2013年1/1から、外部のブログに移行しました。
Blogger: 牛乃の日記(仮)


書き込んでいる話題が雑多ですが、各年が一つのページです。
特定の情報をお探しの場合は左のインデックスをご覧いただくか、ブラウザの「検索」機能をお使いくださいませ。

2012/12/31(月)

今年も一年間ありがとうございました
早いものです。もう2012年が終わり。今年もほとんどシャーロック祭で終わったような一年でした。とか言いつつ、もう明日はBSプレミアムで再放送。(あまり変わりません…(笑))

今年も一年間ありがとうございました。どうぞ良いお年を。来年もよろしくお願いいたします。

 

2012/12/30(日)

コミケ終了
昨日はコミックマーケットに委託で参加させていただきました。アクシデントでサークル様の本を並べることができず、スペースにはうちの委託本だけ並べさせて頂くことになりました。(なんだか申し訳なかったです。(^^;)今回出なかった本は、六月のムーパラで出る予定だそうです)
kindle本のサンプル等のペーパーも配布させていただきました。お立ち寄りくださった方、お声をかけてくださった方、みなさまありがとうございました。そしておつかれさまでした!

スペースでは、またいろいろと映画の新情報や未見作品の情報なども伺うことができて、本当に楽しかったです。持ち込んだ本はSHERLOCKシーズン2の名台詞等交えたプレイバックレビュー本でした。夏コミで販売したパート1と、秋のムーパラで出したパート2だったのですが、パート1のほうはコミケでは二回目なので少な目に見積もったせいか、途中でなくなってしまいました。申し訳ありませんでした。コミケにしかお見えにならない方はたくさんおられるので、コミケでは絶対完売にならないように見積もっているつもりなのですが…それだけあらたにファンになった方も多いということですよね。このジャンルの勢い、とどまるところを知らない感じです。(これでも念のため、一月のムーパラ分も持っていったんですよ…(汗))

お持ち帰りいただけた本は、ちょうど元日からシーズン2が再放送になりますので、合わせてお楽しみいただけたら嬉しいです。(DVD音声解説の字幕を見たら、第一話のラストの脚本の意図は自分の解釈とはまったく違っていました。(^^;)個人の見方ということでお許しくださいませ)なくなった本も、コピー紙ですので次回のイベントや通販再開時には増刷します。よろしくお願いします。

シャーロック再放送予定などはこちら。
SHERLOCK(シャーロック)NHK公式サイト

さて、今回は身軽な参加だったので、コスプレさんの写真を撮ろうとカメラを持って行ったのですが、コスプレ広場までは行けず、ホールエリアで探したため、撮ることはできませんでした。でも、(とっさにカメラを出すことができなかったものの)シャーロック&ジョン、+ガイ・リッチー版のワストン?…というクロスオーバーなご一行も見かけましたし、なんとビルボ・バギンズも!足までちゃんと「ホビット足」で感動!かわいいかったです♪
(前にも書きましたが、コスプレイヤーさん、該当ジャンルエリアをもっと流していただけると嬉しいです~。エリアのお祭度が上がりますので!コスプレ広場ができてから、販売会場のほうでコスプレを見ることが少なくなっているんですよね…仕方ないですが)

コスプレといえば、サークルスタッフさんだと思いますが、女装コスの方が野太い声出して、手馴れた感じで大手列の誘導をしていました。ミョーに面白かったです!これぞコミケ、ってな感じで!(笑)

それと毎回ながらりんかい線の対応。ホーム係員さんも増やして万全の体制。大井町駅のホームでの、きめ細かく面倒見のいいアナウンスは感動ものでした。

「次の列車はあと三分ほどで到着します」
「空いた状態で到着します。なるべくこの列車をご利用ください」
「リュックサックは肩からはずして、前に抱えてください」…
(列車到着・ドアが開いて乗り込み中)
「…(あわてた感じで)メールをしながらの乗車はおやめください!」

いやー、臨場感がありました!(笑)
国際展示場駅ホームでの、降りたあとのエスカレーターへの誘導もきちんとされていて、いつものイベントの時にある、エスカレーター前のカオスがありませんでした。帰りもホームでの整列を誘導してくれて、カートを引いていても安心していられました。すばらしい。ありがとうりんかい線。

コミケって独特のノリがあって、関係する企業さんまで合わせてくれているのが楽しいです。前日Twitterを検索して見つけたりんかい線公式さんのツイートの一つ。↓

 

昨日のちょっといい話。一時半すぎになにか放送があって、(私はしゃべっていて聞き損ねたのですが)開会・閉会のときみたいにみんなが拍手し始めたんです。「まだ閉会でもないのに何…?」と思ったら、迷子のおばあちゃんが見つかったというアナウンスだったそうです。こういうとこも好きですね、コミケ。(笑)

毎度驚くんですが、コミケスタッフはボランティアなんですよね。コミケはこの手のイベントでは世界最大だそうで、ギネスブックにも載っているそうですね。それがボランティアスタッフで運営されているって、ちょっとすごいことじゃないでしょうか。

…とりあえず、おつかれさまでした!
(二日目は雨でたいへんだったと思います。おつかれさま!三日目の方、がんばってください!)

参加前日に拾ったツイートから。↓

 

もう一つ。

 

 

2012/12/28(金)

明日のコミケ・委託販売させていただきます
ぎりぎりになってしまいましたが、同人誌な部屋でお知らせしました通り、明日のコミケでSHERLOCK本の既刊2種、委託で販売させていただきます。手持ちで伺って、お手伝いもさせていただく予定です。よろしくお願いします。

持参品について、詳しくはこちらをどうぞ。 →同人誌な部屋

冷え込んでますね。天気予報によると、朝までで雨はやむらしいのですが…家を出るときまでにやむかどうか微妙なところ。うーむ。早く雲が通り過ぎてくれますように!泊りがけや早朝移動の方々、どうぞ道中お気をつけて。

これからペーパーを折ります。(笑)

 

2012/12/23(日)

『王殺し』引き続きご祝儀価格です
kindle版耽美系短編小説『王殺し』2日間の無料キャンペーンを終了いたしました。たくさんのダウンロードありがとうございました!引き続き、1/8頃までご祝儀価格ワンコイン(100円)、その後は通常価格にする予定です。よろしくお願いいたします。
(kindle以外にスマホ等でもお読みいただけます。リンク先のページの右側に、ある無料アプリのリンクをご参照ください)

 

 

 

2012/12/21(金)

『王殺し』無料キャンペーン中
予告させていただきましたkindle版耽美系短編小説『王殺し』、やっとリリースされまして、即二日間の無料設定をしました。kindleなくてもスマホ等でお読みいただけますので、可能な方はぜひお試しくださいませ。(リンク先のページの右側に、スマホやタブレットで読める無料アプリのリンクがあります)

 
南米に幻の部族を訪ねたイギリスの学術調査団と、部族の王の悲劇です。

いちおう12/21-22で二日間指定しましたが、基準が太平洋標準時で17時間遅れ、なので、その通りなら12/23の午後5時頃まで無料のはずです。数分から数時間のズレ込みはあるかも、ということなのですが、まあそんな感じです。無料が終わっても、お正月いっぱい(松がとれるまで)くらいは、ご祝儀価格のワンコイン(100円)の予定です。よろしくお願いします♪

 

2012/12/18(火)

(思いがけない配送前倒しがありまして、Kindle Paperwhite 3G が日曜日に手に入りました!一通り機能を試したらご紹介したいです。とりあえず、「本を読む」行為に集中できてすごくいいです。気に入りました!)

『王殺し』と不思議な話
さて、引き続きkindle用に数年前の小説『王殺し』を改稿しています。書いた時に無意識にやっていたことで、ちょっと気味わるい偶然の一致がわかったのでリアルの小話として記念(?)に記しておきます。

この小説は、「南米の未開部族と彼らを訪ねるイギリスの調査団の話」です。主人公は調査団の団長で初老の研究者。名前はキャバリエ。…この名前が問題なのですが…じつはワタクシ、キャラクターの命名ものすごく苦手です。(なので、短い話では名無しの主人公が多いです(^^;))日本人の名前もですが、カタカナになるともう、「これがこの国の人の名前としておかしくないか?」というのがあまりピンときません。このキャパリエという名前も、なんとなく音の響きが浮かんでつけただけでした。

今回、kindle版では同人誌より広い範囲の方の目に触れるので、「最低限イギリス人の名前として『あり』かどうか」を確認しようと検索しました。普通に検索したら車の名前ばかり。(自分もたぶんこれで聞いたんだな…覚えてなかったですが(^^;))それで「イギリス人」でキャパリエという名前がいるかどうかを調べたら…いました。よし、OK。

…そこでスペルがわかったので、なんとなくそれを検索してみました。すると…なんとイギリスの内戦期の王党派である騎士党を指す言葉だったんです。イギリスのピューリタン革命のときに、国王チャールズ一世の側についた人たちのことです。英語でのより正確な発音は「キャバリアー」でした。
参照したウィキペディアの記事:「騎士党(Cavaliers)」

「王党派」は、個人的にはつい最近ピンとくるようになった言葉です。(マーク・ゲイティス氏が最近舞台でチャールズ一世を演じて、初めてこのあたりのことを詳しく読んだためです)
しかも。小説のタイトルに英語タイトルを添えてみようかと、戯れにウィキぺディアで「王殺し」を調べると…ここでも例としてチャールズ一世が。そうか。この国王は革命で斬首されているんですよね。自分がもっていた「王殺し」のイメージはもう少し古い、「旱魃がくると族長を殺す」みたいな迷信がらみのものだったのですが、ヨーロッパでの「王殺し」の有名な実例はチャールズ一世なのだなー…と初めて知りました。

…つまり、「王殺し」の話で主人公に「キャバリエ」などという名前をつけたのは、意味を知っている方が見たら「ものすごくベタ」だったことになります!(^^;)そしてこれがすべて、偶然なんです…ほんとに。(チャールズ一世なんて、これを書いた頃はなんのイメージも知識もありませんでしたから)

うーん、気味わるかったり面白かったりするのは自分だけかもしれませんが…まあこういう、シンクロ小話でございました。 あまりにベタなので主人公の名前を変えようかな…と迷ったのですが、話の流れからすると、この名前はじつに皮肉が利いてくるんです。なので、そのままにしました。偶然の神様に感謝です。(笑)

(小説はなんとか今週末あたりにアップできるかな…?という感じの進行状況です。クリスマスとkindle fire発売祝い(?)として、最初の二日間ほど無料キャンペーンを計画しております。ぜひ上記の偶然の成果(笑)もお楽しみいただけたら幸いデス)

 

2012/12/11(火)

kindle版『王殺し』準備中
kindle版贋作小説をお読みくださっている方々、ありがとうございます。楽しんでいただけていたらいいのですが…。(ドキドキ)

さて、気がつけばもう12月半ば。kindle fireが12/18発売ということで、お礼とfireをゲットなさる方々へのご祝儀(?)を兼ねて、kindle本新刊の無料キャンペーンを計画しています。(KDPセレクトというのに登録するとできるオプションなのですが、90日間のうち3日までしかできないので【追記・5日間になってました!スミマセン!(^ ^;)】、今回はたぶん1日かそこらの期間になると思います)

新刊と言ってもまた既刊同人誌からなのですが…。計画しているのは、2008年に出したオリジナル微JUNE本、『蛮族の王』に収録した、耽美系小説『王殺し』のシングルカット(?)です。同人誌では、この小説のインスパイア元になった映画の評論と抱き合わせだったのですが、電書にすることを念頭に読み直してみるとどうもバランスがよくないので、小説のみで。その代わりキャンペーンが終わっても廉価なものにするつもりです。

ストーリーは、19世紀のイギリスの探検隊と辺境部族の族長との出会い、そしてそれによる悲劇。耽美系要素がありますが、例によって18禁描写はありません。クリスマス時期のご祝儀にはふさわしくないことこのうえない(^ ^;)ですが、よかったら見てやってくださいませ。
(同人誌コーナーに紙版のお試し読みがあります。 よかったらご覧くださいませ。 蛮族の王お試し読み

ただいまそちらの電書化準備作業をしております。まずはテストファイルを作ってグレーの旧型kindle(手持ちの日本語ストアで使えないもの。新型は来年の配送待ち(涙))に入れ、喫茶店で読み直し…ていたら、ラストで泣いてしまいました。(←ばかですよ(笑))…長いこと読み直していなかったので、なんだかけっこう話を忘れていまして。じつは今出てるkindle版ホームズ小説の推敲のときも泣いていたおめでたい奴です。涙腺が弱くなっているらしいです。(笑)

kindle fireは 18日発売だということなので、その週の終わりあたり…というとクリスマスになっちゃうんですが。うーん、みなさん電書どころじゃない時期かも…。(笑)まあ、作業の具合によってズレ込むかもしれませんし、もしかしてお正月とかになっちゃうかもしれませんが、とにかくそんなことを考えております。ストアに出ましたらここやTwitterなどでお知らせしますので、よかったらダウンロードしてやってくださいませ。
(再々掲?ですが、kindle本体以外に、こちらの無料アプリでもお読みいただけます♪→kindle無料アプリ

今年はほかにもクリスマスに合わせてやりたいことがいろいろあって…クリスマス画像もアイデアが複数出てしまい、すべてハンパに手をつけてしまい、楽しいのですが間に合うかどうか。文字でもやりたいことがあるんですが…ああ時間がほしい…!(ゲイティス兄に影響されまして、「クリスマス・ゴースト・ストーリー」ってのがやってみたくてたまらないのです!ちょっと言い伝え風の雰囲気があるレトロなやつが…)

…そんなこんなな中、ムーパラ抽選の結果が出ました。ありがたいことにスペースがとれておりました。ご参加の方、どうぞお立ち寄りくださいませ。(詳しくは同人誌コーナーにて)
そちらも視野にいれつつ、浮き足立ってしまう心を鎮めるのに苦労している今日この頃です…週末にはホビットも公開ですしね。(笑)

ホビット主題歌
正確には主題歌か挿入歌か知らないのですが…映画もまだ見ていないのに、とても気に入ってしまいました。ロード・オブ・ザ・リングはファンタジーという感じがしましたが、ホビットは主人公の年齢が高いせいか、ある種の凛々しさフォークロアな雰囲気を強く感じます。歩き続ける、「ジャーニー」…みたいな感じが。(歌詞があまり聴き取れてないので曲調での勝手なイメージですが(^ ^;))映画を見るのがとても楽しみです。

 

ロンドンオリンピックの開会式を見たとき思ったんですが、あれのイギリスの歴史を見せるところで、最初のほうの集落の様子が、ホビット庄にしか見えませんでした。(笑)こちらから見ると完全に異世界、ファンタジーの世界ですが、向こうの方には民話に近い感触がある物語なんでしょうね…。

 

2012/12/4(火)

マーティン・フリーマン、ベネディクト・カンバーバッチ来日ラッシュ
いやーもう、皆様お疲れさまでした!(笑)12/1の『ホビット 思いがけない冒険』公式サイト)ジャパンプレミアのためのマーティン・フリーマン来日に続き、ベネディクト・カンバーバッチ『スタートレック・イントゥ・ダークネス』公式サイト まだポスターだけのようですが、ベネさんの後ろ姿。引いてみると宇宙艦隊のあのマークになっているという、かっこいいポスターです♪)の特別映像のプレゼン(こちらは一般向けではなかったんですね)のため昨日来日。今日そのプレゼンがあり、もうお帰りとのこと。お忙しいですね。(12/5追記・ところが帰ってなかったようです!(笑)今日取材やインタビューをしたというツイートが複数流れていたので、今はどうかワカリマセンが(これを書いてるのはもう夜の10時)、少なくとも今日12/5の昼間は日本にいらしたらしいです。もうファンの前に現れなくてもいいから、こっそり日本を楽しんでいってほしいなあ…そんなヒマはないかしら…(^ ^;))
ホビットのプレミアやレッドカーペットイベント、ベネさんの成田空港お出迎えなど、じかにお会いになった方、お忙しかった方も多いと思います。自分はおもにツイッターで情報を追いかけていただけでしたが、なんだか幸せすぎてヘトヘトになった感じです。(笑)

ちょっと時間がないので、見つけたビデオだけそそくさと貼っておきます。(リアルタイムに流れてきた写真などは随時ツイッターを覗いたときにリツイートしております)まずはホビットのジャパン・プレミアからの映像。監督にムービー撮られてげんなりしつつも踊ってみせるマーティン・フリーマンがごちそうでした♪「監督はいつもこんな感じ」とフリーマンが言うのを見て、なんだか周防正行監督がプライベートで奥様(元バレリーナの草刈民代さん)のビデオをとりまくっているのをテレビで見たことを思い出してしまいました…足フェチとか奥様に言われつつミニスカート姿を撮ったりしてて微笑ましかったんです♪(ピージャク監督とマーティンをこれに見立てるのはアレですが。(笑)マーティンの「またかよ」って感じの苦笑いの表情がたまらなく妄想を呼び…ていうか、監督は他の人も客席も全部撮ってるんですけど(笑)。監督のビデオブログが楽しみです♪)

 

そして昨日の成田空港でのベネディクト・カンバーバッチ。歓声というか悲鳴というかすごいですね。にこやかに対応していて、黒くてタイトな長めのジャケットが素敵でした♪ご本人はサインをすると言ったそうなのですが、人が集まりすぎて(なんと500人。ここまで集まるのはめったにないそうです)安全のために中止になったのだとか。握手のために手のひらにベビーパウダーはたいていたとか、出のタイミングを間違えて一回出戻ったとか、「にくめなイイ人♪」なエピソードが流れていました。

 

記事もたくさん流れていますが、中から一つ、ホントに嬉しそうなお顔が見られる記事にリンクを張らせていただきます。

「スター・トレック」ベネディクト・カンバーバッチ成田到着! 500人のファン歓迎に大感激

ご本人のいい人ぶりもさることながら、今回つくづく感じたのは、現地へ行っている方々がネットで情報をシェアしてくださるありがたさでした。待っている間にご自分の携帯から動画を配信してくださった方がいらして、登場したときには生中継状態で拝むことができました。感謝してもしきれません!(個人的なPCの問題でがたがたではありましたが、臨場感がありました!)そのあとも撮った写真とか、上記のようなエピソードとかをたくさんの方が流してくださって、共有させていただけるありがたさ。…こういう情報って、一昔前は限られた方々だけのものでしたよね。それが不特定多数にさーっと公開されることのすごさ。そして皆さんの平等な「シェア」の精神。つくづく時代は変わったなあ、と実感しました。ツールはほんとに時代を変えるんですね。

お出迎えに行った方のご感想に「ベネディクトは実在していた」「顔が長くない」が圧倒的に多かったのが面白かったです。(笑)

SHERLOCK地上波放映+ケースブック翻訳版
こちらも昨日今日に流れてきた情報です。(まるで合わせたかのようなタイミング!(笑))SHERLOCKシーズン1が、ついに地上波で放映決定だそうです!うっはー♪NHKのサイトから直訴した方々(私もしました!)、やった甲斐がありました!ていうかしなくてもこうなったかもですが(笑)、とにかく嬉しい!改めてBSプレミアムの予定とあわせますと、

BSプレミアムシーズン22013/1/1(火)~1/3(木)午後11:00~翌午前0:30
地上波シーズン1) 2013/1/16(水)、 23(水)、 30(水)午前0:25~1:55 ※火曜深夜 
日付が変わってすぐなので、放映日は前日の15、22、29で覚えておいたほうがよさそうです。(^ ^;)
変更があるかもしれませんので、最新情報は公式サイトをご覧ください。
SHERLOCK NHK公式ページ(地上波。BSプレミアムページへのリンクあり)

そして、洋書で出ていた"SHERLOCK: The Casebook"の翻訳版が早川書房から出るそうです。自分がリツイートした早川さんのツイートはなぜか消えてしまっていたのですが、他にも同じ情報をツイートなさっている方がいましたので、間違いないと思います。早川書房に質問なさった方が情報をシェアしてくださったのがこちら。

原書とサイズはほとんど変わらない感じですね。じつは英語がめんどくさくて写真を眺めただけでうっちゃっているので、翻訳版読んでみたいです。

ふー。なんだかSHERLOCK関連の話題が短期間に集中しすぎておかしくなりそうです…。特に来日なんて、一緒でないならこんなに間を詰めないでバラけて来てくれればいいのに…。お楽しみがいっぺんに終わって脱力感いっぱいです…。(^ ^;) でも、ほんとにほんとに幸せな数日間でした。来てくれてありがとう。日本を好きになってまた来てね♪

 

2012/11/30(金)

(今日はマーティン・フリーマンがホビットジャパンプレミアのために日本到着した記念すべき日でもあります♪)

ジェラール・フィリップ映画祭
一昨日、ジェラール・フィリップの生誕90周年特別映画祭というのに行ってきました。

ジェラール・フィリップ生誕90,年 デジタルリマスター版特別映画祭
(東京は12/7まで、愛知12/1~14、大阪12/8~21だそうです。詳しくは上記サイトをご覧ください。
チラシに「スクリーンで見られる最後の映画祭」とあるのが気になります。最後なんでしょうか…(涙))

生きていたら90歳…いまどき充分ご存命の可能性もあったわけですが、亡くなったのは36歳美男薄命を地で行った方ですね。じつは最初はあまり「美男」という印象は持っていなかったんですが、コメディ系の映画であまりにうまいのですっかりファンになってしまいました。清潔感のある二枚目も、女たらしもコメディも出来る方ですが、舞台ではさらに素晴らしかったそうで、カミュ『カリギュラ』初演時の主演はこの方です。(図書館で見た古~い文庫の『カリギュラ』には初演時のキャストが載っていました。ほしい…この版!(^ ^;))

さて、たしか昨年あたり同様に見に行った『赤と黒』『パルムの僧院』、そして『勝負師』を含めたラインナップなのですが、今回はこの方の映画の中でもかなり好きなコメディ『夜ごとの美女』と、文字通り美しいメフィストフェレス姿が見られる『悪魔の美しさ』を見に行きました。両方ソフトはうちにあるのですが、デジタル・リマスター版でスクリーンで見られる!というので矢も盾もたまらず…。チケットが劇場窓口でしか買えず、前売りで完売した場合は当日券なし(そして初日は完売(^ ^;))、と聞いていたので「運がよければ」…でしたが、レディースデーが多い水曜日なら、(この映画祭のプログラムは割引にはならないので)チケットとれる可能性高いかも、と水曜にして、無事見ることができました。

写真:(2012/11/28撮影)
(劇場ロビーの展示が撮影OKだったので、撮らせていただいたものなどです。
細かい写真が映っているので、サイズ大きめです)

劇場前の告知ポスター。今回は『悪魔の美しさ』のキャッチーなメフィストフェレスがポスターに。
この写真大好きなので大きいサイズで見られて嬉しい♪

等身大パネルが置かれたロビーの奥。こちらもメフィスト♪
狭いけどきれいで品のいい劇場でした。

等身大パネル拡大。ちょっとサリーちゃんのパパちっくに髪を尖らせてます。
赤や緑の光は悪魔のオーブ…じゃなくて照明の映りこみです。(笑)

ロビーの壁にも貴重な写真やポスターの展示が。

パネルのガラスに反射がありますが、どうぞご鑑賞ください。

展示写真のなかでのニュアンスがいいなあ、と思った写真。

 

チケットは当日でもブロマイドつき。こんな素敵な封筒に入れてくれました。
作品ごとに写真が違うそうです。これは『悪魔の美しさ』と『夜ごとの美女』についていたもの。

 

以下は鑑賞した映画のご紹介です。今回見た二作はもともと好きな作品なので、以前書いたことと重複する部分もあると思いますが、ご了承くださいませ。 ( 両方知らないうちに新しいDVD(高い(^ ^;))が今年出ていたので、もしかしてこれがデジタルリマスター版なのかと思ったんですが、検索してみるとそうは書いていません。タイトルからのリンクはいちおうAmazonの最新版ですが、デジタルリマスターかどうかは確認しておりませんので、お含みおきください)

夜ごとの美女 』(1952)
作曲家志望の貧乏な音楽教師クロードが、夢の中で美女に出会い、会いたさに一生懸命眠ろうとするチャーミングな傑作コメディ。夢の中と現実、両方で物語が展開します。とても60年も前の映画とは思えないテンポの良さ、そして面白さ!今劇場で公開しても、適切な広告さえすれば大ヒットするんじゃないかと思えます。まったく色あせていないです。(モノクロですけど(笑))何度か見ているのですが、昨日も声出して笑っちゃいました!(映画館でおおぜいが同じタイミングで笑うのって、やっぱり楽しいですね♪)

ここまで読んでピンときた方もおられると思いますが、(以前同人誌でも書きましたが(^^;))マーティン・フリーマンの『恋愛上手になるために 』と設定がそっくりなのです。あまりに似ているので、一瞬あれを『夜ごとの美女』のリメイクかと思ったくらいです。ただし似ているのは設定だけ。オリジナル(?)ははるかに後味のいいコメディになっていて、結果的にテーマもまったく違います。(フリーマンの映画も別の意味で好きですけれど)

夢は現実の反映になっていて、クロードが夢で出会う美女は現実では手の届かない憧れの女性たちです。家庭教師先の奥様だったり、行きつけのカフェの看板娘だったり…クロードは夢のなかでは「天才オペラ作曲家」になっていて、彼女たちと別の時代の別の立場で出会い、当然うまく恋仲に。が、「いい夢」を見きれないのか、現実の障害が別の形で現れちゃうんです。このへんがクロードに好感をもってしまうところ。現実でズボンが破れると夢のなかで別の立場でもそうだったりするんです。とにかくネタが細かくて笑いっぱなし!(笑)

現実の女性と夢の中の女性両方を、同じ女優さんが演じます。しかも当時の人気女優さんたちで、エレガントな人妻、フェロモン系肉体派、キュートな清純派…と、よりどりみどり状態。このへんの「他愛ない夢」が、たぶん男性にも受けている理由だと思います。(うちの父親もこの映画大好きなんです(笑))

単純なラブコメでもなくて、もう一つ、「昔はよかった」が面白いモチーフになります。現実のカフェで出会ったおじさんが、「今はひどい時代だ。わしが若い頃はよかった」とおきまりのグチを言うのですが、そのおじさんがいちいち夢にも出てきて、「昔はよかった」と言うたびにどんどん時代設定が遡っちゃうのです!(笑)このアイデアが秀逸!どの時代に行っても「オペラ作曲家」の設定を手放さないクロード、そしてどの時代にいってもやっぱり「昔はよかった」。すんごく笑えます!(笑)

そして…クロードは貧乏でからかわれていますが、じつは友達がみんなけっこう「いい奴」ぞろい。彼らの思惑や心配と本人の噛み合わなさも面白いギャグになっています。時代が変わるところ、夢から覚めるところなど、いちいち面白くて、この時代なりの映画のテクニックがとても楽しいです。
時空を飛び越えるクロードの夢は、クライマックスでチャーミングな大混乱シーンになります。これは見もの!そして現実でのストーリーもちゃんと大団円を迎えます。ほんとにいい気持ちで劇場を出られる映画。こういうのは最近ないですね。本当におすすめです。

悪魔の美しさ 』(1950)
ファウスト伝説を元にした映画。年老いて引退した大学教授ファウストの前に悪魔が現れ、若さを取り戻させてやるともちかけます…

ジェラール・フィリップは冒頭で美しいメフィストフェレス役、その後は若返ったファウストを演じます。競演のミシェル・シモンが入れ替わるように年老いたファウスト、ファウストと入れ替わった破廉恥で陽気なメフィストフェレスを演じます。(こちらもすばらしい俳優さん!目を剥いた顔はまじめにコワイ!(笑))
邦題はフランス語タイトル"LA BEAUTE DU DIABLE"の直訳で、若い女性の「その時期だけの」美しさを指す言葉だそうです。実際「若さのすばらしさ」が重要なテーマ。でもフィリップの若いメフィストフェレスがとんでもなく美しいので、掛詞的につけられたタイトルかもしれません。

若さを取り戻したファウストは悪魔メフィストフェレスの力で次々と出世の夢を叶えていきます。じつはコレが罠。ファウストは計略にかかったことを知りますが、果たして結末は…。

メフィストフェレスが「一介の悪魔」であることが面白いですし、錬金術に手を染めたファウストが、ついには「ホコリのなかのエネルギー」(原子力の比喩?)まで利用するのは近代的。いろいろ深いです。そしてこちらも映画のテクニック。もちろんCGなどない時代なのですが、鏡を使って未来を見せるシーンのトリックなど、素朴ですがかえってワクワクするものがあります。

元のファウスト伝説の結末を知らないので、この映画のラストが脚色によるものなのか、元々そうなのか自分にはわかりません。でも皮肉がきいた、それでも明るいラストになっています。メフィストフェレスが魔王(ルシフェル。姿は出さずに耳障りな音響の形で表現されます)に訴える「人間は残酷です」という台詞が効いてます。悪魔は人間を怖がります。

メフィストフェレスの個性は軽みがあって全体に明るめです。そしてやはりフィリップの若さとうまさ、美しさが印象的であります♪

 

2012/11/29(木)

ベネディクト・カンバーバッチも来日!
ツイッターで昨日たいへんな情報が。12/3ベネデイクト・カンバーバッチ来日のニュースです!12/1のホビットワールドプレミアでマーティン・フリーマンが来日するのに続いてのコレ。いったいなんなんでしょうか。「マーティンの追っかけ」というドリームは日程がニアミス(フリーマンは滞在一日のみらしく…)で虚しく消えたのですが(笑)、どうもスタトレのプレゼン(プロモでなくプレゼン?なんですね)とのことです。

こちらで密かに(?)成田空港でのお出迎えが呼びかけられているようです。
ベネディクト・カンバーバッチ、12/3来日。成田到着の詳細
(↑ベネディクト・カンバーバッチ関連の行き届いた最新情報を載せておられるブログ様。大きなニュースがあるとよくこちらから情報がリツイートされて流れてくるので、いつも間接的に恩恵に浴しております。管理人様に大感謝!)

目的がスタトレのプレゼンならば、 「こんなにファンが集まった俳優が出てますんですよっ!」って実績作りに貢献するのも良いかもですネ。(笑)トラブルなく冷静で暖かい(?)歓迎ムードをお伝えして、ぜひ日本に良い印象を持ってほしいですね!なんというか、イギリスのタブロイドにうんざりしていらっしゃるようなので、できればプライベートタイムはそっとしておいてあげて、なにかおいしいものを食べる時間くらい確保してほしい。(そんな時間的余裕があるのかどうかワカリマセンが)日本では正直まだそれほど顔知られていませんから、充分可能だと思います。「日本いいなあ」と思ってほしい。…そして何度も来てほしい。(笑)

マーク・ゲイティス自作朗読が聴けます!
こちらも期限付きの情報なので急いで書きます。マーク・ゲイティス自作小説を朗読したラジオ番組(昨年放送・配信されていたもの)が、現在ネットで再配信中です。全五回のシリーズで今日が第四回。それぞれ配信開始から一週間だけの配信です。(リンク先の時間表示は現地時間なので、時差があります)
BBC Radio 4 Extra: Mark Gatiss - Black Butterfly

朗読している小説は、ここや同人誌で何度か話題にしております(新しくご覧になっていただいている方には新情報もあるかと思いますので、念のためいろいろ再掲します)、ゲイティスのオリジナル。エドワード朝のバイセクシャルのジェームズ・ボンド、みたいなエンタメ小説です。ルシファー・ボックスという主人公のシリーズ三冊目。今のところ最終刊らしいです。自分はまだ一冊目の途中なのですが、kindleでも手軽に手に入りますので、こちらとMP3にした朗読ファイルを合わせれば、素敵なオーディオ付き英語教材の出来上がりです♪(笑)

こちらはkindleストアに出てるBlack Butterfly

私もKindle Paperwhiteが届いたらさっそくダウンロードするつもりです♪(手持ちのkindleでも米国ストアからは買えるんですけど、この先Paperwhiteのほうが使いそうなので、日本語ストア対応版のほうで買っとこうかな、と…アカウントは統合していないので。旧kindleも米国ストアでしか買えないもののために大事にとっときます♪)

…こちらも何度かご紹介していますが、BBCのラジオ番組を保存するのに便利なフリーソフトRadio Downloaderのダウンロードページも貼っておきます。配信されているラジオ番組をMP3で保存できます。

Radio Downloaderダウンロードページ

ちょっと詳しく書く時間がないので、以前やはりゲイティス兄がゲスト出演した"Desert Island Discs"をご紹介したときに一緒に解説しているので、その記事にリンクを張ります。よかったらご参照ください。("Desert Island Discs"は同人誌でもご紹介しましたが、ラジオ版徹子の部屋みたいなもので、ゲストの好きな音楽を紹介しながらのトーク番組です。おすすめです♪)

2011/10/28(金)最新ツールの恩恵

(…ついでに過去の日記がいろいろリンク切れたりしてるのを発見(汗)。ちまちま直していきます。ご不便をおかけした方、申し訳アリマセン!(^ ^;))

 

2012/11/24(土)

『追憶のシャーロック・ホームズ』販売開始
電子書籍コーナーで先にお知らせいたしましたが、おかげさまで昨日やっと、kindle版ホームズ贋作小説がストアに並びました。お時間がありましたら、眺めてやってくださいませ。

追憶のシャーロック・ホームズ-ワトスン博士最後の告白-
   

スマホやiPadなどでもお読みいただけます。ご都合とご趣味が合う方に読んでいただけたら、本当に、心から嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。
(iPhone/iPod Touch/iPad/Android用のkindle無料アプリはこちらでダウンロードできます)
Amazon内:kindle無料アプリのページ

自分で調べた範囲で、kindleの日本語対応状況などを交えた解説もこちらに書いております。再度のご紹介ですが、よかったらどうぞ。
kindle日本語ストアの本を読む方法

Pixivにもサンプルをアップしてみました。kindleやアプリの操作テストなど兼ねる場合でなければ、ファイルのダウンロードよりこちらが手軽だと思います。同人誌コーナーより長いサンプルですので、よかったらご覧下さい。
Pixiv内・『追憶のシャーロック・ホームズ』(耽美系長編サンプル)

価格は同人誌よりかなり下げました。本当は同人誌の一割引くらいを考えていたのですが、ストアオープンのご祝儀(?)もありますし、なにより無名ですので。(^ ^;)やろうと思えば数日間無料キャンペーンというオプションもあるのですが、日本では普通、本でこういうことは…しないですよね。無料やあまり安い価格設定は、かえって内容まで安っぽく見積もられてしまうかなー…とか心配もあります。(KDPのお試しでとりあえず作ったのでなく、元々本気で書いたモノの電子書籍化なので…)それにはっきりと「耽美系の」ホームズパスティーシュなので、まったく嗜好の違う方がうっかりダウンロードして、「なんじゃこりゃ!ぺっぺっ!」となるのは絶対、絶対に避けたいのでアリマス。(今は特に、kindleを手に入れたばかりで何でもいいからダウンロードしてみよう、という方も多い時期ですから…)というわけで、「自分ならこのくらいの値段なら説明をきちんと読んでから買うな」…というあたりの下限をとりあえず設定してみました。

かく言う自分自身、まだ日本語ストアの本を買える新しいkindleが届いていないため、目をつけた本もブックマークでためている状態です。(アプリが使えるものも持っていないので、kindle待ちの化石人間です(^ ^;))配送もやっと先週始まったばかりなので、たぶん今kindleストアを利用している方は、Amazonの変換アプリで読んでいる方のほうが多いのでは…と思うんですが…どうでしょうね。

現在最高水準というKindle Paperwhiteをすでにゲットした方のご感想を読むと、以前のkindleと比べても段違いに美しい表示になっているようです。絵本やマンガを読むための機能も追加されたらしいので、早く本体をいじりたくてたまりません!ゲットした方、ブログで箱を開けるところからうやうやしく写真付きで解説している方がけっこういらして(笑)、もう羨ましくてたまりません! (これの3G接続付きのKindle Paperwhite 3G を注文しました。接続先はAmazonほか限られた範囲らしいので、本当につなぎ放題というわけではありませんが…配送来年て待ち遠しすぎ(^^;))

ただ…心配なのは本体以外での、すべてのアプリの表示状態を自分で確認できないことです。と言うのは、Twitterで検索してみたら、アプリでkindleストアの本が開けないことがあった、という話を見かけたからです。少ない例かもしれませんが、もしそんなことが自分の本で起こっていましたら、たいへん申し訳ないです。とはいえ、出版者側でのプレビューでは完璧に表示できるので、こちらではどうしようもなく、Amazon側のアップデートを待つしかないのですが…。もしそんなことがありましたら(あってはいけないことですが)、お手間ですがぜひ、Amazonに詳しい環境を書き添えてフィードバックしてあげてください。

こちらにお知らせいただくのもありがたいです。(そしたらこちらからもKDPに問い合わせますので!)出版前に、変換結果をチェックしては訂正、というプロセスを50回ほど(^^;)繰り返しまして、プレビュー結果は完璧、です。いちおう。でも、こちらでのプレビューにはkindleプレビューアというソフトを使うので、実際のkindleなり、アプリなりの画面で見られるわけではないのです。

(一つ、不具合と間違えやすい仕様があって、本を開くと最初に出てくるのはカバーではなく、その次のページです。なぜこんな仕様なのか不思議ですが、カバー画像が商品ページの写真を兼ねていて、書籍ファイルに入れずに、別にアップした画像を変換時にあちらで入れている、というのも関係あるかもしれません。一ページ戻るか、「移動」で「表紙」を選ぶとカバーに行きます。「移動」で「始め」とか「開始位置」とかにあたる、書籍ファイルの最初のページが開いたときに表示されるようです。それと、今回はルビの部分をカッコ書きで処理しています。これはKDPでは縦書き表示にルビがサポートされていない、という事情によります。広告に使われていた画面では縦書きにルビがついているので、将来的には対応するのだと思いますが…。今回は縦書きを優先したかったので、そうしました。まあ、ルビの箇所は少ないですが(^^;))

本の制作中も、データの変換システムが毎日アップデートされていくような感じで、どうもカンペキでないうちに急いでオープンしたような印象でした。でも不具合を知らせたあとの対応はわりと(海外ストアの英語版漫画を出したときと比べると)回答も改善も早かったので、アプリに関しても知らせてあげればどんどん良くなるのでは、と思います。(問い合わせると回答のほうが遅くて、返信がこないうちに問題のほうが改善されてることが多々ありました)

オープンを急いだのは、やはり楽天のkoboとか、競合製品の動きを牽制してのこと…でしょうねえ。(koboは急ぎすぎたようで、いろいろ叩かれる結果になりましたが…電子書籍全体の信頼が下がる気がして、これはありがたくないです。あちらもがんばってほしい!)kindleを持っていなくてもアプリで読める、というのはkindleストアの売りですし、より多くの方の目に触れる機会が得られて出版する側もありがたいです。もともとkindle本体は原価割れと言われていて、Amazonはkindle本体でなくストアでコンテンツを売ることを目的にしていると聞きます。だからこそ、本体以外のアプリでポカをやっちゃダメだと思います。ここはほんとうにもう、がんばってほしいです。

…自分が気になってるので表示などのハード面ばかり書きましたが、肝心なのは内容ですね。自分としては全力投球いたしました。ご縁があってお手にとっていただいた方に楽しんでいただけますように、心から祈っております。そしてこれはゴールでなく始まり、だと思っておりますので、どんなご感想も参考になります。よかったらレビューなどでお聞かせくださいませ。

(今、ちょっと大きめの地震がありました。自分の部屋は不安定に重ねてた空のダンボールが落ちただけでした。ふう。びっくりした!(^ ^;))

 

2012/11/19(月)

海外マンガフェスタ
昨日は海外マンガフェスタを見に行ってきました。東京ビッグサイトでコミティアと同時開催、というかコミティアの協賛企画で、入場料代わりにティアズマガジン(コミティアのサークルカタログ)を買うのですが、会場自体はコミティアが西ホールすべて、海外マンガフェスタは真ん中のアトリウムという構成でした。当初は「せっかくコミティアに行くならスペースとろうかな」と思っていたのですが、いろいろ余裕がなくて申し込みをあきらめました。結果的にはとらなくて正解でした。目的のトークライブを聴いて、そのあとサイン会に並んだだけでほとんど時間はなくなり、海外マンガフェスタに出ていたブースも見切れないうちに閉会時間になってしまいました。(ゆえに今回はコミティアエリアはまったく見られず!(^^;))

でも今まで知らなかったもの、見たこともなかったものにたくさん触れられて大満足でした。というかカルチャーショックで頭がまっしろという感じ。帰りの電車では乗り越しかけるわ、帰りに買わなきゃいけなかったものは忘れるわ(笑)、という感じでした。思い出せる範囲で、印象的だったところを書いておきます。

自分の今回の目的はエマニュエル・ルパージュさんというBD(ベーデー)作家さんが参加するトークライブでした。(ベーデー: バンド・デシネ。フランスのコマ割りされたマンガみたいなものですが、文法といい作られ方といいまったく違います。自分は詳しくはないのでwikiにリンク張ります(^^;)Wikipedia バンド・デシネ
それは12:45からだったのですが、いったん会場に入れば余裕がないだろうと思ったので、入る前に腹ごしらえしようと11:00頃に国際展示場駅に到着。店開けたばかりのレストランでランチしてから入りました。(何度かご紹介している好きなパスタ屋さんのチャオ。最近はイベント後に行っても入れないことが多くて久しぶりでした。おまけに好きなエビのトマトクリームが「本日のランチメニュー」だったので早くもここで満足…すいません、余談過ぎ(笑))

自分はもともとのBDファンではありません。有名作家さんが影響を受けているものとして間接的に情報に触れて、少し読んでみた程度。代表作も持っていません。(たぶんうちにあるのはメビウス最近出た『エデナの世界』くらい)
ルパージュさんのトークライブに興味をもったのは、このイベントの公式サイトにアップされていたインタビュービデオと作品紹介からでした。
サイトはこちら
海外マンガフェスタ公式ウェブサイト

正直に書きます。第一のフックは、紹介されていた作品(日本語版が出ている『ムチャチョ―ある少年の革命 』)で同性愛者を扱っていたことでした。すいません。(^^;)しかも設定がものすごくて。時代設定はニカラグアの革命期(1970年代)で、主人公は画家で聖職者になろうとしている青年聖職者でじつは同性愛者という時点でかなりの矛盾を抱えたキャラなのですが、その上…このへんはちょっと史実の骨組みがわかるまでは飲み込みにくかったのですが、当時の実力者の息子です。その上で、下層民衆の生活と革命側のゲリラたちに触れて、そちらにシンパシーを持つようになり、ゲリラ側に協力するようになる、という物語です。

さて、会場に入って、まずはそのルパージュさんの日本語版『ムチャチョ』をゲット。当日は特別価格2000円で、サインつきカードのおまけ付きでした。そしてトークライブの席とり。まだ一時間くらいあったのですが、先に別の方々のトークライブをやっていました。途中からなのでよくわからなかったのですが、どうやら日本のゲームを海外のアーティスト中心でコミック化したものが日本でウェブ公開になるということで、そのアーティストさんたちのトークライブでした。

私はそのゲーム自体を知らないのですが、参加アーティストさんはそのゲームがもともと好きな方たちで、日本のコンテンツにリスペクトを持っているようでした。日本語が堪能な方もいました。日本人アーティストは一人だけ、ありがひとしさんという方が参加なさっていました。自分は不勉強で元々のご活動を存じ上げないのですが、海外のkindleで自主出版ができるようになったとき、ストアを見たら数少ない日本人の作品にこの方の作品があって、お名前を覚えていました。(日本語で書いたものを翻訳した電子書籍をアップしておられました)細部はわからないながらも、グローバルな場の雰囲気含めて、いろいろ刺激を受けました。

それが終わってそのまま30分ほど待ち、目的のトークライブが始まりました。参加はフランスからは先ほどのエマニュエル・ルパージュさん、若手(まだ27歳)のBD作家バスティアン・ヴィヴェスさん、日本からなんと大友克洋さん。それに日本人司会者の方の計四人でのトークでした。客席は、聞くともなしに聞こえてくる会話からは、当然ながら大友さんの名前に引かれて来てらっしゃる方が多かった印象です。座席の前三分の一くらいは報道・来賓用に用意されていて、たぶんフェスタの主催さん側の、BD等の海外マンガをアピールしたいという趣旨があったのだと思います。

内容はBD作家さんお二人の作品紹介を軸に、お二人のへの質問を通してBDというものそのものを紹介するようなところが多かったです。大友さんのAKIRAがあちらでも衝撃だったそうで、そのへんのお話も。大友さんはもちろんメビウス(先日亡くなった伝説的BD作家さん。日本でBDというとまずはこの人の名前があがります)からの影響、逆にメビウスに与えた影響、という文脈が知られています。が、今回はメビウスがらみの話題は少なかったです。フランス勢お二人にメビウスについてどう思うかという質問もありましたが、お二人ともメビウスとは作風が違い、わりと冷静なコメントでした。とくに世代的に若いヴィヴェスさんは、「メビウスより先に大友さんの作品を読んだ」と言って、大友さんは苦笑していました。彼のお父さんはメビウス信者(?)だそうで、「こわいほど」だそうです。(笑)

ルパージュさんはメビウスの存在にリアルタイムで触れた世代で、もちろん大きな存在と認識しているようでした。通訳さんは「トラウマ」という言葉を使っていたので、実際そうおっしゃっていたのかも。でも特にメビウス信者ではなくて、著書で触れられている師事した作家、影響を受けた作家としてもメビウスは出てきません。私のような門外漢には「BD=メビウス」くらいのイメージだったんですが、今回のトークや、展示されていた膨大な数の実物のBDを見て、ほんとに多様な作品があるんだな、とわかりました。

トークの中で印象的だったのは、話を通して見えてくるBD作家さんの置かれている環境と、日本の漫画家さんが置かれている環境の違いでした。ルパージュさんはチェルノブイリを訪ねたルポルタージュ的なBD(BD本のことを「アルバム」というんですね。初めて知りました)を出したそうなのですが、それに触れて司会者さんが「日本のマンガとしてこういうものを出すのは難しいですよね」的なことを苦笑を交えておっしゃっていて、聞いているこちらも「もちろん無理だよね(^ ^;)」的に聞いていたのですが、それに対するルパージュさんの反応が「なんでできないんです?」だったんです。皮肉じゃなくて、素直にそう言っているんです。

また、『ムチャチョ』について(だったと思う)、「この作品はどういう読者層を想定して書かれたんですか?」という質問には、特にどういう人に読んでほしいというのは考えていない、という答えでした。「私は営業担当ではないので」とにこやかに言い添えて。これも日本のマンガのシステムしか聞いたことない身には衝撃でした。(笑)

さらにヴィヴェスさんのお話からは、BD作家さんの契約がページいくらではなく、一つの作品でいくら、というものだとわかって、さらに衝撃でした。だから、逆に言うとたくさんのページを描いたから収入が増えるというものではないんですね。これはいいシステムだなあと思いました。だって、ページが長いから作品として価値があるというわけではないですもん。同じ1ページでも、表現する側は込めるものが違いますよね。でもページ単位で収入が左右されるとなれば、商業作家さんはどうしても枚数をこなすという方向にいかざるを得ない。それがいわゆる漫画家残酷物語のすべての基盤にあるような気がします。1本での契約だと、映画の監督に近い感覚になるんじゃないでしょうかねえ…。実際今回見たベーデー、改めて映画っぽいと感じました。(インディーズや短編映画などパーソナルなものを含めての「映画」です)

