インタビュー記事と、SF大会のお知らせ インタビュー記事 Ted Chiang on Writing とりあえず、アメリカ文化にべったり依拠した内容でないほうが、外国で翻訳されるには適しているよね、みたいなことが話されていました。あとはチャン作品と同様に日本で人気があるグレッグ・イーガンさんの作品が、アメリカではそうでもないとか。(よく並べられるこのお二人。私にはあまり似ているとは感じられないのですが) まあそれはともかく、発売間近の新刊『The Lifecycle of Software Objects』のことも最後のほうで触れられてました。楽しみですね。でも日本のAmazonから届くのは本国より少しあとになるみたいですね…お届け予定日を見るとSF大会のあとです。まあ、慌ただしいときに届くより、ゆっくり読めそうでいいかもしれません。 日本SF大会 日記やほかのコーナーをご覧いただいている方には蛇足になりますが、いきさつから。 で、そのことをたまたまフロア担当の方にお話ししたら、その方が前回チャン氏の来日時にお茶会をセッティングした方だったんです。(これ自体すごい偶然です。最初は別のフロアに配置されていて、それが水を使う事情から移動になって、そのフロアに割り当てられたのです) それで、試作写真をご本人に送っていただけるという話になり、それだけでも充分嬉しかったのですが…。 それどころか、コメントまでいただいてくださったのです。これはもう、まったく自分の手を離れたところでのことで、ひとえに担当様のおかげです。(H様、ありがとうございました!) 新刊発行直前の時期に、こんな素人企画にコメントを書いていただけて、本当にありがたいと思います。チャン先生、ありがとうございました!(ってこんなとこに日本語で書いても意味がないかもしれませんが) …いただいたコメントは、生け花と一緒にディスプレイさせていただくことになっております。ご同好の方、ぜひご覧くださいませ。花なんぞ見なくてもいいですから。(笑) 正直、コメントをお願いしていただいたと知ったときは、もしいただけたとしても社交辞令どまりだろう(それでも充分嬉しいんですが)、くらいに思っていたのです。 さきほどの「なぜ日本にファンが多いのか?」と関連するのですが…チャン氏の作品には、審美的な部分で、日本人にとって受け入れやすいものがあると思うのです。論理的な部分じゃなくて、審美的な部分で、です。たぶんそういう種類の引き出しを(たくさんの引き出しのなかの一つとして)お持ちなんだと思います。 もちろん日本人すべてが同様の引き出しを持っているわけではないし、アメリカ人にはないというものでもないので、厳密にいえば個人レベルの嗜好ということになると思います。しかも「ゼロか100か」ってものでもなくて、濃度70くらいあるとか、意識してないけど20くらいはあるとか、そういうものだと思うんです。ただ、その比率が、風土や文化の関係で日本では多いのかもしれません。 昔から、海外のものなのに、本国以上に日本で熱狂的な人気がある、というものはありますよね。たとえば…Queenとか?(昔、先輩のお姉さんがフレディ・マーキュリーの熱狂的なファンだったのをふと思い出しました…)たぶん、そういったものを羅列していっても、表面的な共通項は見つけにくいと思います。でも、思考実験としていろいろ分析してみるのはおもしろそうですね。 …話がまた横道に入ってしまいました。悪い癖です。すみません。 日本SF大会TOKON10公式サイト カフェ・サイファイティーク公式サイト 大会参加詳細は当サイト内『同人誌な部屋』にございます。 試作等、生け花系の写真は、当サイトの『生け花な部屋』に随時アップしております。ただいまExhalationの三つ目の試作の準備中。良さそうな花器をゲットしたので、それを試してみようと思ってます。これが大会前には最後になるかな…と思います。
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