テッド・チャン情報メモ

『メッセージ』関連インタビュー等
(2017/6/19)

 

遅ればせながら、5月にようやく日本公開になった"Arrival"――邦題『メッセージ』。公開翌週に見てまいりました。もう、こんなに素晴らしい脚色とは予想もできませんでした。映画好きとしても原作ファンとしても嬉しいです。

で、公開までは脚色のネタバレを避けて映画関連の情報漁りは控えていたんですが、ようやく自分に解禁。思ったよりチャンさん自身へのインタビューは少ない印象で、音声ソースは聴き取れないところもあるのですが、とりあえず見つけたものにリンクを貼っておきます。

CBC Radio: Sci-fi writer Ted Chiang on his story's 'unconventional' adaptation into the film Arrival
ラジオ番組のようで、最近のものは音源をダウンロードできるみたいなんですが……遅すぎたのかこの回はダウンロードページに見当たりませんでした。しくしく。他のインタビューで言及された話が多いようですが、充実した内容という印象です。

NPR: 'Arrival' Author's Approach To Science Fiction? Slow, Steady And Successful
こちらも音声ですが、トランスクリプトとそれを整理した記事あり。音声もmp3でダウンロードできます。がっつりインタビューというより、短い音声ソースを編集した感じです。中に出てくるグレイディ・ヘンドリックスさん(脚本家さんのようです)のチャンさんについての評がわが意を得たり!です!

SYFYWire: Author Ted Chiang reveals how Arrival went from page to screen
こちらはテキストの記事で、比較的短いですが、脚色のプロセスについて、面白いと思うSF番組について、なども話しておられます。興味深い内容なのでまたこそっと訳したいんですが、映画公開時期と仕事の忙しくなった時期が重なってしまいまして。できたら下記のブログかなんかに載せますね。最近モバイルで読む方も多いようなので、PC用サイトだと読みにくいかもしれないので……(自分は未だにスマホを使ってないアナログ人間でして、表示が確認できないのです(^^;))
【2017/8/2追記】拙訳ブログに掲載しました。よかったらどうぞです。
牛乃の日記(仮): 『メッセージ』: 原作者テッド・チャンが語る小説から映画へのプロセス(リンクと拙訳)

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個人ブログに映画の感想も載せております。主に小説からの変更・脚色部分についての「褒めちぎり」です。(笑)
例によって長いですが、よかったら合わせてご覧ください。

牛乃の日記(仮):
見事な昇華/『メッセージ』感想(その1)

「武器」/『メッセージ』感想(その2)

もう一度見たいと思いつつ、なかなか時間がとれないままそろそろ上映終わりそう……そう何回も続けて見たいとは思わないんですが(これはチャンさんの小説も同じなんです。なぜか)できればもう一度くらいは再見したいです。初見はどうしても原作との比較に気がいってしまったので、もっと「映画として」とらえ直せればと……。

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