このヴィヴェスさんは、当初予定されていた方(ルパージュさんと同様、日本語翻訳版が出版された作家さん)が出席だきなくなって、その代わりに急遽決まったそうで、どうやら日本語化されたものはまだないようでした。司会者さんが手元に置いた作品の実物をディスプレイで客席に見せるようにはなっていたのですが、このディスプレイ小さすぎて、残念ながら絵そのものがどんなものかはわかりませんでした。でも説明では、「プールで男女が出会うというだけの話を200ページ(だったかな?)かけて描きました」と冗談ぽく言っていて、実際えんえんプールで泳いでいるコマが続くだけ、というところがあるそうで、実験映画的なものかな?と思いました。司会者さんは編集者に文句を言われなかったのか、と質問していましたが、もちろんできあがったものを見たらこれじゃダメだと言われて(笑)でも最終的にはこれで押し切ってしまったんですね。(笑)そこで「契約がページ単位でなく作品単位である」ことが出て、「自分はそのへんのことはあまり考えてない(つまり金額を考えずに長く描いてしまう?)ので、損をしているかも」と冗談めかして言っていました。

こういうのを聞いてると…思うのはぶっちゃけ「そんなもん描いてなんで食えるの!?」です。(笑)司会者さんや大友さんの質問(ある意味ツッコミ)は、当然こちらが思うような、「こういうものがどうして商業作品として成立するんだ」的な文脈を含んでいる感じがしたんですが、それが質問としてあちらでは成立しないんです。あまりにも置かれている環境が違いすぎて。

フランスは、芸術家を助成するシステムがあると聞いたことがあります。BD作家さんに適用されるのかどうか知りませんが、もしそうならそのへんも詳しく聞きたかった。でもそんなことをあの場で(日本の商業作家さんや出版社が来ている場で)話したら、たいした日本のマンガ業界への皮肉になってしまうかもしれない。(^ ^;)それくらいの違いがありそうです。そして、そういうBDを読む読者がいるという現実も。これは読み手の側の違いにもなってきます。

今回『ムチャチョ』を読んでみて、そしてトークを聞いてみて思ったのは、マンガというよりむしろインディーズ系の映画作家にスタンスが近い、ということでした。もちろん今回来た方はもうある程度の地位を築いているからこそ、という面はあるでしょうが、とにかく発想が自由だと思いました。驚いたことの一つが、このルパージュさんは作品ごとにテイストが違うそうで、さっきの「どういう読者層向けか」という質問への答えで「作品ごとに読む層は違うと思う」とおっしゃっていたこと。これ、マンガに限らず日本で自分の名前を冠して商業作品を作っているすべての人には「取りえない」、あるいは「取るのがかなりムズカシイ」スタンスだと思います。一つの作品が気に入った受け手は、次にも「似たようなもの」を味わえると期待してその作家なりアーティストなりをチェックする。そのサイクルに合わせて作品を「売って」いかざるをえない…ですよね。BD作家さんすべてがこの方のようなやり方ではないかもしれませんが、少なくともこの方はそういう縛りから自由なんですね。

これがアマチュアベースならわかります。でもこの方は商業的にそれをやってるわけで。日本のどんなベテラン、どんなヒットを飛ばした方でさえ、こんなわがままな(笑)ことはなかなかできないでしょう。普通に言って「企画書が通らない」と素人でさえ思えます。富野由悠季さん(ガンダムの監督)の例を引くまでもなく…(ロボットものが好きなわけじゃない。時代物やらせてくれったってやらせてもらえないんだから…的なことを、よくインタビューとかでおっしゃっておられましたよね。(^ ^;))

逆にいうと、「こういうやり方もありなんだ」というのは、ほんとに衝撃でした。日本でアマチュアとして作品を作る場合にも、最初に「どういう受け手を想定して」というのはもう、作法として考えるものだとたたき込まれています。それをしない作品は未熟な独りよがりでしかない、そういう文脈に慣れすぎました。(個人的には、この「独りよがり」という言葉は批評でもなんでもないと思っていますが。「私には理解できない」以上の意味はないと思います)

このトークは、コミティアにスペースをとって自分のオリジナル作品を一生懸命作っている、そういう方たちにこそ聞いてもらう価値があったんじゃないかと思います。スペースを長時間カラにするわけにはいかないので、コミティア出展者さんでこれを聞きに出てこれた方は少ないかもしれませんが…本当にそう思います。このトークのトランスクリプトを公式サイトで公開するなり、なんらかの形で広く読めるようにしてほしいです。「特定の年齢層や嗜好の読者を想定した雑誌があって、その雑誌に載せてもらうために作品を作る」以外のスタンスを取りえるのが、まさにコミティアでインディペンデントの立場で作品を描いている方たちですから。(もちろん出張編集部も置かれるようになってからは、新人作家の青田刈り畑的な位置づけも出てきましたが、それがイベント自体の主旨ではないですよね。ティアズマガジンを買うたびに、書かれている主宰さんの言葉を読んではつくづくそう思います)

そして実際のBD作家さんのおかれている立場・環境がどういうものであるのか、詳しく知りたいです。これはさっきも書きましたが、日本の出版社がからんだメディアでは難しいかもしれないけれど、ウェブでなら可能だと思うし。
…ここで自分は、少し「フランスのBD作家さんは日本の商業漫画家さんより恵まれているなあ」という気分をもっているわけですが、そこでふと思い出した言葉があります。

ちょうど先週あたりジェラール・フィリップの映画を見たりして、この方のことをつらつら思い出していたのですが…たしか彼が来日したときに言ったという言葉です。(今思い当たる本を見てみたのですが、出典が探し出せません。記憶で書きますので間違っていたらゴメンナサイ(^ ^;))
日本の俳優さんたちと話をする機会があったそうで、フランスのお芝居のシステム(ジェラール・フィリップは舞台俳優としても活躍していた)だかなんだかについて、日本の俳優さんが「うらやましい。日本にはこういうものがない」と言ったところ、「それはあなたたちがわるい」と答えた…というのです。(もちろん、日本人にとっては「羨ましい」と言ってみせることがある意味お世辞や礼儀でもありますから、そういうニュアンスだったのかもしれませんが。あちらは真面目に受け取ったわけですね)

現在のBD含めたフランスのクリエイターさんたちの環境が、現在の日本のクリエイターさんたちのそれと比べて「恵まれている」ように見えるとしたら、きっとあちらの現況は「自分たちで、あるいは先人がそれを勝ち取った」という歴史で裏打ちされているんだと思うんです。フランスは革命の歌である『ラ・マルセイエーズ』を国歌にしている国ですよね。日本は歴史も国民性も違い、どちらがいいとも言えません。 でも、今自分が感じている「あちらは恵まれてるなあ」という気分は、「それを実現していないあなた方がわるい」という言葉で、簡単に切り返される程度のものでしかないんだろうなあ、としみじみ思うわけであります。(^ ^;)だから、それが実現された過程を知りたいなあ…なんて思いました。

…撤収している時間も往生際わるくうろうろしてたんですが、大好きな『タンタン』の展示もあったらしくて、見られなくて残念…。でもまあ、こんなに刺激を受けられる場も昨今なかったと思います。ルパージュさんのサインももらってきました。作品は会場でざっと読み、絵の技量に感服するとともに、正直「で、どこがウリの話なの?」というところもあったんです。いきなりニカラグアの革命の歴史を理解するのが負担だったのもありますし、さきほど書きました設定…革命、同性愛などはそう強烈に、声高に「なにかを訴える」ものではなくて。きれいなラブシーンもありますが、そこが売りではもちろんないし。(加えて言うとヘテロの生々しいシーンもあっさりと出てきて、どちらも性的な要素自体が「人間の生きる姿」の一つの側面として、ごく自然に出てくるんです。だから隠さないしぼかさないので(笑)、逆にエロティックさは減じます。エロスは要素であってウリにはなってません。でも正直同性愛のシーンのほうが「きれいに」描かれてましたです)物語そのものの「ウリ」がよくわからない。

実際ご本人の話では、主人公を人間として描き出すことに興味があったということで…。いじわるく言うと「そんなん、日本じゃ通用しないよ」的な気持ちも(やっかみ半分で(笑))あったんです。突っ込もうと思えばそうできる作品です。ストーリーはべつに絶賛するほどのものではなく、大友さんもおっしゃっていましたが、お話自体はシンプル。自分から見ても新しくはありません。トークでは、物語の時代には同性愛者であるというだけで反体制主義者とくくられてしまった…というお話も出ていましたが、それは作品の中では触れられないので、反同性愛差別というテーマも弱いです。舞台設定が実際の歴史なので、それで物語の平凡さを底上げしている感さえあります。これが日本の新人漫画家の作品なら、「絵の技術は高いけどいろいろ盛り込みすぎて散漫」とかいじわるな編集者に言われそうなのが、簡単に想像できます。(とくに、こんな題材を選んだら「なんでいきなりニカラグア?」的な反発が大きそう(笑))そのいじわるな視線を自分自身が向けていたわけですね…。(笑)

家で二回目に読むと、なぜか俄然おもしろくなりました。一回目はマンガの読み方をして、二回目は「好きな俳優が出てるわけじゃない映画」を見るときのようなスタンスで読んでいました。前者は「さあ、私を楽しませて」という感じで、ある程度「サービス」を期待していたと思います。「マンガ」はサービスをお皿に載せて提供するものだという偏見がやっぱりあったんだなあ…自分の中にも。
後者は「未知のものを理解しようとする」感じどっちがいい、わるいではなく、ただ違う。こういうやり方もあるんですねえ。紙でやっていいんですねえ。解放感を感じました。それに誤解を恐れずに言えば、「新しくなくたっていい」んですよね。あたりまえのことでした。

思えば、昔読んだ少年マンガの定義に「概念を単純化してわかりやすく提示する」というものがありました。今は多様ですが、やはりこの感覚は基盤にあると思います。電車のなかでさらさらと読める感じがマンガに求められることは多いと思います。でも、なにもそれに拘泥する必要も、当然ですがないんですよね。しかもアマチュアならますます。

自分の好みがどういうところにあるか、という問題はまた別なのでおいときます。とにかくいろんな意味で狭い視野を無理矢理こじ開けられた感じです。(笑)今自分はデジタルで絵を描くことが多いですが、普通に鉛筆と絵の具で描くことの快感も懐かしくなりました。(まさに「快感」なんですよね。アナログで絵を描くのって。時間さえあれば(笑))その他いろいろ、書きつくせないのですが、刺激になりました。行って良かったです♪

※追記・今気がついたんですが、『ムチャチョ』のオビにはえすとえむさんのオススメコピーが入っていました。(サイン会のときに邪魔なので最初にオビをはずしてしまい、気づかなかったのです(^ ^;))さきほど書いたとおり、BLではまったくありませんが、たしかにえすとえむさんの絵柄がお好きな方には入りやすいタッチかもしれません。日本でのウリどころがむずかしい作品だとは思うのですが、主人公の同性愛設定は腐女子にはむしろフックですし(自分もその一人(笑))、的確な人選がされたんだなあ…と思います。腐女子はBL以外もいろいろ読むし読解力ある方が多いですから、こういうものを売り込むには良い読者層ですよん♪(自分で言うのもなんですが(笑))

 

2012/11/13(火)

いくつか貼っておきたい情報がたまっているので、自分の「とっとく」のためを兼ねてそそくさと書きます!(^ ^;)

ゲイティス兄のホラー・ドキュメンタリーとラジオドラマ
まずはだいぶ前から騒がれていた、マーク・ゲイティス兄のホラー映画ドキュメンタリー"Horror Europe with Mark Gatiss"。ゲイティス兄は放映を見られなかった人のために、BBCサイトで見られるリンクとかツイートしてくださってたのですけど、あいにく英国外では機能しないものだったので(^ ^;)どなたかYoutubeにあげてくれるのを待っていました。それがやっと…!アップしてくれた方ありがとう♪

じつはまだきちんと見られてないので、詳しいご紹介が書けません。スミマセン。(^ ^;)
以前History of Horrorという番組でピーター・カッシングの住んだウィスタブルを訪ねたりしていたのですが、今回はそのヨーロッパ編ということです。(極東から言わしてもらうとイギリスもリッパにヨーロッパなんですけど。(笑)「大陸」と切り離してるとしたら、日本がアジアの「大陸」と自分の島国を区別してるのと似た感覚かな…?)ヨーロッパのクラシックホラーや、かなりお好きらしいラテン系ホラーなどのゆかりの地、関係者を訪ねたドキュメンタリーらしいです。

 

 

もう一つは期限つきなのであわてて。(^ ^;)やはりゲイティス兄がご出演の"Living with Mother"というラジオドラマコメディです。番組が紹介されたときの記事がこちら。

Radio Times: Sherlock's Mark Gatiss among the cast of Living with Mother series two

才能のないポップスター志望の役で、彼がタレントショー(昔の『スター誕生』みたいな?)に出ようとするのを、「笑いものになるのでは」と心配する母…というお話。聴いてみましたが、ちょっと『リーグ・オブ・ジェントルメン』の失業者講座でやってたミッキーみたいな、「少し足りない」感じのかわいいキャラクターになってました。詳しくないですが、訛りも加えてる感じ。マイクロフトとはまったく違う演技のトーンだけでも聴きモノです♪

下のリンクから、あと18日間聴けます!
BBC Radio 4 Podcasts: Living with Mother
(複数ありますが、「31 Oct 12: Star Turn」と書いてあるのがご出演エピソードです)

 

内田美奈子先生の『ナイフと封筒』が無料配信中♪
ええと、こちらは大好きな漫画家さんの内田美奈子先生の情報です。Jコミという漫画配信サイトで『BOOMTOWN』『百万人の数学変格活用』と公開されてきましたが、今度は短編集『ナイフと封筒』が無料配信になりました!先生の作品の中でも大人っぽいイメージの作品が入っています。(そしてギャグも!(笑))これもコミックスでは何度も読んでいるんですが、パソコンの大きい画面だとコミックスより大きな絵で読めてすごくよかったです。洗練された台詞と超絶技巧の絵。漫画というより、短編の海外ドラマを見ているような気分になります。未読の方も、コミックスお持ちの方もぜひ!これが無料で読めちゃうってすごいことだと思います…ほんとに!

Jコミ:『ナイフと封筒』

これが出ると、ファンとしては『DAY IN, DAY OUT』も期待したいところです…!あと『アンバンラス・トーキョー』も!(ケチャップくん❤)

 

2012/11/9(金)

さて、kindle版にかまけている間に嬉しい情報が重なったので、遅ればせながらアップいたします♪

SHERLOCKシーズン2再放送決定
やりました!2013/1/1~1/3、BSプレミアムで深夜11:00~の予定だそうです。変更もあるかもしれませんので、詳しくは公式サイトをチェックしてくださいませ。

SHELROCK 2 BSプレミアム

 

マーティン・フリーマン来日決定(+笑の大学追記)
なん『ホビット 思いがけない冒険』のプロモーションでマーティン・フリーマンが来日決定!12/1のジャパンプレミアに登場するそうです!プレミアに行けるといいんですが、行けなくともあれだけの大作のプロモですから、テレビ出演やネットでの露出もかなりあるはず!もうもう、今からワクワクします!「マーティンと時差なし」の数日間(いや、すぐにお帰りになるのかもしれないけど(^ ^;))が体験できるわけですね♪(笑)この方はプライベートは徹底的に隔離している方ですから、役になっている時以外の、「ご本人」へのアクセスの機会が少ないですよね。Youtubeを漁るとイギリスのトーク番組にゲスト出演したときの映像とかも拾えはしますが…字幕ないし(笑)。その点日本のテレビなら通訳さん付きだし♪「素のマーティン・フリーマン」が日本のテレビで見られるなんて夢のようです!

ジャパンプレミアとは別に、プレミアのレッドカーペット観覧だけ(本編鑑賞なし)という招待なども含めると、まだ応募が間に合うものもあるようです。 「ホビット+ジャパンプレミア」などのキーワードで検索してみるといろいろヒットしますので、ご興味のある方はどうぞ♪ 

日本語版公式サイトはこちら。壁紙などのダウンロードもできます♪

『ホビット 思いがけない冒険』公式サイト

これが公開されたらもう、たいていの人に「マーティン・フリーマン」と言って通じるようになるわけですよね!(笑)映画雑誌にもインタビューとかフォトとか載るわけです。うわー、うわー、楽しみすぎる!年末にこのかわいくてかっこいいビルボを見て、お正月にSHERLOCKの男前ジョンを見たら、惚れるなというほうがムリでは…なんつて。(笑)

…真面目な話、写真とか見ると、どことなくイアン・ホルム(ロード・オブ・ザ・リングでビルボ・バギンズを演じた名優さん)の残り香があるのに驚きます。顔はぜんぜん違うのに!意識してそういう撮り方をしてるのかどうかわかりませんが。スターウォーズのユアン・マクレガーのオビ・ワンにも、アレック・ギネスのやったキャラの若い頃、という雰囲気がちゃんとあって驚いたんですが…英国俳優さんてほんとに実力派揃いですよね…。

マーティン・フリーマンは少なくとも一度、三谷幸喜さんの『笑の大学』イギリス版"The Last Laugh"日本公演で来日しています。そのときの写真や原作者三谷さんとの対談がこちら。

The Last Laugh トークショー

リンク先の対談写真ではなんとフリーマン、サンダル履きです。…今年のコミコンのときのサンダルと似て見えるんですが…物持ちがいいのか、このタイプが好みなのか…?(笑)ちなみにこれで共演ロジャー・ロイド=パックは、『裏切りのサーカス』でスマイリーに協力するメンデル警部を演じた素敵なおじさまです♪いや、知ってたわけじゃなくて、お顔からなんとなく…と思って確認したらそうでした(^ ^;)。いろいろつながっちゃいますね!(笑)

自分は公演を見ていませんが、下記に "The Last Laugh"関連のリンク紹介記事(リンク先は上記と同じです)と、同じ日のあとのほうに、原作『笑の大学』の映画版の感想を載せております。感想文はいろいろ脱線してちと長いですが(^ ^;)、よかったらどうぞ♪

2012/7/13(金)
SHELROCK関連備忘録 内
マーティン・フリーマン"The Last Laugh"の日本公演と対談記事および『笑の大学』

pixiv登録
…さて、先日書きましたpixiv、急ごしらえですが先日アカウントを作ってきました。まだシステムがよくわからなくて、そのたびにヘルプを頼っています。(^ ^;)今のところ在庫絵や既刊のご紹介くらいしかアップできなそうですが、よかったらお暇つぶしに覗いてやってください。

Pixiv 牛乃のページ(ID 5342644)

kindle版経過報告
ちまちまと進行中のkindle版ホームズ小説。正直こんなに時間がかかるとは思っていなかったので、もし、万が一、楽しみにして下さってる方がいらしたら、本当に申し訳ありません!(^ ^;)もしかしてこのシステムを使うことにご興味がある方もいらっしゃるかもしれないので、今の状況をご報告いたします。

ここの自主出版は、KDP(Kindleダイレクト・パブリッシング)というウェブ上のシステムに自作のファイルをアップして、そこでkindle形式に変換されるわけです。で、ここの日本語変換体制がまだ完全ではない…のが現在の状況です。
厳密にいうと、HTMLなどのファイルではもっと良いらしい(KDPの回答で推奨されている)のですが、文章をやっている方がたいてい使っているWordのdocという形式からの変換が、まだ「改善中」(サポートからの回答の言葉)らしいのです。けっこうウリになっているルビ対応も、実は縦書きではサポートしていないとのことでした。(これはガイドラインに小さく書かれているので、自力では見つけられず、サポートに問い合わせてじつはここに…と教えてもらったものです。もしかして将来的に対応予定で、今できないことをアピールしたくないんじゃないかと…勝手な想像ですが(^^;))

自分の今回のものは小説ですが、少し画像も入ります。で、Wordのdocファイルから、より状態がいいというHTMLファイルに変換してアップを試みているのですが…なぜか画像をうまく参照してくれないのです。で、かえってdocファイルに画像を挿入してそのままアップすると変換まではしてくれるので、docでいこうかなあ、と思っているところです。ところどころまだ体裁上の問題があるので、そこをきちんとできれば…。ささいなことでも「見た目の」不手際があると、内容以前に「あ、素人くさい!」と感じてしまうものですよね。(^^;)とくにフィクションに入り込むときには、この手のことで気が散るのは避けたいので、粘っているわけです。(「出版社を通さずに出した本なんかこの程度」とか「見た目」レベルで言われるのもくやしいですし!(笑))

現在、docファイルは試験的に受け付けているということで、変換システムは日々改善されているところなので、そちらをマメに試しつつ、HTMLがなぜうまくいかないのか、いろいろ思いつく要因を変えて試行錯誤…というのが現在の状況です。kindle本体の日本での配送が11/18以降ですし、もしかしてKDP側はそのころに間に合えば…という感じなのかも?なんてよけいな想像もしています。(笑)

この作業と、本自体とは関係ないんですが、アメリカで源泉徴収されるのを免除してもらうための手続き、というのも同時進行しています。アメリカの納税者番号(か、それと同等に有効な番号)を取得して、それを記載した書類をシアトルのAmazonに送る…という手続きなんですが、ただいま番号の取得のプロセスです。日本語ストアができたらすべて日本での手続きになるかと思ったら、Amazon自体はアメリカの会社なのでこうなるらしいんですね。これもKDP日本語サイトで提出書類の記入見本含めて解説されているので、その通りに「やるだけ」なのですが…どーもこういうことってムダに緊張してしまいます…。(^ ^;)

また、Amazonからの支払いの受け取り方法についても留意点があります。最初は本を出すことだけでいっぱいいっぱいですが、大切なことなので…KDPご利用中・検討中の方は、こちらがとても参考になると思います。(たまたま見つけただけで管理人様とはまったく面識がありませんが、リンクフリーサイトなのでご紹介させていただきます)

檜原まり子様のホームページENJU内: 日本KDPについて知り得たこと

何事も最初は大変ですよね。ここをいったん乗り越えればいろいろ出版できますから、なんとかがんばろうと思います。(でも早く本の「内容」だけに力を注げるようになりたいです。正直…!(笑))

 

2012/10/31(水)

Kindle、コミケWebカタログ、Pixiv、知恵熱…
ハッピー・ハロウィーン!昨日、玄関にSHERLOCKハロウィーン画像追加しました。ラージサイズのページにリンクを張っておきます。季節ものですので(笑)よかったらご覧くださいませ♪

HAPPY HALLOWEEN 2012: ホー(ムズ)の一族

いまどき『ポーの一族』と、またえらく趣味に走ったネタですが笑っていただければ。(笑)いちおうコミックスをひっぱり出して色の感じを参照はしたんですが…(タッチはとても真似できません。あんな繊細な線は!(^ ^;)) そういえば昔の少女マンガって…萩尾先生の画材がどうかはわかりませんが…彩色にけっこうカラーインクとかが使われていて、なるべく混色せずに澄んだ淡い色で…という感じでしたね。今見るとまた新鮮です。(それが再現できたかどうかはかなり謎ですが(笑))

さて、kindle小説のリリースの方はもう少しかかりそうなので、先にkindleなしでkindle本を読む方法や、すでにkindleをお持ちの場合について、現時点での注意事項や情報を(自分の確認のためも兼ねて)まとめてみました。

kindle日本語ストアの本を読む方法

自分のkindle Keyboardという機種は、先日書きました通り、残念ながら日本語ストアに対応しないそうで…かなりショックです。(泣)もともと日本語版が出たら買うつもりではありましたが、先日予約したPaperwhiteは配送が来年の1月…(^^;)。スマホもiPadも使っていないので、自分の本の表示確認も、今はプレビューツール上でしかできない状況です。(推敲用データは手持ちのkindleにいれることはできるんですが、縦書きファイルを入れても表示は横書きです。ただ、先日アップデートしてからなんだか文字がくっきりして、少し反応が早くなったような。そして日本語に妙に味のある字体が…英語のフォントも改良されたらしいですが、そのせいなのかな。日本語文書でフォント(Typeface)をCondensedというのにすると、こんな感じ。表示されてるのは作業中のホームズ小説です)

これは日本語ストアにアクセスできない愛機kindle keyboard。
字体を見ていただくために文字サイズを大きめにして、少し写真のコントラストも上げてあります。

普通の明朝体よりレトロなような…前からこんなオプションあったかしらん? とにかく最新のFormat 8という仕様にアップデートはされているので、 将来的には日本語コンテンツの ダウンロードもできるようになるのでは、という気がしてならないんですが…

…kindle for PCが日本語化されていないのも想定外でした。まあ、これがあったらかなりの数の人が本体買わないでしょうから、新機種の売り上げを優先というのはわかりますが…それとも、今時はモバイルの通信ツール持ってるのが当たり前なのかな…。(携帯すら使っていない化石人間なんです。ううう、浦島太郎以下かも!(^^;))
どうやら、現在は海外在住の方も、対応機種でないと日本語コンテンツをダウンロードできないようです。もう少し待てばPC用アプリも公開するんじゃないかな、とか、なにか裏ワザ情報が出てくるんじゃないかな…と淡い期待を持っているのですが…。どうなりますかねえ。まあ、自分も日本発売前の「越境組」なので、本来これをしていなければ、そんなに不便だと感じることはなかったとは思うんですが…。

kindle版ホームズ贋作小説の進行ですが…先日、不具合の問い合わせと一緒にファイルをサポート窓口に送ってみました。返信はまだこないんですが、今朝同じファイルを試したら縦書き変換に成功しました。もしかして、問い合わせで届いたファイル等使ってシステムチェックしている段階なのでは…?
まだルビや行頭下げの変換ミスが出るのですが、たぶんこれもあちらのシステムの問題だと思われます。とりあえず今出ている問題をサポートに通知して、また時間をおいて試す、を繰り返すことにしました。なのでもう少し、お待ちくださいませ。

この空いた待ち時間のおかげでハロウィン画像の追加もできたのですが(笑)…それとは別に、コミケのメール当落通知の設定確認をしに行ってきました。…いつのまにかサークル情報の確認ページから、ウェブカタログのプレビュー画面が見られるようになっていました!これはすごい!

ええと、もともとCD-ROMカタログからはサークルサイトへのリンクとかできるようになっていたと思うのですが、今度ベータ版が公開されるというWebカタログ、サークルカットとは別に宣伝用画像はアップできるわ、Twitterアカウントは登録できるわで、これが公開されたら日本の同人誌界のデータベースとしてほぼ完璧なものになるんじゃないかと、大げさでなく思います。おまけにあの重いカタログから解放されますし!(笑)

課金形態がわかりませんが、おそらくシステム利用料みたいなものをとるんじゃないでしょうかねえ…。印刷代がなくなるとはいえ、システム構築にお金がかかってるはずですし。(もしこれが無料で誰でもアクセス可能だったら、海外からのアクセスも増えるはず。世界のオタクの標準語が日本語になったらいいな!(笑)

とりあえず、最新刊の表紙だけアップロードしてみました。枚数制限は書かれてないので、もしかして何枚でもアップできるのかしら…なんかカタログ眺めるだけでも時間がつぶせるシロモノになりそうですね。

…で、登録する項目のなかにPixivというのがあるんです。ここを見ていただいている方にはユーザーさんがたくさんいらっしゃるかもしれませんが、恥ずかしながらワタクシ、「イラストを投稿するサイトらしい」ということ以外、まったく知りませんでした。(^^;)
今年に入ってから、ごく普通な感じでPixivのアカウントでの自己紹介をいただいたり、Pixivやってます?と聞いていただいたりすることが増えていて、なんとなく「名刺交換の場にいながら自分の名刺を持っていない上に、いただいた名刺の使い方もわからない」ような、申し訳ない気持ちを味わっていました。でも同人誌原稿以外にマメにイラストを描いて公開していらっしゃる方(今風に言うといわゆる「絵師」さん?)のような技量も生産力もないし、すでにサイトやブログという公開ツールも持ってるし…と、自分には関係ないものと思っていました。

しかしコミケカタログの項目になってるとなると話は別で。大慌てでどういうものか調べてきました。…びっくりです!「インターネット上のコミケ」とまで言われていたとは!こ、これは「同人誌をやっていながらコミケに出ていなかった」、くらいの違いがあるかも…?(^^;)

というわけで、今さらですがアカウントを作ってみようかとリサーチ中です。いろいろ新展開がありすぎて、正直知恵熱状態であります…。でもほぼ同世代と思われる方々も使いこなしておられるようなので、年のせいにできません…くう!(^^;)

 

2012/10/28(日)

Kindleへの変換作業中
小説の体裁チェックとアップロード作業、少し手間取っております。新しいformat 8という形式になってからなんだか勝手がちがうみたいで。うーん、日本語OKにさえなればホイホイっとアップできるかと思ってたのに(^ ^;)。
サポートへ質問したところ返信がわりとしっかりしてて、ファイルを送れば問題を調査してくれると言ってくれてるので、も少しやって自力で解決できなければお願いしようかと思います。

ただ、返信がくるまでに通常でも24時間~48時間なので、やはりもう少し時間はかかりそうです。お待たせしてすみません。でもおかげで、いじっているうちにいつのまにか崩れてた体裁とか、発見して直すことができました。いきなりアップロードできてたらそのままになってたかも、なので、かえってよかったかもしれません。なるべく読みやすい状態にしてアップしたいと思いますので、よろしくお願いします!

過去に買ったkindleは…
…さて、アップロードのほうに専心していて、kindleユーザーとしてのリサーチをほとんどできてなかったのですが、やっと少し見てきました!取り急ぎ書きたいのは…すでに米国アマゾン経由でkindleを買っていた場合、あわててアカウントの結合はしないほうがいいかも?ということです。こちらにアカウントの結合について書かれています。

kindleサポート・アカウントの結合

結合すると、それ以降購入するサイトを日本かアメリカどちらか一方に決めなくてはならないんですね。一つのアカウントに一つのストア、と関連づけられるようです。私はとくに米国での定期刊行物のサービスとか使っていないのですが、日本のアカウントに統一した場合、今使えているKindle for PCはどうなるのかとか(kindle本を読むための無料アプリのうち、日本ではまだ提供されていないもの)、あと、Kindle本で米国ストアにはあるけど日本語ストアに出ていないというケースがあるかどうか(これは噂を聞いただけで自分では確認しておりません。ちなみに自分が出版しているKDP経由では、すべてのストアで売ることができることになっています)、などいろいろ未確認なのです。

…自分のkindleは米国ストアと関連づけられているため、アカウントを結合して日本アカウントにしたとしても、kindle本体からは米国のkindleストアにアクセスできるらしいのですが…自分の場合Wi-fi契約もしてないし、無料のWi-fiスポットにでもいかないかぎりkindleで直接本を買うということはできないので、していません。 買う場合はPCにダウンロードして、USB接続でkindleに移す、ということをしています。(衝動買いを防ぐ意味でもこの手間は自分には有効(^ ^;))これをやるには、やっぱり米国アマゾンのアカウントで買い物できないと。

…ということで、とりあえず二つのアカウントはそのままにしておこうと思います。
(すでに結合してしまって解除したい場合は、カスタマーサービスに頼めば解除してくれると書かれています。「しなければよかった」と言う声もけっこう聞くので、対応してるんでしょうね)

そして自分がアカウントを結合しないことには、もう一つ理由があります。どちらかというとこちらが大きいのですが…(これも上記リンク先に書かれていますが、)…米国アマゾンで過去に買ったkindleのうち、古い世代のkindleでは日本語ストアにアクセスできないらしい、ということです。自分が買ったkindle Keyboard(Wi-fi)はこれにあたります。ちとショックでした。(^ ^;)ソフトのアップデートでformat 8に対応していたので、てっきり流用できるかと…。でもまあ、今米国籍(?)のkindleしか持っていない状態でイギリスのkindleストアを見ると、同じ英語圏でもやっばりお買い物できません、と出てくるんですよね。だから日本がとくに損してるわけでもないとは思うのですが…日本ではkindleというと待ちきれなくて米国アカウントを作って買って「越境」してた方がたくさんいるので、「これができないの?」という点に目がいきやすいのかもしれません。

…さて、となると、日本語ストアのものをどう読むかですが…現在無料アプリが提供されているアップル製品とかスマホとかは使っていないので、自分の場合は新しいkindleを買うしかないかな…ん?でも同じ本が米国のkindleストアにある場合は、そっちで買えばいいんだよね…?というわけで、両方にある本の値段が違うかどうか比べてみました。(笑)まず、自分の宇宙探偵英語版は、昨日調べたレートで換算すると一円しか違いませんでした。…KDPでの出版ではない本はどうだろう、と思い、以前買ったマーク・ゲイティス兄の書いた小説、Lucifer Boxシリーズ一冊目"The Vesuvius club"…これも換算したら数円しか違いませんでした。自分は米国ストアでも登録している住所は日本なので、Amazonでの調整とかあるのかもしれませんが…とにかくこれなら、両方で扱っている洋書を米国ストアで買ってもほとんど変わりません。古いkindleまだ活用できそうです。(笑)

ただ、米国kindleストアで検索しても完全に日本語の本は出てこないので、KDPのアップの際に「日本語」を選んだ本が他の言語のUSストアに反映されない可能性はあるかも、という心配があります。(海外の方で日本語の本に興味がある方も増えてるとは思うのですが…)…このへんは今情報が錯綜しているので、引き続き見て行くしかなさそうです。日々新情報が出てくる状況なので…。
すでにある米国アカウント関連については、アマゾンのクチコミではこういうスレッドがありました。ご参考までに。

米国/Amazon.com版との併用は可能ですか

でも新しいPaperwhiteというのは表示がすごくきれいなようで興味があるし、どうせなら3Gつきの使い心地も見てみたい…と思って商品ページ見てきました。そしたら、いつのまにかこれから注文すると来年の配送という状態になってました。kindle本体の配送がストアオープンと同時でないので、イマイチ盛り上がってないようにも見えていたのですが…やはりすごいことになってたんですね。出遅れました。(^ ^;)

狙ってるのはこれ。kindle Paperwhite 3G。
今予約すると配送は1/6以降ですって…(^ ^;)
 

ゲイティス兄のルシファー
ええと、さっき言及したマーク・ゲイティス"The Vesuvius Club"について少し。私は以前kindle版で買ったのですが(読了できてません(^ ^;))、その後レビューを読んだらkindle版ではイラストが省かれてる、とクレームがついてました。自分はkindleの辞書機能に頼って読んでるので、わかっていたとしても同じ選択をしたかもですが、いちおう情報として書いておきます。…しかもこれ、値段の違うものがあるのでもしかしたら双方でちがうのかも知れませんが…もしご購入になる際はカスタマーレビューを参照すると良いかもしれません。

ちなみにLucifer Boxシリーズは…同人誌や、以前ここでもご紹介していますが、エドワード朝のバイセクシャルの007、みたいな人物を主人公にしたエンタメ小説です。(ルシファー・ボックスは主人公の名前で、「マッチ箱」という意味にもなるそうです)いかにもお好きな要素を詰め込んだという感じですね。(笑)一作目はグラフィックノベル化もされているそうです。ドラマ化企画も出たそうですが、脚色に難があって兄が拒否したとかどこかで読みました。シリーズ最新刊が出たのもすでに四年前ですが、私がファンになってからでも、「ルシファー・ボックスはあなた自身が演じるべき」とゲイティス兄に直接ツイートされてるのを見かけました。小説の続編を望む声もあるようなのですが、先日見かけたインタビューによると、ご本人は今は小説を書くつもりはないようです。脚本を書くより小説を書くほうが大変なんだとか。…それに俳優としても引く手あまたになって、ドラマの企画も主導権がとれるお立場になった今、暖めた企画は小説より映像にしたいでしょうね…(笑)

とりあえず日本のkindleストアにあったルシファー・ボックスシリーズを集めてみました。表紙だけでもどうぞ。(笑)
左から"The Vesuvius club""The Devil in Amber""Black Butterfly"。(タイトルがかっこいいですね~♪) 出してる出版社が複数あって価格も複数あるので、ご購入の際はその時点でのタイトル検索などでご確認くださいマセ。(Vesuvius Clubの読んだ限りでの印象は、いい意味でテレビ脚本家らしい、という感じです。目に見えるように描写されていて、映像のノベライズを読んでるような。「ルシファー・ボックス」なんてカタカナで書いてもキャッチーな名前だし、ぜひ日本語翻訳版出してほしいです…!(^ ^;))

      

ストーリーとは関係ないですが、冒頭に
For Ian
My love, my life
と献辞があるのが萌えました♪(^ ^;)

 

 

2012/10/25(木)

Kindle日本語ストアオープン!
いよいよオープンしました、kindle日本語ストア待機中の小説のほうはただいまKDPでの作業中であります。ずっと横書きでファイル化していたので、縦書き仕様での変換をして体裁のチェックをするところです。システムがまだ不安定なのか、ファイルのアップロードがうまくいかないのですが…これは英語版の本をやってみたときもそうで、翌日にはあっさりできたりしてたので、少し時間を置いているところです。できればこの週末くらいにはアップしたいのですが…。うまくいきましたらご報告いたしますので、よろしくお願いいたします。
無料サンプルのダウンロードもこちらでおこなっておりますので、よかったらぜひどうぞ♪
『追憶のシャーロック・ホームズ』サンプルダウンロード

とりあえず、英語版で出していた宇宙探偵ホォムズも日本語ストアから見ていただけるようになりました。今朝日本語ストアにもサンプル画像をいくつかアップしましたので、よかったら眺めてやってください♪

 

(上記ページの右側に冒頭部分をダウンロードできるボタンもあります。が、こちらの中身は発行者はいじれなくて、Amazonのほうで自動的に抽出しています。USサイトのときにダウンロードしてみたところ、前書きと目次までで終わってしまいました。(^^;)これじゃ見本にならないので、あわててカスタマーイメージでサンプルを追加したわけです(笑))

それと、kindle以外のデバイスでkindle本を読める無料アプリの提供も、日本語ストアで始まりました。

Kindle無料アプリ

ただ、見たところiPhone iPad Android …と完全にモバイル用で、USストアにあるkindle for PCやクラウド用のアプリが見あたりません。これからなのかもしれないしれませんが…これはちょっと番狂わせでした。今時はみなさんモバイル環境を持っているのかもしれませんが、個人的にはKindle for PCがすごく便利だなあ、と思っていたので…。ページ単位でアップされている漫画の場合はこれのほうがいいんですよね。大きな画面で見られて…。でもモバイル機器で読む方が圧倒的に多そうなことを考えると、提供する側に回ったときは、やっぱり大きなディスプレイで見ていただけるという想定はあまりしないほうがいいかも…と思います。

ハロウィーン・カウントダウン
それはそうと、ハロウィーンが近づきましたね。いえ、うちは別になにもしないんですけど。(笑)
イギリスでは10/30にマーク・ゲイティスのホラー映画ドキュメンタリー"The History of Horror"ヨーロッパ編が放映されるそうです。先日開幕した舞台55 daysも好評のようで、イギリスのファンの方がうらやましくてたまりません!(笑)

…そのゲイティス兄の盟友、リース・シェアスミスさんはハロウィーン大好きな方なのですが、十月に入ってから毎日ハロウィーン・カウントダウンというハッシュタグでホラーがらみ・ハロウィーンがらみの画像をツイートしていらっしゃいます。なかなか楽しめるので、自分もやってみたくなって先日一つ描いてみました。サイト玄関に貼ってみましたので、(そちらからお入りの方はすでにご覧頂いたかもしれませんが)よかったらご覧くださいませ。左上の「HOME」をクリックしていただくと玄関ページが出ます。出演はチョロQ版ワトスン先生です。(笑)

もう何枚かハロウィーンまでに追加したかったのですが、KDPの作業が重なってしまったのでちょっと難しくなってきました。小説ブログにも何かホラー・ストーリーをアップできたらなー、と思ってたのですが…。まあなりゆきで、何かネタが降ってきたらということで…。とりあえずkindle版のほうを優先いたします。

 

2012/10/22(月)

マーク・ゲイティス・インタビュー
AXNミステリーのサイトに、マーク・ゲイティスインタビューが掲載されました。日本語です!てっきり海外の既出インタビューの翻訳かと思ったら、最後に日本の視聴者向けのメッセージが入っているので、新しいインタビューのようです。話題のほとんどは既出のおさらいですが、けっこうな長さで日本語で読める貴重なインタビュー、ぜひどうぞ♪
AXNミステリー マーク・ゲイテイス インタビュー

なかで出てくるホームズのロシアン・パロディは、ゲイティス兄自身が以前ツイッターで紹介していらっしゃったもの。とても面白かったので、ここでもビデオを貼らせていただいたり、知り合いにメールでリンクを送りまくったりしました(笑)。そのときの記事にジャンプを張りますので未見の方はぜひどうぞ!(説明もそちらにあります。ここへ戻るときはブラウザの戻る系ボタンか左のインデックスをお使いください)
2012/6/10(日)シャーロック関連リンクいろいろ♪
(いくつかのリンクや映像をご紹介しているのですが、一番最後にこのビデオを貼っています)

『シャーロック・ホームズの冒険』
上記のインタビューでも言及されている、ビリー・ワイルダー監督のシャーロック・ホームズの冒険 』(1970)、だいぶ前にDVDを買っていたんですが、やっと最後まで見終わりました♪ゲイティス兄がなにかとこの作品の名前を出しているので気になってたんです。(笑)見てみて、ほんとに、モロに影響を受けているのがわかりました!

ストーリーは原作からとったものではなく、キャラクターだけ借りたいわゆるパスティーシュです。メインになるストーリーは、記憶を失って川で溺れていた美女がベイカー街221bにかつぎこまれることから始まります。彼女がベルギー人であること、消息を絶った夫を探しにロンドンに来て、大使館でホームズを紹介されたことがわかり、ホームズは捜査を始めます…。

謎の美女のアレやコレ、長身で痩せたマイクロフトシャーロック競い合うような関係…などなど、本当にSHERLOCKはこの作品の直系の子孫と思えます。似ている点をいちいちあげたいのですが、映画自体のネタバレになりますし、実際見るときに見つけるほうが楽しいので口を閉じておきます。(笑)

マイクロフトを演じているのはクリストファー・リー。シャーロック・ホームズを演じたこともあって、ホームズ兄弟両方をやった俳優さんは今のところ彼だけだそうです。しかしなんといっても有名な持ち役はドラキュラ伯爵。ホラーファンのゲイティス兄はあちこちでリーへの思い入れを語っています♪

マイクロフトがホームズとワトスンをディオゲネス・クラブで迎えるシーン。
『ベルグレーヴィアの醜聞』でジョンがクラブを訪ねたときも、兄はお酒を注いでますね。(自分のだけ(笑))
しかしこのディオゲネス・クラブ、SHERLOCKのよりずいぶん豪華です!
 

とにかく、謎の美女とホームズの関係は、たぶんこれを見ていた方はベルグレーヴィアを見たときピンときそうなくらい、(設定はまったく違うのですが)映像面でも心理の起伏でも似たものがあります。でももちろん「そのまんま」ではなくて、これを知っていて見るとねじれた引用にニヤリとさせられるような…SHERLOCKでは原作ネタの扱いもそうですね。

さて、メインのストーリーと書きましたが、元々は四つのエピソードからなる構想だったそうで、それらすべてで「シャーロック・ホームズの私生活」(原題が"The Private Life of Sherlock Holmes")…原作には描かれない彼の側面を浮き彫りにするという趣向だったようです。脚本を書いたビリー・ワイルダーI.A.L.ダイアモンドは脚本に十年かかったそうで、変更するところは一つもない、とすべて撮影したらしいのですが、なんと四時間超という長尺になってしまい、スクリーニングでも不評で、二時間ほどに削られたのが現行の形だそうです。(『お熱いのがお好き』『アパートの鍵貸します』など、ワイルダーの代表的な傑作はこの二人の共同脚本です)

ただ、この再編集にワイルダーはほとんどタッチせず、編集者に任せたとのこと。指示は残したらしいのですが、両者の言い分に少し食い違いがあります。このDVDの特典映像には編集者のインタビューが入っていて、彼なりの主張が述べられています。ワイルダーのインタビューはないので、たまたまうちにある本(のちにキャメロン・クロウがワイルダーにインタビューした本『ワイルダーならどうする? 』)を引いてみたところ、完成したものにワイルダーはかなり不満だったようで、台無しにされたと語っています。個人的に見れば双方一長一短のような…。(^ ^;)

編集者は現行の暗いラストに不満で、「もっと明るいものに変えたかったが、監督に問題にもされなかった」…と言っています。ですが、個人的には彼が言ってるアイデアより、現行のラストのほうが余韻があるし納まりがいいと思いました。(『ベルグレーヴィアの醜聞』のラストの、自分の解釈とトーンは似ています。そういえば、SHERLOCK日本盤音声解説の字幕を読んだら、モファット様はああいう意図であのラストシーンを書いていたんですね!意識して見返してもそうは見えなくて戸惑ってたんですが、この『シャーロック・ホームズの冒険』を知っている人へのどんでん返し、と考えたら納得できました。映像的にはちょっと矛盾もあるんですが…と、それはまた別の話!(笑))

一方、ワイルダー監督は編集されたものを見たとき、まずは冒頭のエピソードがまるごとカットされていたのにショックを受けたようです。DVDの特典映像には、カットされた部分を、発見された断片的な映像や音声、写真とスクリプトで再構成したものがついています。それを見ると、オープニングのエピソードは…「ワトスンが銀行の貸金庫に預けたブリキの箱の中から未公開の手記を発見する」という、パスティーシュのお約束シーンを素直に撮ってるだけなんです。正直退屈に見えました。個人的には現行のカット版が英断と思えます。(それどころか、メインエピソードの前についているロシア・バレエのプリマドンナの話も長すぎると思いました。(^^;)ホームズとワトスンの関係をネタにしていて面白いのですが、微妙にテンポがわるい!)

