思っていたので、少し意外でした。もともと英語劇でなくノルウェーの劇なので、改訂というより改訳、なのかもしれません。言葉のニュアンスがわかればかなり新しく見えるのかも。日本では古典に題材を取ってもかなり大胆な改訂をしたり、また「見た目」を著しく変える演出が流行っているし、それがまた評価される土壌があって、自分もそれに慣れてしまっているので、すごくオーソドックスに見えました。これはお国柄なのかも。観客の好みもありますしね。でもとてもよかったです。カーテンコールでお辞儀をするパト氏を見ていたら、やっぱりハリウッドスターというより「役者」って感じの人だな、と思えて嬉しかったです。客層はけっこう中高年の方が目立ってた印象です。平日のマチネであるせいかも知れませんが…。 FCのホテル・ギャザリング…のはずが? 来た道を戻り、行き過ぎてロンドン大学の前まで行き(あとであそこが夏目漱石が留学した大学だったと知りました。よく見ておくんだった!)うろうろしてやっと到着。テスコ・メトロで買った地図が大活躍です。部屋の前に行ってみると…The Master Builderの小さいチラシがちんまりとドアに貼ってあります。間違いない!…しかし。いないのですよ、誰も。ノックしても反応なし。この頃にはかなり大胆になっていたので、レセプションのねーちゃんに頼み込んで内線かけてもらいました。(普段のテンションだったら絶対できないです(^ ^;))やっぱりいない。夕食をゲットし損ねるといけないのでスーパーマーケットに寄ったのも災いし、もう7時を回っていました。部屋自体は午後1時から深夜までオープンしてます、という話だったんですが、この日は夜公演もあったので、みんな見に行くはずだよなあ…とは思ってたんです。残念!しかしどこかでホッとしている自分が(笑)。やはりフツーのネイティブさんと話すには不安があったんです。気づかれないうちに入って出て来られるくらい大規模な集まりならいいのですが、万一少人数だと話についていけなかった時の逃げ場がありません。やるだけのことはやったんだし、これはかえってラッキーなのかも、といい方に解釈して、さて、帰るか…。しかし、一抹の不安が残っていました。ここで明日の集会のチケットを受け取ることになっていたからです。悪くするとこちらがすっぽかしたように思われて座席がキャンセルされてしまうかもしれない…。苦肉の策で、「来ましたが、どなたもいないようですね。明日はちゃんと行きますので、私の席をキープしておいてくださいね」と時間を明記したメモを残すことに。ロビーが団体客で占領されていたので、仕方なく外に出て玄関横の屋根の下で書きました。困りました…肉筆だとスペルチェックができないんだもん!(笑)日頃当たり前のように使っているパソコンのありがたさが身にしみました。パソコンがなかったら、そもそもここまで来ることなんてなかったはず…。電子辞書をひきつつ四苦八苦していたら、タバコを吸いに出てきていたらしい金髪のねーちゃんにまじまじと観察されてしまいました。お愛想を言う余裕もなかったので無視しました。不審だったろうなあ…(笑)。メモをドアに挟み、地下鉄で帰りました。今日もエンディングがサバイバルでした…ホテルに着いたらどっと疲れが出ましたが、いろいろ英語でやってのけたことにけっこう満足しておりました。単純ですね(笑)。 風呂場で水が逆流! |
![]() トラファルガー広場
フォービドゥン・プラネット
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2003/7/28 晴れ メインの目的は済んだのですっかりリラックスしました。ようやく観光らしい観光です!日程の前半は雨だったのですが、昨日あたりから晴れてきたのでけっこうラッキーかも。もうカメラも首から下げちゃって、観光客やる気充分です!(笑) トラファルガー広場~コヴェント・ガーデン 正しい道に戻って本屋やHMVにひっかかりつつレスター・スクエアへ到着。真中に像があって、その周りの放射状の道に沿ってベンチがあり、あとは芝生。小さなスペースですが、芝生の中で子供を遊ばせている中国系のお母さんがいました。こういうベンチって、日本だとレゲエのおじさんが占領していたり、もしくはあいてなかったりすることが多いのですが、いい感じで空いていました。しばしお水で一服。 大英博物館でフィッシュ&チップス コミック専門店 フォービドゥン・プラネット(禁断の惑星)! チャリング・クロス・ロードで本屋めぐり ここでもタイタニックポスター用の補強材を探して文房具屋へ入りました。黒人の店員さんに「ちょっとアンタ大丈夫?!」(…という感じのオネエっぽい口調だったんです(笑))と言われてギョッとしました。一瞬、挙動不審で万引きと疑われているのかと思いましたが、はっきりAre you all right?と聞こえたのです…よっぽど疲れた顔でもしていたんでしょうか。「大丈夫、ありがと」と言って出てきましたが、あとで鏡を見たら髪はボサボサ、顔はテカテカで目が充血してました。このナリでフラフラ入って行ったので、かなりアブナく見えたのかも…(笑)。 ジャパニーズ・スシ・セレクション… 深夜のテレビでパパイヤ鈴木 |
☆おまけ☆
むこうで体験しようと思っていたクリーム・ティー(クロッテッド・クリームつきのスコーンと紅茶のセット)
が食せなかったので、スーパーでスコーンとクリームを買ってきて自宅でリベンジしました。
紅茶はもちろん「ティー・アールグレイ・ホット」です。(笑)
クロッテッド・クリームって、ほとんどフレッシュバターですね。カロリー高そう…
でもおいしい!いつかぜひぜひ本場で食べたい!