必ずしも監督の意図がいつも最高とは限らないし、「傍目八目」がいつも有効なわけでもないんだな…と、おもしろく感じました。(あくまで自分の嗜好から見て、ですが)それと、テレビシリーズであればすべてのエピソードを生かせたのに…と、ちょっと残念です。カットされたシーンのフィルムは、ほとんど散逸してしまったそうなので…。

ネス湖の怪獣をからめたり、かなりの部分がコメディータッチであったりで、1970年当時なりの新しさが詰め込まれた映画です。が、正直自分はこのタイミングで見たからこそ楽しめた、という気がします。もし「ビリー・ワイルダーの映画」ということで見ていたら、たぶん「ワイルダー作品にしてはイマイチな一本」、で終わった気がします。(自分の時系列では、ワイルダー監督にはまった時期がホームズより前なのです。その上ジャック・レモン作品中心に漁ったので、この作品はスルーしてました(^^;))

逆にホームズ原作にはまった勢いで見たとしたら、トーンが半端にコメディータッチなところや、ネス湖の怪獣などのサービス、美女のキャラクターなど、自分が原作のホームズで魅せられた世界から期待するものとは少し異質なので、期待はずれを感じたかもしれません。…主演のロバート・スティーヴンスは茶髪で、長身でも痩身でもありません。お顔も無声映画の二枚目風なメイク。(自分にはそう見えました。地顔なのかもですが(^ ^;))たぶんそのへんでまず違和感を感じたはず…(笑)
個人的に今見ておもしろく感じるのは、ワイルダー、ホームズ原作双方から少し距離をとれるようになったことと、やはりSHERLOCKへの影響を読み解く部分がプラスアルファになってると思います。また時期を変えると見方が変わるかもしれませんが…。

とにかく、マーク・ゲイティスやスティーヴン・モファットの思考過程を少しでもたどってみたい…という時には外せないソースの一つだと思います。ワイルダー映画としてはイマイチ…とは書きましたが、詰め込まれたアイデアの「数」(これがワイルダー脚本の特色の一つ)は膨大で、サービス精神に富んでいるんです。そういうところも現代版に受け継がれていると思います。(映画のワトスンは完全にコミックリリーフなんですが、イキイキしててすごくよかったです♪)

最後になりましたが、ミクロス・ローザによる音楽はスケール感があって、かつ美しくて印象的でした。これとこの色合いの映像だけでも、一見の価値はあったと思います♪(この作品や『女王陛下の007』が好きだというマーク・ゲイティス兄上…やっぱりおセンチなロマンティストの一面を持ってらっしゃるなあ…と、つくづく思います(笑))

オープニングテーマ。途中で丸まった楽譜を開くときに、感傷的なバイオリン曲に変わります。
楽譜にはある女性に捧げた曲であることを示すタイトルがついていて、
ホームズが作った曲という設定なんですね。映画のなかで何度も出てくる印象的な曲です。
 

 

 

2012/10/19(金)

辻村寿三郎人形展
辻村寿三郎さんの人形展を見てきました。(いつのまにか表記がジュサブローでなく寿三郎、になってたんですね)全部新作で、テーマは平家物語縁起。…平家物語がテーマの人形展って前にもやってたような気がしたんですが、検索したら川本喜八郎さんのと混同していました。スミマセン。(^^;)

平家物語の登場人物たちがメインで、それぞれの人物の詳細な説明もあるので、人形を見ている時間より説明を読んでる時間のほうが長いくらい。(笑)でも大河ドラマもやってるし、人物名でピンとくる方も多いのでしょう。自分は大河は見てないので、昔お芝居や本でできたイメージしかなくて断片的、しかもほとんど忘れている(笑)という状態です。ぶつぶつと切れていた糸がつながるようなA-HA体験(?)を味わいました。(昔やりたかった企画の焼けぼっくいもくすぶり始めました…(笑))

最初のほうに、雨月物語『白峯』がテーマの人形がありました。讃岐に流されて怨霊と化した崇徳院(「崇徳」は死後に付けられた(おくりな)ですが、この名前で通っているのでこれで統一します)と、それを弔おうと訪れた西行の場面です。これも昔漫画かなにかの形でやってみたいと思った素材で、ちょっと嫉妬しながら(笑)見ました。でも同じ物語からでも、人によってできるイメージはいろいろなんだなあ…とも思いました。寿三郎さんは、和ものの毒々しいキャラクターの表現に、黒い鳥の羽とか、わりと洋ものっぽい素材を使われるんですよね。独特です。この崇徳院と西行の人形…というか、人形を組み合わせて作った「場面」…は、とても素敵だったので、背景にもう少し気を遣ってほしかったなあ、と、ちょっと思いました。天井がわりといろいろむき出しの会場で、展示物の高さがあるので、天井の臓物が一緒に目に入ってしまうんです。ちょっと興ざめでした。でも人形はやっぱりよかったです♪
崇徳院は自分の血で写経したり、火葬した煙が京の方角に流れたりと元々がすごい逸話のあるキャラクターなので、やっぱりほかにも何度か出てきました。紫の病鉢巻きをつけた、歌舞伎の『二人椀久』みたいな物狂い風のものもあった…気がするんですが、あれ崇徳じゃなかったかな?(図録買わなかったので確認できず。スミマセン)

入水時の安徳天皇の人形は、なぜか2体同じものが並んでいて、両方とも水の中に沈んでいくのを表すような、上に向かってひらひらしている水色のものがついていました。2体あることに意味があるんだろうな…と邪推したんですが特に説明はなし。図録を立読みしたら1体だけの写真で、謎が残りました。気になる!(笑)

その他お芝居等でおなじみの人物がいろいろ…やっぱり昔「やりたい」と思ったものをたくさん思い出したり、それとお人形のオーラから得たものが混ざり合って、久しぶりの濃密な時間を味わわせていただきました♪(欲をいえば、せっかく立体なんだから360度見てみたかったなあ…とも思いました!)

平家物語の世界のあとに、仏像十二支の人形の展示がありました。こちらは全体に愛嬌が♪仏像は京都の東寺の企画がらみだったそうで、ここの仏像大好きなのでちょっと嬉しかったです♪(最近は京都自体行く機会がないですが、以前は行くと必ず寄ってました。美男の帝釈天が大好きでポスターも買いました!ていうかチームもの(?)なのに、帝釈天単体のポスター販売してる時点で東寺さん…わかってる!(笑))
彫刻で表現されてる衣のひだを、また布で表現しなおすのもなんか面白いなあ…と思いました。でももとの仏像を忠実に再現しているわけではなくて、「蜻蛉菩薩」というオリジナルの菩薩(トンボの羽がついたかわいいもの♪)までありました。子供の頃に虫取りなどで殺した虫を供養する菩薩だそうです。ほんとにかわいらしくて自由な発想!残念ながら(?)帝釈天はなかったですけど(笑)、ヒジョーに刺激を受けました!

蜻蛉菩薩の画像(ブログ『辻村寿和Collection「寿三郎」創作人形の世界』さん)

十二支の人形は、説明に十二支を丸く並べて反対側にくる干支(自分から数えて七番目の干支)の動物を大事にしたり、身の回りに置いたりすると幸福になるという話があって、実際に人形も丸く配置されているので、みなさん自分の反対側の干支を確認してらっしゃいました。辻村さんは酉年で、反対は兎なのでよくモチーフにしているそうです。そういえば、兎のかわいい人形をよく作ってらっしゃいますね!

私は未年なので、反対側の干支は丑でした。とすると、字が違うけれど現在のペンネームに「牛」が入っているのは縁起がいいのかしらん?(笑)いっそ牛を丑に変えようかしら、とか一瞬思ったんですが、これは最初にこの名前を考えたとき却下したのでした…。(「牛の歩み」の語呂合わせなので漢字はなんでもよかったんですが、丑という字にはなんとなく「丑三つ時」とか「丑の刻参り」とか、コワいイメージがあったので…(笑)。「の」は「野」だと人様とかぶる可能性が高そうだと思って「乃」にしました)

出口近くには14分間のドキュメンタリービデオのコーナーもあり、盛りだくさんでした。販売コーナーには図録のほか、平家物語自体の(大河ドラマを含めた)関連書籍、寿三郎さんの人形の写真が入ったグッズ、作品写真集などがありました。写真集をぱらぱら拝見して、王女メディアとかは80年代だったのか…と確認して、改めて時の流れを感じました。

辻村さんの人形展は同じ会場(横浜タカシマヤ)で何度か見ていますが、昔見たときすごく印象的だったのが王女メディア泉鏡花ものの展示でした。今回はBGMはないんですが、そのときはBGMつき、しかも王女メディアの展示では平幹二郎さんが演じる音声が流れてて迫力があったんです。(裏声ではなくあのまんまの声です。ド迫力でいまだに耳に残っています。蜷川幸雄さんが演出した『王女メディア』で主演したのが平幹二郎さんで、その衣装がジュサブローさんのデザインだったんです。舞台は残念ながら見られなかったのですが、人形の衣装はそれと同じです)辻村ジュサブローさんというとNHKの人形劇のイメージだったので、あの迫力は衝撃でした。

今回は動かす人形ではないので、昔のものと比べるととても小さな人形が多かったです。でも全部新作というのが…ビデオで78歳と知って、このお年で「回顧展」でなく「新作展」だというのが…すごいと思いました。ずっと進化を続けられるんでしょうね。なんか自分も、もっと自由な発想のものをやっていいはずだよな…とか、解放感と恥ずかしさを感じた展示でした。

横浜タカシマヤでの展示は10/29まで。
辻村寿三郎公式ホームページ 展示会・催事のコーナーに詳細があります。

追記:今王女メディアについて間違いがあってはいけないと検索したら、今年平幹二郎さんが最後の王女メディアをなさっていたと知りました。お年がこちらも78歳。(…未だ中年の分際で年を言い訳にしちゃいかんな、とつくづく反省!(^ ^;))新演出で衣装も違うようですが、やっぱり迫力あったようです!うわー見たかった!

最後の王女メディアの記事↓
平幹二朗主演「王女メディア」 最後のメディアに大輪の華 :日本経済新聞

 

 

2012/10/13(土)

通販再開
イベントが重なって長い休止期間でしたが、10/11から同人誌通販を再開いたしました。ただいまはメール返信・入金確認後発送、ともに翌日にはできるサイクルになっております。もし返信等滞っている場合は事故が考えられますので、もう一度メールか他の方法でつついてやってくださいませ。(so-netの二つのブログコメント欄、Twitterどちらもメール通知がくる設定にしておりますので!)

さて、今日は見た映画の感想とか書きたかったんですが、夕べ~今朝とTwitterでいろいろ情報を仕入れてしまったので、そちらを書きます。

「あなたの」マーク・ゲイティス・インタビュー
来週(お誕生日の翌日10/18!)から始まるマーク・ゲイティス出演のお芝居、"55 days"を上演するHampstead Theaterが、先日ツイッターでマーク・ゲイティスへの質問を募っていて、今日(日付的には10/12)その回答がサイトに出ました。シャーロック関連のことも少し出てるので、ざっとですが大急ぎで訳してみました。よかったらどうぞ。(できる限り注意は払いましたが、勉強中の身デス。意訳含めて、解釈を間違ったところがあったらスミマセン!)
お芝居は清教徒革命の話で、役がチャールズ一世(清教徒革命で首をはねられた王様)なので、そのへんの質問が多いです。ラブリー(笑)なチャールズ姿の写真もある元のページはこちらです。長いのでここのページでは原文を省いておりますので、正確を期する場合はご参照ください。
Hampstead Theatre: YOUR interview with Mark Gatiss

 

チャールズ一世についてどう思いますか?人間として彼は好き?彼のなかで好きなところ、嫌いなところはどこ?

チャールズはずっと僕を魅了してきたんだ。僕は堅固なクロムウェル派なんだけどね!彼はたしかに驚嘆すべきところがあるし、少しも怖くはない。彼の議論は詰まるところ「だが私は王である」なんだ。すごく自信過剰で、鼻持ちならなくて、うざい。傲慢で、二枚舌で、暴君。だけど自分自身の考えを知ってる。

彼は最後には死を望んでいたと思いますか?祝福された殉教者チャールズ?

うん、そう思う。どんな疑念を抱いていたとしても、どんな不安が長い拘束のなかで彼の中に起こったとしても、最終的には静穏な境地に達したと思う。彼の信念ゆえに死ななければならないと理解していたことは恩寵だ。(※)そして彼の死に方は心からの賞賛に値する。威厳に満ちているよ。
※ここは自信がないので原文を添えておきます。(^ ^;)
A state of grace in which he knew he had to die for his beliefs.

チャールズ一世を別にして、王や女王で演じてみたいのは?

ジョン王、リチャード二世(自分は年をとりすぎてるけど!)、基本的に頼りにならないタイプ!続編でチャールズ二世なんてのもいいね…女王はまた話が違う。マティルダは女王に入る? (検索すると、Empress(女帝) Matildaという、ヘンリー一世の娘がヒットします。このことなのかな???)

あなたのこれまでのキャリアで一番のチャレンジは?

"55 days"がそれに一番近いに違いない。初めての王の役だし、魅力的で哀れなチャールズを創造するのは恐ろしいほどのチャレンジだ。仕事量や夜眠れないことや責任てことなら、そりゃあシャーロックだよ!

あなたとスティーヴン・モファットが創造したシャーロックの、どのエピソードがお気に入り?

ベルグレーヴィアの醜聞がダントツ。あれはまったく見事な作品だ。原作に敬意を払っていながら、そこから見事な外挿をしている。おかしくて、奇妙で、怖くて、スリリングで、そしてまったく感動的だ。

シャーロックの一つのシリーズを撮るのにどれくらいの時間がかかりますか?そしてセットにいるのは楽しいですか?

だいたい撮影に3~4ヶ月、その前に脚本を書いたり、準備をしたりに数ヶ月かかる。セットにいるのは楽しいこともよくあるけど、それだけの時間で三本撮るプレッシャーが意味するのは、それはきつくないってことはありえないってことだよ!

ジョン・ワトスンとシャーロック・ホームズでは、どちらが感情的により傷つきやすい・または依存的ですか?

あきらかにジョン・ワトスン。彼は戦争で負傷した退役軍人で、シャーロックに会ったときには目的もなくさまよっていた。ジョンは友達には堅固に忠実だけど、シャーロックの感情の欠落にはとても傷つけられうる。対照的に、シャーロックは情は強みにならないと信じている人間だ。だけどゆっくり、ゆっくりと、ジョンは彼を人間らしくしている。

シャーロック・ホームズを除いて、お気に入りの本は?

『大いなる遺産』!僕はディケンズが大好きで、これは彼の代表作だ。クリスマス・キャロルも大好きで、毎年読むんだ!ロバート・グレイヴスのClaudiusのシリーズと、最近はグレアム・グリーン。ワオ!

私たちはあなたがホラーを愛していることを知っていますが、これまで見た中で、心底怖かったのは?

"The Haunting"(1963) (『たたり』・ロバート・ワイズ監督作品)を初めて見たときは怖くて死ぬかと思ったよ!最近はほんの少ししか怖くないけど。Ringuが怖かった。もちろん!(『リング』・1998年作品。おお!邦画ではないですか!(笑))拷問もののポルノは吐き気がして我慢がならない。怖くないしね。だけど心底怖い思いをするのは大好きだ。すごく楽しい!

演技と執筆、どちらかを永遠にあきらめなきゃいけないとしたら、どちらを選ぶ?

選びたくないね。わるいけど!僕はずっと、したいことをすることを許されるという恩恵を受けてきた。それは書くことと演じることだ。それらは互いをいい具合に讃え合って、僕は双方に違う「筋肉」を使うんだ。

あなたに話す機会を得て光栄です、マーク!ロンドンで好きな場所(カフェ、公園、店、レストラン…)をあげてもらえますか?

ナショナル・ポートレート・ギャラリー。ハイゲート墓地。アッパー・ストリートのPasha(レストラン)。セント・ジェームズ・パーク。Selfridges(イギリスの高級デパート)!セント・ポール大聖堂。セント・ポール・チャーチの庭園。コヴェント・ガーデン。早朝のソーホー。ポスト・オフィス・タワー。(ロンドンで一番好きな建物)

本物のタイムロードがどこでも(そしてどの時代でも)行きたいところに行かせてくれるとしたら、どこへ行きますか?また、その理由は?

ずっと過去にとりつかれてきた。そろそろ未来に行くよ!ぼくらがうまくやれるかどうか知りたい。そして今から百年、二百年、千年後の世界はどうか。スリリングだ!過去ならば、ピューリタン革命の時代だな。絶対。それからエドワード朝のイギリス。だけど亡くなったゴア・ヴィダルが、昔はよかったと思ってるすべての人に言ったことを思いだそう。“One word: DENTISTRY”(「一言、『歯医学』」?意味がわかりませんが、大昔には今のような歯科の技術はなかったとかいうこと???ゴア・ヴィダルは今年7月になくなった作家・評論家・俳優・政治活動家で、ウィキペディアによると「アメリカ文学史上初めて同性愛を肯定的に扱った小説『都市と柱(The City and the Pillar)』の作者だそうです)

 

内田美奈子先生の『百万人の数学変格活用』
ええと、何度かご紹介しております、大好きな漫画家さん・内田美奈子先生の懐かしい傑作学園漫画、『百万人の数学変格活用』が、先日のBOOMTOWNに続いてネットで無料で読めるようになりました♪大好きなのでご紹介させていだたきます。 (コミックス持ってるんですが、覗きにいったらそのまま読みきってしまったデス(笑))

超能力のある高校教師八居健己(やおり・たけみ)先生…たぶん今の自分よりずっとお若いのだけどヒゲがすてきでかっこいい♪(笑)…と、彼が赴任した高校の個性豊かな学生たちの…いや、違うな。こんな説明じゃ。(笑)平たく言えば「超能力教師が出てくる学園まんが」ですけど、そういうんじゃないです。(笑)絵柄の大人っぽさと釣り合った、中に出てくる心理や理屈への、うまくいえないんですけど、視線の高さ(?)が当時魅力でした。『月刊デュオ』に連載されていた作品ですが、もう三十年前とか。自分は雑誌でなくコミックスで読みましたが、やはり自分自身高校生でしたので、いろいろと共感できたり、憧れたり、しびれたりしました。劇画と少女漫画のいいとこどりみたいなかっこいい絵柄と、やっぱりかっこいい台詞とかが魅力です。もっと少女マンガっぽい絵柄での読みきり作品も入ってます。

Jコミ・『百万人の数学変格活用』

今覗いたら、ツイッターと連動してて皆さん好きな台詞とか書いてるなあ…「もどれ そこがヘヴンだ」の人気が高いなあ。いい台詞ですよね。私はこれを♪「底が浅いんだよね あんまりあたしを… ばっかにすんじゃねえや!」(あー、スッキリする♪(笑))

…これ、Jコミ内での検索のためかタグがいくつかついてるんですが、「ヒゲ」ってタグもついてました。ヒゲ漫画、求める方がいらっしゃるんですね…(笑))

 

2012/10/10(水)

『真夜中のサバナ』
なんとなく見返したくなって深く考えずに借りてきたんですが、なんだか初見のとき以上にノックアウトされた気がします!クリント・イーストウッド監督の1997年作品で、ご本人は出ていません。代わりに(?)娘さんが出ています。(最盛期のメグ・ライアンを少し大人っぽくした感じの金髪美女!)イーストウッド監督作のなかでもちょっと異色作かもしれません。原題は "Midnight in the Garden of Good and Evil"(真夜中の善と悪の庭…正確には「善と悪の庭における深夜」?(笑))。原作はノンフィクションのベストセラーだそうで、実際に起きた殺人事件を元にした映画です。あからさまな意味でも腐女子にとってはフックはあったのですが(笑)、映画全体の雰囲気が、初見時もとても好きでした。ちょっと『ツインピークス』とかに通じる不思議系の匂いがあります。

…ミステリー要素はあるんですが、推理ものとはまったく違う味わいです。幕開けから、アカペラで流れるスタンダード・ナンバーの『スカイラーク(Skylark)』と、カメラが行き着く墓場の彫像…両手にお皿を乗せた女の子の像で、特典映像では「バード・ガール」と書かれているので、お皿に鳥の餌でも乗せるのかも…これが陰気で不吉な風情を持っていて、同時に天秤を持つ正義の女神も連想させます。原題にある「庭(garden)」はこの墓場のことで、メインキャラクターの成り上がり富豪が頼みにしているブードゥー祈祷師が活動する場所でもあります。原タイトルの「真夜中の善と悪の庭」と、映画全体のミステリアスなトーンがみごとに表現されたオープニングでした。

Youtubeにいいトレイラーがなかったので、代わりにそのオープニングを。
オープニング映像は複数上がっていたので、やはりトレイラーより印象的と思う方が多いのかも。

アメリカ南部の都市、サバナに住む富豪ジム・ウィリアムズのクリスマスパーティーを取材に行ったライター、ジョン・ケルソーが狂言回しです。彼の滞在中にウイリアムス邸で殺人事件が起き、容疑者になったウィリアムズは正当防衛を主張します。事件の直前、被害者の若者がその雇い主でもあるウィリアムスに金を要求し、脅している現場を目撃していたケルソーは、事件を本にまとめようと街の人々に取材を始め、美しい街に隠蔽された、風変わりな住人たちの複雑な人間模様が見えてきます。果たしてウィリアムズはシロなのかクロなのか…?

狂言回しのライター(原作本の著者にあたる役ですが、架空の人物)がジョン・キューザック。なぜか昔からちょっと苦手なタイプですが、狂言回しの役割にふさわしい、礼儀正しくて目立たないトーンがよくはまってました。(←褒め言葉)彼とイーストウッドの娘さんが取ってつけたようにいい仲になりますが、不自然だと思ったらやはり脚色での工作でした。主役には恋愛要素が絡まなきゃいかんという規律でもあるのかな。(笑)

実質上の主人公ともいえる成り上がり富豪ウィリアムスが、この時期絶好調だったケビン・スペイシー。シロかクロかわからない、ミステリアスな感じはお手の物。お顔はキュート系ハンサムなのに、頬にあるシワだか傷跡だか(?)と表情が、一筋縄ではいかない感じで独特ですね。この映画では実在の人物を演じているので、本人に似せたわざとらしい髭付きです。(笑)この時期のスペイシーはほんとにハンサムで眼が可愛くて、それでいて複雑さがあって、今が旬のマーティン・フリーマンをちょっと連想してしまいました。まったくタイプは違うのですが。(^^;)

被害者の貧しい若者が、初々しいジュード・ロウ。出番は少ないですが、粗暴な小悪魔という感じで、ピンポイントで強烈な印象を残します。特に最後の出番での無言の表情は映画全体のトーンを決定づけていてお見事でした。ご同好の腐女子系深読みスキーの皆様には、とくにおすすめできます!(笑)このキャラの生前の行動は住人たちの証言で少しずつわかってくるのですが、いろいろな意味でおいしいキャラ。普通の意味でも儲け役だと思います。
(ロウはこの手のおいしい役が多いのに、なぜか個人的には「萌え」を感じない俳優さんです…自分でもなぜなのかわかりません。(^ ^;)が、この映画の彼はまさにはまり役でした。同じ頃公開された『オスカー・ワイルド』では、ワイルドのわがままな恋人ボジーをやっていました。ワイルド役がスティーヴン・フライで、ガイ・リッチー版ホームズのマイクロフトとワトスンになるお二人の、華麗な過去(?)ということになります。リッチー版の人気にあやかってDVD化してほしいものです!)

脇の人たちもみんなすごくいいんですが、今回は富豪の友人で弁護士をやったジャック・トンプソンという方がすごく好きでした。萌えとか無関係な太ったおじさん(笑)ですが、陪審員を前にしたときの演技とか台詞回しとかが、見ていて「至福」を感じさせました♪同じシーンで印象的だった裁判長も気になったんですが、この裁判長、じつは富豪の弁護士さんご本人だったそうで、びっくりしました。ほかにもサバナ在住の「ご本人」が演じている役を特典映像で見せてくれますが、プロの俳優に混ざってもまったく違和感なかったです。(ご本人以外演じられない、という役もありました!(笑))

サバナは「アメリカで一番美しい街」と解説されているのですが、街中に葉っぱが下垂している大木が生えています。不思議な木だなあ…と思ってたんですが、調べたらオークスパニッシュモスというエアプランツがついているのだそうです。クラシックな街並みと、下垂したエアプランツのせいで陰気に見える木々明るい青空という組み合わせの、独特で美しい風景です。そしてそこに住む風変わりな住人たち。先ほどのブードゥーの祈祷師のほか、見えない犬を散歩させる男ワケありの黒人美魔女(これはジュード・ロウ以上の儲け役(笑))…などなどたくさん出てきますが、すべて実在の人物で、特典映像では映画に出演はしなかったご本人たちも顔を見せています。

たぶんその風変わりな住人たちの描写が、半分くらいは眼目なのだと思います。でもやっぱり、芯になる殺人事件=富豪と雇われた若者の愛憎関係の描写が、とても好みのさじ加減の描写でヤられました。これも個人的な「腐女子の基本映画ベスト100」では間違いなく上位に入る作品です♪(…んなリスト作ってないですが!(笑))

クリント・イーストウッドの監督作品は(最近のものはあまり見ていないのですが)、いい意味で「アメリカ人らしからぬ」(?)あいまいさや、雰囲気・余韻を大事にするところに魅力を感じます。(そういえば、ファンフィクで引用した『ホワイトハンター ブラックハート』もイーストウッドの監督作で、主演を兼ねていました。これも独特の余韻を残していた印象が。(うろ覚えですが…)ナチュラルにJUNEな感覚をお持ちなんだろうな…などと勝手に認定(笑)
(※自分のほざく「JUNE」はモーホー要素なくても成立するアレです。なんか切なかったり、かっこよかったり、ぎゅっと鷲づかまれる「あの感じ」…って説明になってないですね。(^ ^;)スミマセン。でもなんとなく通じる方には通じるかと❤)

 

 

2012/10/9(火)

スパーク&J庭終了
昨日、一昨日は連チャンでコミックシティスパークJ.GARDENに参加させていただきました。スペースにお立ち寄りくださった皆様、ありがとうございました!
スパークの方は、予想に反してそれほどまったりもしていなくて、けっこう遅い時間まで人の流れがありました。二時頃には撤収するつもりでしたが、結局荷造りを終えたらもう閉会時間に。いろんな方とお話させていただけて、とても楽しかったです♪SHERLOCKはちょうどシーズン2日本版のリリース直後ということもあり、なんとなくお祝いめいた気分(笑)がジャンルエリア全体に流れていたんでは、と思います。全話がレンタルで見られるようになり、やっと普通に人に薦めやすくなりましたね♪(笑)

うちはAmazonに予約していたのですが、到着したのはリリースより一日遅れのイベント前日でした。準備のアレやコレやで深夜十二時半頃までかかってしまったんですが、やっぱりどーしても、どーしてもバスカヴィルの音声解説の字幕を見たくて、「ちょっとだけ、10分だけ」再生したら全部見てしまい(まあ予想はしていましたが(^^;))、当日ちょっと寝不足モードでした。そのためか、「あ、もしかして…」と思ったのにお名前がとっさに思い出せず、声をおかけできなかったケースもいつも以上に多かったので、ちょっと悔しかったです。でも同人イベントは本が主役ですから(笑)、本を連れ帰って、楽しんでいただけたら充分ですね。(^ ^;)

比較的オリジナル成分の多い本へのご感想も伺えて、とても、とても嬉しかったです。二次創作は結果の99.9999....%が作り手以外の力によるものですが、切り口にはやはり趣味が出るので、同じ作品の二次でもけっこう微妙な住み分けがあるのですよね。それだけに、趣味の方向の似た方の手に渡って、なにかが「通じた」とわかったときの嬉しさは、ファン同人誌作りの醍醐味だと思います。SHERLOCKでは、レビュー、二次創作ともに「同人誌でこういうものを書いてもお門違いかも」(^^;)と心配していた部分も少しあったので、いただいたご感想は本当に嬉しいです!

スペースに居続けだったので、そのせいかどうかわかりませんがコスプレさんは見かけませんでした。(コスの許可はないイベントだったのかしらん…?)でもやっぱり、ジャンルの勢いを感じました。冬コミや来年のムーパラもきっと盛り上がるのでは。
冬コミは、うちは抽選に当たったとしてもドラマでなく、小説FCエリアのシャーロック・ホームズで申し込んでいます。でも取れたらBBCの本に流れる可能性が高い(笑)ので、そうなったらぜひ、SHERLOCKファンの方にも足を延ばしていただけたらと思います。芸能エリアとあまり離れて配置されないといいなあ…と祈っています。(気が早いですが(笑))

さて、そして翌日はJ.GARDENでした。オリジナルジュネオンリーイベントなので、告知していました通り、SHERLOCK本は持ち込みませんでした。以前一度だけレビュー本を持ち込んだことがあるので、SHERLOCK本を探して立ち寄ってくださった方には申し訳ありませんでした。でもお話させていただけて楽しかったです。J庭なのに、なぜかまたSHERLOCKやピーター・カッシングネタで長話、を大いにさせていただきました。(笑)

それと、こちらでも既刊へのご感想を伺えて、とても嬉しかったです。マイノリティーな萌えツボの話など、めったにできないお話もできて、これはJ庭ならではかも?(笑)2年前に出したカッシング&クリストファー・リー当て書き美老人JUNE小説(笑)もいくつかお連れ帰りいただけて、つくづく同人誌って「発見していただいた時が新刊」だなあ…と思いました。(まあ、本でも映画でもなんでもそうですよね…)

新刊は「微JUNE」という勝手なジャンルをでっちあげて(笑)作ったオリジナル短編小説集でしたが、初めて「きっちりJ庭合わせ」なものを出すことができて、それ自体に自己満足しております。(笑)時間が限られていたので、できる範囲のちょっと小粒な短編集ですが、二日間通して(スパークにも「明日新刊」という妙なタグをつけて持ち込みました(笑))濃い読み手の方にお持ち帰りいただけて、とても嬉しかったです。

なんというか、腐女子系の本読みさんは、行間を読むことがお得意な(?)方が、比較的多い印象があります。BLというジャンルができる前からの腐女子には、既存作品の深読みがほぼすべて(笑)でしたから、ある世代より上では必然的にそうなるかもしれません。自分もたぶんその一人だと思います。

で、自分で文章のフィクションを書く場合にもそういう、読み手の方の深読みに頼った書き方がわりと好きです。(そればかりではないですが)それをやりたい時は、あえて「はっきり書かない」ことにこだわったりもします。(^^;)二次創作や、オリジナルでも特定のイメージの共有が前提(たとえばJUNEなら「年の差」とか「擬人化」とか明記できる場合)ならば、わりとアピールしやすいのですが、そのへんのジャンル分けもあいまいな辺りが好き、という因果な趣味(?)なので、今回はオリジナルで「あいまいなジャンルで深読みしていただく」という趣向が成立するかどうか、成立する形に仕上げられるかどうか…という部分がチャレンジでした。

ひと匙足りなければただの説明不足、ひと匙多ければ無粋、という境界なので、バランスはだいたい推敲段階で調整することになります。その案配がうまくいっているかどうか…これはもう、「そういうアプローチで読むのがお好きな読み手の方」の手に渡るかどうかが決定的ですし、同時に自分の眼を確かにしていくしかないんですけど。(^^;)でもこういうやり方もやっぱり好きなので、チャレンジ作業自体がとてもエキサイティングでした。他のやり方とも平行して、またやってみたいなあ、と思いました。

そんなこんなで、やっと一息と思ったらいきなり涼しくなりました。いい季節になりましたね。見たいもの、読みたいものがたまっているので、これから少しずつ、宝の山に手をつけようと思います。(笑)

(10/11より同人誌通販も再開いたします。こちらもよろしくお願いします♪)

 

2012/10/6(土)

スパークとJ庭の週末
というわけで、来てしまいました。日・月とイベント連チャンの週末!こんなこと初めてです。元々はスパークは取ってなかったんですが、ムーパラが抽選になったため慌てて申し込んで、こんなことになりました。明日のスパークはSHERLOCKでとっております。持参品の詳細は同人誌な部屋にございますが、シャーロック本すべてのほか在庫のあるものすべて、そして「翌日新刊」も少し持ち込みます。(笑)

で、そのJ庭新刊ですが、初めての(?)完全オリジナルで100%「J庭向け」!です。(といっても「微JUNE」なんですが(笑))自己満足ですが、すごく嬉しいです。これと明日のペーパーのプリントを今終わったところです。こちらも同人誌コーナーに詳細がございますので、よかったら見てやってください。

(…うおお。なんか急に雨の音がすごくなってきました。朝までには上がるという予報なので心配していませんが…暑くならないといいですね)

修羅場中かけっぱなしでお世話になったTinker Tailor Soldier Spyサントラ(すごく気に入ってます♪)を聴きつつ、これからちょっと製本をして、閲覧見本を作って、ペーパーを折って…なんとか睡眠はとれそうです。でもせっかく今日到着した、SHERLOCKシーズン2…の、字幕つきコメンタリー(これが楽しみ!)は、ちょっとお預け…じゃなくて、イベント後のご褒美になりそうです。(^ ^;)

ではでは、明日、明後日のご参加の方、ぜひスペースにお立ち寄りくださいませ。よろしくお願いします♪シティやJ庭はわりとまったりするので、ムーパラのあとでは少し寂しく感じるかな…?とも思いますが…考えたら、もしコミケに外れたらこれが今年最後のイベントになるかもしれないんですよね。しっかり味わってきたいと思います。
(明日のスパークは、翌日準備のためいつもより少し早めに撤収するかもしれません。よろしくお願いします)

 

 

2012/10/1(月)

小説アップとネタ渉猟
10月になりました。ムーパラ疲れが抜けてきたようで、久しぶりに早起き。
昨日は、ふと思いついて発掘した数年前のオリジナル微JUNE短編を小説ブログにアップしました。JUNE成分かなり微量ですが、よかったらご覧くださいませ。
  ブログ: 小説.Demo.

ほんとはJ庭の新刊に短編集でもできないかと思って、いろいろ昔の草稿を発掘したんですが…間に合わないかもしれないし、もしやったとしても見本的に何かアップしておきたいということで、エイヤと上げてしまいました。(笑)

以下は昨日ポメラにタイムスタンプつきで書いたもの(にちょいと手を加えた)、1日遅れの(笑)実況風日記です。日記原稿用の「ですます」と独り言風のとまぜこぜでとりとめないですが、オススメな本とかもあるのでアップします。

   *   *   *   *   *   *

2012/09/30 09:42
ただいまドトールで朝ご飯を食べたところであります。遅く起きたので、身支度してそのまま出ました。相変わらずからだが重い。うーん、これはどうあがこうと一定の日数さえ立てば抜けるというやつなので、あがかないことに。

10/8のJ庭向けに、なにかできないかなー、と、ずっと考えておったのですが…じつは昨日、ウィル・シャープくんのショートフィルムから思い出した過去の草稿(死んだおじいちゃんの遺品つながり)があったので、ついでにいろいろ掘り出してみました。

完成しているのはそのおじいちゃん遺品もの(?)一つだけで、これで一冊にするのはちょっとボリューム不足かな…(でもワンコイン冊子とかも気軽でいいかも。J庭では前に「百円BL」って企画やってた方がいらしたなあ)あとは微妙に手をいれないと使えないものがいくつかと、アイデアだけ出て途中まで書いて、あとで漫画か小説にしよう、とうっちゃってあるものが多数。この手のは昔はノートに手書きだったのでほとんどは埋もれてますが、デジタルのファイルになってからのものは、発掘も再利用もラクになりました。今回掘り出したあたりのはみんなワードで書いてるので、とりあえずテキストファイルにして、ポメに入れて持ち出してみました。これから読み返して、なにか本の形にできるアイデアが出るかどうか見てみようかと思います。

…じつは、ここ一年くらいずっと、JUNEでは和物がやりたいんです。JUNEというか、J庭に持っていけるようなもの、という意味なんですが…きれいな和物がやりたくて。でも掘り出した草稿はSF寄りのが多くて。(この時期に書き出したアイデアのいくつかは、その後書いた『交霊航路』っていう長編小説に入れてしまいました。これは贋作小説のあとに、kindle用に改稿したいと思っております)

で、なにか新しいのを書ければそれでもいいな(漫画は無理だけど小説なら)、と思って、ネタ渉猟と気分転換を兼ねて『今昔物語 』を持ってきました。原文に注のついたやつと現代語訳が棚にあったのですが、なんとなく現代語版を。これ、じつは訳したのが福永武彦さんなんです。以前何度かご紹介していますが、故人で草の花という、腐女子の基本図書(?)の一つ(笑)の著者さんです。(『草の花』は、ものすごく平たく言うと(^ ^;)、JUNE要素のあるサナトリウム文学の名作です。未読でそちら方面にご興味がある方、ぜひアマゾンのカスタマーレビューを覗いてみてくださいませ。とてもわかりやすい、良いレビューがたくさん載っています)

 

さて、ではこれから渉猟いたします~。

2012/09/30 10:53
読んでて土蜘蛛とか紅葉狩とか思い出す。そういえばロード・オブ・ザ・リングに出てきた、フロドを食おうとした大蜘蛛は土蜘蛛のイメージ。なにか万国共通のものを感じておもしろい。

2012/09/30 11:10
生け贄の男の話は萌えるな。これを見目良い男にしたら。
それと紅葉狩の趣向をあわせて。…もしかして、紅葉狩とか土蜘蛛とかの話自体が、こういう話がルーツだな。

   *   *   *   *   *   *

…実況はここまで。このあと本屋に行って、なんとなくナイスタイミングだった『大人が読みたい昔話』という、雑誌の特集号を買って帰りました。いろいろやって夕方に小説ブログをアップしたという、けっこう充実した日曜日でした☆
(あそこのブログの改行が反映されたりされなかったりした原因がやっとわかりました!過去のも体裁が不恰好になってるのがあるかも。書いてるページではちゃんと表示されてしまうのがクセモノなんです。(^ ^;)少しずつチェックして直していきますね)

雑誌はこちら。絵を眺めただけで記事はまだ読めてませんが、
古い本からの図版がたくさん入ってて楽しいし、触発されます~♪
 

む。和モノづいたところで思い出しましたが、昨日は中秋の名月だったんでしたね?台風でそれどころじゃなかったですわ…(笑)。

 

2012/9/28(金)

ライオンズ伍長の作品鑑賞♪
むー。じつはまだ先週のムーパラの疲れが抜けません。(泣)というかもう、5月のスパコミ合わせあたりから続いてる強行軍のツケかもです。J庭に薄い本でいいから作りたいなあ、と思っていたんですが、なんか創作もののモードになれません。自分のなかがすっからかんみたいな感じで。(^^;)
で、すっからかんのところを何かで埋め合わせようと、二夜続けてDVDを鑑賞しました。あいかわらずSHERLOCKつながりなんですが(笑)、一つは以前買って2話までで放置していたマーティン・フリーマン"The Robinsons"、もう一つは先日UK Amazonに注文した"Black Pond"。今日はこのBlack Pondについて書きます。

この作品は、ウィル・シャープ君(コミケ新刊にちらっとプロフィールを書きました、SHERLOCKシーズン2、バスカヴィルでライオンズ伍長をやってた人です。ジョンに「命令だ、伍長」と言われてた彼ですね)…が、たぶんお友達と思われるトム・キングズレー君という方と共同で脚本・監督し、自ら出演もしている、初の長編映画だそうです。思わず君付けで呼んでしまうのは、二人とも26歳とお若いから!(うひゃー、急におばさんになった気がして悲しいぞ~!(笑))

この作品、紹介を見たらBAFTAノミネート他かなりの評価を得ていたので、気になってたんです。そして…なんとこのDVDには、この作品を撮る前に作ったショートフィルムも入ってました!本の記事にも書きました通り、タイトルは『ゴキブリ』。日本語です。見てみたらなんと中身も全部日本ロケ。台詞も日本語!wikipedia英語版を見たら、ウィリアム・トモモリ・フクダ・シャープさんという、めちゃめちゃ日系人さんでした!(中国系だと思ってました。第一印象では)

Black Pond トレイラー
 

さて、勇んで見始めたのですが…これ、英語字幕がないんです…(泣)。読める文章さえ耳ではなかなか聞きとれない、典型的な日本人の自分にはハードル高すぎ。くっすん。全体のおおまかな話はわかりましたが、たぶんこの作品が評価された部分はほとんどつかめてないと思います。ああ、残念。

わかる範囲で内容を書いてみますと、殺人容疑に問われたある一家のお話。冒頭からこの新聞記事が大写しになり、家族それぞれの事後のインタビューと、実際のいきさつのドラマが交互に出てきます。
一家のご主人が犬の散歩をしていて、偶然出会ったブレイクという不思議な男を家にお茶に誘い、つきあいがはじまるのですが…この一家、夫婦仲も微妙に壊れていて、離れてロンドンで暮らしている娘二人とも微妙な感じ。そこへこの男…ヘンだけどとても礼儀正しくて繊細な…と関わることで、ある変化が。でも最終的に家族は彼を殺した容疑に問われているのですから、それはなぜ?…というあたりで興味を引っ張りながらラストへ向かいます。

非常に個性的な映画でした。不思議感はありますが、けっしてツインピークスみたいな完全に「あっち側」に行っちゃってる話ではなくて(例えが古くてスミマセン(^^;))、どちらかというと、情緒の部分でまともなオチを作っているお話のように…見えました。(断言するには台詞を全部理解しないとね(^ ^;))一緒に監督しているキングズレー君が手描きアニメーションを担当してたり、シャープ君自身が音楽担当にも名を連ねてたり(どこまで多才なのよっ!(汗))パーソナルな雰囲気もある作品でした。出ている俳優さんはとてもよかったです。セミドキュメンタリー風のリアリティーがちゃんとありました。

…さて、シャープくんの役はティム・タナカという青年。一家の二人の娘とロンドンで同居しているようなのですが、関係がまたじつに不思議。お父さんも「友達」と認識しているのですが、同居しているフラットでは食事を作ったり部屋を片づけたり、車の運転をしたりとまるで召使い。色っぽい関係ではなくて(娘二人にはそれぞれ恋人がいる)、でもティム君本人は「二人とも愛している」とかのたまう…。娘二人は惚れられているという自覚はなくて、"Funny boy."(へんな奴)とか言ってます。 (ここははっきり聞こえた(笑))

オチはけっこう泣ける系に見えたんですが、これ、ノミネートされた賞のカテゴリーを見るとコメディなんですよね。なんでこれがコメディなのかまったくわかりませんでした。(^^;)イギリスっぽいブラックコメディだからと言う意味ではなくて…単純に聞き取れない台詞が多すぎるからです。(笑)とにかく台詞がわかんないことには!英語字幕でいいから、どこかで字幕つきのを見られないかな。

…それはさておき、買った動機は「伍長かわいい♪」という軽薄なものだったので、それはもう、堪能させていただきました。例えると松山ケンイチくんに若い頃の松田優作を少しまぜたような感じ。(ん?ご本名がトモモリって…なんとゆー偶然でしょうか(笑))ナイーブな雰囲気が似合ってました。背も高いですよね。バスカで見た通り。SHERLOCKで他に目立ってる東洋系の方はブラインド・バンカーの中国系さんだけだと思われるので、もしかしたらSHERLOCKに出ているなかでは唯一の目立った日系俳優さんかもしれません。そんな意味でも、なんとなく応援したくなってしまいました。ルックスもかわいいですし、脚本も個性的だし、なにより、後述するとおりしなやかにガッツのある方のようなので、これからいろいろ活躍なさるんじゃないでしょうか。なんせ、繰り返すようですがまだ26歳!(^^;)

ショートフィルム『ゴキブリ』のほうは、調べたらYoutubeに上がっていたので貼らせていただきます。(キングズレー君がアップしているので、オフィシャル(?)の投稿です) こちらはシャープ君が主演で、日本で、おそらくご家族に出てもらって撮ったものと思われます。おじいちゃんの形見のスーツから「君が救世主だ」というメモを見つけるという、けっこう不思議な面白い作品なので、お時間あったらどうぞ。(27分ほどあります)

 

 

ゴキブリ自体は映像では出てこなくて、一家自体がゴキブリの比喩なのかな?と思ったんですが(おばあちゃんがゴキブリ風の触角をはやしているカットがあるので)、そういう単純なものでもなさそう?…シャープくんごめん。正直理解できなかった。(^^;)でも退屈はしなかったのは確かです。説明がしにくい作品なのも確かです。映像で妙に遊んでいる部分はあったので、たぶん、こちらでも組んでいるキングズレー君が、言ってみるとモンティ・パイソンでのテリー・ギリアムみたいな存在なのかもしれません。

…作品もさることながら、インディーズの映画作家としての姿勢に惚れました。下記のBlack Pond公式サイトのなかに、低予算でどうやって作品を実現したかについて答えたページがあります。

Black Pond 公式サイト

かかったお金は25000ポンド(今のレートだと日本円で300万円ほど)。使った機材やソフトについて書かれていることも、もちろん同じ道を志している方には参考になると思いますが、基本的に「自分たちでできることは全部自分たちで、タダでやったから」に尽きます。そして一番応用が利くのがここ。

「どうやって映画業界に入ったの?」という質問への答えで、「まだ僕たちは映画業界には入っていない!これってちょっとミステリーだ」と答えたうえで、
「映画業界に入ることを目的にするべきじゃない。映画を作ることが目的であるべき。映画業界の一員にならずに映画を作ることはできる」

…まったく同じことを、別の業界(?)に関してずっと思ってきたので、これは大いに共感を覚えました。ついて行きます兄貴!と言いたいところですが、しつこいようですがこの方まだ26歳デスヨ!うわー、もうやんなっちゃうなあ!(^^;)

とにかく、いろんな意味で勝手に応援したい気持ちになりました。…ええと、とりあえずDVD買ったのは支援になるかな?(笑)
(…ところで、イギリスにはレインダンス・フィルム・フェスティバルというのがあるのを初めて知りました。サンダンスのもじり?…いや、たしかにイギリスなら雨ってイメージですね!(笑))

日本のアマゾンでは扱ってないので、
とりあえずUSストアのリンク貼っておきます。
 

 

 

2012/9/23(日)

ムーパラ終了
昨日はMovies Paradiseに参加させていただきました。スペースにお立ち寄りくださったみなさま、ありがとうございました!けっこう人の波が途切れることなく、楽しく過ごした1日でした!結果的にはスペースに居続けだったのですが、たくさんの方とお話させていただけて、あっというまに終わってしまった感じがします。ムーパラは参加者さんが「洋画好き」では共通しているので、本を作ったSHERLOCKについてはもちろんですが、そこからちょっと離れた「あれもう見ました?」的な軽いお話もできるため、一期一会の映画談義(?)もすごく楽しいイベントです。最近は劇場から足が遠のいているので、会場で評判を伺って、あとからレンタルになったときに思い出して見てみることもしばしば。ありがたい場です。

そして拙サークルの本についても、一言二言ご感想を聞かせて下さる方がたくさんいらして、とても嬉しかったです。ファンブックはもう、対象になってるジャンルの人気にたまたま乗っかってるだけなので、自分の手柄のように「ありがとうございます」というのはほんとに自分でも片腹痛いというか、違和感があるのですが、でも…ほかに言いようがないので、ありがとうございます!楽しんでいただけたと伺うと、すごく嬉しいし励みになります!

今回シーズン2最終話の丸ごとレビュー本を出せたので、なんとなく一区切りついた気持ちです。改めて自分でぱらぱらっとめくってみて、字が多いなあ…と思いました。(^ ^;)コラム類と差し替えれば漫画を増やすことも出来たんですが…その、自分の漫画絵のテイストが基本的にギャグ寄りなので、ライヘンバッハのシリアスなフンイキを壊したくなかったのもあって、字の多い本になりました。(どんなにシリアスに描いたとしても、漫画系のペン画であるかぎり、実写のドラマのフンイキとは別物になると思います。そのため、表紙はペン画にはしないであえてソフトフォーカスな感じのペイント系にしました。これでもまだ漫画っぽいですが、コレ以上はほんとに写真から描いたスケッチとか油絵みたいにするしかなくて…それはちょっと自分のやりたい路線ではないので、半端にラクなところで描いています(笑))

でも、今回のアプローチ…シーズン2を扱うのが二度目だったため、いつもの「普通のレビュー」と違うやり方をしたのですが…具体的に「台詞を英語から解釈しなおす」という作業が、やっていてとても楽しかったんです。(ええと、自分はもちろん英語の専門家ではありません。まだまだ勉強中で、文字通り「鑑賞英語」の域だと思います(^^;))

翻訳って究極の「味読」ですよね。文字を訳すというより、その言葉からつかんだイメージを日本語で表現するという感じで。(この感覚を知ったきっかけは、昔気に入った英語のファンフィクを友だちに読ませるために、四苦八苦しながら翻訳したことでした。あの情熱を学生時代に持っていたら、人生変わっただろうに…(笑))これは語学の専門家かどうかに関係なく、いろんなレベルで味わえる楽しみだと思います。だから自分のスタンスは翻訳を添える場合も「解説」ではなく「深読み」の延長です。

以前、「普通に読むと文章のうえをさーっと飛行してしまうので、人に見せるためでなく、深く味わうために、あえて時間をかけて翻訳という作業をしてみる」というコラムを新聞で読んだことがあります。今回・前回の本は結果的に似たスタンスになりました。映像もあるのでより深く入り込めて、「解釈を広げる楽しさ」を堪能できました。その楽しさを共有していただけたらすごく嬉しいです。

…さて、カタログをざっと見たところ、昨日SHERLOCKで参加したサークルさんの数は66。他作品のほうをメインにして兼ねていらっしゃるサークルさんもありますから、全体では70超えてたんじゃないでしょうか。(追記・見直したらメインになさっていると思われるサークルさんはもっとありました!失礼しました!確実に70は超えてます!(笑))いっきに洋画ジャンル内の大カテゴリーと化しました。いやー、すごいすごい!洋画サークルさんは、たいてい対象作品が変わるだけでサークル自体がが入れ替わるわけではないので、たぶん以前からムーパラにいらしているサークルさんが多いのだと思いますが…それでもこの盛況ぶりはちょっとショック(?)なくらいです。(というか、もともとが傍流ジャンルというか、オンリーサークル状態であちこち渡り歩くことが多かったので(^^;)、こんなに「旬」なジャンルに混ぜていただいているだけで違和感があります(笑))

今回はスペースでもコスプレさんを見かけることができました。昨年あたりからよくお見かけするカナディアン・シャーロックの女性はもはやイベント常連。(笑)何度かスペースに寄ってくださいました。 たまたま日本人シャーロックさんも通りかかっていらして、思わぬ競演(笑)も拝見できました!(カメラ持ってなかったのがほんとに残念…今はスペースの設営だけでいっぱいいっぱいなため、カメラ壊すのがこわくて持っていけないんですよね…(^^;))

この方はまた小道具を持ち込んでいらして、ドラマで使われたのと同じだという、エアガンのシグ・ザウエルP226(ジョンの拳銃)を触らせていただきました!うひゃ~♪ジョンの拳銃については、『36時間のサファリ』を書いたときにいちおう調べまして、形状は写真やドラマの一時停止で確認していたのですが…思ったより大きくて重かったです。男性にしては手が小さめ(笑)マーティン・フリーマンが、バスカで片手で撃ってるとき銃口がグラグラしていたのが納得いきました。(んもう、無理しないで両手で構えればよかったのに!逆にかわいさ倍増!狙ってる?(笑))

(…余談ですが、最近のコスプレさんは撮影エリアでほとんどの時間をすごされるのか、その姿で本を買っているのを見かけることは減ったような気がします。同人誌とコスプレが別ジャンルになってしまったのかな…。衣装のまま紙袋を持ってるミスマッチ感はお祭気分が盛り上がって好きなんですが、ちょっと寂しくなったなあ…と思います。お買い物でなくとも、コスプレさん、もっとスペースエリアを流していただけるとウレシイです!一人サークルはなかなかコスプレエリアを見に行けないんです!同じ作品のファンですから、ぜひ艶姿をおすそ分けしてくださいませ~!

…今回も、SHERLOCKサークルさんは早い時間に完売してしまったところがけっこう多かったようです。二つお隣が大手さんだったようで、開場と同時に目の前のシャッターが開けられ、すごい行列ができました。(笑)最初は風が強くてちょっと慌てましたが、外にはみ出して並んでいただいたおかげで、周辺の私らのスペースも前をふさがれるということがなく、助かりました。でもまあ、うちは大手さんを回り終えたあとに物色していただくポジションのサークルなので、その時間はけっこうペーパーの準備などに費やしましたが…。(笑)

うちはたっぷり持って行ったのもあり、品切れは出さずにすみました。(いつものムーパラの倍くらい持って行きました(笑))スパーク準備の増刷はごく少しだけですみそうです。以前はSHERLOCKサークルの数自体が少なかったため、ジャンル根こそぎ買っていかれる方が多かったんですが、昨年から続いていた「SHERLOCKと書いてあればちり紙でも売れる」という状況は終わったようです。(^ ^;)やっと落ち着きましたね。うちも従来のまったりモードに戻っていくと思います。(それでもうちとしては充分「異常事態」の域なのですが)…ジャンルがブレイクし始めの頃の、中を見ないでさっと買っていただいた状況ももちろん嬉しかったんですが、中身を見て「うん、ほしい」と納得していただいたうえで身請けしていただけるのは、やっぱりいっそう嬉しいものです♪

先日のオンリーはがーっと賑わってさーっと人がいなくなる感じだったのですが、昨日は2時を回ってもけっこう人が残っていました。(開場12時なので、二時間後ですね。オンリーはもう閑散としてました(笑))やっぱりムーパラのペースは落ち着きます。いろいろとアットホームなところも。(笑)落ち着いてスペースにいらした方とおしゃべりできるのもそのあたりからだったので、自分にとっては貴重な時間でした。次回は一月。楽しみです。また抽選かなあ。以前のように、申込サークルがすべて参加できるといいんですが…。

…次のイベント参加はもう二週後で、10/7のCOMIC CITY SPARK、10/8のJ.GARDENの連チャンです。J庭のほうはオリジュネオンリーなので、SHERLOCK本の持込は(評論本枠はOKなんですが)また自粛しようかなあ…と思っています。なにか別のものを作りたいんですが…一息ついてから考えます。とりあえずおつかれさまでした♪

 

2012/9/21(金)

明日はムーパラです
…土曜開催なんですよね。微妙に余裕がないと思ったら。(笑)

同人誌な部屋のほうで表紙やコンテンツのご紹介をアップしましたが、新刊なんとか間に合いました♪(まだ製本中ですが(笑))明日は手持ちでもっていきます。SHERLOCKシーズン2最終話本です。前回の本の続きで、英語台詞とその拙訳を添えて、深読みしつつ全体を振り返ったプレイバックレビューがメインなんですが…今回はツッコミとか萌えとかこちらの感情の部分で広げるより、素直にプロットを追っていくところが多くなりました。いい台詞も多くて…これでもかなり、書き出した台詞も半分くらいに削ったんですが、一話分なのにこの文字の量…ええと、絵のページは前回より減らしたのに、全体のページ数は変わりません。ああう。(^ ^;)入れようと思っていたまんがのうち二本は削る羽目になりました。(いつか使う~!)でもほんとに、中身が詰まった回なんですよね…。

DVDの音声解説はゲイティス兄&モファット様が中心なので、彼らが書いてないこの回にはコメンタリーがついてません。すごく惜しい!すばらしいですよ、スティーヴ・トンプソンさん!シーズン1ではあの、第二話だったので、「足で書いたのか?」「これでもプロなのか?」とか失礼なことを思ってたんですけど(^^;)、もうもう、一気にファンですわ!(視聴者なんてこんなもの(笑))この方のコメンタリーも聞いてみたかったです。そして映像的にも、すごくすごくよかったので…この回の監督はたしか初めて参加なさってた方だと思うんですが…(シーズン1でも見てない名前だった)…目新しいというより、地に足が着いた感じの映像でしかもしゃれてる。うん、こういう映像的なところも本でもっと触れたかったな…。(いや、ページ数的にこれ以上は無理だったんですが…(笑))

本編プレイバックだけでなく、いもづるレビューもまた入れました。今回はマーク・ゲイティスベネディクト・カンバーバッチマーティン・フリーマンの三人各一作品。(『The First Men in The Moon』、『ホーキング』、『Boy Meets Girl』)ここの日記に書いたものがベースですが、新しい情報があった場合はそれもいれて改稿しておりますので、こちらもお暇つぶしになれば幸いです♪(戯れにゲイティス兄と愛犬Bunsenのカットもいれてみました♪(笑))

…今朝は涼しくて楽だったんですけど、明日もこうだといいなあ…。土曜開催ということで、遠くからご参加の方は大変だと思いますが、どうぞお気をつけていらしてくださいませ。(うちにとっては、参加しているイベントでは一番近場なので少し気が楽なのです(^^;))
では、明日はよろしくお願いいたします~♪

 

2012/9/13(木)

通販・新刊について
『同人誌な部屋』のほうでもお知らせしておりますが、通販休止期間を10/10まで延長させていただきます。(すでにお申込を承ってお待ちいただいている方には、それぞれメールにてご連絡させていただいたとおりの日程で発送させていただきますので、ご安心くださいませ!)

…というか、「新刊間に合うかなー」と考えていて、ムーパラの抽選に落ちた場合のために急遽入れたコミックシティスパークが、ムーパラの二週後だということに今さら気づいた次第です。(カレンダーの別の月だとなんだか認識しにくい(^ ^;))いつもイベント前二週間程度は通販をお休みしているのですが、スパークは急に入れたため、このイベントに対応したスケジュール告知になっていませんでした。スミマセン。

新刊原稿はいい感じで進行中です。今さらながら、ライヘンバッハはプロット自体が他のエピソード以上にぎゅうっと詰め込まれているので、レビューもかなり長くなってしまってます。(^ ^;)これから冗漫な部分を削っていきます。でもイベント前二週間を切ると、なぜかアイデアがどんどん出てページを増やすこともあるため、ムーパラに間に合うかどうかは自分でも先が読めません…。間に合うとしたら当日手持ちです。(でもそれらのアイデアは絶対いれたほうが面白くなる…というか、省くと後悔する!)たぶん同人原稿作業をほかのことより優先するようになるのが、無意識にこの時期からなんだと思います。二週間以上のタームだと、時間の感覚がつかめなくて集中力がぼやけるというのもあるかも…。(まあ今回は、先日のオンリーあわせの既刊刷りで時間をとられすぎたというのもあるんですが…(^ ^;))

スパークあわせになったとしても「二週間効果」(?)のうちではあるので、そのままテンションは落ちないと思うのですが…なんかですね、レビューとかばかり書いていると、もう少しオリジナル成分のあるものがやりたくなってきて。時間があるときになんでこういう気分になってくれないかな。…やっぱりやる気って、自発的なものじゃなくてリアクションなのかも。だからあんなに出来のいいドラマを繰り返し見ている今、触発されるのは当たり前なのかも。同人誌にかぎらず、アマノジャクなものですね…。でもこのワガママをそのまま生かせるのが同人誌のいいところでもあるんですが。(^ ^;)

やる気とは裏腹に、やっぱり夏の疲れはたまっているらしく、珍しく食欲がありません。皆様どうでしょうか。自分はいつも夏でも食欲はまったく落ちないので、「おお、普通の夏バテというのはこういうものか?」と新鮮に感じたりして。(笑)でも食べられないわけではなくて、空腹感は感じるわりに食欲が薄い(?)という感じです。青魚系とか油っぽいものとかの匂いがちょっと苦手になってます。夏バテのときにそうめんが食べやすいというの、わかりましたですよー。しかもあったかいのがいい感じで、今カップのそうめんにはまっています。(ラーメンより油っぽくないのが食べやすいのかも)冷たくて甘い飲み物が多くて胃腸は冷えてるので、あったかくてしょっぱい汁物がおいしいのかな。…そうそう、先日初めてカップスープのクラムチャウダーを見つけて、これもはまりそうです♪(クラムチャウダーってときどき食べたくなるんですけど、缶詰とかで作るとなると鍋単位だし、「粉末で一杯だけ」ってなかったんですよね。食べたくなると時々サイゼリアに駆け込んでたんですけど(笑)、今は夏メニューでクラムチャウダーのかわりにかぼちゃの冷製スープになってるので、このカップスープ、なくならないでほしいです…!)

 

2012/9/10(月)

ホームズオンリー終了
昨日はシャーロック・ホームズオンリーイベント・二人の事件簿に参加させていただきました。スペースにお立ち寄りいただいた皆様、ありがとうございました!直接参加サークルさんは78、委託参加4、計82サークルと参加者が増えていました。BBCサークルさんの増殖ぶりはすごくて、増えた分はほとんどBBCでは、と思えるほどです。(笑)

うちは今回は新刊がなかったのですが、昨年一番最初に出した本からけっこうお手にとっていただけたので、テレビ放映で増えたご新規ファンの方々がたくさんいらしてたんだと思います。今回は宅配搬入もきちんと届いていて、まずはそこでほっとしましたし、ムーパラ分もすべて持ち込んだ成果で、品切れもなしで済みました。(こんな心配をするなんて初めてですよ。シャーロック人気すごすぎ(笑))スペースに居続けで細かく見て回ることはできなかったのですが、とにかく大変な熱気でした。

開場後一時間くらいはもう人だらけ。大手さんへ行く方の列とかでまったく見通しがきかず、それがお昼前にはすーっと引いていた感じです。すぐに完売してしまったサークルさんが多かったようで、みなさん撤収も早い早い!うちもいつもは閉会時間まで店を開いておくのですが、昨日はあまりに人がいなくなってしまったのもあって、二時頃には撤収作業を始めました。でも結局開場を出るまでに人がいなくなっていたという…いやはや、こういうものなんでしょうか。ちょっと面くらいました。

でも昨日もいろんな方とお話させていただけて、情報やおみやげもいただいたりして、感謝でいっぱいの楽しい一日でした。連れ帰っていただいた拙サークルの本も楽しんでいただけますように!

コスプレOKのイベントなのでこちらも楽しみにしていました。でもあまり余裕がなくて、しかもスペースがコスプレ撮影スペースに背を向ける配置だったため、じっくりとは見られませんでした。(狭い開場だったのに(^^;))でも、少なくともBBC版とガイ・リッチー版の方を見ました。BBC版も前回のカナダの方ではなくて日本人の方でした。以前はシャーロックしか見かけなかったのですが、今回はジョンが二人も。そしておひとりはなんとうちの後ろ側のスペースの方でした。一段落して振り向いたら「ジョンが」スペースでなにやら作業していらしてびっくり!ちゃんとニットを着ておられました♪(笑)SHERLOCKは冬服しかないので、夏のコスプレは大変ですよね。ほんとにコスプレイヤーさんは根性があるなあ、と思います。(これも愛ですね、愛(笑))

朝は体調がわるかったのですが、開場してなんやかやとやってるうちに、すっかり回復しました。というかそれ以上に元気になってしまいました。(笑)エネルギーをもらった感じです。アレとかコレとかもやりたいなあ、といろいろやる気がでまして、ちょっとそういうモードに入りました。こうなるとTwitterとかは覗く時間が減ると思うので、見逃す情報がたくさん出ると思うんですが…しかたないんですよね(^^;)。その情報によって気がそれてしまうタイプなので両立できないんです。 (せめてゲイティス兄の出す情報だけは…といつも思って、デスクトップに兄ページへのショートカットをおいてるんですが、ほんとに夢中になるとそちらさえ無理になります。そういう時はそういう時で理想的な状態なのかもですが…必要なんですよね。ある意味「引きこもる」時間て)
拙速は避けたいですが、できる範囲でがんばろうと思いマス!

 

2012/9/8(土)

マーティン・フリーマンお誕生日(Nativity!映像付)
今日はマーティン・フリーマンお誕生日なんだそうです。おめでとうございます!今日は以前から宣伝されていたAXNミステリーのホームズ特集(サイトはこちら)もありますし(うちは見られないのであまり関係ないんですけど(笑))、明日はホームズオンリーイベントだし…と、SHERLOCKファンにはいろいろと盛り上がるネタのある週末ですね。シャーロック祭、まだまだ続いております。(笑)上記のAXNとコラボした、221bの部屋のミニチュア展示も代官山蔦屋書店で9/20まで行われているそうです。お近くの方は足を運んでみてはいかがでしょうか。
→代官山蔦屋書店にシャーロック・ホームズのコーナー開設! AXNミステリーとのコラボ
(ちょっと写真が見にくいですが、他の写真も拝見したところ、ソファの周りと後ろの壁が忠実に再現されているようです。ツタヤ系列のお店なので、他の支店にも巡回してくれないかなー、なんて思います(笑))

というわけで、盛り上がりのお供に(?)、夏コミ新刊でご紹介したフリーマンの日本未公開主演作"Nativity!"の、キュートなクリップを貼らせていただきます♪ええと、フリーマンは小学校の先生役でして、児童たちがやる年中行事のNativity(キリスト生誕劇)をミュージカル仕立てで演出することになった先生が、クラス補佐のミスター・ポッピーという変人と一緒に振り付けなどしているシーンのクリップです。今まで見た中ではフリーマン鑑賞映画第1位!とにかくキュート!音楽も明るくて盛り上がりますのでぜひどうぞ!(早く日本語字幕入り出して~~~っ!!!(^ ^;))

 

明日はホームズオンリー
先ほど書きましたとおり、明日はホームズオンリーイベントに参加させていただきます。新刊がなくて残念なのですけど、コミケで品切れになったものもすべて刷り足して持参しますので、よかったらぜひお立ち寄りください♪(同人誌の詳細などは、同人誌な部屋をご覧下さいマセ)
ただいま早朝アップをしているのでペーパー等はこれから作るのですけど、なんとか早めに終わらせて、フリーマンのバースデーに便乗してケーキでもちらっと食べて(笑)、きっちり睡眠をとって、明日は元気に行きたいと思います。

ええと、先日ちらりと書きました「kindleの日本展開のアナウンスがあるかも…?」という噂は、期待はずれにおわりました。がっくりしつつも、こんなタイミングでなくてよかったと少しほっとしています。(笑)ジェフ・ベゾスは「年内にはいいニュースを聞かせられるよ」と以前言っていたので、それを信じて待ちたいと思います。(しかし引き続き落ち着かない日々でちょっとツライ!(^ ^;))

 

2012/9/3(火)

残暑見舞い画像公開中
久しぶりの日記です。ええと、玄関のほうに、少し前にSHERLOCKファンアート残暑見舞い画像を置きました。ゆかた姿シャーロックジョン、そしてマイクロフト「シャーロックの夏、日本の夏」です。(笑)(左のインデックスの上に玄関へのリンクがございます。別タブで出ます)よかったらラージサイズでご覧くださいませ。お持ち帰りも歓迎です♪(使いようがない画像ですが(^ ^;))
もう残暑見舞いという日付ではないですが、わりと気に入ったので(笑)もう少し置いとくつもりです。

オンリーとムーパラ、新刊のこと
なかなか時間がとれず、書きたいこともたまっていて痛し痒しです。ちょっと長くなりますが少しまとめてご報告いたします。

同人誌な部屋のほうですでにお知らせしておりますが、ムーパラ抽選に当たりました!というか、どれくらいオーバーしていたのかわからないのですが…。そしてムーパラより先にあるホームズオンリーですが、予定していたSHERLOCKの新刊が間に合わなくなりました。スミマセン。間に合わなそう、じゃなくてもう、そこからスケジュールをずらしました。というのは、洋画ジャンル本はムーパラでは(そして前回のオンリーも)コミケと変わらない勢いで人が集まるんです。今回は不足は避けたいし、余ってもムーパラがあるのでコミケで用意した数プラス@くらいは用意しよう…と計算しまして、刷り始めたら…これが終わらないのです。既刊の増刷だけでもう精一杯。オフセットで印刷所におまかせしていればこんなことで時間をとられずに済むんですが、零細サークルの悲しさ、最初からコピー誌用のサイズで原稿も作っているし、もうオフセット用の原稿の作り方なんか忘れてしまいました…予算もそんなにないし!(一種ならまだしもこんなにムダにたくさん!(^ ^;))

くわえて、オフなら無くなった時点で絶版にするなり再版にかけるなり、ぱきっと大きなタームで決断することになるのですが、コピー誌だと「自分のなかではまだ旬」のものはえんえんと絶版にできないんですよね…イベントのたびに刷り足してしまって。(これでもシャーロックを優先して、その他のものはずいぶんお蔵にしているのですが…それでも宇宙探偵ホォムズカッシング本は捨てられなくて、往生際わるく置いておりマス。…シャーロックで初めてお手にとって下さった方がほとんどなはずですが、じつはもともと贋作小説と宇宙探偵でコミケのホームズジャンルに出ていたので…夏コミが小説FCでの参加だったのもそれが理由です。机のうえの本を見るとすでに比率が逆転しているんですが…(笑))

とにかくそんなわけで絶賛増刷中であります。絵や文章を描いたり書いたりするのもプリントしながら、紙の補給やインク切れに目の端を奪われながら…正直これでは没入できない。今回のレビューはいつもに増して「没入レビュー」なので、創作もの並に集中したいんです。骨子はできてるのですが、まさに「Writing is Rewriting(書くことは書き直すこと)」というタイプなので、まだまだ形も分量も変わる大事なところ。ながら仕事で推敲するのは無理だとあきらめました。それから、昨年からずーっとシャーロック浸けなので、いくら好きとはいえ(笑)インプット、アウトプットが同じジャンルのものばかりというのは息切れもしますし。なので、ほかのもので気分転換もしながら、コンディションを整えてしっかりと対峙したいと思います。せっかく人様に読んでいただくために作るのなら、自分ふぜいにできる上限のところを取り出したいですし!

それと…今回はシーズン2最終話なので、正直見返すのが…辛いですよね!(涙)それもなかなか進まない理由の一つです。あきらかに。でも毎回ハートブレイクしながら見返しております。
今回は「ここがいい」というシーンに萌えるというより、もう後半とクライマックスの圧倒的なパワーに吸い取られる感じです。が…いい台詞は全編にわたってたくさんあって、それを書き出しただけですごい分量!です!たぶん半分くらいに削らないと「ただの台詞集」になってしまうので、これから絞り込みます。(もちろん台詞集だってかまわないんですが、自分がやる上での…なんとなくの基準がそのへんにありまして(^ ^;))

英語版ではジムジョンが、シャーロックに対して同じ「I owe you」という同じ言葉を、違う意味で使っていますよね…つくづくうまい!そのそれぞれの執着とか絆とかが強烈な構図で、そのへんをレビューで浮き彫りにできればなあ…と…思います。(まったくなんてドラマだろう!幸せだっ!(笑))

ええと、そんなわけで新刊にはもう少し時間をかけることにしました。ムーパラもちょっと危なくなってきたのですが(^^;)、半端なものを作っても自分の欲求不満が募るだけなので…。ムーパラの抽選にはずれた場合に備えて、念のため十月のコミックシティスパークにも申し込んだので、いっそう精神的に余裕ができました。焦らずやろうと思います。

それと、別ルートで進行中のkindle日本版のほうが、今週もしかして開始のアナウンスがあるかも?という噂がでているんです。もし本当に日本語ストアがオープンして、KDPも日本語対応を始めるとしたら、突然そちらの贋作小説『追憶のシャーロック・ホームズ』のほうに集中することになるので、同人誌新刊はムーパラにも間に合わなく…なると思います。流動的でスミマセン!(本文の改稿はできているのですが、体裁の面とか、KDPのシステムに移してからチェックしたいところがわりとあるのです…。KDP自体もどんどんアップデートしているので、最新の機能に合わせるには大量の仕様説明を読まねばならず、それを英語で読むよりは日本語に訳されてからのほうが、トータルでかかる時間は飛躍的に減る…ということで、あちらの対応待ち状態なのです(^^;))

どちらも自分にできる範囲で読み応えのある本にできたらな…と思います。SHERLOCKは、シーズン3まではまだまだ長いですしね。(笑)完成した暁には双方よろしくお願いします♪

ところでムーパラのサイトを見て気づいたのですが、今後の開催予定が来年1月と6月になってますね。春・秋開催のパターンから増やすんですね!やった!J庭とかぶらなくて済む!(笑)ホームズオンリーを主催しているスタジオYOUが洋画・海外ドラマオンリーを始めたり、洋画系ジャンル自体が盛り上がってきたんだと思います。ムーパラで抽選なんて、ほんの二年くらい前までは考えられませんでしたもんね…。

逆にいうと、数少ないイベントの開催に発行スケジュールを縛られることがなくなってくるかもしれません。今回はサークルカットにも新刊予定を書いてしまったのでいろいろ心苦しいですが…。(オンリーやムーパラのカットはサイズが大きいので、ついいろいろ書いてしまうんですよね。零細サークルは本の告知を具体的にしないと、なかなか認知していただけないというのもあります(笑))
ジャンルの告知だけして新刊予定は自分のペースで…という理想的なあり方が、自分のとこのようなサークルにも可能になってくるかも。ありがたいです。

コミケのウェブカタログ
…そうそう、コミケのほうなんですが、次回からウェブカタログというののベータ版が公開されるそうです。

コミックマーケットWebカタログのご案内

これも画期的で、それぞれのサークルさんのTwitterアカウントと連携して、リアルタイムでそれを表示できるなんて機能も謳われています。いまのCD-ROM版同様、当選サークル以外に登録した抽選もれサークルも情報だけは載せていただけるようなので、ウェブ版はコミケに関わっていてウェブを使っているすべてのサークルさん最新情報を網羅した、すごい情報の宝庫になるかもしれません。課金について書かれてないのでまだ謎もありますが、コミケに行かれない場合の通販のための購入とか、いろんな目的でのニーズもかなり増えるのでは。ほとんどのサークルさんがウェブで直前に新刊告知をしたりしている現状に合わせた進化、そしてそれ以上な感じがします。こうなるとほんとに、日本中の同人誌に関わる人たちがすべてつながってしまいそう。これは楽しみです!

一方で、検索除けをしているサークルさんの扱いとか、いろいろ問題も出てくると思いますが、次回のコミケではパスワードが必要なようで、その後情報の閲覧を自由にするかどうかはサークルさんごとに選べる…と書かれています。うちはもともと両手ブラリなので(笑)、もしコミケのサークル情報がよりオープンになることで制約がでてきたら、それに合わせて活動内容を修正していくしかないかな…と思います。

残念なお知らせと嬉しいお知らせ、いろいろでした。SHERLOCK関連でもアップできてないレビューとかTwitterから移しておきたい情報とか、ご紹介したくてできてない映像とかたまってるんですが、こちらも時間を見つけて少しずつアップしていきますね。

BOOMTOWN幻の30話公開!
さて、話は変わって。先日こちらに書きました、内田美奈子先生の傑作漫画BOOMTOWN、コミックスに収録されなかった幻の30話ウェブでの無料公開が、9/2から始まりました!その日は朝から気にしていたのですが、実際に公開されたのは夜。もう、嬉しくて嬉しくて。当時掲載誌のガンマはBOOMTOWNのために買っていたので、たぶん既視感があるのはそのせいかと思います。でもコミックスで読んでいないので、「既視感」どまりで新鮮でした。やっぱりオススメなので、リンクを貼ります。

BOOMTOWN (J-Comi)

この作品の魅力、どう表現したらいいのかわからなかったんですが、赤松健さん(掲載サイトJ-Comiの代表取締役で漫画家さん)による紹介がズバリでした。「高い画力と詳しすぎる設定、そしてシャレた言い回し。ある意味90年代前半のサイバーパンク漫画の完成形」。そうだ、それが言いたかったんだよ~っ!(笑)

コンピューターの中のバーチャルワールドの話なので、これをウェブコミックで読むという体験自体がまたすごく、なんというか、作品世界と端が接する感じがあって新鮮です。コミックスをお持ちの方も、ぜひウェブ版で鑑賞し直してみることをオススメします。自分もわりと読み返していたので、正直内容はほとんどアタマに入ってるのですが(笑)、なぜか印象が違いました。

無料キャンペーン中のプレミアム会員登録というやつにして、拡大表示で読むことをオススメします。(無料期間終了後は一般会員になるだけで、課金は行われません)自分は最初普通に読んで、そのあと拡大にしたらダンゼン後者が見やすかったです。(紙に印刷されたものってわりと小さめでも普通に読めるんですが、なぜかディスプレイで読むときってもっと大きくないと見にくい。現実世界の解像度ってやっぱり高い?(笑))

残念ながら、内田先生のコミックスは現在ほとんどが絶版です。が、もう一つの代表作でもある『赤々丸』は数年前に復刊コミックスが出ました。(表紙は描きおろしで少し絵柄が違います。なかに描きおろしページも♪)これも今Amazonで見たところ、三巻以外は中古でしか手に入らないようですが…。でも、そのほかの作品も、お世辞でなく本当にすべてオススメです。
(一人の漫画家さん、あるいは作家さん、監督さんのすべての作品が好きというのは、自分にはけっこう珍しいです。自分などがおすすめすることに価値などないですが(^ ^;))未読でご興味わいた方はどうぞリンクを覗いて見てください。レビュー等、自分の舌足らずの文章より参考になると思います。

内田美奈子先生のAmazon著者ページ 

内田先生の作品は本当に思春期からずーっと好きだったので、コミティアのスペースに本を買いに行ったときは、緊張してまともにお顔を見ることもできませんでした。でもTwitterだとわりと冷静でいられるので、さっそく感想を送らせていただき、ご親切にご返信もいただきました。作品からはクールな印象を受けますが、こういう方面、とてもマメな方だと思います。でもここに貼る性質のものではないので大事にしまっておきます…ええと、前にここにツイートを貼ってしまった方々が大事じゃないわけではもちろんなくて(^^;)。(兄や島本先生はもともとがああいう芸風(?)でいらっゃしいますし)

でも自分にとってそういう方々の動向を、リアルタイムに知ることができる今の状況、本当に嬉しいです。なんかまた「好きな人のノロケ話」みたいなもので終わってすみません。そして全体長文ですみませんでした。…削る時間がないときはかえって長くなってしまう…。(笑)


 

2012/8/31(金)

『ホーキング』
ベネディクト・カンバーバッチが理論物理学者スティーヴン・ホーキングの青春時代を演じたTVムービー『ホーキング』。ディスカバリー・チャンネルの夏の放映のお知らせを書きましたが、うちは加入していなくて見られませんでした。今回ご厚意により、日本語吹替え版を拝見することができました。(Abbey(@swalloworchid)様、ありがとうございました!)Youtubeで英語版はちらちら見ていたのですが、やっぱり英語字幕もないのはお手上げでした。(^ ^;)最初日本語版をコミケ直後に見たときも、ちょっと疲れが残っていたのか、いろいろ「???」なところがあったんですが、やっと再見していろいろ腑に落ちましたので、感想とご紹介を書かせていただきます♪

まずは蛇足ながらホーキング博士について…博士は筋肉が萎縮していく筋萎縮性側索硬化症という難病で、車椅子でコンピューターに連動した発声システムを使う姿で知られていますね。数年で死に至ると言われる病気ですが急に進行が弱まったそうで、21歳で発病したにも関わらず、70歳の今もご存命です。ちょうど昨日やっていたロンドンパラリンピックの開会式にも、博士は登場していましたね。理論物理学の天才であると同時に、『ホーキング、宇宙を語る』やSF好きの茶目っ気のあるキャラクターで愛されてもいます。普通に見て目がきれいですよね♪

この作品では発病した大学院生時代が描かれます。誕生日の夜の発病から始まり、医師に匙を投げられてもあきらめないご両親の支え、のちに奥さんになる女性との絆、当時の有名天文学者でSF作家でもあったフレッド・ホイル(ここでは悪役です(笑))との対立と、ロジャー・ペンローズとの交流、そしてビッグバン理論の成就…というあたりです。

構成は、のちに宇宙背景放射(ホーキングらの説を裏付ける、ビッグバンの余熱)を検出してノーベル賞を受賞した二人の科学者の、受賞前のインタビュー場面と交互に編集されています。二人の科学者の名前がなかなか出てこないので、あれだと予備知識なく見た視聴者はどちらかが後年のホーキングなのかと思いそう。(^^;)まあ、がっつりホーキングの伝記映画というより、ホーキングの青春時代をからめた「時間の始まりを解き明かす物語」となっているので、そういう狙いなのでしょう。また、実際の出来事に演出を加えていることは冒頭断られているので、実際の博士の体験とは多少違うところもあるかと思います。

さて、それはともかく。ベネディクト・カンバーバッチはこの演技でBAFTA(英国アカデミー賞)最優秀男優賞にノミネートのほか、別の賞でも受賞・ノミネートがあります。納得でした。ぶっちゃけ障害者かゲイを演じると俳優は評価されやすい、とは言われますが、やっぱりすごくよかったです。印象的なのは病気の表現より、むしろ子供のようにイノセントな「喜び」の表情でした。一番印象的だったのは、ビッグバンが理論的に可能であると気づいたときの心底嬉しそうな笑顔。ほかのシーンでも笑顔はとにかく印象的です。見かけシャイそうなのに、物理ネタで女の子を口説き落としてしまう凄腕(笑)ですが、あのきれいな眼とイノセントでかわいい顔つきで見つめられたら無理もない。お若い頃のホーキング博士ご本人も吸い込まれるような瞳のキュートな方なので、こちらも納得であります。

もちろん、治療法がなく余命数年と言われた病気なのですから、死の恐怖も描かれます。でも本当に怖がっていたり苛立っていたりする描写はごくわずか。その代わりに、バスタブのなかで水中に沈んで、息をとめて時間をはかる、というシーンが何度か出てきます。病気のことを医師に問いただしたとき、自らの末路を「いずれは呼吸筋も萎縮して、溺れたときみたいに息ができなくなるんだ」と言う台詞があるので、ここは複雑な心理の発露と見えます。第一、冒頭では仰向けに寝たままいきなり動けなくなっているので、バスタブでその状態になったら溺死することを自覚しているはず。そういうことをあえてやっていることに、無鉄砲な若さとか、人に見せない攻撃的な面を、「死の恐怖」に対してぶつけているようにも見えます。それと同時に、時間は一定ではないという物理学の理論をムリヤリ体感しようとしているようにも見えました。

でもそういう、ある意味悲痛な面は作品のメインではなくて、宇宙の真理を発見していくことの興奮のほうがテーマになっています。むしろ死の恐怖があったからこそ、「宇宙の真理」というばかでかい命題に全身でのめり込めるんじゃないでしょうか。凡人だって、余命が少ないと意識したうえで行動できる程度に冷静になれたら、やることの優先順位は変わるはず。老後の心配なんかしないで、めいいっぱい、今やるべきだと思うことに全時間をつぎ込むでしょう。ある意味、日常的な瑣事を超越する特権が得られますよね。その特権が博士の「天才」の傍らに追加されている気がします。

でも博士がすごいのは、そういう悲壮感で集中するというのでなく、「当たり前のように」未来の人生を計画して、病気が相手にもわかっているうえでプロポーズもして、普通に生きていること。ラスト近く、これからの予定を婚約者に聞かれて、万物の理論(重力と量子力学の統合)に取り組むと言い、二十年もあればできるとさらりと言っているのが象徴的です。
博士ご本人の内面はわかりませんし、「そうして見せる」という側面もあるにはあるかもしれません。自分の体も動かせない博士が「普通のこと」を楽しんで「見せる」ことには、否応なくなんらかのメッセージが込められます。それにもともと、博士には少しパフォーマー体質なところがあるようです。(某探偵を思い出すなあ、どうしても(笑))新スタートレックにゲスト出演したり、いろいろやっておられますよね。

さて、まじめな話ばかり書いてしまいましたが、じつは萌えも強烈な作品で。(笑)ベネさんのホーキングぶりはもちろんそうなんですが、ホーキングと意気投合するロジャー・ペンローズ…この方もこのジャンル(?)ではほとんどアイドル的(笑)といっていい人気のある方なのですが…(前にテッド・チャンがらみでペンローズの著書『皇帝の新しい心』の話題を取り上げましたですね。茂木健一郎さんとか、ペンローズの大ファンでいらっしゃいます(笑))このペンローズを演じているのがトム・ウォードという俳優さんで、これがイケメン!かっこよすぎる!印象としてはクリス・エヴァンズとデビッド・テナントをブレンドしたような…表情に精悍さもあるイケメンさんです。どこかで見た顔なのに思い出せない…とプロフィールを見ましたら、まあドラマ・映画含めていろいろ出ていらっしゃるんですが、うちにあるDVDで『SF起源 タイムゲイト』という作品ががっつり主役なので、たぶんこれが記憶にあったんだと思います。なんと前回書いたゲイティス兄の"The First Men in The Moon"の原作者、H.G.ウェルズを演じています!(『タイムゲイト』詳細はよく覚えてませんが、なんとなく『コナン・ドイルの事件簿』H.G.ウェルズ版、みたいな趣向だったような…すいません、見直さないと!(^^;))

とにかくこのペンローズとの交流のおかげで、時空の特異点の着想から、ホーキングは当時異端視されていたビッグバンが仮説として可能であると思いつきます。(理論をきちんと理解しているわけではないので、作品のなかでの文脈の理解どまりです。あいまいですみません(^^;))この、なんというか…知的領域での「交わり」たまらなく萌えます!このビッグバンのアイデアをひらめいたシーンが、さっき書いた一番笑顔が印象的なシーンなのですが…ここでホーキングは乗っていた列車から降り、見送りに来て帰ろうとしていたペンローズを大声で呼び戻して、自由にならない体で地面にチョークで図を書いて、アイデアを説明します。ペンローズと二人で喜び合うこのシーン、すばらしく萌えるシーンでもあります!(^^;)

二人のシーンはいちいち別回路が作動してしまう作りで困ってしまいます。(笑)初対面はパブで、一人カウンターで「数学のことを考えていて異次元にいっていた」ペンローズを見かけたホーキングが、友達に「誰?」と聞きます。なんというか、「典型的」な出会いのシーンではないですか!(笑)

そして一番重要なのが、ペンローズがバッハの未完成曲には終わりがなく、音がとまったあとに聞こえると言うシーン。レコードをホーキングに聴かせて、音がとぎれたあとに「聞こえる?」と聞きます。(そういえばSHERLOCKでもジムとシャーロックは未完成の曲の話をしますね。「未完成のままであることが我慢できない」という文脈でした。ここではまったく違う意味で「未完成」が出てきます)ここでもカンバーバッチはいい笑顔を見せて、なにかがわかったこと、二人がなにか通じ合ったことを表現しています。

ラストでもホーキングは、嬉しそうに「聞こえる?」と独り言を繰り返します。最初はピンとこなかったんですが、二回目でこれが、別の時系列で挟み込まれてきた宇宙背景放射…ビッグバンのあとに残る残響…のイメージにもつながっていることに気がつきました。日本語翻訳が少し書き言葉近いこともあり、ちょっと細かいニュアンスを感じ取るのは難しかったのですが、この「聞こえる?」という言葉が全体をつないでいる気がします。 「ビッグバンの残響」「未完成の音楽の音がとまったあとに聞こえるもの」のイメージが重ね合わされ、死のあとにも永遠に残るもの、みたいなイメージも感じました。つねに死と背中合わせのホーキングにとっては、自分を忘れて没入することを自然に望むような、魅力的な概念である気がします。

実在の偉人(しかも存命中)を扱った作品ということで、どうしても「文部省選定」的な大味さは感じますが…これは『アメイジング・グレイス』もそうでした…それにしても、やはりこの作品のカンバーバッチは出色でした。シャーロックにも妙な子供っぽさがありますが、ホーキングはさらに「イノセント」でかわいい♪日本でもぜひソフトをリリースしてほしいです。

…そうそう、キャストにあまり触れませんでしたが、どこかで見た人ばかりでした。ホーキングの父親役もどこかで見た顔なのですが、母親役ははっきり思い出せて、『モーリス』でヒュー・グラントの奥さん役をやっていたフィービー・ニコルズでした。気丈なお母さんがよく似合っていました。そしてホーキングの指導教官役が、なんとSHERLOCK『グレート・ゲーム』でケニー・プリンス(殺された女性テレビタレントの弟)をやっていた方でした!(調べたところお名前はジョン・セッションズさん)ここではSHERLOCKとは打って変わってシリアスで、ホーキングの病気を知ったうえで手心は加えず、学説の面では相容れないまま対立もせず、誠実に彼を扱う人格者です。

このセッションズさん、じつはマーティン・フリーマン主演の『Nativity!』にも、フリーマンの元カノの父親役で出てきました。(『Nativity!』ではわりと厳格な感じのお父さんで、シャーロックのときと比べての二人の立場の違いが面白かったです!奇しくも似たような、居間のソファで話し合うシーンがあるんです。(笑)これも早く日本版リリースしてほしい~!!)
そしてよけいなことですが、IMDbによるとこの方もリアルライフではオープンなゲイだそうです。そういえば『グレート・ゲーム』でジョンの横に座るシーンは不自然に顔を近づけていて、ジョンを「そういう意味で」値踏みしているように見えておかしかったですね。(笑)IMDbでは俳優でコメディアンと紹介されていました。

しかしほんとにゲイの方多いのかな、あちらでは…いや、日本ではオープンにしている方が少ないのか…?それともプロデューサーでもあるマーク・ゲイティス兄が、なにかと差別を受けやすい同胞を支援しているのか…いろいろ想像も膨らみます。

話がそれました。(^ ^;)…前にも書きましたが、カンバーバッチはほかの科学番組でもホーキング博士の声を担当していて、実際博士に会ったこともあるそうです。

字幕なし・英語版の"Hawking"はYoutubeでも見られます。
こちらは分割アップの第1パート。

 

こちらは実際のホーキング博士のご結婚時の写真。ちょうどこの作品で描かれている時代です。
チャーミング♪

 

パラリンピック開会式のホーキング博士の映像です

 

2012/8/27(月)

月世界最初の人間
昨夜はマーク・ゲイティス兄脚色・出演の"The First Men In The Moon "を鑑賞しました。日本版がまだ出ていない(というか出る希望がもてない)ので、PAL盤を買っていたもの。コミケやらなにやらで後回しにしていたのですが、やっと見られました。
原作はH.G.ウェルズの同名小説。日本ではよく『月世界旅行』とも訳されるので、最初同じ邦題のジュール・ヴェルヌの作品と勘違いしていました。(^^;)ヴェルヌのほうは以前小説を書いたときに参照のため読んだのですが、ウェルズのは未読でした。でも、ジョン・デ・ランシー(新スタートレックのQ役で知られる方…あ、自分がシャーロックのパロでよく書く「Q」は007の諜報部の秘密兵器発明おじさんのほうです。念のため(笑))が、同じ作品を朗読劇にしたものは見たことがあったので、ストーリーは知っていました。なので今回はあまり英語字幕は読まず、なるべく流して見るようにしました。全体に夏休みにNHKが子供向けに放映するのにふさわしい感じなので、いつかテレビでやってくれないかなー、と思います。

お話の舞台は20世紀初頭くらいのイギリス。借金をしてロンドンから田舎に逃げてきたベドフォードという男が、カヴォアという発明家と知り合います。(名前のスペルはCavor。発音を聞いてると「カヴォア」なんですが、ウィキペディアの原作の項では「ケイヴァー」と表記されています。カヴォアで刷りこまれてしまったので、ここでは聞いたままで書いておきます)発明家のカヴォアを演じるのがゲイティスさん。この時代らしい頬髭に丸めがねで、いかにも愉快ななんたら博士、みたいな扮装です。考え事に夢中になると、無意識に耳障りなハミングというかうなり声というか…を発する変人ですが、純粋に科学や知識に惹かれるタイプです。一方ベドフォードは金銭欲に駆られるタイプ。カヴォアが重力作用を遮断する物質カヴォライト(これもメジャーな邦訳はケイヴァ-ライトなど)を発明したことを打ち明けると、これで一山当てられると見て協力を申し出ます。

ところがカヴォアは実用的な応用は眼中になく、なんとこれを使って月まで飛ぶことにします。最初反発していたベドフォードも同意し、二人は月へ。そこには空気があり、地下には蟻のような姿月世界人(セレナイト)が住んでいます。二人は彼らにつかまり、地下世界に連れ込まれます。(だからタイトルが「on the Moon」(月面)でなく「in the Moon」(月の中)なんですね。)いろいろあってベドフォードだけが地球に帰還し、残ったカヴォアはセレナイトたちと意志の疎通ができるようになります。しかし地球のことを聞かれてうっかりいろいろしゃべったため、セレナイトたちは地球を危険視するようになります。カヴォアはカヴォライトの作り方も彼らに教えるのですが、自分がしゃべったことのために地球が危機にさらされることを悟り、ある行動に出ます…

「月に呼吸できる大気がある」なんていうおとぎ話ですが、現代人はもちろん月に空気などないと知っているので、最後は「どうして月は今のような状態になっているのか」が納得できる形に着地しています。最後にカヴォアがとる行動がそれで、この部分は原作にはないようです。脚色段階での工夫でしょう。ここが独特の余韻と説得力を残しています。ゲイティス兄、ここでもアップデートの手腕を見せています。「子供向け」テイストではありますが、映画の始祖、ジョルジュ・メリエス『月世界旅行』へのオマージュ映像なんかも入っていて、遊び心と映画・古典SFへの愛が感じられるチャーミングな作品になっています。(ゲイティスさん、リーグ・オブ・ジェントルメンなどを見ても、もともとそういうジュブナイルなものへの嗜好というか、引き出しをお持ちのような感じがします。ドイルがお好きなんだから当たり前か…(笑))

ところで、カヴォアはファラデーという名前(科学者の名前ですね)の犬を飼ってるのですが、この犬、ゲイティスさんご自身がパートナーのイアン・ハラードさん(この作品でも通訳になるセレナイトの声を担当)と飼っているブンゼンという(ハラードさんが写真をツイートしてるので犬も顔は知られています(笑))に似ているんです!もしや…と思ったんですが…いや、ちがうかな。タレント犬として訓練された犬でないと撮影は無理かしら。もし飼い犬をゲスト出演させたんだとしたら楽しいんですが。あるいはこのときのタレント犬を引き取って飼ってるとかいろいろ妄想が…。(笑)
*追記・今広辞苑で「ファラデー」を調べたら、業績のなかに「ベンゼンの発見」というのがありました。もしかして私が「ブンゼン」と読んでいたのは「ベンゼン」…?と思ったんですが、スペルが違うようです。うーん、でもやっぱり気になるなあ…(^^;
*さらに追記・今IMDbを見たら、ファラデー役「Bunsen」と書かれてました!ちゃんと「Actor」としてブンゼンのページもあります!出演作一つしかないけど!写真がないのが残念!(笑)→IMDb Bunsenさんのページ

 

それと、これは個人的な出来事なのですが…ちょうど昨日、ニール・アームストロングが亡くなりましたよね。まさに人類で初めて月に降り立った人。自分はこのニュースを、朝にゲイティス兄のツイートで知りました。そしてこの作品を昨日見ることは、あらかじめ決めていました。
この作品、じつはちょうどアームストロングが月に降り立った日…1969年7月20日アポロ11号の月着陸中継でお祭り騒ぎになっている日…に、かつて月世界旅行をした老人(ベドフォード)が少年に回想を物語る、という趣向で始まるんです。買ったときに冒頭だけは見ていたので、ツイートを見たときはあまりのシンクロにちょっと驚きました。

( いつもは「今日これをみる」なんてタイトには決めないんですけど、たまたまイベント準備や原稿書きその他が錯綜している時期なので、頭を整理するため、先週あたりから週単位でTo Doを書き出していたんです。夜見るDVDもレビューのための視聴を計画的に組み込むため、付箋に書いて手帳に貼っていて、そのためよけいに「シンクロ感」がありました(笑))

…そして最後まで見てさらに驚いたのは、ラストも月面に降りたアポロ11号で終わること。しかもアームストロング船長自身の交信の肉声で終わるのです。…ゲイティスさんがらみでは日常的に細かいシンクロがけっこう多くて、勝手にご縁があるなあ、と嬉しがっていたんですが、こんなに気味のわるい(?)一致は初めてだったので、ちょっと記念に(笑)書いておきます。…まあ、入れ込んでいる対象の関連事項にはアクセスする回数が増えるので、シンクロっぽいことも増えるのは当たり前なんですけどネ。(笑)

ゲイティス兄、アームストロング船長とはこんなふうに作品でも関わっていたのに、追悼の言葉は
「Good bye, Neil Armstrong. From all Mankind.」(さよならニール・アームストロング。全人類より)
とあっさりしたもので、ぐちゃぐちゃ書かないのが兄らしいかっこよさでした。しかもアームストロングの有名な言葉、
「That's one small step for (a) man, one giant leap for mankind.」
(この一歩は一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類(Mankind)にとっては大きな飛躍である)
にあった、Mankind(人類)という言い回しを使っていて…つくづく素敵なセンス。また惚れ直しました。(…すみません、レビューだったのに、またノロケ話で終わります…(笑))

ありがたいことに、このDVDは特典映像にも英語字幕がついているので、本編の台詞の確認も含めて、これからまた゛しっくり楽しもうと思います♪

なぜかAmazonに画像だけのリンクがないので、写真が小さいですがコレで貼ります。
ジャケットはこんな感じ。月面にイギリスの国旗が立っています。いかにも「大英帝国」の頃の作品ですね。(笑)
 

"The First Men in The Moon"トレイラー。なぜかBGMがガイ・リッチー版のホームズのテーマ曲です。
雰囲気にはよく合っていますが…なんの冗談?(笑)

ついでに追悼映像を。abcニュース:「月面最初の人間、ニール・アームストロングを振り返る」

 

 

 

2012/8/22(水)

SHERLOCK日本初放映から一周年
…なんだそうです。思い返せばそうですね、昨年2011年は世に中全体も、個人的にもいろいろあった年で、一年前の今日はまだローテンションだった気がします。それがこれでカーンと持ってかれて、もう見事にモードが変わったというか。大袈裟でなく、人生が変わった気がします。まあ、そういう「転機」になった作品というのは振り返るといくつもあるのですけど…それって自分にとってはリアルでの人との出会いに劣らない、否、それ以上に人生に影響を受ける出来事なんです(笑)

この一年でのいろんな出会いとか、新しい体験とかたくさんありました。もちろんSHERLOCKがなかったら、(おもに同人誌やネットを通して、という間接的な形にせよ)こんなに大勢の方と関わることはなかったし、面倒な英語にここまで接することもなかっただろうし、そしてもっと深い個人的なレベルで、作品そのものからいろんな影響を受けていると思います。こういうレベルでは、もう作ってくれた人たちでさえカヤの外(笑)で、作品と自分とのダイレクトな交感領域です。あらゆる創作物は生命をもったとたんに、そういう「個」になると思いますし、その価値はたぶん一人一人にとって違うものなんだと思います。ファン同士でさえ、とらえているものは微妙に違うはずですもんね。。

この一年で、自分のなかの潜在的な引き出しもいくつか開けることができました。きっとこのドラマに出会ったみなさんほとんどがそうだと思います。このドラマが「あるのが当たり前」になってる日常が、ほんとに一年前の今日と比べると異質に思えます。あらためて感謝を、誰にというのではないですが、このドラマ自体に捧げたいです。ある意味記念日ですね。お祝いしましょう♪(笑)

以前ご紹介した、予約受付中のBBC公式ガイド本もAmazonで画像がついたので、
あらためて画像つきリンクを貼っておきます♪記念日記念日♪

同人誌での関わりといえば、メールやTwitter、お手紙でいただいているご感想、本当に嬉しいです。ファンブックは99.99999....%、自分以外の力でできたものなので、この手の同人誌で「ありがとうございます」というのはお門違いだし僭越な気がしていつも抵抗があるのですが…でも、ありがとうございます。楽しみをシェアしていただけたことが嬉しいです。デジタルでいただいたものも全部プリントアウトして大切にしています。(以前パソコンがクラッシュして、いただいたメールとかぜんぶ失ったことがあるので、それからはいただいたご感想とかはプリントしておくことにしました(^^;))創作系のものでのご感想は、より オリジナル成分(?)の多いものに向かうときにも勇気をいただいています。ここからいい形で実を結ばせることができれば理想的だなあ、と思います。

 それから、自分もこういうポジティブなサイクルに関与できるんだよな…と気づき、自分が好きなものとか、それを作っている方たちとかに、フィードバックをできるだけ返そう、と考えるようになりました。ここみたいな個人的な場所とかでは「好き」なことは表明しても、直接その対象に見えるようにそれを表現したことがあまりなかったんです。本やDVDなら、それを購入することが一つの支援ではあるんですけど、それ以外という意味では。

これを意識すると、ある種の主体性が自分のなかにできるんですね。今ふと、スポーツチームを応援しているような方たちはいつもこういう感覚を味わっているのかな…とも思いました。(そういう経験がないので(^^;))これもSHERLOCKに関わってから得たことの一つ、といえるかもしれません。あつかましくない程度に、ファンとしても主張していきたいです。

ムービースターSHERLOCK特集
で、まるで記念日に合わせたかのように(笑)、昨日、発売が待たれていた『ムービースター10月号 』が発売になりました。ベネディクト・カンバーバッチの独占インタビューという情報で宣伝されていたのですが、どの程度のものかもわからないし、実物を見てから購入を決めようと思って予約はしませんでした。見たらストーリー解説も含めると全部で10ページという、けっこうな分量だったので購入しました。全ページカラーの雑誌なので、写真ももちろんカラーです。

ムービースターを買うのは数年ぶりです。映画情報誌というより、海外の人気俳優に焦点を絞ったアイドル誌に近いものなのですが、できたときから目のつけどころがなんというか、ムーパラあたりと相性がいいんですよね。(笑)定番の大スターより「萌える」系の俳優さんが取り上げられやすくて。たとえば指輪の時のヴィゴ・モーテンセンショーン・ビーンなど、ほんとに同人系で受けそうな人たち(笑)が集中的に取り上げられていました。ミーハーといえばそれまでですが、その頃の映画雑誌というと『スクリーン』と『ロードショー』くらいしかなかったので、一時期毎号のように買っていました。見たところ、今も「ムーパラと相性がいい」編集方針は変わらないようです。(笑)

今回の特集(特集は複数あってその一つという扱い)は、ベネディクト・カンバーバッチのインタビューがメインで、なんとカンバーバッチの折り込みポスターつきやっと「適切な」扱いを日本語メディアで見たような嬉しさがありました。(笑)ご本人に関する情報など、すでにネットでは出ていたものが多いのですが、日本語の紙媒体で落ち着いて読めるというのは感慨が。ちょっと間違いもありますけど。(笑)

ムービースターなので(?)ベネさんメインは仕方ないですが、ネタバレつきのストーリー解説で4ページも使うなら、マーティン・フリーマンのインタビューも(「独占」でなく既出ソースの翻訳でもいいから)載せてほしかったな…。ホビットとか公開になったらたっぷり載るかな。…でもこれも読者の反応しだいかもしれないので、微力でもなにかの形でフィードバックを返そうと思います。(笑)
…逆にいうと、BS放映とシーズン1のレンタルしかないという今の状況では、まだまだストーリーの「ご紹介」モードなのかもしれません。渦中にいるとわからないけれど、日本での知名度はまだまだなんですね。
マーク・ゲイティス兄はマイクロフト役として爪くらいの大きさの写真が載ってるだけですが、ムービースターにこの人を取り上げろなどと無理なことは申しません…圏外ですよね、はい。(笑)

「アイドル誌」のため、ご本人の恋愛事情などのゴシップも取り上げられやすく、ホームズ原作とのかかわりとかいう切り口はほとんどないので、そのへんはまあ、趣味に合う方、合わない方、いろいろだと思います。でも日本語でフルカラーで10ページの特集、というだけでも、十分を通り越して嬉しいです!(笑)

マーティン・フリーマン関連映像
マーティン・フリーマンの記事は少なかったのですが、プロフィールでは知らなかったこともありました。子供の頃に喘息と、足の矯正のための腰の手術を体験しているそうです。ほかでアレルギー持ちだとも話していたので、ベジタリアンなのもそのへんからでしょうか。(世代的にご両親がそういうムーブメントにはまっていらしたのかな、と思ってましたが、実益としての事情もあったのかも)その後演技を学んで17歳のときの舞台で高評価を得たとのこと。そういえば、昨年SHELROCKにはまってネットでフリーマンの情報を漁っていたとき、十代の頃の舞台の写真があって画像のコピーをとっていたんですが、もしかしたらこれの可能性もあります。(ネットで見たときは18歳の時と書かれていた記憶がありますが、興業期間が誕生日をはさんでまたがっていたとかも考えられますし…続けざまに出た別の作品かもしれませんが、とにかくその頃の姿ということで)

最初に写真だけ見たときは「いろんな意味でヤバくね?」とか軽薄なことを思ってしまったのですが、失礼しました。(^ ^;)舞台自体のレビューと一緒に載っていたものなんですが、残念ながらブックマークをしておかなかったため、今探し出せません。タイトルもわかりませんが、たしか疫病が流行した時代に、あえて村を封鎖した人たちの話…とかなんとか書いてあった気がします。たぶん病気を入れないためでなく、病気が外へ広がらないように、住民が外部に逃げ出すのをあえてやめたという話ではないかと推測したんですが…。(『巨象の道』というエリザベス・テイラーの映画で、たしかセイロンの茶園で疫病が起きて、茶園主が同様の封鎖措置をとるって話がありました。勇気を試される状況ですよね)

…例によってワタクシの英語力の限界がありますので、間違っていたらご容赦を。この手の情報を確かめるときにいつも参照していたイギリスの「一番古いマーティン・フリーマンの非公式ファンサイト」Martin Feeman Onlineさんが、なぜか少し前からアクセスできなくなっていて、ちょっと詳しいことを今書けません。すみません。さがせば他の英語サイトや日本語のファンサイトさんとかで、情報を整理して検索できるようになさっているかもしれません。 とにかくそのレビューのなかでも、マーティン・フリーマンが素晴らしいと名指しで書かれていました。

ついでなのでもう少し、ご紹介し損ねていたフリーマン関連のビデオを。これらもその頃に見つけたんですが、長いのでそのとき見終わることができなくて、印をつけたまま放置していたものです。(出し惜しみではなく自分がきちんと見終わってなくてご紹介が書けなかったためアップできませんでした(^ ^;)。今日は放映一周年記念日ということで(笑))
一つ目はフリーマンが軍人だったおじいさんを調べたりして自分のルーツを探るドキュメンタリー"Who Do You Think You Are"です。すでにご覧になっている方も多いと思いますが、お宝映像には違いないので。(笑)ご自宅(たぶん)が映ったり、ご兄弟も出てきたり。まだ最後まで見られてないので、それ以上のことはわかりませんが、なかなかプライベートを明かさないフリーマンの映像としては貴重だと思います。(下に貼ったのが最初のパートで、全部で5パートあります。一つ見終わると関連として次のが出てくると思います)

 

もう一つ、こちらはムービースターでも触れられている、大好きだというモータウン・ミュージックの聖地を訪ねたドキュメンタりー。記事にあったタイトルと違って"Martin Freeman go's to Motown"となってますが、やはりBBCの番組です。同じものを指すのかはわかりません。字幕がないと内容がつかみづらいですが、大好きなものを目の前にしたフリーマンの素の顔だけでも、見る価値があると思います。自然でキュートで。(笑)

こちらも5本あるのですが、なぜかパート5がすんなり関連クリップとして出てこないようなので、いちおう5本目も貼っておきます。ごゆっくりどうぞ♪

 

 

2012/8/18(土)

内田美奈子先生の傑作漫画が無料公開中!
ええと、大好きな漫画家さん、内田美奈子先生の傑作漫画『BOOMTOWN』が、なんとウェブで無料で読めることになっとります!Jコミというサイトで、ご本人が告知もなさっているので正規の公開です。期間限定なのかどうかわからないんですが、なんとコミックスになったシリーズ全部!(ウェブ漫画に慣れてないので、これが当たり前なのかもしれないですが(^ ^;)びっくり!)

Jコミ: BOOMTOWN

近未来のお話で、感覚変換をして入る体験型バーチャル空間BOOMTOWN(ブームタウン)を舞台に、際限なく発生するバグ(これがBOOMTOWN内ではモンスターや怪現象として発現する)をバーチャル空間内で退治する「デバッガー」たちのお話。主人公は非常に優秀でドライな性格の美人デバッガー、武部朱留(たけべ・あける)ちゃん。(お名前にもハッカーだったキャラクターの出自がさりげなくイメージされます♪)バグだけでなく、BOOMTOWN内で働くXYZ-P(データに人格を乗せたキャラクターたち。感情らしきものも持っているけど記憶は消去・書き換えできてしまう)とユーザーの絡んだドラマとか、ユーザー同士のドラマとか、ほんとに読み応えがあります。ドライでいながら理にかなっている朱留ちゃんの台詞の数々とか、個性的なサブキャラクターたちとか、内田先生節も全開。そしてもちろんあの絵柄。緻密に描きこまれた背景も魅力の一つです。

これ、描かれたのは90年代前半なんです。でもその後一般化する似たウェブサービスを正確に予見しつつエンターテインメントにしていて、お見事というか、当時完全に夢中になりました。(一時話題になったセカンドライフは、やったことないですが似ていそう。感覚変換こそないですが…)バーチャル空間で毎日会えるけど、実際にいるのは離れたところ…とか、今のソーシャルネットワークで起こってくる事柄もすでに描かれていたので、その手の話題が出てくるたびに「既視感」があったくらいです。

じつはこれを読んでいたせいで、評価の高いテッド・チャンの『The Lifecycle of software object(ソフトウェア・オブジェクトのライフサイクル)』にまるっきり新鮮味を感じなかったのです。ソフトウェア生命体を「育てる」とか、リアルな人間との係わり合いというテーマで出てくるモチーフは、すでにブームタウンのXYG-Pで描かれていたし、チャンの小説では主にユーザーや開発者同士のチャットで問題点を描いていて「ドラマ」になってないんです。テッド・チャンは大好きなんですが、これはさすがに見劣りがしました(^ ^;)。まあ、アイデアの外挿が売りものなら、すでにどこかで見たアイデアは魅力的に映らないのはあたりまえですし、あちらはBOOMTOWNを知らずに書いてるのだから仕方ないですが…。逆に、BOOMTOWNがいかにSFとしてもクオリティーの高いものであったことか。(今読んでもまったく古びた感がないです!)チャンさんはあの小説で賞をとってるんですよね…ああ、英語圏の圧倒的優位!(^ ^;)

このJコミというサイトで公開していた別の漫画家さんの作品が、フランスで紙の本になるというニュースを昨日見たので、BOOMTOWNも海外で再発見されてほしいなあ、と思います。海外だけでなく国内でも…掲載誌がメジャー系でなかった『コミックガンマ』だったので、ご存知ない方も多いんですよね。隠れた大傑作です。ホントに!

(よけいなことですが、ガンマには「内田先生が描いている」という理由で(笑)投稿しまして、小さな賞にひっかかって一度だけ、穴埋め原稿として掲載していただいたことがありました。「こういう作品でなんでうちなんですか」と言われましたが、ほんとの理由はもちろん言いませんでした。(笑)「内田先生と同じ雑誌に載る」という念願がいきなり叶って、ちょっと気が抜け(^ ^;)、次の作品を描きあげないうちにガンマが廃刊になって連絡がつかなくなり、返却の約束ができていた原稿は帰らぬ人となりました…。(もちろん紙原稿だったから、ほんとになくなっちゃったんです…いろんな意味で苦い思い出です(泣))当時別ジャンルの小さい出版社に勤めていたのですが、事務処理的にこんなお粗末なことって考えられなかったので、「漫画編集部ってずいぶんルーズだなあ…」という印象を持ちました。もちろんすべてがそうではないとは思いますが!(^ ^;))

ええと、内田先生は現在同人誌(もちろんオリジナルです)も制作なさってまして、コミティアにもときどき参加なさっています。コミックスにならなかった作品がこちらで読めます♪とらのあなで通販も可。Jコミの漫画掲載ページから、先生のブログにもツイッターにも飛べます♪ブログではイラストやフェルト人形(めね田さんも~♪)、今後の予定とかいろいろ告知もされますので、ファンの方やご興味のわいた方はぜひどうぞ♪

『BOOMTOWN』は先生ご自身も思いいれのある作品だと書かれているので、ぜひ続きが読みたいです!ファンとしてなにかできることはないかと考えています…。でも、一部で出版崩壊とか言われているこういうウェブ展開とか、電子書籍とかが刺激になって、クリエーターさん自身が露出を模索できる道が拓けてきたのは間違いなくいいことだと思います。(もともと出版社となんのつながりもないアマチュアと違い、商業作家さんはいろいろあるでしょうから)
読みたいですマジで!続き!ていうかあのキャラクターたちにまた別のエピソードで会いたい!それが叶うかもしれないと思うと、最高にワクワクします♪

 

2012/8/15(水)

ゲイティス兄のポワロ放映
昨日はマーク・ゲイティス兄が脚本を書いた名探偵ポワロ『鳩のなかの猫』が放映されたんですが、すっかり忘れてて録画もしませんでした…直後に知って大後悔。せっかく「タダで見られるなら我慢しよう」とレンタルしないでいたのに…(封筒なんか買いに行ってる場合じゃなかった(^^;))仕方ないのでレンタルしてきました。(19日まで近所のTSUTAYAは旧作・準新作80円です♪)明日はご本人金髪美形仕様でご登場の『死との約束』が放映されます!午後五時とか忘れやすい時間帯ですが、お見逃しなく!撫でつけ髪のタキシード姿とか見られますよっ!♪(笑)

BSプレミアム 名探偵ポワロ『死との約束』ページ

ご返信♪
…で、見逃したポワロですが、リベンジ(?)しました!なんと今朝、ポワロネタのツイートにゲイティス兄からご返信(というかツッコミ?)を賜りました♪今回は兄様宛に書いたのではなく、お名前代わりにアカウントを引用しただけだったので思わぬ横槍という感じでびっくり。でも嬉しいです!しかも早朝、元のツイート書いたあとにkindle関連とかの検索結果をチェックしていて、リアルタイムに返信がポン、と来た瞬間を見られたので(そのとき使ってたTweetdeckってソフトは、別のところを見ててもリアルタイムに来た返信とかがポップアップするんです)、「今、まさに送られたんだ」というのがあって、一瞬アタマが真っ白になりました。…で、すいません!またただの自慢くさくてみっともなくて恐縮ですが、記念にコレ貼らせてください!(^^;)
自分が書いたのは、 「シャーロックのあと、NHKはマーク・ゲイティスが書いた『鳩のなかの猫』と、彼が出る『死との約束』を放映。日本は今やGATISSED状態。どうやって?」という内容でした。(なんか裏で手を回したのでは?というジョーク…を、書いたつもり(^ ^;)) 返信は「それらのテレビ番組を見せることによって」(直訳)。兄らしい、ヘソ曲がった一休さんで思わず吹き出しました。(笑)(例によって私のへんな英語は気にしないでくださいませ)

 

たぶん最後に「How?」がついてなかったらこれはいただかなかったような気が。いちおうジョークは通じたのかな?とジョークにジョークで返していただけたのが嬉しかったです。(笑)でも読み返したら自分のツイート、SHERLOCKのスペルが間違ってました。もしかして最初そこを目に止めたのかも兄…いや、絶対そうだ。(いえ、わざと間違えたんじゃありません!スペルミスにツッコミいれるのがお好きなのは大量の揚げ足とりで存じてますが、わざとやるほど度胸ありません!(笑))しかも「今回は英語アカからだから安心」とか思ってたら、あとからコミケのスペースナンバーつけっぱなしだったことに気づきました。(いや、向こうの人には通じないから大丈夫!恥ずかしいのは日本のその手の知識がある方の目に触れた場合だけ!つまりほとんどない!はず!(^^;))

たしかにTwitterは自分のアカウントが引用されているツイートを本人が読めちゃうシステムになってるんですけど、相手が「読まれてない」と思っていそうな文面を選んであえて返信…ってよくやってます、この方!
しかもよく考えたら、昨日…というか数時間前に『ドクター・フー』のスクリーニングがあったらしくて、ご本人が「ダーレク見に行く!待ちきれん!」と書いていらしたので、たぶんそれが終わった直後で関連ツイートが殺到しているはず。…という時に「あえて」ぜんぜん関係ない話をいじってる。すべてのツイートが見られるプロフィールページを見に行ったら、「ダーレク」のあとにあったもう一つの返信も「ダーレク」にまったく関係なし。ううむ…これぞ兄。前回いただいたのも、たしかBAFTA授賞式直前のタイミングなのを知らずに(^^;)書いたピーター・カッシングネタのツイートに対してでした。(なんかホントにつかめてきたぞ、この方の性格(笑))

だいぶ前に目撃した例で未だに思い出すんですが、ここでご紹介したことがある兄の「キス顔」写真がアイコンになってた頃、「あんたのアイコンの写真て今まで俺が見たなかでサイテー(と英語で)というツイートに対して「Good mornig to you too!(こちらこそ、おはよう!)と切り返しているのを見て、なんとなくキャラクターがわかった気がしました。(笑)有名人だからこそ成立する芸風(?)かもですが。(同時にゲイ・バッシングとかいろいろ経験してらっしゃるんだろうなあ…と感じられました。なんというか、受け流し方がエレガントで、かつわざわざこういうのをいじって晒すところがイジワル(笑))…上記のツイート返された方は、「うわーびっくりした!お、おはよう!」と返してました。(え、私も晒されたの?スペルミスとくだらねージョークを晒されたのか?(二秒考えて)…まっいいか!(笑))
…とにかく、ナイーブとか紳士的とか毒舌とか、いろんなペルソナ使い分けててズルイです、兄。大好きだもう♪

…すいませんでした。最後はただのノロケ話(?)にまで墜ちました…。いや、ほんとに嬉しかったんです。ポワロ見逃したあとだっただけによけいに。ゲイティスさんいじっていただいてありがとうございました❤明日は忘れずに録画します!(^^;)

 

2012/8/13(月)

業務連絡(?)
コミケも昨日で終わり、今朝はオリンピックも閉会式。皆様いろいろとおつかれさまでした!ええと、うちのサークルの通販も昨日から再開いたしました。今朝までに入金確認がとれた分を今日、再開第一便として発送いたします。(刷り足していて第一便が1日遅れました。スミマセン(^ ^;))追って発送のお知らせとお問い合わせ番号のメールを送らせていただきますので、よろしくお願いします。(梱包を終え、今クロネコさんの集荷待ちです。メール便でも取りに来てくれるんですね。最近知りました!)

ロンドン五輪もSHERLOCKEDでした(笑)
で、今朝。オリンピック閉会式なのをツイッターで知って(^ ^;)、途中からストリーミングで見ました。日本のアカウントさんもゲイティス兄も同じものを見てつぶやいているんですから、なんだか地球は一つだなあ、と。(笑)

さて、オリンピック観戦の皆様もお疲れ様でした…ということで、こちらもツイッターで知って見ることができた、BBCがオリンピックのオープニングとして放映したという、ベネディクト・カンバーバッチの素敵な映像を貼らせていただきます。(ずっと貼りたかったんですが、コミケのアレやコレやでできませんでした!)…閉会に際して開会時の映像というのもまた味があるということで!ていうかもう、これは保存版です!(笑)じつは競技は一つも見てないんですが(^ ^;)、2012年の夏もなんか特別なものになりました♪SHERLOCKEDというよりCUMBERBATCHEDですね、ロンドン。(笑)

 

 

2012/8/11(土)

コミケ参加日終了
昨日はコミックマーケットに参加させていただきました。スペースにお立ち寄りくださった皆様、ありがとうございました!二年ぶりのコミケ出展、感慨深かったです!なんか会場につく前に、大井町の駅のホームで目が潤んでしまいました。(いや、ビッグサイト自体はコミケに出られなかった間も何度も行ってるんですけど!(笑))なんかコミケは空気のお祭度がやっぱり違うなあ、と。駅員さんの受け入れ体制がばっちりだったり、国際展示場駅の外には屋台だの、帰りには大道芸人さんがいたり。スタッフさんのノリとかやっぱり懐かしい感じがあったり。馴染むなあ、ほんとに。

昨日は西ホールに洋画・海外ドラマジャンルが配置されていたのですが、うちは以前からホームズでは小説FCでとっていたので、配置が東。そのうえ平日なのであまり来ていただけないかな…と思っていたのですが、意外にも、本当にたくさんの方がお立ち寄りくださいました。ありがとうございました!本を連れ帰っていただいた方々には、楽しんでいただけているといいなあ、と心から祈っております。

でも正直予想を超えていて、一種類をのぞいてSHERLOCK本は持ち込み分が足りなくなってしまい、とても悔しかったです。せっかく来てくださったのにご希望の本をお渡しできなかった方々、本当に申し訳ありませんでした。わざと持ち込み数を低く見積もっているわけではまったくないのです。絶対これなら大丈夫、という数を持って行ったつもりでした。うちのようなサークルでさえこれって…シャーロックの人気がすごすぎる(^^;)。うちはジャンルを渡り歩いていますが、正直オンリーサークルに近い経験のほうがわりと長く、もとが零細なのでこういうシチュエーションに慣れておりません。ちょっと手際が悪くてお待ちいただいたり、ご不便をおかけした場面があったと思います。申し訳ありませんでした。(でも昨日は委託の英国謎的倶楽部様がお手伝いしてくださったので、とても助かりました!大感謝です!)

なくなってしまったものは刷り足して、明日から通販を再開しますので、よかったらご利用ください。これから申し込む予定の来月のホームズオンリー、ムーパラなどにもまた持って行きます。ご参加の方はこれに懲りず、ぜひお立ち寄りくださいませ。

…ええと、昨日はほんとに1日スペースに居続けだったんですが、たくさんの方とおしゃべりさせていただけて楽しかったです!いろいろ小ネタとかも聞かせていただけて…その中の一つを。もしかして有名な話なのかもしれませんが、自分は知らなかったのでえらくインパクトが…。

シーズン1最終話のクライマックス、プールでのシーンについて。なんかプールというのは、ゲイビデオで定番のシチュエーションの一つなんだそうです。だから「暗いプールで服を脱がされるところなんか人に見られなくてよかった」というのは…もともとジョークとして通じますが、なんかそういう、確かな知識に裏付けされたジョークとも解釈できて…なんでそんなこと知ってるんだジョン!(笑)ていうかシャーさんにもちゃんと通じてて「噂じゃすまない」とか言ってるし。(この台詞もすごいですよね、よく考えると。英語は"People do little else."。それ以外にないな、確実だな、みたいな感じでしょうか。なんか日本語版のほうが意味深で楽しい(笑))なんで二人とも詳しいんだそんなジャンルにっ!それは脚本書いたのがゲイティス兄だから!)…とまあ、大笑いさせていただきました。もうあのシーン見るたびに思い出しそうです!(笑)

…コミケなので、たぶんシャーロックのコスプレさんも西にはいらしたのかも、と思うんですが。自分は見かけることができず残念でした。あの衣装は暑いだろうなあ。いや、バッキンガム宮殿バージョンなら涼しそうですけど!(笑)ジョンならわりと楽そうですがコスプレと気づいてもらえるかどうか…シャーロックと二人連れならいけそうですね♪(アイリーンのバトルドレスはダメダメ!それ捕まるから!(笑))

でもそのかわり、なんとスペースにデーモン木暮閣下が立ち寄ってくださいました!じつは元信者なので嬉しかったです♪最近はテレビのコメンテーターでは見ていましたが、ライブ活動を知らなかったので、少しお引き留めして話を伺ってしまいました♪うーん、芸能の日だとコスプレの元ネタがわかるものがあって楽しい♪ホームズ系を見られなかったのがほんとに残念です!

…ほかにもいろいろ嬉しいことがありましたが、このへんで切り上げておきます。とりあえずそんな感じで、私の夏は終わりました…いえ、コミケは明日まで。今日ご参加の方、お疲れさまでした。明日ご参加の方、熱中症に気をつけて、がんばってください!

 

2012/8/7(火)

ドクター・ワトスンのお誕生日
正典のワトスンのお誕生日、ということに今日はなってるんだそうです!さっきツイッターで知りました。原作にはなかったと思うので、きっとこれもホームズの誕生日みたいに、ファンの方が状況証拠から推理したんだと思いますが、なんかお祭気分に上乗せできて嬉しいですね。(笑)(しかしこんな忙しいときになんでこんなネタが!(笑))夕方まで覗きにいけなかったのでケーキも買えませんでしたが、お祝いしましょう♪写真もツイートしたやつの使いまわしですが、ネットでひろってきたワトスン各種を。グラナダはたぶんいろんなところで溢れると思うので、現代版ジョンとピーター・カッシング版2種類、三人で「ワトスンズ」にしてみました。(笑)

現代版・SHERLOCKシーズン2の男前ジョン(笑)。いわずと知れたマーティン・フリーマン

 

大好きなピーター・カッシングがホームズを演じたハマープロ版、
"The Hound of The Baskevilles" のワトスン、アンドレ・モレル♪上品なワトスンでした♪
IMDb: "The Hound of The Baskevilles" (1959)

同じくピーター・カッシングがホームズを演じた、BBCのテレビシリーズ版ワトスン、
ナイジェル・ストック。個人的にはこのワトスンとても好きです♪
プロフィールを見るとこれ以前にも ワトスンを演じているらしいですが、そちらはまだ見たことがないです。
 

ホームズとのツーショット❤カッシングは「BBC版」ホームズの先輩(?)ということになりますね。両方大好き♪
IMDb: "Sherlock Holmes" (1964~1968)

 

SHERLOCK・NHKへのフィードバックどうでしょう
…今日NHKの公式ページを改めて見て気づいたんですけど、上のほうにご意見・ご感想というボタンがありますね。クリックしてみたら、質問や感想はもちろんですが、再放送の希望も項目になってたんです。さっそく地上波で再放送してくださいと書き込んできました。(笑)郵便番号とかメールアドレスとかはいれなくちゃならないですが、本名は書かなくても送れるので気楽です。よかったらぜひ、熱い想いを NHKに突きつけてみませんか。(笑)いや、数人知り合いにおすすめしたときに、けっこうBSが見られない方とかいらしたので、地上波でやってくれたらいいのに、と思いまして。そしたらもう少しメジャーになるんではないかと。この日記ページになにを書いてもNHKには届きませんが、直接あちらへフィードバックしたら少なくとも「一票」にはなりますんで。まあぶっちゃけコレ自体オンデマンドとかBS加入の呼び水なのはわかりますが、それはあちらの都合。(笑)こちらの希望は希望として、神社にお参り程度の気持ちですが(笑)、よかったらご一緒に♪

NHKの番組サイト: http://www9.nhk.or.jp/kaigai/sherlock2/index.html

 

2012/8/5(日)

夏コミ宅配搬入完了♪
昨日ギリギリで宅配搬入をすませました。新刊もなんとか滑り込みでできたので、ゆうパックで事故がないかぎり(笑)、めでたく当日のスペースに並びます。シャーロック本、なんと6冊目です!このものぐさな私が!放映見てから一年弱で!こいつぁ異常事態だ!(笑)
新刊のご紹介は同人誌な部屋のほうに載せております。よかったらご覧くださいマセ。表紙はこんな感じになりました。。

今回は具体的にシーズン2の名台詞・名シーンを振り返りながらの、気楽な(ところどころ無駄にディープな(笑))よもやま話と、いつものギャグマンガなど。萌え返しのお供にどうぞ♪

もう一つ、うちのロングテール(もう早くも死語?(笑))の宇宙探偵ホォムズシリーズも、最新刊『牡蠣の季節』、そして『ウェブコミックコレクション』もコミケ初売りです。

シャーロック本で拙サークルを知ってくださった方にはお披露目になりますが、元はヴィクトリア朝ホームズネタでワトスンを萌えキャラにして(笑)遊んでいた『チョロQワトスン』シリーズからのスピンオフ(?)で、いつのまにかこちらがメインになり、ほそぼそと続いて5年目、シリーズひっくるめて5冊になりました。(英語版kindeで一足早く電子書籍化もしてみました♪) BBCとは対極の脱力おとぼけ系ですが(笑)、どうぞよろしくお願いいたします♪

シャーロック本は自分の見積もりを超えて完売になってしまうことがけっこう頻発しているので、うちとしてはかなり多めの数を搬入しました。でも、じつは委託サークル様から、自分が持ち込む数より多い数を見積もっているとご連絡いただきまして(^^;)、逆に「えっ、これじゃまだ足りないのか…?(汗)」と心配になっているところです。この前あったスタジオYOU主催の洋画オンリーがたいへんな盛況だったそうなんですね。(今回コミケの洋画ジャンルが金曜日なので、それに行けない方とかも殺到したのかな…と想像してますが…。自分は日程的に絶対参加は無理だったんですが…コミケと両方出る方はすごいなあ!)逆にコミケのほうは「今回金曜日で平日だし…」というのがあるんですが、「でもモノがシャーロックだし…」と迷うばかりです。

コピー誌は多く刷ると単価が下がるというものではないので(加えて、部屋に在庫を置いておくスペースがほとんどない!(笑))、イベント終了時に「全部一冊ずつ余る」数を用意できると理想なんですが(笑)、なかなか予想が難しいです。でもせっかく全国からご同好の方が集まるコミケで数が足りないというのは避けたいですし…。まあ秋にはムーパラと、またホームズオンリーもあるようなので、そちらの分を早く用意するつもりで…と、手持ちできる範囲で多めに持って行くことにして、半端な数で当日手持ちの追加分を刷っています。(…でも机の下にそんなにたくさん置けないから、限度がありますが…(^ ^;))

ともあれ、今回はコミケ出展自体が2009年の冬以来で、サークル名を変えてからは初めての参加になります。いろんな意味で感慨もあり、力も入っております。コミケでしかお目にかかっていなかった方には「あそこはやめたんだな…」としか見えないと思うので(^ ^;)、復帰という気持ちです。点数が多くて机の上がごちゃごちゃしてますが、ゆっくり見ていただけたらと思います。…とはいえ、コミケはなにかと時間が足りないこともありますけれど。宇宙探偵は以前から全冊セットを用意していて重宝しているので、今回はシャーロック本もセットを用意しておいたほうが、お持ち帰りいただくのにも便利かな…?とかいろいろ考えておりますが、セットをバラと別に置くスペースが作れるかどうか…これから立体パズルです。(^^;)うまく配置出来なかった場合、手際がわるい場面があるかもしれませんが、ご容赦くださいませ。

そして…いつも一般参加の方やご近所サークルさんから情報をいただいて帰ってくる極道サークルですので(笑)、イベントはおしゃべりも楽しみです。サイトやブログ小説のご感想なども、一言でもお声をかけていただけるととっても嬉しいです!どうぞスペースに遊びにきてくださいませ。本は買わなくてもいいですから。いや、買っていただけるとさらに嬉しいですが!(笑)

いよいよ今夜ライヘンバッハ!
BSプレミアムのSHERLOCK、いよいよ今夜、The Reichenbach Fall(ライヘンバッハ・ヒーロー)放映ですね。正直嬉しさより「これでシャーロック祭が終わってしまう」という寂しさが強いです。そのうえ、祭期間が修羅場と重なってあんまり騒げなかったし。(^^;)でもこれで、やっとライヘンバッハの台詞の答え合わせもでき、思う存分おしゃべりできますね。(でも、いざ見たら黙り込んで余韻を味わいたくなる時間があるのは確実!)ほんとの祭はこれから、ですよね!(笑)リアルタイムに見られないので、また録画で明日あたり見ることになりますが、待ち遠しいです!

…でもさっき、外出したときにまたTSUTAYAのシャーロックをチェックしてしまったんですが、めでたく全巻店頭で待機中でちょっとテンション下がりました。(笑)いや、放映したばかりだから録画しているとしても、BSを見られない方とか、けっこうレンタルなさるんでは…と思ってたので、なんだか拍子抜けで。こんなに大人気なのに…と思ったんですが、ネットってほんとに自分が見たい情報にバイアスかけてしまう、ということかもしれませんね。

…なぜか反射的に、「世の中には尾上菊五郎なんて知らない人がたくさんいるんだよ」という言葉を思い出しました。(今の菊五郎さんがお若くて、アイドル的な人気が全盛期の頃の歌舞伎雑誌にあった記事の言葉。なぜかすごく記憶に残ってて時々思い出すんです。あ、雑誌はリアルタイムじゃないです!昔古書で読みました!…ってなに言い訳してるんだ私!(笑))自分が主体でない場合も、その感覚持っていないといけないな、と時々思います。
(…よけいな話でした。なぜこの時期に、素直に浸かれないかな。…たぶん、それを忘れがちな自覚がどこかにあるんだと思いマス(笑))

マーク・ゲイティス兄の短編映画
それはそうと(笑)。昨日拾ったばかりのトレイラーです!正直こんなタイミングではもったいない(笑)、と思ったんですが、我慢できないので貼ります!なんと兄がクールな殺し屋!かっこよすぎ!惚れ直しました!!!これを見ると、最初にマイクロフトを見たときに感じた「線の細いジーン・ハックマン」みたいな雰囲気を感じます❤

 

マーティン・フリーマンもそうですが、あちらでは名の通った俳優さんでもよくショートフィルムに出ますよね。技術的にも「短いけどちゃんとした映画」という感じ。(日本の短編映画というといまだに素人学生映画、みたいなイメージでいますが…日本の例を知らないだけかな。)
本編きちんと見てみたいですが、こういうのはDVDになるかどうかも難しいし、なかなか日本で見るのが難しいですね。ネットで見られればまだいいんですが、スクリーンのサイズで見られれば理想。地元にショートフィルム専門の劇場があるので、そこでやってくれないかと儚い期待をしています…。

Official Site: Cleaning Up

Cleaning Up - Exclusive clip
 

 

2012/7/28(土)

明日はバスカヴィル♪!
なかなかまとまった文章を書く時間がとれませんでした。気になる情報が出ている最中なので、ときどきTwitterをのぞいてがーっと読んではちょっと書き込みもして、発散して原稿に戻るという繰り返し。あ、でも新刊のレビュー原稿はけっこう濃い感じになってますので!(いいのかわるいのか。レビューだけであのページ数は正直まずい気がする。(^^;)でもそうさせてしまうドラマ、それがSHERLOCK!←なんか今更すぎて恥ずかしい言い回し(笑))

今朝はオリンピックの開会式をミスター・ビーンのとこから。なんでこんなコミケ原稿追い込みの時期に!今朝の島本和彦先生がツイッターであまりに見事に「この時期のオタクの気持ち」を代弁なさっていたので貼らせていただきます。(ガマンして開会式の音だけ聞きながらコミケ原稿を描こうとしていらしたらしいです…(笑))

 

…しかもSHERLOCK放映期間まで重なって私ののーみそでは処理しきれません!それに放映を見た直後の勢いでいろいろ書き出す時間がとれないのがえらくストレスですっ!!(笑)
明日はバスカ。萌え萌えのバスカ♪脚本はマーク・ゲイティス兄。先週のベルグレービアのノリのつもりで見るとかなり肩すかしですが(^^;)これはキッパリとジャンルが違うので!ヘビーな二作にはさまれた楽しい箸休めですよ!初見の方、萌える用意はいいですか!?(笑)シャーロックについて書くたびに何度も書いてしまいますが、記憶喪失になって初見をもう一度味わいたいですっ!!

シーズン2:7月22日(日)、29日(日)、8月5日(日)午後10時~11時30分

NHKの番組サイト: http://www9.nhk.or.jp/kaigai/sherlock2/index.html

 

ミステリマガジンSHERLOCK特集号
SHERLOCK特集をしたミステリマガジンが売り切れ店続出で大変なことになってるらしいですね。ツイッターでは入手できなかった方々に「難民」の名称がつき、増刷の噂まで。こりゃ伝説になりますね。SHELROCK伝説!(笑)

自分はありがたくゲットさせていただきました♪特集内容はホームズ・パスティーシュの大きな流れのなかであの番組を位置づけるというものでした。キャストやスタッフのインタビューもソースはネットで既出のものではあるので(マーティン・フリーマンのインタビューは、このページでもリンクと一部を拙訳でご紹介しましたね)、すでにネットでいろいろ漁っていたファンが「ドラマにがっつりな特集」を期待して読むと…正直物足りなさはあると思います。Amazonに出ている不評もいちいちごもっとも。よく理解できますし、一部は同じようなことを自分も感じました。

でも同時に、日本語で紙の媒体で、これだけのページ数を割いて、この表紙で…というのは初めて。それだけでもう、ミーハーとしては触るだけで嬉しいのも本音。平積みになってる店頭を写真に撮りたかったくらい!(笑)それにこれ、あくまで「ミステリ専門文芸誌のミステリマガジン」ですから。自分は好みの特集があったとき、数えるほどしか買ったことはありませんが、ある意味でこのジャンルの「同人誌」だという印象を持っています。(本来の、『白樺』とか『アララギ』とかの流れの意味での、文芸同人誌的な…ある意味アットホームな感じ)だからむしろここでしか読めないアプローチの記事ばかり、とも言えます。誌面地味ですが、「ジャンルとしてのホームズ」自体に視野を広げるなら、じつは他では読めないすごい量の情報が入ってますよね。
というわけで、特集の満足度はそれぞれの興味の向きどころによるんじゃないかな…と思います。

表紙にあった「シャーロック再生(リボーン)」という特集名が「ドラマにがっつり」を予想させてしまうのですが、これが「シャーロック・ホームズ再生(リボーン)」だったらドンピシャな内容だと思いました。とにかく、「あのミステリマガジンがあちこちで売り切れ続出」ってこと自体すごい…ってごめんなさい(^ ^;)。でもいつも、近所の書店に入った号が次の号が出るまで残っている常態を見ているので、シャーロック人気すごいと言わざるをえないです。店頭では中を見られるので、ぱらっと見てこういうのが読みたいのではないと思った方は買わないでしょうし。(…いや、あの表紙なら中見ないで買っちゃう…かな。やっぱり(^ ^;))

…とにかくその記念としても、これは宝物になりそうです。この品薄騒動で早くもマーケットプレイスの値段が定価より上がっています…ハヤカワの直販サイトでは定価です。重版の噂はどうなるかわかりませんが、これから入手したい方も、直販サイトが対処しているうちは無理に高いのつかまなくてすむかもです。いちおうハヤカワサイトとAmazonのリンクを貼っておきますね。
(雑誌で重版てかなり珍しいことだそうで、実現したら「伝説」が大きくなりそうでヘンに期待しちゃうんですが(笑)。でも最初からその部数でなく、改めて半端な部数を刷ると赤字になるのは同人誌でも(笑)想像つきますしね。どうなりますか…)

ハヤカワ・オンライン ミステリマガジン九月号

Amazon
 

「ドラマにがっつり」という意味では…各種ファンサイトさんやこのミスマガでも紹介されている、BBCの公式ガイドブックSherlock: The Casebook』が秋には出ますね。(現在の表示だと11/27刊行予定とのこと)「紙でがっつり」はそちらが待たれます。今回の人気ぶりを見たら、早めに日本でも翻訳版を刊行してくれるんじゃないでしょうか♪

文芸誌のミステリマガジンならでは、と言う意味で特徴的なのは、やはりパスティーシュが載っていることでしょう。SHERLOCK自体のパスティーシュのほかに、正典パスティーシュも2本。(正典のほうはこれから読みます♪)
噂のBBC公認パスティーシュ(?)は、事前に噂を聞いて「BBC公認!?」と驚いて気になっていました。嫉妬するファンフィクライターは世界中にごまんといるはず!(笑)
でもそれ以前に、 あれだけの出来で脚色されたドラマと、これだけ舞い上がっている我々ドラマファンの大群(今回の号はいつもの読者以外が大量に手に取ることが予想されたはず)を向こうに回して、ガチンコで番外編なんて…そんな怖いことをよく!(笑)というのをすごく大きく感じてました。そんなリスク、誰だってとりたくないでしょう!(^ ^;)…とにかく、 いったいどういうアプローチでやるんだろう?と興味津々でした。

(ファンフィクはもろちん別です!(笑)最近はスピンオフの未熟なものというより、「別ジャンル」かもしれない…と思い始めました。ファンフィクではシチュエーション重視なので、下手にスピンオフ的なオリジナル「ストーリー」をいれると失敗することがある気がするんです。出来のいいファンフィクとスピンオフは別だと…と、それはまた別の話…)

自分はホームズファンですがファンダムには疎いので、シャーロッキアンさんの世界もよく知りません。でも、書いたのがドイル傑作集の翻訳もなさっているシャーロッキアンさんで、かつ「パスティーシュ」と称されていたので、二次小説とかスピンオフとかのアプローチではないな、とは予想していました。で、拝読してみたら、ドイル自身によるパスティーシュ(と言える小品)と絡ませて、本歌取りを楽しむという趣向でした。なるほど、こういうやり方があったか!ある意味「シャーロッキアンさんならでは」のアプローチだと思いました。リスクを回避しつつさりげなく御訳書の宣伝にもなってますし(笑)。「パスティーシュ」にこだわったところ、シャーロックの口調がドラマより「ホームズ」に近いところは、シャーロッキアンさんの矜持(?)かな…と感じました。

というわけで、ぶっちゃけ「SHERLCOKの公認パスティーシュ」と聞いて自分が期待したものとは違ってたんですが、逆にいうとこういうものだからこそBBCの許しも得られたのかな…と思いました。うーん、そういう意味でもうまいところに落としてあるんですね。最初に「公認」と聞いたときは、普通に「スピンオフを商業出版する許可」を得たのかと思って驚いちゃったんです。イギリスでもノベライズやスピンオフは出ていないようですし、DVDの音声解説を聞いた印象ではノベライズも出すつもりはなく、むしろ本で読みたい人は正典に流れてほしいという感じでしたので…。

…そういえば、この小説とか最近和訳され始めたジョンのブログとか読んで思ったんですけど…ジョンの一人称「私」になってるんですね。マーティン・フリーマンの演技のイメージだと、自分の脳内では自然に「僕」に変換されてしまうんですが。皆さんどうでしょう。…やはり公式筋では伝統的な「ワトスン」に合わせてあるのかな?自分の中ではワトスンとジョンは別物に感じられるので、別に同じでなくとも気にならない…というか、むしろ「ジョンとして」は「私」は違和感があったんですけど…やはり膨大な数の従来のホームズファンの心情を考慮しているのかな?ゲイティス兄も「ホームズファンは気難しいんだ」とおっしゃってましたしね。(イギリス本国のホームズファンて、これはまたすごいでしょうね…!)

…話がずれちゃいました。パスティーシュの元ネタになっている短編は自分も好きなので、ちょっとプッシュさせていただきます♪誌上でも紹介されていますが、創元社のドイル傑作集第一巻『まだらの紐』に収録されている、『ワトスンの推理法修行』です。ドイル自身による二次小説、といった感じの軽みのある小話で、ワトスンがかわいくて大好きです♪未読の方はぜひ❤第一巻はホームズがらみのものやそれ以外の推理ものが集められていて、貴重なドイルせんせのインタビューも収録されています!

ちなみにこの傑作集シリーズ、第一巻からわくわくして購入していたのですが…あ!今見たら最終巻出てるじゃないですか!うわー知らなかった!…いえ、なぜか最終巻の第五巻が出ないまま何年も待たされていたのですよ。(今ポチってきました❤)個人的には、このシリーズでホームズ以外のドイル作品をまとめて読んで、「…ホームズものより面白いじゃん?」と思ったクチです。正典のほうに手を伸ばされた方、よかったらついでに手をつけてみて下さい♪深読み腐女子モードで読むと、ドイルせんせってホントにナチュラルにJUNEの感覚お持ちですよ!(笑)

執筆された順でなくテーマ別の編集なのですが、個人的なお気に入りは第二巻の『北極星号の船長』。怪奇もの集なんですが…なんとも、広い意味で萌えます!もっとわかりやすいところでは、第一巻収録の『時計だらけの男』なんて「そのものズバリ?(汗)」と思ったくらいです。夏休みの課題図書にぜひ♪(笑)

     

(怪奇もののなかの1本をグラフィック・ノベル化したくて、原語版から脚色したシナリオを作ったんですが、そこで何年も放置してます…こちらも進めたいです。ゲイティス様みたいなJUNE感覚を備えたリアルゲイ・プロデューサー/脚本家とかにドラマ化されてしまったら、もう描けなくなってしまう。しょせん腐女子はホンモノさんにはかないません…(笑))

ああ、時間ないのにこんな長文書いてしまった。推敲する時間がないので長いままで失礼します。いろいろまずく筆が走ったところがあるかもしれませんが、ご容赦くださいませ!(^ ^;)

 

2012/7/23(月)

I AM SHERLOCKED!!!
ああ、やっと↑コレが気兼ねなしに書ける!(笑)
昨夜録画した日本語版ベルグレーヴィア、やっと…都合により切れ切れにですが見ました!くー、全部続けていっぺんに見たかった!それでもまた最後は泣けてしまいました。ブラボー、モファットさん!I AM MOFFATED!!!!!!

日本語で楽に、テンポを味わいながら見られるって素晴らしい。…やはり英語版との違い、省かれたニュアンスとかが気にはなりましたが、英語版は自分の英語力のカベのせいで、辞書ひいて解釈したあともガコンガコンと(?)引っかかりながら見ていた部分があったらしく、流してすんなり見られたことで新しい発見も。(うーん、しかし日本語バージョンのジムはずいぶん年齢がいった声ですね!(笑))

一番気になっていた「SHERLOCKED」。どう処理するのかなあ、と思ってましたが、訳さなかったですね。訳せませんよね。でもあのあと、あれの解釈を探して検索してここに流れ着いた方がたくさんおられたようなので、新刊原稿の内容ともちょっと重複しますが、ご参考になりそうなものをあげておきます。ちょうどシャーロックをやっているベネディクト・カンバーバッチが言った言葉です。(拙訳間違ってたらすみません)
参照元はこちら↓IMDb・カンバーバッチのバイオグラフィーページにある発言集です。
http://www.imdb.com/name/nm1212722/bio

I am very flattered. I have also become a verb as in "I have cumberbatched the UK audience" apparently.
Who knows, by the end of the year I might become a swear word too! It's crazy and fun and very flattering.

すごく嬉しい。僕は動詞にもなったことがあるらしいんだ。 「イギリスの観客をカンバーバッチした」って。
年末までには罵倒の言葉にもなってるかもしれないけどね! クレイジーで愉快で、すごく光栄だよ。

…これ、たしかイギリスでの第二シーズンの放映前から載っていたような気がするんですが…だとしたら、ご本人のエピソードのほうがドラマに取り入れられた?みたいな感じで面白いです。(笑)この文章の感じからして、名前を動詞にすることのニュアンスは「(その名前の人が)他者を圧倒する・夢中にさせる・虜にする」みたいな感じじゃないでしょうかね。だからあのパスワード画面の言葉は
「私はシャーロックされている」「私はシャーロックの虜」
みたいな感じかと。しかもシャーロックの「ロック(Lock)」「閉じこめる」という意味も持っていて、パスワードが入る前は「私は閉じこめられている(鍵をかけられている)」という文章になってますよね。だからパスワードを入れるといっそう強く「彼の魅力から逃れられない!」みたいなニュアンスを感じました。(これは個人的な感覚での蛇足ですが(^^;))以上、推測の域でスミマセン。

なんにせよ、原語のクールでしゃれたイメージを残したまま日本語に訳すのは難しいですね…。だから下手に訳さないのが唯一の選択肢かもしれません。あとは直訳にカッコ書きで意訳をいれるとか…いや、垢抜けませんね。(笑)それに短いカットにあまり字数は入れられないし…
そのほかもいろいろと…掛詞の処理とか、どう解釈したらいいのかな?と迷っていた部分とか、いろいろおもしろかったです。ほかにも深読み、トリビアを新刊のほうにごちゃごちゃと書いておりますので、よろしくお願いします♪(笑)

とにかく台詞の解釈の確認はできたので、コミケ新刊の第一話分の文字原稿はほぼ完成させることができました。ふー。日程的に、コミケには第二話まででまとめた本にしようかな…と迷ってたんですが、やっぱりそうする決心がつきました。放映を見てから書きたいことがたくさん出てきそうなので。また深読みして調べて、いろいろ書くのが楽しくなってきました。これがもう一ヶ月早かったら助かったんだけどなあ…(笑)

 

2012/7/22(日)

シャーロックシーズン2放映開始!
修羅場と重なってなかなか日記が書けませんが、いよいよ今夜からSHERLOCKシーズン2が放映開始。

シーズン2:7月22日(日)、29日(日)、8月5日(日)午後10時~11時30分

NHKの番組サイト: http://www9.nhk.or.jp/kaigai/sherlock2/index.html

遅い時間になるので(あのシーンが垂れ流しになるのでは仕方ないですね!(笑))うちではチャンネル権がとれそうもなくて、録画で見ることになりそうです。とにかくやっと答え合わせができます。嬉しいようなこわいような!いや、やっぱ嬉しい!(^ ^;)

シーズン1発売に続いてシーズン2日本盤も予約が始まってます♪
(早く音声解説の字幕が見たい~(^ ^;))
          

マーク・ゲイティス兄情報
こんなときなんですが、立て続けにマーク・ゲイティス兄の情報がきたので、とりあえず急ぎのほうだけツイッターから移しておきます。BBC RADIO 4のラジオドラマ"From Russia with Love"(ロシアより愛をこめて)。(ネットで聴けるのは一週間だけのようなので)
007シリーズの一つです。お役はクロンスティーン。映画ではヴラデク・シェイバル(『謎の円盤UFO』のドクター・ジャクソン!)がやったチェス名人役です。

BBC Radio 4 Saturday Drama: From Russia with Love

今聴きながら書いてるんですが、 最初のシーンに早くも登場してます。ほとんど聴き取れませんが映画を見たのでなんとなく流れは。クロンスティーンは映画では冒頭で殺されてしまったんですが、こちら(ラジオ用の脚色のようですが)ではもう少し出番があるようです。じつは映画は何年か前に、ロバート・ショウに夢中だったとき何度も見て、007映画では一番好きです。テーマ曲も大好き❤ですが、今回はショウがやった殺し屋の名前「レッド・グラント」が見当たりません。イギリス人に成りすました時の名前はあるので、リスナーにも正体を隠してボンドに近づく趣向なのかな…?というか、殺し屋モードのときは無口なのでラジオでは存在感出すの難しいかも。(^ ^;)

原作もショウブームのときに買ったのですが、読了しないままです。クロンステイーンでも楽しめるようになったので、改めて掘り出そうかと思います♪(映画の音声解説ではかなり脚色されているようなことを言ってましたが、レッド・グラントの描写は無駄に細かくて楽しめた記憶が(笑))

        

兄は「夢が叶った」と書いておられました。ボンド映画好きの方ですから、ラジオドラマとはいえ感慨あるでしょうね。(そういえば今晩やるSHERLOCK『ベルグレーヴィアの醜聞』でも、ボンドがらみの台詞が出てきますよね!(笑))

…と、シャーロックに話題が戻ったところで原稿に戻ります。(早朝アップでした~(笑))

 

2012/7/16(月)

シャーロック再放送開始!
今第1話を見終わったところです。うわーん、面白かったああぁ!あっというまでした!じつは見ながらメモでもとろうとポメラをかたわらに置いてたんですが、さわることすら出来ませんでした!こんだけ何回も見ているのに不思議。…いや、でも日本盤DVDを買ってからも吹き替え版をきちんと見ていないし、なにより映像がDVDよりくっきりしていて細部まで見えるのが新鮮で。あんなに目のハイライトきらきらしてたんですね!(笑)ブルーレイの機器ほしくなりましたよマジで。

とにかく第1話を初めて見たときのコーフンと次への期待が見事によみがえりました!(でもまあ、明日はあのブラインド・バンカーなので正直見るかどうかは…録画はしますが(笑))
ジョンはかわいいなあ。可愛すぎるなあ。シャーさんもかわいいなあ。マイクロフトもきれいだなあ❤(言わせといてください)…なんか「あたりまえ」になっていたものが、すごくすごく新鮮になりました。これを全国で同じ時間に見ているというのがやっぱり嬉しい。昨年これを見てからのいろいろな変化が思い起こされて、感謝でいっぱいになりました。大袈裟でなく、人生変えられてます。幸せです、本当に。こんな番組作ってくれてありがとう!とりあえず、あらためてそれだけ書いておきたいです。

 

2012/7/15(日)

ホビットパネルatコミコン
今朝がた(現地では7/14)サンディエゴで行われていたコミック・コンでのホビットパネルに、マーティン・フリーマンが参加していたので、様子をツイッターで追っかけました。うちのスペックの関係でライブの映像は紙芝居状態だったんですが(^ ^;)、ハッシュタグの書き込みの内容とスピードがすごくて、つられて早朝から大興奮でした!公式系でもっといろいろ出てくるかと思いますが、とりあえず記録として拾った写真などを貼っておきます。

サイン会でのマーティン・フリーマン。メイクなくともホビット人形みたいですね! 帽子が愉快♪(笑)
ファッションのことはよく分からなくて、一見ゴルフおじさんに見えましたが(ごめんなさい(^ ^;))
なにげにポケットチーフとか入ってますね。オシャレさんなんだ~…。

とにかく「彼以上にビルボを演じる俳優は考えられない」という監督のコメント大納得です。
SHERLOCKの撮影が終わるの待った甲斐がありましたね♪

サー・イアン・マッケランは前日夜に並んでいたファンのところにも来てくれたそうです。すてき…!

ホビットキャスト&クルーのインタビュー

こちらはパネル中の写真。


今回拾った中で一番好きなショット!この表情はポスターに自分らが入ってないというギャグでしょうか?(笑)

パネルでは12分半のフッテージが上映されたそうで、パネル参加者さんが大興奮のツイートをしてくれてたんですけど、英語な上に流れが速すぎておおざっぱにしか追えませんでした。とにかく大好評でした。…パネルでフリーマンは、ビルボは目撃者(あるいは傍観者)の立ち位置だと話していたようです。インタビューでも同様のことを言っているようですね。(断片的にしか聞き取れないんですけど(笑))これもシャーロックと同様に、もともとは原作は読んでなかったらしいですが(やっぱり!(笑))、俯瞰した感じの客観的なコメント、好印象です。公開がほんとに楽しみになりました!

…こんだけ興奮したあとに明日はSHERLOCKの再放送って…もうなんかエキスが濃すぎてダメになりそう…!(笑)

 

2012/7/13(金)

SHERLOCK関連備忘録
シーズン1再放送も近づいてきました!いよいよ来週はシーズン1再放送!翌週はシーズン2初放映!あらためて放映予定をあげておきます!

BSプレミアム
シーズン1:7月16日(月)~18日(水)午後9時~10時30分
シーズン2:7月22日(日)、29日(日)、8月5日(日)午後10時~11時30分

NHKの番組サイト: http://www9.nhk.or.jp/kaigai/sherlock2/index.html

そういえば、シーズン2のPAL版を見たときにちらりと書いた希望が叶ったことになります。…今回シーズン2は三日連続でなく、一週おきにしてくれましたね!ありがとうNHK!さすがにあれを連日ではヘビーすぎると思ったんでしょうね。(笑)これで「次回を待つ一週間」が楽しめます♪

ツイッターではかなり情報が流れてきていて、目に付いたものはリツイートしているのですが、夏コミ新刊の追い込みと重なってなかなかこちらへきちんと移せません。リツイートだけではすぐ流れていってしまうので、気になる情報の自分の備忘録としてまとめておきます。あくまで「自分が気になる」なので、最新情報でないものもあります。ご了承くださいませ。(^^;)
(今回は公式アカウント経由だったり、複数同じツイートを拾ったり、自分で徘徊して拾ったりなので、ソース元のアカウントさんは省略させていただきます)

一番新鮮なところでは主演二人の話題
「米ゲイサイト『ホットな男性有名人100』」(ベネディクト・カンバーバッチ、20位にランクイン)
http://news.nicovideo.jp/watch/nw306017
20位、書いてある中では最後ですけど。(笑)ゲイの方から見てもやっぱり魅力的なんですね♪シャーロックのときの黒く染めた髪と、ライトやメイクで色白を強調したところと、思い切りダイエットしたと思われる体型を強調してる服装…(あのワイシャツの、計算されたエロい「シワ」の入り方!(笑))の、素晴らしいコンビネーションの成果。普通に「いわゆるハンサム」というタイプではないのがまたいい。この方、シャーロックのときは「シャーロック」にしか見えなくて、ほかの役のときは別人ですよね。そんなところも好きです。褒め言葉です。(笑)

マーティン・フリーマン、7/14サンディエゴでコミコン(Comic-con)のホビットパネルに参加
http://thehobbit.sqpn.com/2012/07/06/sth052-hobbit-final-scene-release-dates-changed-and-comic-con-news/
明日ですね!もちろんピーター・ジャクソン監督がメインで行くし、ほかのキャストも…イアン・マッケラン様も行くらしいです。サンディエゴいいなあ…テッド・チャンさんのコーナーにも書きましたけど、彼が講師をしているクラリオン・ワークショップもここなんですよ。もう、どうしてサンディエゴに生まれなかったんだろう私!(笑)

マーティン・フリーマン"The Last Laugh"の日本公演と対談記事
http://www.theaterguide.co.jp/theater_news/2007/07/20.php
こちらは今さらですが自分には新鮮だった、2007年にマーティン・フリーマンが出演した舞台"The Last Laugh"の記事。三谷幸喜さんの作品の翻案で、なんと日本公演もあったそうで、舞台写真、原作者と対談した写真&記事です。
映画雑誌だと俳優さんの会話はたいてい「~だ。~だよ」という口調ですが、これは「ですます」で翻訳されてるのでなんか人格が違って見えます…。(笑)これ、日本版でいいから見てイメージかき立てたいなあ、と思っています♪(と昨日書いたあとに思いあまってTSUTAYAで借りてしまったので、その感想は後半に!)

ジョンのブログ・和訳版
http://ameblo.jp/johnwatsonblog/entry-11299878752.html
英語で書かれていたジョン・ワトスンのブログを、少しずつ翻訳してアップしていってくれるようです。7/13現在、まだシャーロックと出会っていません。放映に合わせて更新していくのかもですね♪
英語版はこちら。
http://www.johnwatsonblog.co.uk/
短いのはいいんですが、長文のところは正直英語ではめんどくさくて読めませんでした。じつは先日のファンフィクをやっていたときに、確認したいことがあって読みに行ったんです。が、「これに目を通すなんてとても無理っ!」とあきらめて検索してすませました…見落としがあるかもです(^ ^;)。とにかく翻訳版大感謝です♪ハリーや友達の書き込みがあるのが面白いですよね。どうせなら「1895」も入れてくれたら…(笑)

雑誌はなかなか記事が出ないと思ったら、テレビ放映後にどっとファンが増えたところを狙うタイミングなんですね。予告がいろいろと。書店に行っては「DVD出てるのに…」とがっかりしてたので嬉しさひとしおです♪
とりあえず直接ツイート等を拾ったもので今確認できるのはこちら。

Movie Star 8/21日号 ベネディクト・カンバーバッチ独占インタビュー
ミステリマガジン 9月号 7/25発売 インタビュー:ベネディクト・カンバーバッチ、マーティン・フリーマン、
                               スティーヴン・モファット、マーク・ゲイティス

ほか、リツイートしただけで安心してしまってお気に入りに入れておかなかったため、探し出せないものがたくさんもあります。(^ ^;)すでに出ているものもありますし…たぶんほかにもたくさん出るものと思います。とにかく今月は本屋さんに行くたびに気が抜けませんね。(笑)

日本公式アカウントさんあたりをマメに見ていると、いろいろと情報が入ると思います。
BBC/公式「シャーロック」
公式「シャーロック」(角川DVD)
でも正直俳優さん情報などに関しては、俳優さんの名前をタイトルに入れている各非公式ファンサイトさん・ファンブログさんなどほうが絶対早いし詳しい!と思います。(笑)
(自分はそこまで追うと頭が占領されてしまうため、あえてマイペースで出会ったもので満足しております~♪(笑))

『笑の大学』
で、笑の大学の感想です。
前述の通り三谷幸喜さんの舞台の映画化で、日本のオリジナル舞台版DVDも出てはいるんですが、TSUTAYAにはなかったので映画版を借りました。いや、面白かったです!

時代背景は昭和15年。戦意高揚の国の方針のもと、喜劇の検閲をする検閲官と検閲を受ける脚本家の、ほぼ二人芝居です。マーティン・フリーマンがやったのは脚本家役で、映画ではなんと稲垣吾郎ちゃんがやってました。検閲官は役所広司さん。イギリス版の検閲官役の方は、自分には名前ではピンときません。フリーマンには脚本家役、似合いそうです!ゴローちゃんとはまったくタイプが違いますが、見ていてストレートに「マーティンバージョン」が想像できてしまいました。ああ、見たかったなあ。

日本の映画はその、作られる基盤と基本原理が違うので、洋画好きが比べるとどうしても欠けてる点が目につきがちなんですが…キャストはこれが最高、ではないですね。いや、悪くはないですけど。ちゃんと笑えたし、最後は泣けたし。ただ、役所広司さんは自分にはキャラそのものに見えなくて、「何かの役を熱演している役所広司」にしか見えないんです。ゴローちゃんもかわいいしすごくがんばっていたけど、やっぱり「何かの役を熱演しているゴローちゃん」にしか見えない。これは顔を見慣れているからという問題でなくて、俳優さんのタイプなんです。

個人的な好みの問題なのですが、どちらかというと「役そのもの」に見えるタイプの俳優さんが好きなので、ちょっと残念でした。(どちらがいい悪いという問題ではなく、純粋にタイプの問題です。どちらかというと熱演タイプの方のほうが人気がある感じがします。ご兄弟なので対照がわかりやすいのが、歌舞伎俳優の松本幸四郎さんと弟の中村吉右衛門さん。幸四郎さんは熱演タイプ、吉右衛門さんは「役そのもの」タイプ…と、見えます。…この例ではピンと来る方のほうが少ないかな…日本のドラマをあまり見てないもので、そちら方面の例が思いつかないのです。スミマセン(^ ^;))

だからといってどういうキャストなら…というほど日本の現在メジャーな俳優さんを知らないのですが、なぜか考えるともなく自然に頭にうかんだのは「検閲官=大滝秀治」。(この方です。→プロフィール)ちょっと年がいきすぎなので少し前のイメージです。ファンでもなんでもないし、ドラマや映画で「コレ」と思い浮かぶわけでもないし、CMのイメージがあるくらいですが、どうわけかあの俳優さんならぴったしだわ❤と思いました。(笑)

このお芝居、じつは笑いのキーは検閲官のほうが握ってるんです。満州から移動してきた堅物で、今まで心から笑ったことがないというキャラ。なんで自分がこんなくだらない喜劇の検閲なんかしなきゃならないんだ、と思っている人です。それが、検閲しているうちにだんだん脚本の改良をすることに真剣になってしまう…という。この人のテンションや態度の変化が見所なんですね。(脚本家のほうも、弱腰な物書きから終盤意外な一面を見せるので、フリーマンの脚本家はさぞや見ものだったと思います!

…なので、そこにこれくらいのベテランがいたら、もうカンペキではないかと想像しました。まあメジャーな日本映画はいわゆる「大人の事情」だけでできている(ゴメンナサイ)ように感じるので、無い物ねだりですけど。どっちにしろ、今活躍されている方で戦中派の匂いを出すのは難しいですよね。検閲室の前の見張りをやっていた老警官はいい味出してました。儲け役ですね。(笑)

脚本家役が似合いそうな日本人俳優さんは浮かびませんでしたが、あんまりいい男すぎないほうがいい気がします。ゴローちゃんハンサムすぎ(笑)ですが、知名度やスポンサーを納得されられる要素と持ち味の点で、よく思いついたなあ、と。キャスティングなさった方に座布団差し上げたいです。

キャスト以外のところにいきます。全編ヱビスビールのCMみたいな(笑)いい感じの音楽が流れてました。前半はカット割や台詞のやりとりのテンポがかなり意識的に作り込まれている感じで、邦画らしくない、といい意味でびっくりしました。でもちょっと、ん~、もう少し!てな感じはしました。好きなアプローチだけによけいに。テンポ大事ですよね。後半は要素が変わってくることもあって、間の取り方がちょっと「邦画くさく」なったかな? でも三谷幸喜さんの映画ってほとんど見たことがなかったので…というか、テレビドラマもほとんど見てないので、芸風自体をよく知らなかったんです。こういう感じなのか、とわかりました。(別の方が監督した映画なので、舞台はまた違うんだと思いますが)

ご本人のエッセイとかはわりと目にしていたので、ビリー・ワイルダーのファンでいらっしゃることで勝手に同士だと思っていたり(笑)、洋画系の嗜好を持ってる人だというイメージはありました。「ワイルダーならどうする」は私も時々お守り代わりにしていたフレーズなので、同じことを書いてらっしゃるのを見たときは、正直自分のものだと思っていたものを有名人に奪われたような感覚(よくある!(笑))に陥りました!(笑)

(このフレーズは、ビリー・ワイルダー監督が師匠のエルンスト・ルビッチを尊敬していて、「ルビッチならどうする」と額縁に入れて飾っていたというエピソードからの流用です。人名をいろいろに変えてよく脳内でつぶやいています。応用し放題で便利な言葉ですよね!(笑))

今回見てみると、日本人の俳優さんで洋画の完コピ(?)をやってるようなパロディ感がありました。自分が邦画のなかで苦手な要素がサクッと省かれていて。ただ、脚本の「よくできてる」ところが、そのまま「よくできてる」と浮いて見えてしまうのが気にはなりました。ここはキャスト次第かもしれません。そしてぶっちゃけ予算。いかにもカキワリ的な美術は意図したものかもしれませんが、これはリアルなほうが面白かったんではないかと思いました。(お金の問題だからなんとも)

でも洋画的な要素が好きで日本人、という枷(?)「だけ」は共有している(^ ^;)自分にとって、いろいろ触発される部分がありました。「こういうことを日本の設定で、日本人キャラでやってもいいんだ。やれるんだ」と目の当たりにしたことは、個人的にたいへんな勉強になりましたし、希望も持てました。
ホームズものも含めてですが、日本人の自分がイギリスを舞台にしたものをやりたがるという状況に、不自然な部分とか、不利な部分とかも感じていたのです。でも自分が興味を持ってるものしかできないし。(これはずーっとそうであるわけではなくて、昔は和風の時代物がマイブームだったりしたので、まあそのうちに変わるとは思うんですが。でもこういうことって、自分でコントロールはできないですよね。困ったことに(^ ^;))

時代設定が現代でないというのは一種の異国と同じで、いい意味で距離感を持てるので、やりやすい部分はあると感じます。過去の自分の企画倒れの数々(^ ^;)を含めて見ても、ある時期からは、場所か時間かのどちらか、あるいは両方が現代の日本からは離れています。嗜好が「こんな感じ」だと、プロの方でさえなんらかの「額縁」…世界観とかジャンルの枠とか…を、利用したほうがやりやすいのかも…とか、いろいろヒントがありました。

 

イギリスバージョンにもますます興味が出ました。でもこれ、日本の戦中の状況から直にもっていけない部分はどう脚色したのか、すごく気になります!ダジャレとかもあちらの感覚ではどういうものになるのか…脚本だけでもぜひ読んでみたいです!探します!(笑)

 

2012/7/7(土)

SHERLOCK日本盤到着♪
Amazonから1日遅れで着きましたっ!SHERLOCK日本盤!逆に到着が早まったマーティン・フリーマンの "Robinsons"と、一昨日見つけて注文したマーク・ゲイティス兄の脚本・主演ホラー"Crooked House"も到着です。昨日届いていたゲイティス兄脚本・主演の"The first Men in the Moon"も合わせて、急に未見DVDの宝庫(?)です。 素敵な七夕になりました♪

さっそく第1話のコメンタリー特典のメイキングを字幕つきで見直したところです。あ~、コンナコト言ってたのね~❤コメンタリーのほうは、モファット氏ゲイティス氏のホームズファンぶりがうかがえます。モファット氏の奥様でプロデューサーのスー・ヴァーチューさんも加わってるのですが、彼女が一番冷静(笑)。ファン二人がきゃっきゃと暴走しそうなところで撮影情報などをサクッと突っ込んでる…というか、二人の勢いに置いてきぼりになってる感もあるんですが、時々声をかけられると、紳士二人はきちんと振り返って手を差し伸べてます。(笑)なんかがーっと見てしまって、中身が思い出せません。再度見ないと。(何度でも見られます♪飽きないのはなんでだろう。じつは英語版で最近見直したばかりなのに、正直シーズン2より飽きません。特に第1話は)

メイキングのほうもこんなこと言ってたのか~~~、と。英語版では断片しかわかりませんでしたから、ほんとに嬉しい。中でもかなりの時間を「ベネディクトとマーティンの相性のよさ」に費やされているのがなんとも。いやはや。うーむ。(笑)これの中で続編についても語っておられますが…うーん、このあとシーズン2であれだけやってしまって、次のシリーズで使えるインパクトのあるネタ(事件としてでなく、二人の関係が直面するクライシスとして)といったら、もうジョンの結婚くらいしかないんじゃ・・・?と思えてしまいましたよ(笑)。いや、一つのエピソードで結婚と妻の死を描いてめでたく出戻りですよ、もちろん!荒れるシャーロックが見どころです。乞うご期待!(終わるな!(笑))

冗談はともかく。まだ本編をきちんとは見なおしていないんですが、ところどころ日本語を聞いてみたら、なんだか覚えているのと微妙に印象が違って…シャーロックがアンダーソンに言い返すところとか、グレートゲームでの「斬新」の言い方とか、微妙に覚えてるのと違うんですが…一度しか見てないので、私の記憶捏造でしょうか。脳内で反芻しているうちになんかテンションを高めてしまったとか?(ありうる(笑))…まあ、それも数日中に確認できるんだよな♪(…って!なんなの、このまとめてドッカンなお年玉は。これが去った後どうしたら?(笑))

しかし日本語吹替え、シャーロックは不思議なほど違和感ないです。ご本人の声にすっかり慣れたのに、顔から想像するとこっちの声のほうが「正しい」気がするんですよね(笑)。むしろカンバーバッチの声は最初聴いたとき衝撃でした。(笑)ジョンはちょっとかっこよすぎる感はありますが、しばらく見てるとこれはこれで慣れますね。最初に見た記憶がよみがえるんでしょうか。…マイクロフトは…うーん、ちょっと軽いかも。どこか不気味なところがある兄が、わりと「ただの脇役」っぽくなっている…でも、1話だけ見るとたしかに脇役だし。しかしカマっぽさを的確に捉えているのには脱帽です。ご本人以上にそれを出しているというか?(笑)

メイキングとコメンタリーで印象的だったのは、60分バージョンの"A Study in Pink"は、パイロット版としてでなくシリーズの第1話のつもりで作った、というお話。それを見たBBCが気に入って、90分のミニシリーズにしてほしいと持ちかけたらしいんですが、そのおかげで「ドラマ」でなく「テレビ映画」になってるというのが。全体を見直す機会になって磨き上げられた、ということでした。見ていてテレビドラマというより「テレビで映画を放映している」印象なのは、具体的に使ってるカメラが違うし、テンポも違うからなんですね。改めて見ると、60分バージョンはたしかに「面白いテレビドラマ」どまりでこじんまりとしていて、最終的に出来た90分バージョンの「特別な感じ」とスケール感はありません。キャストも話も同じなのに、映像の質、音楽の質(テーマ曲など基本的には同じメロディーですが、パイロット版ではコンピューター打ち込み、放映版は人間が演奏している)、編集の質が変わることによって、こんなに別物になるという実例ですね。お金をかけてスケールアップすると味が薄まることがありますが、これは逆に濃くなってるというのが見事♪

単純に時間が長くなるのでなく盛り込める内容が違う、というゲイティス兄のお話はすごく納得でした。一度完成品レベルで作ったものをたたき台に全体を見直して、もう一度、よりお金をかけて作りなおせたなんて…ほんとに贅沢。そしてそのおかげで二人の濃い友情の物語になってる(観客が深読みするのでなく、本編で描いてくれる)というのは、ファンにとっても幸運なことですね♪
そのままパイロット版を見かかってしまったんですが、おっといけねえ、と思って止めました。でももう、意識してやめないとがーっと見てしまいそうです…。(笑)

レンタルも昨日から開始されたのでツタヤに見に行ったんですが…ちょっとショックだったのが、お店での扱い。ドラマの新作の棚を見たら無くて。どこにあったかというと、シャドウゲームがずらずらずら~っと並んでいるタナの最下段ですよ。いや意図はわかるけど。わかるけど…(^ ^;)ぜんぜん目立たないですよ。これ、自分のように「存在を知っている人間」しか見つけられないですよ!その上に、まるでこれじゃシャドウゲームの後追いで作られた作品みたいじゃないですか…!(泣)ツタヤでは店頭にあるリーフレットの「7月リリースのおすすめドラマ」にも入ってなかったのが衝撃でした。ええっ?2年連続でBAFTA獲った作品ですよ!?(^ ^;)

…昨日さっそく第一巻が1本レンタルされてたんですけど、今日お昼頃に行ったらそれが戻ってレンタルゼロになってました…えええ????ていうか、まったく店頭で新作としての宣伝がされてないのがキツネにつままれたようでした。…国内の配給会社の力が弱いのか?(角川???)

うーん、でもイマドキの海外ドラマの売り方って違うみたいだからなあ。やっぱド派手なアメリカ標準なのかなあ。別に英国原理主義ではないのですが、これだけ面白い作品がこんな扱いってなんだかもったいないなあ。テレビ放映で勢いがつくんじゃないかと思いますが…いや、私が心配することじゃないか。

…ジャケットに書かれてる代表作が、兄はポワロだったのが「へえ~!」って感じでした。探偵もののくくりでそういうファンの方が手に取るという読みなんでしょうね。うん、自分もこれを見るまではコンナ人知らなかったものなあ…。ドクター・フーは入れると逆効果なのかな?(笑)

ジャケットのシャーさんは爬虫類顔全開ですね。(笑)かわいいですけど、バーツでの「下からライティングされた美形顔」も使えばいいのにい♪とか思ったりしました❤(なんでこんなにライトで顔が変わるんだろう…)

 

シーズン2日本盤も予約が始まってたんですね。10/5発売だそうです。

 

2012/7/5(木)追加

コミケまでのココロの支え
ていうかもう、印刷して見えるところに貼っときます!(笑)ありがとうございましたっ!! (涙)

(ユーザー名にコミケのスペース名をくっつけてるので、同人者だと思われたのだと思います。念のため(^ ^;))

 

2012/7/5(木)

ヒッグス粒子発見か?(東スポ風に)
昨日のニュース。在野の科学ミーハー(^ ^;)にも名前だけは有名だったヒッグス粒子が確認された…かもしれない!という、あいまいな歴史的ニュースが!(笑)本当なら歴史的な日だったようなので、日付を残しておこうと思います。昨日だから2012/7/4。…先日の「光速超え」が間違いでしたとかあったので、慎重な表現してるんでしょうね。
「コレがないと質量というものがなかったらしい」という、正直字面だけでさっぱり絵ヅラが想像できないイメージしかありませんでしたが、神の粒子なんていうドラマチックなニックネームがついていたので、たぶんイメージでフィクションに利用されていた例もたくさんあるんだろうなあ。…つくづく、科学の進歩って魔法の領域を侵食していく過程なんだと思います。

昨夜からのテレビのニュースで、字ヅラだけだったものがずいぶんはっきりしました。(NHK7時のニュースでは武田アナが素粒子役を演じ、ヒッグス粒子に見立てたボールが詰まったケースに入ってみせるという実演つき(笑)
実はずーっと、コレを「内側に」持ってるとそれが物質として質量を持つ、みたいなイメージをもってましたが、間違ってたようです!(よかった、このイメージで何か書(描)いたりしなくて!(笑))これが空間を埋め尽くしているために素粒子が動きにくくなる、という説明でしたから、どっちかというと昔の「エーテル」みたいなイメージなのかしらん? …コンノケンイチさんの逆転発想の宇宙論とかともイメージ近い感じがするんですが…。(たしか重力はものを引っ張ってるんじゃなくて、宇宙空間の圧力で押し付けられてるんだ、という感じの)…間違ってたらすみません。というか、CERNの発表とトンデモ扱いになってるネタを同列に論じてすみません…(「フィクションのネタに使えるかどうか」という基準で目に付いたものを漁ってるだけなので、自分の中ではあまり区別がないんです…それに発表時はトンデモ扱いだったものがあとから扱いが変わることなんて、科学史ではよくありますもんね(笑))

とにかくこういうニュースがばんばん流れると、一般視聴者の偏差値が上がってしまって、「フィクションでイメージだけで科学っぽい単語を使って最先端科学を扱ってるようなフリをする」のが難しくなりますね…。(いくつか思い出すものが…(笑))
…皮肉ではなくて、ちょうど今週、以前書いて今は品切れになってる『交霊航路』という、「ライトなSFとオカルトとドイルせんせとホームズをミックスして『十二夜』をやってみました!」みたいな牧歌的ドタバタ小説(笑)を掘り出して、これもkindle用にできないかな…と改稿作業を始めたところだったんです。で、その中では当時ミーハーレベルで流行っていた量子論を、それこそ「イメージとして」使ってるんです。

うちの場合は最先端科学の体裁を持たせるためでなく(なんせこんな↑内容ですから)、量子論がもってる面白いイメージの中身のほうが目的だったので、専門用語は避けてイメージのほうを勝手に展開させただけで、それ自体は背景の一部でしかないんですが…こういう話題を織り込むなら、「量子論を扱ったハードSF」を装おうとしてるもの、と見えないように、慎重にご紹介しないと。間違ってそういう方面がお好きな方の手に渡ったら申し訳ないですから。(笑)

でも読み返したらけっこう面白かったので(おめでたいこと言ってます(^ ^;))、なんとかそういう心配を迂回できる方法を考えたいな、と思います。量子は刺身のツマでして、「電子書籍がいきわたった世界で紙書籍が異様に価値を持っている」…という世界観のお話なので、そちらのほうが「今のうちにオモテに出しておかないと」と思った原因なんです。今回のニュースがあんまりタイミングがよくて…なんかこういうことが続いているんですが、こういう時は思いついたことをやってしまうほうが後悔が少ない(ゼロではないけれど)ので、なんとかしたいなー、と思います。

とりあえずサンプル版だけでも公開してしまおう、と思ったんですが、最初のほうだけではぜんぜん全体のドタバタ感が出ていないので、「予告編」的にあちこちのシーンを編集できないかな…と考えています。文字でやる予告編て、なんかいろいろできそうですよね。(笑)タイトルもドタバタっぽいものに変えようと、ブレインストーミング中です。なんか楽しくなってきました!(笑)

 

2012/7/1(日)

『Boy Meets Girl』
マーティン・フリーマンの出演作とのことで、Amazonでおすすめされ、うまうまと買わされてしまいました(笑)。
ダニーとベロニカという赤の他人の男女が、落雷に遭って中身だけ入れ替わるというコメディードラマ。CM入ったら1時間枠程度のが4本入って完結です。昔『転校生』という、小林聡美尾美としのり「男女の中身入れ替わり」の映画があった記憶があって、一瞬それの翻案かな、と思いました。ただし『転校生』は学生ですが、こちらは大人。しかもダニーはDIYショップの店員、ベロニカは高級アパートで恋人と暮らすファッションジャーナリスト、と階級差が入っているので、まったく別のテーマになっています。でも、女の体に入ったダニーが鏡の前で自分の胸をつかんでみる所とかはすっかり同じ。懐かしかったです。(笑)ベロニカ役の女優さんの顔の輪郭が小林聡美さんタイプなので、よけいにそう思ったのかもしれません。

個人的な見所はもちろん、中身が入れ替わったあとのフリーマン「路上で捨て犬状態」です!たまりません!シーンのおいしさだけならば、フリーマン鑑賞映画ベストスリーに入れます。だがしかし!なにしろ出番が少なすぎる!!!(泣)
マーティン・フリーマンの名前が最初に書いてあるのは人気のためでしょう。…ローレンス・オリビエの『ハムレット』のDVDに、見つけることさえできないエキストラなのに、クリストファー・リーの名前が堂々と書いてあるのと似たことですね…(いや、今回はそこまでひどくはありませんが!(笑))

「ベロニカの中に入ったダニー」の独白フリーマンの声なので、「コレの中身はフリーマンなんだ!」と堅固にイメージできれば萌えシーン続出、とも言えますが。(なんせ究極の「女体化」(笑))…やっぱり顔がかわってしまうとねえ。ううむ、想像力がもっとほしい。(笑)

昔『転校生』を見たときも思ったんですけど、たぶん女優さんが演じる男性は「女性が見た男らしさ」が強調されてしまい、男優さんが演じる女性も「男性が見た女らしさ」が強調されてしまうんでしょうね。今回もそうでした。こういうシチュエーションで、たぶん脚本家さんが面白いストーリーを作りやすいのが「女性の中に入った男性」のほうなんでしょうね。『転校生』と同じく、これも女優さんのほうが主役です。キャラクターとしては「中身はダニー」なんですけどね。(笑)

ダニーは小賢しくて陰謀論好きの皮肉屋。「アポロは本当は月へ行ってない」のたぐいの話が好きな人です。テレビのUFO番組を見てましたが、たぶんフリーメーソンネタとかも好きそう(笑)。でもそれを信じているというより、世間一般を斜にかまえて見てつっこみを入れて暇をつぶしている…という感じです。(ある種のオタクにとってはけっこう親近感がわく設定です(笑))
シリアルが好きおまけのフィギュアをため込んでるとか、なかなか細かくできている設定です。でも、育ちは労働者階級だけどべつに粗野じゃないんですね。大声出すタイプでもない。借金のために犯罪の片棒をかつがされますが、いやいやながらだし。むしろ自分の状況に不満があるけどそれを変えることはあきらめていて、その鬱憤が皮肉っぽいものの見方に出ている感じです。女優さんが演じているダニーのほうが粗野で行儀も悪いです。(笑)シリアルを食べるときの姿勢とかちょっとやりすぎ。これは打ち合わせしなかったのかなあ。

逆にフリーマンの演じるベロニカはおとなしすぎると思いました。べつにシナを作ったりはしないので、イロモノにはならずに済んでますが。(イロモノフリーマンも見てみたかったけど、そういうのはやってくれない人ですね、案外)ベロニカは一見恵まれた生活をしていながら、ある意味二重生活のような状態で、自分をだましている部分がある人です。ああいう女性の人格がああいう境遇になったら、けっこうヒステリックになると思うなあ。少なくとも、あんなにしとやかではないと思いました。…見返して気がついたんですが、前半は「女性だった記憶もあいまい」な設定のようで、ただの呆然自失演技だったんですね。そうか。でも自分の正体がわかってからも、ちょっと違うかなあ、という感じはしました。いきなり路上で人に声かけたりできるかなあとか、落ち着きすぎだなあ、とか。これは脚本段階からのことなので、仕方ないか。

身のこなしも、最初の話では座るときに内股にしたりしてて(笑)かわいいんですが、だんだん普通の男っぽくなってきちゃう感じが。じつは女優さんのほうもだんだん普通に女性っぽくなってくるんですよね。これは少しずつ順応してしまうという表現なんだろうか。
ベロニカのときのフリーマンの服はほとんど変わらないんですが、中身があの女性だということを、着方でもうちょっと表せたんじゃないかなあ…。そのへんはダニーと見分けがつきませんでした。ベロニカに入ってるダニーのほうは、ちゃんと「女性の服がうまく着れてない」んですけどね。…その他いろいろ、ツッコミどころはあります。数日経ってるはずなのに、ベロニカinダニーの無精ひげがぜんぜん伸びてないとか。(1日で全部撮ったのか?(笑))

でも、ベロニカinダニーが閉じこめられた施設から脱走して、着替えた後それまで着ていたパジャマをゴミ箱に捨てて、エスカレーターに乗って降りていく…という短いカットがあるんですが、このエスカレーターに乗ってる後ろ姿は妙にうまかったです。なんかすごく頼りない、はかなげな(笑)感じがあって。一見「何もしてない」んですが、あきらかにダニーの姿勢じゃない後ろ姿で、あれはうまいなあ…と思いました。

…というわけで、フリーマンの「中に女が入った男」は、ほとんどのシーンでは「ただのおとなしい男」に見えました。が、設定のためにめちゃくちゃおいしいシーンありました。自分にはこちらがメインディッシュでございます!もちろん!(笑)
ベロニカは恋人と暮らしていたので、その恋人(かっこいいエリート黒人なのに、靴下にアイロンかけたりする人。報われないけどある面すごくいい人です!)にダニーの姿で会いに行って、感極まってキスするサービスシーン初見から何度巻き戻したことか!(^^;))や、これまた期待に違わず胡散臭いオヤジに買われそうになるシーンも!(笑)あんなにかわいい子犬ちゃん道ばたでクゥンクゥンと鼻を鳴らしてたら(鳴らしてませんがそんな風情(笑))そりゃー20ポンドでお持ち帰り、くらいしたくなるよな、エロおやじ!(笑)

残念ながら(?)本格的な危機には陥りませんが…というか出番が少なすぎるんですが。いやなんというか…色っぽかったです♪エロかわいい?それで合ってる?(笑)小悪魔俳優フリーマンの面目躍如です!(笑)

ラストは予想される通りですが、そのあとの二人の言動から、けっこう深いテーマが読みとれます。人生を語ってます。大人向けですね。(レーティングではR-15。艶笑的要素があるので)ダニーはあんなことこんなことも経験してすっかり視野が広がってます(笑)。三話あたりから「イマドキの大人版ならではの話のこじれ方」をして、後半はけっこう退屈しませんでした。フリーマンの出番がもっと多ければ…ということだけが残念。計算したわけじゃありませんが、ときどき出てくるシーンもせいぜい10~30秒くらい、というのが多くて、170分のうちトータルでも30分も出てないんじゃないか?という印象です。これでダニーとベロニカが完全に平等に描かれていたら、もうフリーマンファンの必須アイテム(特に腐女子には(笑))と思えるので、ヒジョーに残念であります!でもまあ、個人的には1700円で「子犬ちゃん」が見られただけでも、けっこう満足しています。(「何話の何分頃にあのシーンがある」って脳内メモとり始めてるバカでえす❤(笑))

余談ですが…「シャーロックとジョン」はおいしすぎるので、スラッシュネタになるのは自然の法則(笑)ですが、フリーマンがインタビューなどで言っているとおり、ドラマを見てるとたしかに「ジョンがゲイであると匂わせる演技」はまったくしてないんですよね。今回のコレも「男の体に閉じこめられたヘテロの女」なので、うまく言えないんですが、恋人を前にしても、「男同士」の関係である前提の「ゲイ」とは違うニュアンスでした。その違いが出せるって、すごい名優なのかも!←あきらかに深読みしすぎデス!(笑))

これまでに二、三回、フリーマンが笑いとしてのホモネタを演じるのは見ましたが、意外にも(?)いずれもアグレッシブな側でした。今回のコレはちょっぴりフェミニンですがオカマ演技ではなくて、先ほど書いたとおりイロモノにはなっていません。もし「設定としてきちんとゲイ」のシリアスな役をやっても、やっぱりうまいんだろうなあ…。見てみたいなあ。イギリス人俳優なんだから、若い頃に一つや二つやってないのかしら?…通過儀礼だよね?(←「イギリス人俳優」に偏見あり過ぎ)…いや、容姿は昔より今のほうが萌えるから、これからそういう役やっていただきたいです。ぜひぜひ!(笑)

 

 

 

2012/6/27(水)

通販について
一昨日より通販再開いたしました。さっそくのお申し込みありがとうございます♪(楽しんでいただけますように!)イベント前のお休み期間にいただいていた分は25日にすべてご返信が終わり、その後はメールをいただいた翌日にはご返信できるサイクルです。万一「あれ、返信来てないぞ?」ということがありましたら、メールのトラブルの可能性があります。ご遠慮なくブログのコメント欄か、ツイッターをお使いの方はツイッターでお声をかけてくださいませ。よろしくお願いします。

ホーキングも放映!
つい先日ついでで書き添えた、ベネディクト・カンバーバッチスティーヴン・ホーキング博士を演じた"Hawking"ですが、なんとこちらも来月にディスカバリー・チャンネルで放映されるらしい、という情報をいただきました!(何度かツイッター情報を流用(^^;)させていただいているAbbey(@swalloworchid様より教えていただきました。ありがとうございます!)

ディスカバリー・チャンネル/映画『ホーキング』

以前に貼ったのと同じクリップですが、Youtubeから。チャーミングです。
 

科学チャンネルにふさわしくキャスト紹介がない(笑)のですが、IMDbで見てもHawkingというタイトルの映画(これはTVムービーですが)は他にないので、たぶんコレだろうと思われます。
IMDbの"Hawking"のページ

…たぶん、科学ファンにとってのホーキング博士自身が、シャーロックファンにとってのカンバーバッチ並にアイドル扱いだと思いますので(笑)、映画のキャストなんか眼中にないのかもです。でもたしかに、若い頃から変わらないホーキング博士の「大きくてつぶらな瞳」はアイドル並の殺傷力がありそうです!(笑)

…これはディスカパリー・チャンネルのホーキング特集の一環だそうで、ほかにも以前ご紹介した"Into the Universe with Stephen Hawking""Curiosity"(こちらもカンバーバッチ氏がナレーションの「博士の声」を担当♪)もやるようです。
ディスカバリー・チャンネルのサイトを「ホーキング」で検索した結果

IMDbの"Into the Universe with Stephen Hawking"のページ

原題がないので記憶やIMDbと照らし合わせながらですが、少なくとも『ホーキング博士のよくわかる宇宙』の地球外生命体とタイムトラベル、そして二時間尺の『…よくわかる宇宙ガイド』はそうだと思います。あと、『好奇心の扉』の宇宙の創造主は?もそうだったかと思います。あとはごめんなさい、確認できてません。(^ ^;)
でももしかしたら、「クリント・イーストウッドの声は山田康雄」並みに、ホーキング博士の「御用達ボイスアクター」になってるのかもですね♪それだけドラマのホーキング役がハマッていたということでしょうか。
これらのドキュメンタりーはYoutubeでも検索すると分割アップとかが出てきますので、字幕なしですが彼の声は堪能できます。英語版DVDなどで彼の声にヤラレちゃった方はとりあえずどうぞ♪

↓こちらは知的生命体の回から。絵ヅラもすごいですよね。いきなりこれか~(笑)
 

このシリーズは前にNHKのコズミック・フロントでも再編集版を放映していました。番組自体SF映画顔負けのCGですごく面白かったですし、そのときは完全に日本語吹き替えだったのですが、あの俳優さん…萩原聖人さんの声もニュアンス豊かで素敵でした♪(じつは、あれを見た動機はYoutubeでみかけたHawkingのクリップ…さきほど貼ったもの…でした。それで博士ご本人に逆萌え(?)したタイミングで、ちょうど放映されたのでした(笑))
ディスカバリー・チャンネルも吹替だと思いますが、以前BSジャパンかなにかの「ディスカバリー・チャネル・セレクション」(だったかな?)の枠で見かけたときは2か国語放送だったので、原語も聞けるものと思われます。

…これ、放映時期がどれも7月後半にかかってて、ちょうどBSプレミアムでシャーロックをやってる頃。今年の夏は局の枠を超えて、日本全国シャーロック音頭状態ですね!(もう踊らされるしか!(笑))

 

2012/6/26(火)

Kindle日本版いよいよ上陸間近!
つい先ほど知ったのですが、日本のAmazonでもやっとkindle近日発売のアナウンスが始まりました!発売開始時のメール通知登録を受け付けています。さっそく登録してきました♪
Amazon.jp
…というか、kindle端末はもう持っているので、これをアップデートできるはずですよね…?日本版というから、なにかそれなりの仕様(縦書きとか)が追加されるのだろうか。…もしkindle fireが来るのなら、買い替えてもいいかな、と思うんですが…どうですかねえ。(今持ってるのはwi-fiだけの機種でしかもwi-fi契約はしてないので、フリーでつなげられるスポットに行かないと通信機能は使えないんです(^ ^;))

気になるのは自主出版システムAmazon KDPの日本語受け入れなんですが…見に行ったところまだウンともスンとも言ってないです。いちおうKDPからのメールニュースというのは折々来るんですが、前にイタリアとかスペインとかのストアがオープンしたときも、 「…のストアが先日オープンしました。KDPで出している本はすでにそちらのストアでも購入可能になっていますヨ」という事後通知だったんです。今回もそうだと思われます。(だいたい、kindle自体の発売を登録メールで知らせるということは、前もって発売予定日は明かさないということですよね…)

他の国がどうだったのかは知りませんが、日本は出版社や取次店の既得権益の攻防でいろいろ難航したというニュースがありましたので、ちゃんとKDPが日本語書籍を出させてくれるかどうか、正直まだ不安を感じています。…使えないということは絶対ないと思いますが、なんだか確認できるまで、嬉しさと不安が入り混じって落ち着きそうもアリマセン…。(^ ^;) とにかく待ち遠しいです!

…しかしじつは今朝、テキストファイルで入れていたテッド・チャン氏のインタビューを読み直そうと思って、ずーっと触ってなかったkindleを久しぶりに掘り出して、電源が空の状態だったので充電したところだったんですよ。なんか呼ばれたなあ…。(笑)

テッド・チャンさんのインタビュー
そうそう、そのテッド・チャン氏のインタビュー、すごく面白いんです!じつは数ヶ月前に見つけたものなんですが、いろいろ優先するものがあってご紹介できなかったものです。もう一つ別のインタビューと一緒に、近いうちにチャンの情報メモコーナーのほうできちんとご紹介しますが、ぶっちゃけいつになるかわからないし、ついでなのでとりあえずファンの方(は、すでに見つけて読んでらっしゃるかもしれませんが)、リンクをしておきますのでよかったらドウゾ!(じつはさっき感想というか、前に書いてあった、下手な英語でミーハーファン丸出しのコメント(^ ^;)を書き入れてしまったのでお恥ずかしいのですが、そこはどうか無視してくださいませ。しかしまったくコメントがなかったのは謎です。すごく面白いインタビューなのに!)

Science Fiction & Fantasy/ Interview: The lifecycle of software objects by Ted Chiang

いつもの(?)ジャンルとしてのSFについての話や作品について以外に、今回はインタビュアーさんがお友達とのことで、一緒に所属していた読書クラブのことや、SF映像作品のタイアップ小説について、 (そのお友達がミュージシャンなので)好きな音楽について、それから作家が直接出版できるようになってきた状況について、などなど。いつもどおり理性的・現実的な、地に足のついた切り口ですが、なんシンディー・ローパーのコンサートに行ったことがあるという衝撃の事実まで話しておられますよ~♪(スミマセン、なんとなくそういうイメージはなかったもので新鮮でした…!)

…あ、話は変わりますが、今晩(というか日付が変わってから)は『モーリス』がBSプレミアムで放映されます!お忘れなく!(録画予約しました~!(笑))

 

2012/6/24(日

コミックシティ終了といろいろ放映情報♪
本日はコミックシティに参加させていただきました。やっぱり人は少なめでまったりモードでしたが、そんな中でもスペースにお立ち寄りくださった方々、ありがとうございました!(やっぱり新刊作っていってよかったです♪楽しんでいただけますように!)

いつもスペースでの立ち話や通販メールのついでの私信などで情報をいただいている(いいのかそれで(^ ^;))、ファンのくせに最新情報に疎いサークルでございますが、今日もありがたい情報をいただきました。自分の備忘録を兼ねて、間近なので急いで書きます。

☆『モーリス』テレビ放映!
6月27日(水)午前1:15~3:36  BSプレミアム
http://www.nhk.or.jp/bs/t_cinema/calendar.html
あの伝説の同性愛ラブストーリー、腐女子の基礎映画『モーリス』!シャーロック本いもづるレビューで萌え語り倒しましたが(笑)、美少年時代のレストレード警部ことルパート・グレイヴスを堪能できます❤濃厚にアレなシーンといい、泣けるラストといい、ホントに宝物な映画です♪

あと、こちらはついさっきツイッターで知りました。 (Abbey(@swalloworchid)様…あ、モーリスにも触れていらしたのか!見るタイミングでいろいろ逃してるなあ…(^ ^;))
☆8月に名探偵ポワロ(マーク・ゲイティスがらみの2本も含む)再放送!
http://www9.nhk.or.jp/kaigai/poirot/index.html

少なくともこのうち三本はシャーロックと縁が。

『鳩のなかの猫』 8月14日(火)午後5時00分~6時34分
http://www9.nhk.or.jp/kaigai/poirot/poirot_02.html
マーク・ゲイティスお兄様が脚本を書いています!
そしてマーティン・フリーマンの奥様のアマンダ・アビントンさんが出演!その上ゲイティス様の同性婚パートナー、イアン・ハラードさんも出演しているそうです!そんな理由でイベント後に即レンタルしようと思ってましたが、タダで見られるならテレビ放映を待つことにしました!(笑)

『第三の女』 8月15日(水)午後5時00分~6時34分
http://www9.nhk.or.jp/kaigai/poirot/poirot_03.html
こちらは『モーリス』で主役のモーリス・ホールを演じたジェームズ・ウィルビーが出ています!つまりレストレード(ルパート・グレイヴス)つながり?(笑)

『死との約束』8月16日(木)午後5時00分~6時34分
http://www9.nhk.or.jp/kaigai/poirot/poirot_04.html
こちらはゲイティス様ご本人が出演!こちらもシャーロック本で無駄に騒ぎましたが(笑)、金髪タキシードの素敵な姿が拝めます❤お話は正直イマイチでしたが、このお兄様の正装には惚れ直しました!(笑)

もお、シャーロック放映がらみのサービスとしか思えません!(シャーロック含めてオリンピックがらみのイギリス特集だとか言っちゃわないでねNHK!(笑)) ついでにベネディクト・カンバーバッチがホーキング博士を演じた『Hawking』もやってくれないかな。これ見たくてたまらないうえに、日本ではNHKくらいしかやってくれなそうなドラマなんですが・・・!(笑)

イアン・ハラードさん…兄は果報者
…さっきイアン・ハラードさんのお名前が出たついでに、先日あった嬉しい出来事も記念に残しておきます。じつはゲイティス兄様が脚本を書いたもう1本のポワロ、『ハロウィーン・パーティー』を先日DVDで見ました♪作品自体面白く見られたんですが(映画でもクリスティもので楽しめたことはほとんどないという不幸な奴なので、これは稀有なことでした!)、これを見た直後、感想をつぶやこうと思ってツイッターを覗いたら、なんとイアン・ハラード@IanHallard)さん(フォローしているんです(^ ^;))が、「僕が初めて出たポワロ『鳩のなかの猫』をやるからよろしくね!」みたいなことをちょうどツイートしたところだったんです。イギリスで再放送があったんだと思います。(ちなみにフリーマンの奥様アマンダさんのことにも触れて、彼女が犯人かどうかも乞うご期待、みたいな内容でした)

で、あまりにタイミングがよかったので、『ハロウィーン・パーティー』でのハラードさんの役についての感想を含めて、勢いで英語アカウントの方からから送ってしまったんです。そしたらなんと!ご返信いただけてしまいました!まったく期待していなかったのでほんとにびっくりしました!「ありがとね」の一言ですが、嬉しいので記念に残させてください。(えっと、私のヘンな英語は気にしないでください…(^ ^;))

さりげなく仕事仲間に触れるところが好印象でした。ぶっちゃけ旦那さん(?)からのいもづるでフォローしている層(もちろん私も(^ ^;))が多いことを意識して.るんだろうなあ、と思える心遣いも透けて見えて。

じつはゲイティスさんの非公式ファンアカウント、Mark Gatiss Fans(@gatissian)さんもフォローしているんですが、こちらからも先日「イアン・ハラード様がリプライしてくれたあああああ!」(と英語で(笑))的にバクハツしたツイートが連続で流れてきました。両方フォローしているのでやり取りが読めちゃうんですが…こちらのアカウントさんはほぼ毎日、ゲイティス氏の素敵な写真をツイートしてくれる(ゆえにワタシのようなファンがフォローしている(^ ^;))んです。ハラードさんはきちんと、ダンナさん(?)の非公式ファン集団の元締め的に把握して、対応しようとしているように見えました。…ポンと連想したのが歌舞伎役者の奥さん。劇場のロビーで着物着て贔屓客ににこやかに挨拶する感じ…。(ちょっと違うか(^ ^;))

とにかく、お兄様良い伴侶を得られて幸せだなあ…と、素直にいい気持ちになりました。(妬いたりしません!(笑)) 
しかしゲイティス様に続きこのラッキー、今年の幸運は使い果たした気がします。…冬コミは落ちるかも。(心配なのはそれだけなのか自分?(^ ^;))

 

2012/6/23(土)

明日はコミックシティに参加します。
ぎりぎりになってしまいましたが、明日はコミックシティに参加します。新刊もなんとかできました!同人誌な部屋のほうで一足早くお知らせしましたが、小説ブログに連載して先日完結したばっかり(笑)の、SHERLOCKファンフィクション『36時間のサファリ』総集編です。(ブログはそのまま残します)細部をちょっぴり改稿していますが、表現レベルでの変更なので、物語はまったく変わりません。紙派の方、よかったらお手にとってみてくださいませ。
(内容や既刊についてなどは同人誌な部屋をご覧下さい)

出来立てホカホカ(笑)、新刊表紙はジョンです。

即席ですが、スケッチでは小さかった耳をでかくして、ビミョーに眉の表情を変えました。
洋画チックに「ちょっと違う英文タイトル」を添える遊びが 好きなのですが、今回初めて
『ブレードランナー』風書体(Blade Runner Movie Font)というのがあるのに気づいて使ってみました。
スピード感のある書体ですね❤もっとアクションをいれればよかった…。(書体に合わせてどうする(笑))

ホームズオンリーで足りなかった既刊も、刷り足してすでに宅配搬入してあります。引き続き『追憶のシャーロック・ホームズ』サンプルリーフレットも無料配布の予定です。ご参加の方、ぜひお立ち寄りください♪

スパコミのあとでは規模は半分くらい(かな?)ですし、この時期なのでちょっとまったりしそうな気もしますが、シャーロック的(笑)にはDVD発売まで二週間を切りました!というわけで、看板にも「発売まであと12日!」宇宙戦艦ヤマトちっくにカウントダウンを書き入れて、無駄に盛り上がってみました!なんか落ち着かなくなってしまいました!(笑)

動員はともかく、明日の東京は予報では曇りのようで、最高気温25~6度くらい。晴れて暑くなるよりましでしょうか。会場内は蒸し暑いかもしれないので、水分携帯必須ですね。楽しくすごせるといいな、と思います。よろしくお願いします!

…話は変わりますが、NHKのシャーロックの公式サイトがいつのまにか営業を始めてますね。しばらく見ていなかったので、さきほど気がつきました。キャラクター紹介のジョンのページの写真ユニクロくさいボーダーTシャツでかわいいです~♪しかも袖口折り返してる…腕短いから…❤(も、萌え死にそう…(笑))
→BSプレミアム SHERLOCK

 

2012/6/15(金)

ファンフィク終了と6/24新刊予定
ブログ(小説.Demo.)のほうで連載(というか分割掲載)していたSHERLOCKファンフィクション『36時間のサファリ』全五回、先日めでたく終了いたしました。読んでくださった皆様、ありがとうございました!(よけいな「エンディングテーマ」までお遊びでつけて、本人が楽しみ尽くしました!)

今回はちょっとサスペンスタッチでノンケなJUNE(笑)をやりたくて、絡み的なシーンなしで大空白時代のジョンが主役、という実験的な(というほどのものでは(笑))ものでした。なので、自分のやる気はまんまんだったんですが、正直二回目以降はあまり読んでくださる方はいらっしゃらないかも…と覚悟しておりました。が、アクセス解析を見に行ってみたら、意外にもブックマークでのたくさんのアクセスをいただいておりました。嬉しかったです!(ファンフィクでないものをアップした時とはケタが違います。…当然ですね!(笑))単にネットで拾える日本語のファン小説が少ない、ということだと思いますが、お楽しみいただけていたら幸いです♪

テーマはあの二人の絆なのですが、わかりやすいやおいの体裁になってないので、ぶっちゃけ同人誌にしてもあまり手に取る方はいないかも(笑)…ということで、紙にすることは意識せずに書きました。が、手を入れてるうちにけっこう気に入ってしまい、自分が縦書きでまとめて読みたくなったので(笑)、ちょっと手直しをして本にすることにしました。6/24コミックシティの新刊にするつもりです。

でも、スラッシュ色が薄いのが逆に安心(?)なので、今回はブログ版もこのまま置いておくことにしました。(もともと版権が生きてる二次創作は「自分の作品」ではないので、遊びとして無料で供するのが本来の姿という気も(^ ^;))ネット派の方は引きつづきどうぞ。紙派の方で印刷コストを負担してやっても良いわよ、という太っ腹な方がおられましたら、紙のほうもよろしくお願いいたします♪

二次創作の作法をちょいとリサーチ
さっき「スラッシュ色が薄いのが逆に安心」とか書きましたが、もちろん著作権的な意味では、二次創作はもともと問題を抱えていますよね。BBC現代版に狂うまでは、オリジナルや原作著作権切れの二次創作、レビューなど、そういうことは考えなくていいジャンルだったもので、今回はどうしよう、と悩みました。いわゆるナマモノと言われるジャンルなので、検索避けもしたほうがいいのか?とか。海外のファンフィクがあっさり検索できてしまう状況との差の理由がわからなくて、どこを基準にすればいいんだろう、と。二次は書くだけでも楽しいですが、もちろんご同好の方に読んでいただければもっと嬉しいのが当然ですし。

で、先日そのへんの動向や、いろんな方のご意見をいろいろ調べてみました。結論としては、サイトの検索避けはしないまま行くことにしました。どうも、検索避け文化(?)は「二次創作=アダルトコンテンツの公開」という前提での話のようなので、今のところうちはあてはまりません。アダルトコンテンツが問題なのは二次創作だからではありませんし、やおい的な料理の仕方自体が問題、というのも、見る方に最初に断っておけばいい程度のことのようです。

自分が気にしていたのは著作権についてですが、どうもこれは「検索避け」問題では付け足し的なこと、と解釈しておられる意見ばかりでした。どちらかというと、掲示板などを利用して同好の士が楽しむ場を荒らされないため、ということのようでした。(参照できた記事は日付が数年前のものばかりだったので、この議論が盛り上がったのは少し前なのかも)

大納得でした。だって著作権の問題で取り締まるのなら、ネットより有料販売しているコミケ会場に踏み込めば現行犯で一網打尽なのに、二次創作サークルがコミケに出ることも、コミケ公式サイトが検索避けされないことも、コミケカタログが書店で売られることも問題視されてないんですもん。そのへんの矛盾が理解できなかったんですよね。(^ ^;)

まあそんなわけで、自分がネットを見て回るときに、検索避けをしているサイト(ほとんど閲覧したことがないですが)の閲覧時の注意事項を守ることと、、自分のサイトが検索避けしていないことの明記(これは玄関ページの上にリンクがありますが、同人ビジターさんへの注意書きを置いております)さえきちんとしておけば、とりあえず問題はなさそうだと判断しました。

自分が同人誌を知った頃は、オリジナルは別ですが、ファン同人誌は非公式でも「ファン団体の会誌」というイメージがありまして、実際年会費をとって発行したもののおすそわけ、的なものがたくさんありました。「仲間内」のものだったわけですね。お金が介在しても、売るというより必要経費で分け合うという感じだったと思います。(これは今でもそういう雰囲気だと思いますが、大手さんの世界とかは別物かもですね。ま、自分には縁のない世界なのでそこを基準にしてもしょーがないですが(笑))

ネットで検索よけをしてパスワードをつけて…という囲い込みをするのは、昔の会員制同人誌をネットでやってる感じかな?という印象を受けました。(正直、こういう枠を設けた内輪活動が楽しいのはとっても理解できます!(笑))印刷・郵送にはお金がかかりますが、ネットはいったんツールさえ持ってしまえばお金がかかりませんから、活動に会費もいらないし。…便利になったものですね。

…全般的なことはわかりませんが、ことSHERLOCKについては、先日ご紹介しましたマーク・ゲイティス氏のライブチャットのなかで、「ファンフィク・ファンアートをどう思うか?嬉しいか、またはぞっとするか?」という質問がありました。(それだけ多いんでしょうね、海外では)

ゲイティス氏の回答は、
「まったく読んだことがないからわからない。もし信じないなら、他の誰かが書いたものを別にしても、自分の作品さえ読み通す時間がほとんどないことを保証するよ。あの番組が他の人が何かを書くことの刺激になってるのはとても幸せに思う。たくさんの絵をもらったけど、なかにはとてもいいのもあるし、とても才能のある人もいるよ」
というものでした。肯定でも否定でもなく、ファンに向けての紳士的で現実的な回答だと思います。
(しかしある意味、一番面白い「合法二次創作」をやり尽くしてるのがご本人ですね。ドクター・フーやホームズ原作のファンとして、これ以上の贅沢はないでしょう…(笑))

ともあれ、上記はゲイティス氏個人の意見に過ぎないし、動向は日々変わると思います。とくに海外はネットが主流で、同人誌が主体のリアルのイベントはほとんどないと思いますので、日本の「売り買いする同人誌」の位置づけとなると、海外ではほとんど認知すらされていないのが現状だと思います。が、個人的な感触としては、知ったところで存在感はまったくないんじゃないかな…と思っています。著作権侵害というと、海賊版DVDとか、近いところではCBSの現代版ホームズについて、BBC SHERLOCKプロデューサーのスー・バーチューさんがパイロット版をチェックする権利を訴えた(でしたっけ?)ことなど、まったく次元が違うように見えますので…。

これらは「今の」自分の解釈に過ぎませんし、いろいろな考え方があると思います。状況と自分のやりたいこと(これもけっこうコロコロ変わります(笑))を見ながら、引き続き興味をもっていこうと思います。

 

2012/6/10(日)

シャーロック関連リンクいろいろ♪
ツイッターやネットサーフィンでたまたまゲットした、「あらまあ♪」というページや映像がたまってしまったので、いくつかまとめて、自分の備忘録を兼ねてご紹介しマス。(あまり熱心に最新情報を漁っているほうではないので、とくに目新しいものはないかもしれませんが…ツイッターは覗くタイミングで見逃してる情報も多いと思います(^ ^;))

SHERLOCKOLOGY -The Ultimate Guide for Any BBC SHERLOCK Fan-
まずは番組関連情報がどさっと固まっている定番サイト(なのに今まで知らなかった(^ ^;))
下のBush InnとともにAbbey(@swalloworchid)様のツイートで知りました。(いつも精度の高い情報を含んだツイート、楽しく拝見してます♪)
番組自体の情報のほか、ロケ地紹介、衣装や小道具がどこで買えるかまでいろいろ。充実しすぎてて見始めると帰ってこれません♪…同時に、自分が同人誌に書いたことの間違いを発見して冷や汗が出ます…。(スミマセン。そのうちまとめて正誤コーナー作らないと…シーズン2の日本語放映ではもっと冷や汗かきそうです(^ ^;))

The Bush Inn
こちらはシーズン2第二話The Hounds of Baskervillで二人が泊まった宿を撮影したところの公式ページ。上のサイトからもリンクされていますが、外観もパブ・レストランの中もここでロケしたそうです。ページにはキャストと撮った記念写真も。
DVD音声解説では立地は「セント…セント…なんだっけ?」程度にしか聞きとれませんでしたが、ウェールズのセント・ヒラリーというところだそうです。ダートムーアではないんですね。(でも先日『世界ふれあい街歩き』で見たダートムーアの村は雰囲気そっくりでした。グリンペンは架空の村だということなので、イメージに合うところを探したんでしょうね。
(…というわけで、先日書いた駄ファンフィク"You Can Touch Me."の舞台もここです(笑)。ドラマでは泊まった部屋は台詞でしか出てこないので、部屋の内装や建物の構造は勝手な想像です(^ ^;))

Wear Sherlock
こちらは衣装と小道具に特化した情報サイトさん。
番組で使われたもの以外に、出演者が授賞式等で着ていた服なども紹介しています。同じものを買いたいというファンの方、多いんでしょうかね。でも写真を見ているだけでも楽しいです❤

Mark Gatiss on writing The Hounds of Baskervill
マーク・ゲイティスさんがシーズン2第二話の脚本執筆について答えたインタビュー。Radio Times Magazineという雑誌の、2012/1/3号に載ったインタビューの省略版です。添えてある写真はマイクロフト。(あれ、ピンストライプ着てたことってあったかな…あるいはそれらしく撮った写真?)衣装もバックの壁紙も、そして表情も「らしくて」素敵❤(思わず右クリックでいただいてしまいました。パソコンの壁紙にしちゃおっかな~(笑))

Masterpiece: Co-Creator Live Chats: Mark Gatiss
こちらは同じくゲイティス様(なぜこの人は呼び捨てにしにくいのだろう)が、ファンの質問に答えたライブチャットの記録が見られるページ。真ん中のカウントダウンしているところをクリックすると、やりとりが現れます。英語のチャットなんかライブで見ても追いつけないので、辞書引きながら読めるこういうのはありがたいです。(笑)
シーズン2についての質問への回答、また、シーズン3についての情報だかはぐらかしだかわからない(笑)コメントもあり。マイクロフトの傘はゲイティスさんのアイデアだそうで、第1話でいいシルエットを作るためだったとか。こんなにシンボルになるとは思ってなかったでしょうね(笑)。ルパート・グレイヴスについては「Lovely man」と言及して、「『モーリス』見たことある?(笑)」なんて発言でリアルゲイの面目躍如?(喜びすぎだ私!(笑))

次はビデオで、Graham Norton Showという番組にマーティン・フリーマンがゲスト出演したときの映像です。

イギリスでシーズン2を放映中の、「次回は第二話のバスカヴィル」というタイミングでぶっちゃけ番宣ですね。 が、一緒にジェラルド・バトラーも見られるという豪華版。しかも1分55秒あたりで「ジェラルド・バトラーから頬にキスされるマーティン・フリーマン」が見られます❤(何度見直したことか!(笑))誰かからの「伝言キス」のようですが、平然とキスを受ける様子にまた萌え萌え。しかしまったく確信犯ですな。この小悪魔俳優!(笑) (しかしコレ見ると、ジョンの時は「老け作り」なんだなあ、つくづく…)
(以下、翻訳は解釈したものの抄訳です。自分の英語力・聞き取り力の壁があるので、ミスがあったらスミマセン)

後半での「このやろ、俺BAFTA獲ったんだぞ!(Fuck you, I won a BAFTA!")」という発言が受けたらしく、この言葉への言及をいろんなとこで見かけました。でも他にも面白いところが。
司会者に「ワトスンは原作ではモテ男だけど、ワトスンをやってから女性から注目されるようになった?」との質問。フリーマンは「うんまあ、そうなってることには気がついてるよ」と含みありげな肯定。「いつ、どんな風に?」と突っ込まれて「ニュージーランドで(ということはホビットの撮影中という意味?)…コンピューター買ったんだ」…観客爆笑。このビデオが載ってるYoutubeの書き込みがそれ以上におかしくて、「ばれてる!」「タンブラーやってる人、逃げて~っ!!」などなど。ははは。(あちらではカプ表現が「Johnlock」?所変われば、ですね~(笑))
しかしそれが爆笑されることを狙ってテレビでネタにしてるってことは…私、タンブラーってちょっとしか覗いたことないんですけど、この腐女子ムーブメント(?)はそんなにバレバレ大潮流なんでしょーかね?ていうか私ら、やっぱ確信犯たちにうまうまと乗せられてるだけ?(笑)

さて、最後はゲイティスお兄様(@Markgatiss)がツイッターで紹介していたロシアの爆笑ホームズパロディ。英語字幕つきです。

ロシアだから噂のロシア版ホームズ(昨年あたりからイベントスペースでいろんな方から評判を伺って気になってます!)?と思いきや、なんとロシア版、BBC現代版、ガイ・リッチー版共演の「三人ホームズ大集合」!(笑)ワトスンは一人しかいないのですが、BBC版シャーロックがあたりまえのように、わがもの顔「ジョン呼ばわり」するのがまた萌えました。(笑) このロシアンシャーロックけっこう似ていて、でも本家より話し方がソフトでかわいいです♪ロシアの吹替えがこんな感じなのかな?…しかしこのリッチー版て…(笑)

まだいくつか忘れないように貼っておきたいのがあるんですが、また改めて。(こういうことやってると、ほんとに時間がいくらあっても足りないですね♪自分はマイペースで「たまたま出会った情報」でわりと満足しちゃうというか、そのゆるい出会いの過程が楽しい方なので、まだ「この程度で済んでいる」のだと思いますが!(^ ^;))

 

2012/6/6(水)

イギリス特集さまさま♪
BSプレミアムのイギリス特集、昨夜やっていたバスカヴィル…じゃなくて、世界ふれあい街歩き』、ダートムーア。録画で今日見ました。原作シャーロック・ホームズの『バスカヴィル家の犬』の舞台になる場所で、現代版でもここが舞台になります。

最初出てくる道路を車で走る目線から、SHERLOCKのバスカヴィルに出てきた映像とカブリっぱなしでもう大変。(笑)街並みも荒地の風景も萌えまくりです!とくに街並みは(聞いてると「village」と言ってるんですが、タイトルが街歩きだから街と訳されてるんですね(笑))そのへんにフレッチャーくんがいるんじゃないかって感じでした。 (笑)現代版の有利な点ですね。今の風景をそのままロケで使えるというのは。十九世紀設定では街並みはセットにするしかないですもんね。

*   *   *   *   *

さて、外部ブログの小説.Demo.で、他人のフンドシで書いているジョン小説(フンドシ提供・ゲイティスお兄様とモファット様)ですが…前回の最後でジョンが勝手に(^^;)よけいなことをしてくれて展開が変わり、どうラストに向けて持って行こうか困っていたのですが、困ってるうちに自然にモチーフが集まってきてくれました。そこへ追い打ちをかけてくれたのが、先日録画していた、BSプレミアムのワイルドライフという動物番組。これもイギリス特集の内で、ロンドンの街中に住む野生のきつね、というテーマだったので、「ロンドン」目当てで録ったものです。なんか市内に一万匹いるそうで、街中ほどいっぱいいるらしいです。ビッグ・ベン周辺とかにも住んでいるのです。すごく面白かったです。
(この回は6/9、6/11に再放送するらしいです。紹介ページはこちら
                                    大都会ロンドン キツネ一万匹大繁栄の謎に迫る

でも統計が目撃情報を元に作られていたのはちょっと…番組内でも断わってはいましたが、人間が多いところのほうが目撃情報が多いのは当たり前なわけで。…まあそのへんは割り引くとしても、自分にはとてもタイムリーでした。見たかった時間帯のロンドンの街並みや、人通りの様子が見られただけでも御の字だったのですが、きつねのイメージがまたこの話のジョンにぴったりで(個人的な感覚です(^ ^;))…そうだ、きつね出そう。ジョンぎつね。(なんだそりゃ)

…というわけでなんとか方向は見えて、出先で書こうとポメラ持参で外出。運転免許の更新だったんですが…なんと更新に必要な通知はがきを忘れるという大失敗。(笑)しょーがないのでせめて小説を進めようと目についた喫茶店に入ったら、こういう場合に最高の席(背中が奥の壁で端っこの席)がポンと空いてまして、「呼ばれたな」と確信。(笑)
しけ込むこと三時間。きつねも出しましたとも。ええ。これからまた手直ししますが、これでなんとか着地に向かえそうです。今週中に第4回をアップしたいです。(あとはいつ免許の更新に行くかだな…(笑) )

 

2012/6/5(火)

kindle英語版宇宙探偵、星五ついただきました!(感涙)
ええと、すでに電子書籍コーナーでご報告しておりますが、kindleで販売しております英訳漫画・宇宙探偵ホォムズに、五つ星レビューをいただきました❤というか、気づいたのは昨日なんですが、いただいていたのは4月でした。(^ ^;)ありがとうございました!…ってここに書いても仕方ないですが、Amazonのほうでは出版者がフィードバックできる作りがないようなので、思い余ってここに書きます!どっかで届いて!(笑)
Thank you for the five-star review for my Space Detectives! I'm SO GLAD you enjoyed that!

Amazonで初めていただいたレビューが好意的なもので、とても嬉しかったです!

嬉しいというより、安心したというのが正直なところです。英訳に自信がなかったのと、kindleのディスプレイに合わせてコマ分け表示に加工したのが、もしかしたらページ稼ぎと誤解されて叩かれるんじゃないか…という恐れのほうが大きかったもんですから。 (以前、英訳版と日本語版を一緒に収録したkindle漫画に対して、ページ稼ぎと言っているレビューを見かけたもんですから、あちらの方はそういう感覚があるのかなあ、と…。自分から見たら、二ヶ国語バージョン入ってるのはサービスだと思うんですけどネ)

それに日本語では「ホームズ」でなく「ホォムズ」にすることで、なんとなく原作との差別化と、「おちゃらけたもんですよ」、ということを表しているのですが、英語ではそれにあたる感覚がわからないものですから、まんま「Holmes」なんです。そこがホームズ好きな方には「こんなんホームズじゃないっ!(怒)」(その通りです(^ ^;))…と、ならないか?とか。
…それと、宇宙探偵をお読みいただいた方にはおわかりいただけると思いますが、あんな一見子供向けの絵柄でヒゲの萌えキャラというとぼけたコンセプト(?)ですから、それ自体ひっくるめてギャグなんだ、ということが通じるかどうか?…というのもありました。というのは、これをアップしようとしたとき初めて気がついたんですが、コミックとかグラフィックノベルとかのカテゴリに、ギャグ漫画にあたるもの自体がないんです。これはカルチャーショックでした。

自分がどっぷり浸かっている洋画にはもちろん脱力系ギャグはあるので、感覚自体がないということはないだろう…と思ったんですが、漫画ではないのかなあ、と。なんか暗いのとか、ハードなのとか、エロティックなのとか…そういうのが多いんですね。やっぱりアメコミとかヨーロッパのグラフィック・ノベルとかを見れば、読者さんが漫画に求めるものはそういうものなのかも…とも思えます。

ちなみにkindle storeでMangaで検索すると、もうエロティックなのとBL系が主流みたいな状態です(笑)。 Doujinshiもそうですが、単語自体にそういうイメージがついちゃってるんじゃないか?と思えます。なので、Japanese Doujihshiの英訳です、と紹介したものが、開いてみたらアンナものだったら、「なんだよこれサギ!」と言われることもありうるかも、とか。(笑)いえ、真剣にそう心配してました。(^ ^;)

逆にいえば似たものはほとんどない、ということで、趣味に合う方にさえ出会えれば…という祈るような気持ちもありました。…やっぱり作品と人も出会いですね。人と人の場合と同じで。 とにかく、あの二人(笑)は海の向こうでもご趣味に合う方に出会えたようで、嬉しい限りです。

ところで久しぶりにアメリカのkindle store を見てアレッと思ったんですが、日本の住所で登録しているアカウントから見たときに加算されていた、通信費2ドルがなくなってますね!無料コンテンツがちゃんと無料でダウンロードできました!これはいよいよ日本語ストア近いな、という感じがしてきました。

日本語ストアがオープンしたら、贋作小説の『追憶のシャーロック・ホームズ』をアップする計画なんですが、自主出版をするシステム、Amazon KDPがまだ日本語対応していないんです。対応がストアオープンと同時じゃ、オープン時に出品できず出遅れることになるなあ…。というか、著者が直接出版する「中抜き」を恐れる日本の出版社との折衝に手間取っている…というニュースがずっと出ていたので、日本語ストアでのKDP経由出版になんらかのカセがはめられたりしたら…最悪使えなかったりしたら…なんて考え始めると眠れません。いや、ワタシが眠ろうが眠るまいがなにも変わらないんですけど。(笑)でも、もともと商業で出版してる著者とは別次元で、草の根の自主出版勢にとっては大きな機会なんですから、うまく運んでほしいものです!

 

2012/5/30(水)

王道下克上JUNE映画/『召使』
ホームズオンリーのあとになんか気分を変えたくて、なんでもいいからとTSUTAYAに行って借りてきたもの。その後なかなか手がつかなくて、結局最終日に鑑賞。当たりでした! ていうかこんな作品があったなんて!下克上とかふざけたことを書いてしまいましたが(^ ^;)、「退廃」という言葉が似合う傑作です。

時代設定は制作された60年代リアルタイム。(1963年作品です)上流階級のお坊ちゃま(南米帰り)が、ロンドンのタウンハウスでの一人暮らしに男性の召使を雇い、彼に破滅させられていく…というもの。あらすじだけでもそそりますでしょ。(笑)

こういう関係だと、今時だと執事ものの範疇でしょうし、実際やってることに誇りを持ってるところは「執事」のイメージです。そこにくる前は子爵の家に仕えていたとか言ってるし。でも、原題も執事(Butler)じゃなくて召使(Servant)、なんですよね。(召使の名前が「バレット」なので、ちょっと「バトラー」を連想できる名前ともいえますね)

「執事」は使用人のトップですから、経験が必要な職業でそれなりに風格のある言葉ですよね。(余談ですが、それゆえイマドキ流行の「若い執事」は自己矛盾が先にきて、自分にはまったく執事に見えません(^ ^;))…それに比べて「召使」は、モロに「使われる身分」というイメージの言葉ですね。やはりそのほうが合っている内容です。しかもモノクロ映像で、召使役はダーク・ボガード。あの名作『ベニスに死す』の!これはもう、期待しますよね。(笑)(若いダーク・ボガードってほとんど見たことがなかったですが、「メラニン色素を補った暗いサイモン・ペッグ」という感じ…(笑))

じつはジャケットの解説文が説明しすぎなんですが、まあこれでわかりやすく食いついたようなもので…お坊ちゃまはその召使がつれてきたメイドに誘惑されちゃうんですが、それ自体が召使の目論見の内なんですね。彼女は解説で「男同士の精神的SMプレイ」の触媒、とか書かれていて、実際わかりやすくそのまんまです。召使になにか目的があって主人を騙していることは、はじめから観客には露見しているんです。そこがまたイイです。

でも、召使がこうする理由がはっきりとは説明されないままで、別に肉体関係が目当てとか(それじゃBLだよ(笑))、そういう単純なものではないんです。いや、たぶんそのレベルは軽くクリア(笑)しているんですが。…もちろんあからさまにそういうシーンはないんですけど、暗喩を使って非常に効果的に表しています。「まんま」より象徴のほうがJUNE度が高くなるといういい例ですね♪
お坊ちゃまが完全に召使に陥落するシーンがとくに象徴的で、その場面に召使はいないんです。出て行った召使の部屋に行って、彼の空のベッドで泣き崩れるという…その後ろの壁にボディービルかなんかの、まあ男性ヌードみたいな写真があって、暗喩としてはとてもわかりやすいです。

召使がこのお坊ちゃまに目をつけたきっかけも描かれていません。会話のなかで深読みできるヒントはありますが、前日談はこちらがいろいろに想像するしかないです。(日本で新人がコンナ作風で漫画を描いたら、まず間違いなく「独りよがり」とか言われそう(笑))
冒頭ではっきりと、お坊ちゃまが彼を、文字通り無意識に魅了してしまうカット(眠っているお坊ちゃまを長々と映す)もあるにはありますが、その前から周到に計画されています。いろいろ想像膨らんで、腐女子が複数で見たら、見たあとに「バックストーリーのバリエーション妄想話」で楽しめそうです。(笑)

監督はジョセフ・ロージーという方で、調べてみたところ、そういう「説明しない」芸風らしいです。赤狩りのため、アメリカからイギリスに渡ったとのこと。ダーク・ボガードとは何本か組んで撮っているようです。この作品は英国アカデミー賞(「BAFTA」ですね♪)に多数ノミネートされていて、そのうち受賞したのは男優賞(ダーク・ボガード。「Best British Actor」なので、今とカテゴリ分けが違いますね)、撮影賞新人賞(お坊ちゃま役のジェームズ・フォックス)だそうです。

1963年というと、イギリスでは同性愛が成人同士でも法律違反だった時代ですよね。(この法律が撤廃されたのは1967年)そういう時代にこういうモチーフを使った映画が作られて、しかもきちんと作品として評価されているというのが、イギリスのこの方面の奥の深さを感じさせます。

とにかく、腐女子の基本映画の一本だと思います。…ダーク・ボガードというと、先述の『ベニスに死す』を思い浮かべましたが、改めて出演リストを眺めたら…そうだ、『愛の嵐』もこの方でしたね!(こちらはヘテロですが、ナチス将校とユダヤ人女性の倒錯的な関係がテーマ)なんか禁断番長というか倒錯番長というか?(笑)

お坊ちゃま役のジェームズ・フォックスは、実は名前は覚えていませんでしたが、中年期の顔のイメージ(具体的には『インドへの道』の、インド在住イギリス人良識派みたいな役)でインプットしていました。偶然昨日、テレビで『日の名残』をやってまして、そちらにも中年期の顔で出ていました。それをちらっと見た直後にこれを見たので、「あれっ、もしかしてあの人じゃない…!?」と、面白いシンクロ体験をしました。しかも『日の名残』での役は、主人公の執事(アンソニー・ホプキンス)を雇っている子爵なんです!『召使』のボガードの前の奉公先も子爵!なんか変につながってしまいました。…しかしあの召使がアンソニー・ホプキンスだったら、退廃というよりホラーに近くなるかも…(笑)

…腐女子的視点に偏って感想を書きましたが、もちろんそれ以前にイギリスの階級社会への痛烈な皮肉でもあります。お坊ちゃまは、召使がいないと何もできません。生活の根本的な部分で「人を使う」という立場は、じつは非常にあやうい立場だということもしみじみ感じました。(自分で洗濯や料理をするのは自分にとっては当たり前ですけれど、それができるのって実はけっこう強い立場なのかも…とも思いました。奥さんが亡くなったとたんにがっくり廃人状態になるダンナ、というステレオタイプがありますが、あれは精神的打撃以前に、「自分一人では人間として体面が保てない」という、ある意味無能さの露呈とも言えて、思えば似たような図式かもしれない…)

 

しかしジェームズ・フォックス、若い頃こんなにかわいかったとは…。名前と顔の予備知識が足りなかったので、一瞬エドワード・フォックス(『ジャッカルの日』の)に似てると思ったんですが…調べたらご兄弟でした。ジェームズさんのほうがソフトな顔ですね。出演作を良く見たら、最近ではリッチー版ホームズの1作目に出ていて、先日『裏切りのサーカス』で惚れたマーク・ストロング(ブラックウッド卿)に殺されていました。…なんか「被虐的な貴族」の役で若い頃から筋が通ってますね!(笑)

…そんなわけで(?)、TSUTAYAに寄ってふらふらと『ベニスに死す』を借りてしまいました。『ノスフェラトゥ』があるかどうか見に行ったのに、それはすっかり忘れて帰ってきました…。(笑)

ジョンのテーマ(笑)
余談ですが、ツタヤの中で徳永秀明さんがテレサ・テン「時の流れに身をまかせ」をカバーしているのが流れてまして、「うわーこの声で聴くとぜんぜんイメージ違うなあ」とほっこり(?)しました。(男性演歌歌手が歌う女言葉の歌はけっこう気持ち悪く感じるんですけど、コブシの回らない、あのきれいな声だとなんかいいですね(笑))そして実はこの歌…先日「もしシャーロックのFanvidを作ったとして、BGMに日本語の歌つけたらどうなるかな」と無意識に脳内検索していて(どういう無意識だ)、自然に流れてきたうちの一つだったんです。後半は爆笑必至ですけど(「あなたの色に染められ」とか「だからお願いそばに置いてね」とか…(笑))、でも最初の部分の

もしもあなたと 逢えずにいたら わたしは何を してたでしょうか
平凡だけど 誰かを愛し 普通の暮らし してたでしょうか…

…ジョンにぴったりじゃないですか!(笑)(それどころかワトスン全般いける!(笑))
ええと、そんなわけで、どなたかFanvidを作ってこの歌をつけてくださる方がいらっしゃいましたら、ぜひ徳永秀明バージョンでお願いします!(笑)

…ジョンといえば、先日から小説ブログのほうで、ポメに眠らせていたファンフィクション『36時間のサファリ』を、手直ししてアップし始めました。長いので分割アップなんですが、「巻き込まれアクション系不条理風ジョン小説」(?)…です。(サスペンス風になったのは、たぶん『裏切りのサーカス』を一回目に見たあと書いたためです(笑))でも裏テーマはシャーロックとの絆です❤(←ハートとかつけるな!(^ ^;))

初めから「連載」と意識して書いたものではなく、長いものを適当なところでちょん切ってるだけなので、一回目はうっかり巻き込まれてるだけで終わらせてしまい、「こ、これはつまらんぞ(^ ^;)」と思ったので、早めに第二回をアップしました。最後のほうで、ようやくジョンが能動的に動き始めております。スラッシュ色が薄いのでアレですが、よかったらおヒマつぶしに眺めてやってくださいませ♪全4回くらいの予定です。(手直ししてるうちに伸びちゃうかもしれませんが…)

ブログ:小説.Demo.

そういえば、不条理な巻き込まれパターンということで思い出した映画があったんですが、再見しようとしたらDVDになってなくてショックでした。カイル・マクラクラン『トライアル/審判』です。カフカの『審判』の映像化らしいんですが、もちろんカフカなんてどうでもよくて(笑)、マクラクラン目当てで見ました。(「ジョン小説」のほうは、あんなに救いのない話ではないです(笑))一緒に『カフカ/迷宮の悪夢』というジェレミー・アイアンズ主演作も思い出したのですが、こちらはDVDはあるものの近所の(ていうか沿線すべての)ツタヤにはないです。なんかすごく見たくなっちゃいました…ほとんど内容忘れてるし…。(涙)

 

…ツタヤさん、旧作100円キャンペーンはヒジョーにありがたいんですが、見たい旧作がほとんど店頭にないというのはいかがなもんだろう…。(取り寄せだと定価になっちゃうんだろうな…)

 

2012/5/28(月)

教授がBAFTA受賞
賞レースはあんまり興味がないんですが、速報レベル(自分にしては)で知ることになったので、書かせていただきます。SHERLOCKでモリアーティーを演じたアンドリュー・スコットが、BAFTA(British Academy of Film and Television Arts/英国アカデミー賞) のTV Awardsで助演男優賞を受賞したそうです。おめでとうございます!

昨年はマーティン・フリーマンが、やはりSHERLOCKのジョン役で助演男優賞を受賞したそうですが、なんと今年もジョン役でノミネートされていたそうで。つまり同じドラマから二人も同じ部門に!そしてベネディクト・カンバーバッチも、昨年に続き主演男優賞にノミネートされていたました。が、こちらは残念ながら受賞は逃しました。でも特別賞を受賞したスティーヴン・モファット(シャーロックとドクター・フーの脚本家)へのプレゼンターを、ドクター・フーのマット・スミスと共に務めました。

こちらのページでモファットとスコットの受賞シーン映像が見られます。
BLOGTOR WHO Sunday, May 27, 2012

BAFTAテレビ部門の全ノミネート・受賞者リストはこちら。
BAFTA Television Awards

座席にはもちろんマーク・ゲイティスさん(隣にはパートナーのイアン・ハラードさんも)や、アイリーン・アドラー役のララ・パルヴァーさんも見られました。マーティン・フリーマンは見られませんでしたが、別のどこかで仕事中だったのでしょうかね。

先だってはやはりBAFTAのCrafts Awardsで、シーズン2の第1話"The Scandal in Begravia"が、編集、音響、脚本賞を受賞していましたですね。贔屓目でなくすごい番組なんですね、あらためて。

一生の宝(マーク・ゲイティス様多謝!)
…ええと、そんな中で冗談みたいですが、一昨日ツイッターで、なんとマーク・ゲイティス様からご返信いただいてしまいました!ただの自慢ですね。すみません!
(これまで何度かツイートしたことがありますが、もちろん反応いただいたのは初めてです。もはや「どうせ読まれてない」という意識だったので(^ ^;)、堂々と同人告知もしているアカウントから、しかも今のアイコンはシャーロックとジョンの自作イラストという激イタ画像のまま…。正直「あちゃー…(汗)」てな感じもしますが、同人的な意味での深刻は心配はしておりません。その理由は…機会があったら別の時に)

話題はホラー映画がらみで、5/26-27が、ホラー名優御三家(クリストファー・リーヴィンセント・プライス、そして自分の好きなピーター・カッシング❤)のお誕生日が固まっている特別な週末だったんです。カッシングが5/26、リーとプライスが5/27です。たまたま別のホラー系情報アカウントのツイートでそれを思い出したので、「この週末の御三家のお誕生日を祝うのに、どの映画を見たらいいでしょうか先生?」てなツイートをしました。(もちろん読んでいただけるとさえ思ってませんから、生誕日ネタでカッンシグ萌えがぶり返して(笑)盛り上がった勢いの独り言みたいなものです)

…じつはBAFTA前日だとはまったく知りませんでした。知ってたらこんな失礼なことしなかったです!(特別な週末は確かだけど、食いつくとこ違うだろ私!(^ ^;))…でも、あのタイミングではBAFTAがらみのツイートが殺到していたはずなのに、あえてぜんぜん関係ない話題返信「して見せる」のもゲイティスさんらしいと言えばらしいかも。自分が見た範囲での話ですが、BAFTA会場へ向かったことは言及してなかったので、終わったあとのニュースを拾うまで自分は気がつきませんでした。(SHERLOCKファン失格(^ ^;))

あとから「そのことだったのか」と思い当たった関連ツイートは、リーグ・オブ・ジェントルメンの旧友リース・シェアスミスの、「聞きたいんだけど、シャーロックのストーリーってどう思う?」というツイートに「Haha.」と答えた一言くらい。(お二人両方をフォローしてるので、やりとりがわかったんです(^ ^;))BAFTA授賞式前の最後のツイート(たぶん)は、「クリストファー・リー90歳のお誕生日おめでとう!」。…かっこいいよ、お兄様!(笑)

(ちなみにシェアスミスさんは、やはりリーグ仲間のスティーヴ・ペンバートンとともに制作・脚本・出演している、ブラック・コメディ"Psychoville"…ゲイティスさんもゲスト出演したことがあったような…で、ニューメディア賞というのを受賞しました。ウェブ用のコンテンツで展開してるみたいです。おめでとうございます!ツイートもそうですが、この方の持ち味は"spooky"の一言に尽きます。顔はわりとかわいいんですけどね。ゲイティスさんよりさらに「食えない」感じです。正直パーソナリティーはまったく読めません。グレイト!(笑))

…さて、それはそうと、ホラー御三家生誕日のおすすめ映画は、カッシングブログ(ピーター・カッシング~怪奇と耽美と美老人~)のほうでしっかりネタにさせていただきました!(笑)個人的にはリプライをいただいたこと自体を記念に残しておきたいので、すみませんがツイート丸ごとここに貼らせてください。これを黙っていられたら自分もちょっとかっこいいな、とは思うんですが…なにぶん凡人なもので。(笑)思いがけなく賜った返信がこちらです♪

…ええと、カッシング、リー、プライスの生誕日を祝うのにおすすめの映画がこの2本、ということですね。
"Horror Express"(邦題『ホラー・エクスプレス~ゾンビ特急地獄行き~』は、以前ここでも萌え語りまくりましたが(笑)、ピーター・カッシング、クリストファー・リー共演の珍品ホラーSF、しかもスペイン映画(よく見たらイギリス=スペイン共同制作みたいですが、撮影はスペイン)です。あえて定番のハマープロでの共演作品を避けるあたり、かなりマニアックな選択です。
'Masque of the Red Deat'は未見作品なので検索したら…三回映画になってるらしく、最初は最新リメイク版のほうがひっかかってきて未公開作品と間違えてしまいました。(^ ^;)おっしゃっていたのは二回目の1964年制作の作品で、邦題『赤死病の仮面』エドガー・アラン・ポー原作、ヴィンセント・プライス出演作でした。B級ホラー等で有名なロジャー・コーマン作品なんですが、隠れた傑作で、アート系(?)として評価されているそうです。レンタルはなくて、マニア向けのセルDVDしかない作品なので、当日見るのはあきらめました。『ホラー・エクスプレス』は持ってるので、結局それを見ました。これはこれで満足満足♪

しかし本当にカッシングに萌え返していたため、「『赤死病の仮面』は持ってないので『エクスプレス』見ます。あの映画のカッシングは美人ですし~っ♪」…とか勢いで返信してしまいました。冷静になると恥ずかしい。恥ずかしすぎる。せめて「美人」はやめときゃよかった。(ほんとにBEUTIFULとか書いてしまったです…バカか私は!(^ ^;))まああのタイミングなら大量のBAFTAリプライに埋もれてお目に触れた心配はないと思うので、気にしないことにします…。(笑)

でも貴重な一期一会でした。そしてマニアックなチョイスに心底惚れ直しました♪たぶん来年からカッシングの誕生日は忘れないと思います。「マーク・ゲイティス様にリプライいただいた記念日」にもなりましたから!(笑)

…それはそうとホラー・エクスプレスのほうですが…「中国の山奥で掘り出された類人猿の化石がゾンビになって人を襲う」という脱力シチュエーションが、走行中のシベリア鉄道内という妙に素敵な舞台で展開して、しかも音楽も妙に素敵で、そのうえラストにありえないオチがつくという…スペインの珍品ホラー&ちょっとトンデモSF?みたいな映画でございまして、逆に極上トンデモ映画(?)としてその筋では高い評価を受けているんです。が、「腐」にとっての値打ちは別のところにありまして。(笑)

これはピーター・カッシングが出たスペイン映画という意味でも珍しい1本なんですが、コレのときのピーター・カッシングが、ほんとにめちゃくちゃベッピンで、全出演作の中でもベストではないか(当社比)、という美しさなんです!(当時六十代のジジイをつかまえてスミマセン。でも本当に、「美老人とはこういうことさ」と言いたいくらい…ああ、書いててなんかいろんな萌えが混濁して頭の中がわけわかんない状態に!(^ ^;))

そのうえベストカップリング(断定)であるクリストファー・リーとの共演で、アレなシーンやコレなシーンがてんこ盛り❤…な映画なんです。(RPS的萌えエピソードもあるんですが、これは以前も書いてますし、長くなるのでやめときます(笑))御三家が揃って出ている映画もいちおうあるにはあるんですが…。あえてこーいう映画を選んでくださるゲイティス様…本物だ。ホンモノすぎる。…いや、もともとそーいう意味でも絶対ホンモノさんだとは感じていましたが…(すみません!もちろんそんなレベルでのチョイスじゃないことはよおくわかっております!(^ ^;))とにかくお兄様の審美眼を信頼します❤『赤死病の仮面』も、いつか中古を探して見ようと思います♪

   
マーク・ゲイティスさんの嗜好(?)にご興味のある方、どうぞAmazonのレビュー等もご覧下さい。
ほんとに「一癖ある」選択です。

「エクスプレス」は テリー・サバラスまでコサック隊長役で出ているという作品で、
トンデモな内容のわりになんかわけわかんない豪華キャスト映画です。(^ ^;)
あ、でも意外にも女優さんのお色気シーンは皆無なので、女性でも安心して(?)見られます♪
(ラテン系のB級というとそっちのサービスしかないのでは?と見る前は覚悟しましたけれど…
「ポーランドの伯爵夫人」が、リッチー版アイリーンのレイチェル・マクアダムスにちょっと似ています)
でもまあ、「映画としては」あくまで「トンデモ傑作」です。念のため。
見るときはツッコミ入れながら楽しんでください♪(笑)

 

2012/5/25(金)

シャーロック放映予定決定!
ついさっきツイッターで知ったのですが、ついにSHERLOCK放映予定が決まったそうです!

BSプレミアム
シーズン1:7月16日(月)~18日(水)午後9時~10時30分
シーズン2:7月22日(日)、29日(日)、8月5日(日)午後10時~11時30分

NHKの番組サイトはこちら。まだプレサイトとのことです。
http://www9.nhk.or.jp/kaigai/sherlock2/index.html

あと、公式ツイッターというのがありました。知りませんでした。(^ ^;)
ツイッター:公式「シャーロック」 http://twitter.com/#!/SHERLOCK_JAPAN_
というか、フォロワー数少なすぎませんか?まだできたばかりなのかな???
(同人告知するアカウントで公式フォローはまずいかしら、とさすがに思って躊躇中。まあブックマークしといて日に数度チェックするほうが確実かもですね♪)

こちらはツイッターのページからリンクされてますが、角川のDVDのページ。
http://www.kadokawa-d.jp/lineup/sherlock/index.html

…今日は『裏切りのサーカス』最終日でリピーターしてきたのですが、なんか吹っ飛んでしまいましたよ…。(笑)
やっぱりコミケ直前じゃん(^ ^;)、とかいろいろ思いますが(笑)、取り急ぎこれだけアップします~♪

 

2012/5/21(月)

※5/20のホームズオンリーにて『シャーロック・ホームズの違法な冒険』をご購入いただいた方で、本に電子書籍についてのご案内が挟まれていなかった方、もしここを見ていただいてましたら、大変申し訳ありませんが、こちらをご覧下さいませ。ホームズ贋作小説・電子書籍プレゼントチラシ未封入について

ホームズオンリー終了
昨日はホームズオンリー「二人の事件簿」に参加させていただきました。スペースにお立ち寄り下さった皆様、ありがとうございました!会場の大部分は同時開催の別ジャンルだったのですが、ホームズエリアも予想外の人の数で大盛況でした!会場の外の三社祭に負けない熱気があったのでは!これは第二回もあるんじゃないかな、と本気で思います!

ただ、うちのサークルとしてはちょっとトラブルに見舞われまして、宅配搬入した荷物の到着が開場後30分以上経ってからになり、本格的な販売開始からしばらくの間、並んでいただくことになってしまいました。ご不便をおかけした方々には、本当に申し訳ありませんでした。…言い訳を書いても仕方ありませんが、いちおう理由を書きますと、ヤマト運輸の搬入漏れ(本部で聞いたところ、朝にホームズオンリーのほうの荷物だけが搬入されていなかった、とのこと)と、本部スタッフの連絡ミス(スペースに直接運ばれるはずの遅れた荷物が、本部に放置されていた)が重なった上に(泣)、牛乃がこういう事態の対応に慣れていなかったためです。(正直こんなこと初めてです!)本当に申し訳ありませんでした!

今考えると、慌てて荷ほどきをしてすぐ販売するのではなく、「●●時から販売を始めます」と看板でも作って、しっかり設営時間をとるべきでした。少なくとも封入漏れは防げたはずです。その後聞いてみましたら、ここの主催するイベントはときどき荷物のトラブルがあるんだそうで、リスクマネジメントというやつが必要なんだな、と学習しました。 スペースに来てくださった方々、これに懲りず、どうぞ今後もよろしくお願いいたします!また、ご迷惑をおかけしたにも関わらず、暖かく接してくださったご近所のサークル様、お手伝いいただいた方々にお礼を申し上げます。ありがとうございました!

さて、残念だったところはここまでにしまして、ご報告を。イベント自体はほんとに盛り上がってまして、正直予想外でした!スパコミ直後というのもあり、サークル参加者同士でまったりと…という感じを想像していました。(笑)うちは上記のような理由で販売開始が遅れましたが、その間に完売してしまったサークルさんがたくさんあったそうです。おかげで早いうちから撤収されたスペースがだーっと…。遅めにいらした一般参加の方が唖然としておられました。自分もひと段落して振り返ったらガラッとスペースが空いていて、びっくりしました。いやはや。すごい勢いです。

本のお楽しみだけでなくコスプレOKのイベントで、グラナダ版ホームズBBCシャーロックも、そしてリッチー版と思われるご一行も見かけた気がします。ホームズ大集合です!(カメラ持って行けばよかった!)現代版シャーロックをやっていたのは、なんとムーパラに来ていたカナダ人の女性でした。前回も小道具の充実ぶりに圧倒されましたが、今回はなんと、原作でいうと『ブラック・ピーター』の扮装!血糊を浴びて銛を持っている!(笑))本筋とは絡まない「お遊び」部分ですが、シーズン2でこれの扮装が出てくるんです。ああ、「そのカッコで地下鉄に乗ったの!?」って言いたかった!とっさに英語が出てこなくて悔しかったです!(笑)

朝行ったらBGM犬ホームズで懐かしかったです。リッチー版のテーマ曲も流れてました。(あれ、すごく耳に残る曲ですよね。第1作のときからすご記憶に残ってて、時々知らないうちに脳内に流れてます(笑))BBC現代版は聞いた記憶がないですが、まだレンタルCDがないためかと…ていうか、あのテーマ曲じゃ30秒で終わりですね!(笑)日本盤CDが出たら取り入れられるでしょうから、あの第1話の追跡シーンとかで使われてた曲もかけてほしいな♪

…自分のところに戻りますと、シーズン1関連のシャーロック本の持込数が足りなかったのが残念でした。あと、いつもはほとんど動かないピーター・カッシング本の持ち込み分もなくなり…これはホームズじゃないし、絶対売れないと思って半分しか持って行かなかったんです。(実際シティなどではほとんどお手にとる方はおられません!(^ ^;))自信をもって(?)これは絶対なくなりませんから!と言ってしまったのに。うう、ご同好の方がおられたんだから、もっと持っていけばよかった!

うーん、いろいろ悔やまれるところはありますが、でもやっぱり嬉しいです。シーズン1関連がまだ出るということは、シャーロックは新しく興味をもっておられるお仲間がまだたくさんいらっしゃるということで。こういうファン同人誌がお手にとっていただけるかどうかは100%ジャンルの力なので、オリジナルめいたものとは感覚が違うのですが…それでもたくさんお手にとっていただけるのは、やっぱり嬉しいに決まってます。スペースではいきなり話題も通じますしね!(笑)

協賛再版の『違法な冒険』も、ドイル本も、余波で宇宙探偵も(笑)、たくさんの方にお手にとっていただけました。ささやかなお祭企画だったしおりもすべてなくなり(こちらも正直予想外でした!(笑))、ほんとにジャンルの「勢い」を感じました。
…というわけで、荷物の到着遅れさえなければ(^ ^;)、すごく楽しいイベントでした! 第二回があったら、また出てみたいです。万一に備えて手持ち搬入の冊数を増やすとか、用心はしつつ!(笑)

…ええと、ムーパラのプチオンリーとかの頃から気づいていたのですが、今は「オンリー」でなく「オンリ」と音引きを抜くのが普通の表記なんでしょうか?「プリンター」じゃなくて「プリンタ」みたいな?自分は馴染みがなくて自然に音引き付けちゃうんですが…(別にそんなことどうでもいいか…(笑))

それと、先日「初の」ホームズオンリーと書いてしまったんですが、その後「オンリー自体はグラナダ時代にもあった」と老舗サークルさんから伺いました。人気を考えればまったく不思議じゃないですが、自分にはあの頃に「同人誌のオンリーイベント」というものがあった記憶があまりなかったので(自分が全ジャンルイベントばっかり出ていたためかもしれませんが…)、ちょっと感慨がありました。そういえば…自分はその頃アニヲタ一直線だったため(^ ^;)むしろホームズは犬のほうが身近で、NHK放映時のグラナダ版は見ていなかったんですが(自分があれにハマったのはDVDなので、スリコミも字幕版なんです)、アニヲタ仲間でも「NHKのホームズ」に夢中になってる友達がいたのを覚えています。懐かしいなあ…。

…そんなわけで、細かいことですが表現として正確でなかった(^ ^;)ようなので、「自分がこのジャンルに参加するようになってからは初の」、と訂正させていただきますネ。なんせ原作は100年以上続いてる「ジャンル」ですもんね!自分はミーハーなのであんまりそういう意識はなかったですが、結果的には自分らも、その歴史の端っこに連なっちゃってる(?)わけですね…。いつかBBC現代版も「昔ヒットした脚色作品」になる時がきて、その頃にはまた別のアプローチで盛り上がってるのかも。…不死鳥だな、ホームズ…(笑)

 

2012/5/18(金)

ホームズオンリーの無料配布
…いよいよ迫ってまいりました、ホームズオンリー。なにかお祭企画を…と思いつつもなかなか時間が捻出できず、きちんとした本は作れませんでした。それでもなにか当日の記念になるものがほしい…と無い知恵を絞りまして(^ ^;)、一番手軽な紙グッズ、無料配布のしおりを2バージョン作ってみました。正典バージョンBBCバージョンです。普通に使えるように漫画絵は入れず、写真とそれぞれの名台詞(?)を、ちょっと素材感のある紙にモノクロで刷りました。写真は正典バージョンはビッグ・ベンBBCバージョンはロンドン・アイです。イベント名が「2人の事件簿」なので、台詞はやっぱり「あのお二人」の関係という意味で重要なものをチョイスしました。こちらは見てのお楽しみに♪(いずれもストーリーのネタバレ要素は含みません)

文字はすべて英語(とローマ字)なので、普通に使っても大丈夫だと思います。というか、大量に余った場合に自分が普通に使えるように、という基準でデザインしました。(笑)濃いベージュの紙にモノクロ印刷なのでかなり渋めです。裏面に日付やイベント名なども入れてありますので、ささやかですが「初のホームズオンリーイベント」の記念にお持ちいただければウレシイです。

ほかに、こちらは宣伝チラシみたいなものですが、kindle版電子書籍にする予定の改訂版贋作小説『追憶のシャーロック・ホームズ』お試し読みリーフレットも無料配布する予定です。こちらは改訂前の旧版同人誌(電子書籍の発行時プレゼント企画つき)も少数再版して持参します。その他、当日持込品の詳細は同人誌な部屋のほうに載せております。合わせてよろしくお願いいたします。

 

2012/5/17(木)

やっぱり傑作パスティーシュ/『…シャドウゲーム』
ずっとアップできなかったんですが、5/4の最終日にやっとガイ・リッチーシャーロック・ホームズの二作目、『シャドウゲーム』を見てきました。そのときに書いた感想をそのままアップします。(書いたときに確認できなかった情報など、いくつか追加します)
読み返したらストーリーをまったく書いてなかったので(笑)蛇足ながら…原作 『最後の事件』を題材に、原作よりスケールアップしたモリアーティー教授との戦いが、当時の世相と架空の要素をまぜ合わせて描かれています。脚本の大事なところを「架空のもの」が担う場面が二度ほどあって、そこはちょっと現実に返りましたが(笑)、最後まで充分に楽しめる大作エンターテインメント、でした。

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シャドウゲーム、やっと見てきました!いやー面白かった!いわゆる「シャーロック・ホームズ」に期待するものとは違うけど、映画として面白かったです。前のも思いましたけど、これはホームズ映画というより、「傑作パスティーシュ映画」ホームズをテーマにした大サービスアトラクションという感じです。拍手です!

…そして噂に聞いていたスティーブン・フライマイクロフト!いやーイイです!正当派「マイクロフト」のアレンジとしては、BBC版よりこちらに軍配です。(でもあちらは別の意味で大好き♪)まさにマイクロフト!原作から出てきたようなマイクロフト!巨体でディオゲネス・クラブに座りっぱなしで、アザラシのような手をしていそうなマイクロフト!完璧!もう、このマイクロフトを主役にして『マイクロフト・ホームズ』っていうスピンオフ映画を作ってほしいくらい。ブラックなブリティッシュ・ジョーク満載のコメディでひとつよろしく!(笑)

見る前は、フライが昔主演した『オスカー・ワイルド』で、ワイルドの恋人ボジー(アルフレッド・ダグラス)をやったのが売り出し中のジュード・ロウだったことが思い出されて、「マイクロフトとワトスンが『元恋人同士』!?」というシチュエーションに受けていたのですが…見てみたらまったくもう、ソンナコトは吹っ飛びました!(笑)
でもこの2作、並べて見てみたいなー。なんで日本盤DVDないんだ『オスカー・ワイルド』!ジュード・ロウのブレイクはこれでしょう!この時期に出さなきゃだめじゃん!

追記・ちなみに公開時は「フライのワイルド」が賛否両論だった記憶があります。雰囲気は写真に似てるんですけどね。(笑)でも愛人たちが豪華で、ジュード・ロウはもちろんですが、ワイルドに「開眼させてほしいな」と迫る(なぜかここだけ覚えている(笑))忠実なロバート・ロスがマイケル・シーン、取り巻きの一人にはヨアン・グリフィズがいたのを覚えています。今や主役級のスターさんたちが、しかもこんなテーマで。今となると宝物みたいな映画ですね。
Amazonを見たらVHSだけ載っていました。ジャケット写真が拡大で見られます♪
オスカー・ワイルド【字幕版】 [VHS]

「おっ」と思ったところを忘れないうちに書いておきます。
まずは冒頭のオークション会場でアイリーンから小包を受け取ったホフマンスタール博士。この俳優さん、もしかしてグラナダ版『ボヘミアの醜聞』のボヘミア王じゃないですか!?なんか顔が似ていて、今の年齢を考えるとあんな感じじゃないかと思うんですが…。へんなところで盛り上がってしまいました。(間違っていたらまあ、ぬか喜びで得をしたということで(笑))
追記・こちらは当たってました。お名前はウォルフ・カーラーさん。1940年生まれというので、御年72歳!お若い頃からいかにもドイツ系の貫禄のある風貌でしたが、いい感じに年をとられてますね♪

そしてハドスン夫人は、以前見たベネディクト・カンバーバッチ主演の『ラスト・エネミー』に出ていたアゴ系美人さんでした。うわーずいぶん美人なハドスン夫人だなあ。
重要なジプシー役の方もすごく…いいぞ杉本彩っ!(そっくりなんですもん(笑))

教授役の方は、名前はわかりませんが、なんかもっと痩せている若い頃の姿で見たことがあるような気がします。目がかわいい。絶対若い頃かわいいはず。(笑)もう、この教授とマイクロフトで自分には大ごちそうでした。

追記・調べたらびっくり!お名前はジャレッド・ハリスさんといい、なんとリチャード・ハリスの息子さんでした!出演リストを眺めて自分がピンときたのは『SMOKE』と『ブルー・イン・ザ・フェイス』…思い出しました!ハーヴェイ・カイテルがやってるタバコ屋で働いてる、ちょっと頭の動きがスローなジミーというキャラクターをやってた彼だ!
(SMOKEは自分にとってのオールタイム・ベストの一本です。二つは同じキャラクターが出てくる姉妹編みたいな映画で、後者は前者の余興的なところがありますがカメオ出演が豪華で面白いです!)
眼と、アゴのしゃくれた感じを覚えてました。しかしすごい違い!貫禄出ましたねえ!でも「ちょっとアブなそう」な雰囲気は変わってません♪

SHERLOCKでもライヘンバッハを見たばかりなのでどうしても比較してしまうのですが…SHERLOCKは「ホームズとの関係」を中心に掘り下げた教授こちらのは「犯罪界のナポレオン」としてグレードアップした教授で、言ってみれば「ホームズ」がいなくても成立するキャラクター。こちらも映画として正当派のアレンジだと思います。趣味の良さと残虐さの描写はまさに教授。大満足です。

そしてすごくよかったのが…モラン大佐。名前が出てきたかどうかは正直覚えてないんですが(^ ^;)、惚れました。アレンジもいいし、教授の彼に対するそっけない扱いもいい。

ハイスピード撮影とCGを駆使したと思われる映像も新鮮でした。前のも、CGのロンドンのパノラマが(橋の高さとか絶対現実とは違いそうなスケール感なんですが)すごく「見もの」だったのですが、今回はハイスピード撮影っぽい表現がかっこよかったです。クライマックスのとことか。これは大画面でないと充分に魅力が味わえませんね。滑り込みで見に行ってよかったです。

ただ、「ホームズ」としての萌えは自分にはゼロでした。男らしいワトスンとかすごく好きですが、なんというか、サービスの方向が自分の萌え領域とかぶらないというか…。これはこれで「楽しい」ので何度も笑いましたが…。
逆にいうと、男性でも笑えるタイプの「ホモネタ」系の笑いが満載。『JUNE』じゃなくて『OUT』のホモネタ、というか?劇場でも爆笑の渦でしたし、先に見てきたうちのオヤジさん(昭和ひとケタ生まれ)も、アレを見に行くと言ったら「ありゃー面白かったぞ!」と太鼓判押してました。(笑)

これもある意味「エンターテインメントとして正統派」だと思います。個人的にはもともと、あの俳優さん二人に対してなぜか萌えを感じないほうなので…ジュード・ロウなんか、とても整ったきれいな顔だということはわかるんですが、なぜか萌えたことが一度もなくて…これは個人的な嗜好としか言いようがないですね。それに萌える映画がいい映画というわけじゃなし。(笑)

追記・ロウの役で「すごくよかった」といつも思い出すのは、一つはなぜか『A.I.』でのロボットの役です。整った容姿と歯切れのいい身のこなしが意外なほどのハマりっぷりでした。これと『リプリー』での、リプリーが愛憎なかばの感情を抱く美青年役。役名が思い出せませんが…『太陽がいっぱい』でモーリス・ロネがやってた役です。天然で無邪気に残酷(?)なところがすごく似合ってました。

映画としてはほんとに大満足でした。次の作品が作られたら、また見に行くと思います♪

しかしほんとに、ここんとこの「ホームズもの」の充実ぶりは怖いくらいですね。ただ単に重なってる本数が多いだけでなく、それぞれ違う方向でレベルの高いものになっているというのが。めいいっぱい楽しんでおかないと。(笑)

 

2012/5/12(土)

価格変更とホームズオンリー準備
同人誌な部屋のほうにアップしましたが、一部の同人誌の価格を変更させていただきます。日頃の小部数ではインク、トナー、ドラム代等はあまり気にしていなかったんですが、 某21世紀探偵様のご威光で(^ ^;) 短期間に増刷を繰り返すことになり(なんとレーザープリンタのトナーカートリッジを毎月ペースで交換…初めてですよ、こんなことは)、 急にけっこうな支出になって焦りまして、 原価を詳細に計算したら…紙代より高かったんですね、トナーやインクなどもろもろのほうが。 そのうえ小説本は28ページを20ページと間違えて原価計算していました。いやはや。いつもの部数なら多少持ち出しになっても大して痛くもないんですが、今回はなんかスケールが違うので慌てたわけでございます。突発的にやっていたため、のちのちのことは考えていなかったので…。

価格をそのままにして紙を安いものにするとか、インクジェットでフルカラーの表紙をモノクロレーザーに変えるとか、いろいろ考えたんですが…結局見た目をレベルダウンさせるのがいやで、「万一今後増刷することになっても大丈夫」な価格に改訂させていただくことにしました。 何卒ご容赦下さいませ。(対象は今のところシャーロック本の既刊二冊と、最新刊の小説のほうです。最初に出した既刊などは、もう出尽くしたかな…と思いますが)

さて、いよいよ来週になったホームズオンリー。せっかくのホームズ祭なので、何かお祭っぽいものを作りたいなあ…と思っていたのですが、これからきちんとした本を作るのはちょっと無理そうになってきました。書きかけのジョン小説(笑)はあるのですが、ちと長いうえに決まってるのは最初と最後だけで、途中の展開が二種類できていて絞り込めていないので…。まあ自分のお楽しみで書いてるものなので、こちらはまたある程度形になったら、ブログのほうに少しずつちょんぎって載せようと思います。お暇があったら覗いてやってください。

…で、せっかく「ホームズならなんでも」のオンリーなので、ホームズ関連の既刊を少し再版して持って行くことにしました。とりあえずコナン・ドイル生誕150周年のときに作った記念本『ドイルせんせ、好きッ♪』と、贋作小説『シャーロック・ホームズの違法な冒険』です。(『違法な冒険』のほうは、フルカラーの口絵などいれているので予想はしていたんですが、やはり原価計算してみたらかなり自腹切り(^ ^;)になっていたので、今回分から価格を改定しています。ご容赦ください)

『違法な冒険』は、(長いことお知らせしておりますが(^^;))改訂版をkindleの自主出版システム、Amazon KDP経由で電子書籍化する予定で、KDPの日本語受け入れ・kindleの日本語ストアオープンを待っています。で、しばらくの間は旧版の在庫に電子書籍プレゼント(kindle日本語ストアオープン以降に)という企画をつけていました。完売してそのまま品切れになっていましたが、今回再版する分も電子書籍版のプレゼント企画つきです。

メールでのお届けになるためアドレスの確認が必要でして、本に添付するチラシの番号をメールで登録していただく形なので、少々面倒ですが…。いちおう「改訂版が出ることが決まっています」ということのエクスキューズ(^^;)なので、こちらの都合でつけさせていただきます。もしご購入になってお気が向いたら、ぜひご登録ください♪

kindle版の告知は昨年秋くらいに出た「日本語ストア年内オープンか」という噂に踊らされて始めたので、もう半年以上「もうすぐです、もうすぐです」と言われ続けてるソバ屋の出前待ち(?)みたいな状態です。(←お蕎麦屋さんに失礼だろう)ジェフ・ベゾス、やるならやると期限をバチッとキメてくれ!予定がたたん!(いや、人のことは言えないけど!)なんか、出版社への気兼ねでKDP対応はストアより遅れるんじゃないか、という噂も耳にしたんですが…ちゃんとしてほしいなあ。というか、ストアオープン時に間に合わせるためには、むしろKDPの対応を先にするべきだと思うんですが。(万一KDPが日本語では使えないなんてことになったら予定が丸ごと狂います。別にAmazon信者ではないんですが、こればっかりはがんばってほしい!)

…ホームズオンリー当日の「お祭り企画」の方もまだあきらめていないので、たぶんギリギリまで往生際悪くなにかやってると思います。でもとりあえず、週半ばに宅配搬入する既刊の製本でこの土日はつぶれそうです。あとは当日までの間でなにか…じつはアイデアはあるのですが…間に合ったらおなぐさみです。(ホームズサークルばっかり60サークルも並ぶと想像すると、なんかじっとしていられないんですよね…(笑))

 

2012/5/9(水)

『裏切りのサーカス』
見てきました。『裏切りのサーカス』。結論から言いますと、深読みしすぎて最後に変な解釈をしてしまい、迷いながら劇場を出てきました。そこについては、帰りに買ったパンフの中で翻訳家さんが触れていたので、間違いだとわかりました。ラスト近くのあるシーンの解釈なんですが…一瞬意味づけに迷い、でもラストクレジットを見ているうちに(とくに音楽を聞いているうちに)「うわ、もしかしてそーいうこと?でもそれ…いいの?そんなラストで?うわーこの●●●の設定壮絶すぎない?」とか思い始めて、やっぱりもう一回見て確かめたい気になったんですが…無駄にウダウダ考えてしまったようで。(^^;)

でも、今思い返すと、翻訳家さんが書いていた「正解」と矛盾する台詞が、そのちょっと前に出てきてるんです。ううむ。謎は残る。原作者のジョン・ル・カレ(エグゼクティブ・プロデューサーとしても名前が)は、映画は原作を忠実に模倣するべきではないという考えの持ち主だそうで、監督にもその旨話したそうなので、小説からは自由だとしても…いや、やっぱありえないし、スケールが小さくなるな。というわけでばかげた自前解釈は葬ります。(笑)

映像はやっぱり語り口の勝利、でした。この色合い寒くて湿り気がありそうな、曇りの日の感じ。70年代の「フィルム」質感めいたものさえ感じました。オープニングの、文字列が横にスライドする感じも70年代っぽい。(いわゆるオシャレでサイケデリックな70年代じゃなくて、色あせていて、子供の頃よくテレビの洋画劇場で見たような感じ。「トックリのセーターにジャケットを着たおっさん」の感じ…です(笑)。←なぜかコレが自分の「あの頃」のイメージです)削ぎ落として削ぎ落として、無駄なく意味のあるカットばかり。一秒ごとに解釈することを要求してくれるというか、許してくれるというか。贅沢な映画でした。

公式サイトにもパンフにも、見る前に知っておいたほうが…と人物関係図があるんですが、これは別にいらないんじゃないかな。「ティンカー」や「テイラー」はコードネームと書かれてますが、スパイ活動をするうえでの「007」みたいなコードネームではなかったので、誤解を招きますし。むしろ今時の若いお客さんへの配慮なら、冷戦構造自体のイメージをサクッと解説しといたほうが臨場感が増すのでは。最近では西側、東側という表現がピンとこなくなってますから。

ベネディクト・カンバーバッチは予想したよりも出番が多かったです。主人公が二重スパイを突き止める過程で助手的な働きをするのですが、自身が実働レベルでのスパイの統括もしています。あの若さで、エリートですね。少し子供っぽい顔にあのしぶい声、堂々とした態度の組み合わせは、アンバランスな尊大さがあります。『戦火の馬』の将校役にも通じますが、よく似合ってます。キャラの個人的な設定もちょっとだけ描かれて…ええっ…!!…いや…いい役です!それを描くのに要したのは、わずか3カット。(たしかそうだったと思います)その間カンバさんは一言も台詞なし。素晴らしい、研ぎ澄まされた省略。それだけに雄弁。ため息がでます。

…シャーロックのときも思ってたんですが、正直カンバ氏は顔でかいですよね(笑)。顔というか頭部というか。そんでもって肩幅が狭くて。でもその体型が昔の人っぽくて、70年代な雰囲気にすごく合って見えました。逆にコリン・ファースモデル並のバランスはじつに現代的でした。でもどの俳優さんも、時代を感じる「四角く刈られたもみ上げ」がそれなりにさまになってました。いいですねえ。(笑)

個人的には、この映画の強力な引力だったのは諜報部のトップ「コントロール」を演じたジョン・ハートでした。開幕早々彼が出てきて、もうそこから気がそれるヒマなしでした。(『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』というタイトルは、「好きな俳優さんのプロフィールで以前よく見た」記憶があって、なんとなくジョン・ハートのことかと思ってたんですが…テレビドラマ版にも出ていたならパンフに書かれてるはずだし、違ったようです。誰だったんだろう…)
貫禄がついたトム・ハーディーもよかったです。そしてコリン・ファースも、少し老けが入ってきた疲れのある顔つきがすごくよかったです♪

ミーハーなことを言えば、ぶっちゃけ「どのカットにもタイプの違ういい男が映ってる」ような映画で、静かなる英国製フェロモンを惜しげもなく大量投入です。たまりませんよこりゃ❤

あらかじめ出演を意識していた俳優さん以外では、冒頭でブダペストに行くジム・プリドーをやった、マーク・ストロングという人がすごくよかったです。プロフィールを見たらガイ・リッチー一作目のホームズに出ていたそうで…じゃあアレをやった人か!と合点がいきました。悪役の。あのときも映画の中では一番引力ありました。「ティンカー」にあたるパーシーという役をやってたのが、このごろよく見る人でトビー・ジョーンズという方でした。初めて名前を覚えました。印象的な顔です。『キャプテン・アメリカ』の研究者役とか、すごく印象的でした。

…キャストはみんなよかったですが、もう、やっぱり主役のスマイリーを演じたゲイリー・オールドマンがどどんときました。この方は、個人的にはある時期から…具体的には『ドラキュラ』あたりから…印象が「やりすぎて台無しになってる残念な人」になってたので、正直彼は「これを見たい理由」には入ってませんでした。イメージ一新です。…俳優さんて、もらった役しかできませんもんね。役のイメージが本人の実力ではけっしてないんですよね。それにしても、この「静かなのに観客の気をそらさせない存在感」はすごいです。オーバーアクトのイメージがあっただけに、よけいに…。そのへんの意外性も計算にいれたキャスティングなのかな。見る前に雑誌でオールドマンのインタビューも読んだんですが、私生活でシングルファーザーだとは知りませんでした。人生いろいろですね。

この映画でオールドマンはアカデミー賞の主演男優賞にノミネートされたそうで、それについてジョン・ハートが「とらせてあげたいけど、アメリカ人にはむずかしい映画だからな」とのたまったとパンフに載ってました。あはは、なんかズバリと。(笑)…って、そうなると日本人なんか観客対象とすらみなされてないかもですが…。(情緒的な部分では、とても日本人好みだと思いますが(^^;))

映画のなかで、内気な子供が学校の先生に「いい観察者だ」とスパイの素質をを誉められて、その先生になつく…みたいなシーンが出てきます。パンフに寄稿している佐藤優氏が「スマイリーの少年時代」を彷彿とさせると書いているんですが…これはル・カレ自身の話ではありませんでしたっけ…?『スパイだった小説家たち』だか『小説家になったスパイたち』だかいう本で読んだような記憶がおぼろげにありますが…ル・カレ自身じゃなくて代表作の話だったかな?うろ覚えですみません。(借り本だったので確認できず(^^;)))

…残念なのは、IMDbに載ってたキャラのプロモーション画像…数字がばーっと並んでるやつ…が、パンフにはゲイリー・オールドマンとコリン・ファースしか使われてなかったこと。これ、主要キャラ全部のバージョンがあるんですよね。かっこいいのになあ。正直日本の評論家さんの記事はいらないから(ごめんなさい(^^;))、アレを載せてほしかったです。

カンバさんのはこちら(IMDb)。(前にもご紹介しましたが、かっこいいので(笑))表記がUragiri No Saakasuになってるのがなんか…自動的に日本からのアクセスと見分けてこうしてくれてるんでしょうか?半端な心遣いありがとう…(ローマ字で検索する人はまずいないと思うけど…(笑))

待ち焦がれていた鑑賞だったので、「並んで買ったお菓子はおいしい」的な気分はあるとは思いますが(笑)、少なくともポスターのコピーにあるような、観客が「欺かれる」という映画ではなかった気がします。説明しないので解釈は要求しますが、「わざと別のものに見せかけて引っかける」という方向じゃなかったです。説明しないうえに突然回想シーンも挟まれたりするので、たしかにわかりにくい映画ではあります。が、そのわかりにくさそのものが、うっとりするような雰囲気とか風情の一部になってます。そしてその雰囲気とか風情こそが、映画の見どころであります。
こういう、観客を甘やかさないでくれる、観客の知性を多めに見積もってくれる映画って、ある意味嬉しいですよね。(「難解に見せようとしてる」のとは違うんです。「難解に見せようとしてる」ものは、逆に受け手を見下しています)

「引っかける」方向の映画だと思いこんで、「だまされないぞー」という先入観で見た結果、へんな深読みをしすぎて味わい損ねた部分があります。鑑賞として失敗しました。(^^;)もう一回、素直に見たいです。謎解きというより、静かに美しい映画という感じがします。題材もテーマも違いますが、雰囲気はコリン・ファースが出た『シングルマン』とか思い出します。1カット1カットがほんとに美しくて。そしてなにより、やっぱり英国俳優大行進フェロモン大放出ですし♪(笑)

というわけで、やっぱりリピーター割引はいい企画ですね。「なんだこれわかんねー」というクレームの出る余地を未然に防ぎ、それを「そうだ、リピーターしよう」とお金を落とす方向に向かわせる、見事な戦略。なんかこっちのほうがよっぽど観客に仕掛けられた罠。(笑)

リピーター割引はいいんだけど、その前にやってる劇場増やすか(「世界が大絶賛」のわりに劇場少なすぎ!)交通費支給してくれないかしら?(笑)割引はしなくていいから…。(^^;)

『裏切りのサーカス』公式サイト

 

 

2012/5/5(土)

語り口の勝利/『ぼくのエリ 200歳の少女』
やっと見ました。評判は高かったし、長いことタイトルは目に付いてたんですが。正直タイトルでネタバレしていて特に新しさのない題材だし、スウェーデン映画でぶっちゃけ「俳優さん目当て」で見られるものではなかったので、なかなか手が出ませんでした。今回、楽しみにしている『裏切りのサーカス』の監督が撮った作品だということと、TSUTAYAの旧作100円で勢いがつきました。(笑)

いや、やられました。こういうことか。たしかに題材は予想がつくものです。タイトル通り、少女の姿の吸血鬼と少年の切ない出会いの話。ではあるんですが、もう決め手は語り口です。この映像の語り口を見て、監督にリアルなスパイものの『裏切りのサーカス』を、というオファーがきたのは納得です。すごく合いそうです。

いくつか雑誌で監督のインタビューを読んだんですが、スウェーデン映画は古い歴史があり、ハリウッドみたいに予算をガバガバ使うような撮り方はできないので、省略して表現する方向に発達している、みたいな話が出てきたのを覚えています。(言い回しは覚えてないのですが、内容としてはそんなことを)…それを実感しました。見てて思ったのは「こういう映画なら、日本でも撮れそうだ」ということです。なぜか見当たりませんが。知らないだけかな。とにかく、見るからにお金はかかってないです。そして、俳優さん、子役さんがびっくりするほどうまいわけでもない。特に子役はほんとに素人っぽいですし、かわいいですがカリスマ的にきれいなわけでもないです。

一部CGが使われてるのですが、ここはちょっとうまくいってなくて浮いてました。意味は伝わりますけど。逆にいうと、そのCG部分がえらく不自然に見えるくらい、ほかのシーンが「リアル」なんです。なんというか、トーンとかテンポとかが。とくにロングのシーン。雪の積もった夜の公園かなにかで、遠くで人が襲われているシーンとかがあったんですが、これがロングショットなのが効いてるんです。自室の小さいほうのテレビで見ていたのもあって、全身の動作しかわかりませんでしたが。普通のハリウッド映画とかなら、こういうの、被害者の恐怖にひきつった顔や、動作をクローズアップで見せたりしますよね。(あえて寄り過ぎにして何が行われているかよくわからない、というヒッチコック風の技法もありますが)それらがなくて、フィックスで撮ったシンプルなロングショット。ただかすかな効果音だけが入ってるのが、すごくリアルでした。

編集もごく普通。地味な日常もののトーンで、あえてこういう題材を撮っているのが新鮮といえば新鮮。必要以上に「残虐に」見せようとしてないんです。吸血鬼ですからホラー要素はありますが、ホラー映画にはなっていません。むしろ抑えた、淡々とした表現でした。「人間が吸血鬼に襲われる」ではなく、「人間の社会で暮らしながら、生きるためにひっそりと人間を屠殺しなくてはならない吸血鬼の現実」という描き方です。逆に自分たちも、ほかの動物を屠殺して食べているんだ、という事実を思い知らされるような部分もありました。

日本はCG技術が高いので、よくそれを売りにするものがありますが、映画の価値ってもちろん、どれくらい作り込んだ映像かどうかではないんですよね。マンガが細かく描きこまれてれば面白いかというとそうでもないのと一緒で。この映画のような方向、かつては日本もお家芸だったはずです。そういう方向で、低予算でもいい映画を作れればいいのに。(予算を提供する側の理解を求めるのが難しい土壌が、日本にはあるのだと思いますが…。国営映画省みたいなのはないですしね。日本の政府は、儲かってそうなジャンルをあとから取り込んで、文化事業とかいって天下り先を作るだけだし?(笑))

残酷なシーンもカット数は少なく、特殊メイクを見せびらかすようなことはしてません。だから、数少ない特撮や特殊メイクを使ったシーンのインパクトが大きくなってます。ほかのシーンのトーンを落としているおかげです。とても映画的、だと思いました。音楽もすごくよかったです。

そしてとても、静かだけど激しい萌え映画でした。萌えという定義が自分はおかしいのかもしれませんが、ものすごく萌えました。萌えというよりJUNEかな。べつに美少年、美少女ということでの萌えではありません。一番キたのが、エリを守っている中年男性の淡々と壮絶なシーン。自分は美老人好き(^ ^;)ではありますが、この俳優さんの見た目が萌えるということではまったくなかったです。見た目に醜いメイクではあるのですが、映像がどうというのでもない。ただシーンの持つ意味が、ものすごく切なくて、愛情の究極で、しかも淡々と当たり前のように行われる…ゆえにものすごく萌える。あのシーンはすごかったです。撮り方はごく静かですが、その前に出てきたある謎が、「そういうことだったのか」と解ける側面もあって。…うん、感覚としてはJUNEの壮絶なやつ、という感じがします。吸血鬼は女の子の姿ですけど、なんかJUNEといいたいものが成立しています。ものすごく切なくて、どうしようもない「彼らの現実」がそこにある感じで。盛り上げないからこそグッとくるんですね。

ちなみに映画のなかでは、この吸血鬼が200歳だとは言っていませんでしたし、具体的にどれくらい生きてるか見当がつくようなシーンもありません。「200歳の少女」は邦題でつけたんでしょう。賛否両論が想像されるタイトルですが、自分は敢闘賞だと思いました。「ぼくのエリ」だけではイメージがわかないし、吸血鬼だということはあらかじめバレてても、別に映画を損ないません。説明しすぎて垢抜けない感はありますが、たぶん日本人一般の予備知識で一発でわかるように…という方針のなかで、映画の雰囲気を表現しようとしたんだろうなあ、と感じられます。(ちなみにハリウッドリメイク版のタイトルは『モールス』。これはかっこいいですね)

原題はスウェーデンの言葉なので読めないのですが、どういうタイトルなのかな。直訳だったらもともとの工夫ということになりますが、少なくとも「エリ」と読めそうな単語は見あたりませんでした。(追記・今allcinemaの表記を確認してきたら、英語タイトルが原題の直訳っぽくて、"LET THE RIGHT ONE IN"というのでした。「正しいものを入れろ」???…慣用句なのかどうなのか、自分にはよくわかりません。でも少なくとも、「エリ」とか「200歳」はないですね。邦題を考えた方、知恵を絞ったんでしょうね)

『裏切りのサーカス』、ますます楽しみになりました。こんな萌える演出技法を身につけた監督が、ああいう英国名優陣とあの題材で。もう今からクラクラします。うあーガマンできませぇ~ん!(^ ^;)

 

ホームズオンリーと新刊詳細
5/20のホームズオンリーのチケットが届きました。ほっと一安心。(ちゃんと開催されるのか?っていうレベルで心配してました。失礼しました(笑))サイトを見に行ってみたら、なんと60サークルも申込があったそうでそんなにホームズ系サークルさんてあったのか!と、正直ちょっとびっくりしました。印象としてはあっても20くらいかな…とか思っていたものですから。本籍地は別だけど、今ヒット中のアレとかソレとかで本を出した、というサークルさんもたくさんあるのでしょうね。とにかく楽しみです!会場の配置図を見ると、同時開催のイベントの間借りという感じはしますが(笑)、
60ってすごいですよ。ほんとに。信じられません。(笑)

余談ですが、この複数同時開催オンリーって、どうせならもっと近いジャンルにすればいいのになあ…このジャンル、自分にはサッパリわかりません。(自分の知識が無さ過ぎるのですが(^ ^;))一日そこを見てすごす配置なので、ちょっと残念。せめてほかの洋画系とかなら、両方チェックする参加者さんとかも多そうな気がするんですが…。それとも、今回のホームズみたいな比較的小規模なオンリーは、比較的規模の大きいオンリーと抱き合わせにするという方針なのかしら?…うーん、たしかに参加者の嗜好がかぶらないほうが、全体の動員数は上がりそうなので、カタログ販売数を上げたい都合とかあるのかも?

まあそれはともかく…『同人誌な部屋』のほうに、ホームズオンリーの配置番号もアップしました。当日持ち込み本リストに追加する形で、スパコミ新刊の詳細な内容ご紹介なども今朝入れました。こちらの新刊も通販は昨日から始めております。イベント直前にまたちょっとお休みするかもしれませんが、終わったらすぐ再開しますので、よろしくお願いします♪

 

2012/5/3(木)

スパコミ終了
今日はスーパーコミックシティに参加させていただきました。スペースにお立ち寄りくださった皆様、ありがとうございました!朝は冗談ではすまないような「雨天」でしたが、SHERLOCKで新刊2冊のジョン萌え祭(笑)、無事決行してまいりました。今日もいろいろおしゃべりさせていただいたり、情報をいただいたりして、楽しい一日でした。お持ち帰りいただいた本も楽しんでいただけますように…(よかったらご感想など聞かせてくださいませ♪)

シャーロックのシーズン2は本当に夏に放映されるそうですね!そしてシーズン1の再放送も!7月にはシーズン1のDVDもリリースですから、夏コミはどうなるんだろう、と今から楽しみです。というか、放映が夏コミのあとか先かでかなりスケジュールが変わりますよね。直前はやめてほしいなあ…。(笑)夏コミは小説ジャンルのホームズで申し込んでいるのですが、秋にはムーパラもありますしねえ…。

これから見るのを楽しみにしている『裏切りのサーカス』もありますし、年末にはホビット映画も。…今年はもう、シャーロックとあの二人の俳優さんに大半奪われそうな気がします。(笑)今は映画雑誌を見てもあの二人はほとんど出ていませんが…ホビット映画の記事も「ロード・オブ・ザ・リングのピーター・ジャクソンが…」という切り口がほとんどなので、主演のわりにフリーマンは触れられていないですね…でもシャーロックのDVDが出たり、ホビットが公開になったりしたら、二人の写真やインタビューを山のように目に出来るんだろうなあ♪と今から楽しみです。

大きな楽しみだったスパコミが終わりましたが、今月は20日にホームズオンリーイベント『2人の事件簿』に参加します。当日あわせの新刊を作るかどうかはこれから決めるのですが、今日完売してしまった既刊も増刷して持って行きますので、ご参加の方はよろしくお願いします♪(うちのサイトはロボット避けをしていないため、イベントページに直リンクできないようなので、お手数ですが詳細は主催会社スタジオYOUのホームページからご確認くださいませ)
スタジオYOU公式サイト

さて、アンビリバボーのUFO特集は録画して(笑)、これから『ぼくのエリ 200歳の少女』を見ます。『裏切りのサーカス』の監督が撮った作品ということで、ツタヤが旧作100円キャンペーンをやってるうちに…と先週借りておいたのでした。ギリギリまでコピー本をやっていたので今日まで見られず。明後日の朝までに返却しなければなりません。…旧作100円はこれからずーっと続くというテレビCMを見て、慌てて借りなきゃよかったと少々後悔…。明日はシャドウゲームの最終日でやっと駆け込みで見に行くので、ちょりっと映画尽くしです。(でも嬉しい♪)

 

2012/5/2(水)

明日はスパコミです
スパコミ、いよいよ明日になりましたね。先日お知らせしました新刊は無事宅配搬入に間に合い、(表紙の色合いは結局最初のに逆もどりです(笑))そのあと魔がさしてファンフィクでもう一冊作っていたため、なにかとこちらはほったらかしになっておりました。(^ ^;)でも、なんとか2冊目も完成しました。もうこの時点で満足です。(ホームズは仕事が報酬、同人野郎は書く(描く)のが報酬(笑))

4月いっぱいブログに草稿を載せていた小説を改稿したものと、新たに書いた短編の二つが入っております。その他含めて当日持込品を同人誌な部屋に詳しく載せておりますので、よかったらご覧くださいませ。

うちにとっては新刊2冊とは異常事態です。ササヤカながらジョン萌え祭雨天決行してまいります。(笑)おついでのある方、ぜひスペースへお立ち寄りください。… 雨が心配ですね。朝だけでも上がってくれるといいんですが。足元に気をつけて、会場まで参りましょう。

追加新刊の小説本の表紙です。これからホチキス製本です。(笑)

コメディ風のとシリアスと二つ入ってるんですが、
表紙はシリアスのほうのイメージです。

 

2012/4/23(月)

ファンフィクとスパコミ新刊
日曜深夜だったんですが、日付が変わって月曜になってしまいました。
さて、 ちょっと遅くなりましたが、先日小説ブログのほうに久しぶりにコンテンツらしきものをアップしました。SHERLOCKのファンフィク草稿です。シーズン2のバスカヴィルに触発されてできた、腐ベースの「未満」の極北(笑)ですが、萌えの恥は書き捨てということで。(^ ^;)ちょっと長いですが、よかったらご覧くださいませ。
※5/1追記:草稿のブログ掲載は4月いっぱいで終了しました。改稿した完成版と新しい短編をあわせて、スパコミ用新刊にササヤカな小説本として追加しております。よかったら『同人誌な部屋』をご覧くださいませ。

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…新刊シャーロック本の表紙もやっと固まりました。今回はなかなか表紙のイメージが出てこなくて間に合うかどうか心配でした。(^ ^;)なんだかカラーにしたくなってそうしてしまいました。たぶんこれを微調整して本番用にもっていくと思います。タイトルもたぶんこのとっさにつけた仮タイトルのままでいくんじゃないかと…

「I am your man.」は、原作『ボヘミアの醜聞』に出てくるワトスンの台詞です。グラナダ版でこう言ってた声が妙に記憶に残ってました。シーンでは「君に協力するよ」程度の意味でしたが、もちろん腐った脳にはいろんな意味にとれて…なんて素敵な言い回し。ドイルせんせったら。(笑)

内容はシーズン2のレビューがメインで、ギャグ漫画が少々入ります。今回は未放映エピソードのご紹介なので、基本ネタバレは無しにしました。とはいえ、萌えポインツやちょっといい台詞なんかは断片的にご紹介してますので、バレ度ゼロとはいきませんが…でも、メインストーリーに関してはほとんど伏せてあります。(同人イベントに来ていらっしゃる方は、すでにDVDなどでご覧になっている方が多いとは思いますが…)

今回は「まじめに褒めちぎっている」文章がわりと多いので、表紙にGぺンぽいペンタッチの「いかにも漫画」な絵が合わない感じがして、フォトショップの水彩ブラシでじか描きをやってみました。薄ーく塗っては消し、塗っては消しで形を決めていくのは、鉛筆と練り消しで普通の絵を描く感覚に近くて没入しやすく、なんだか楽しかったです♪いわゆる漫画絵の描き方ではないのですが、自分には「消しゴムで描く」ほうが合うようです。困ったもんだ。
黒で描いた絵にオーバーレイ設定の別レイヤーでざっくり色を乗せてます。ファッションイラストの描き方本に載ってた技法です。こういう感じの絵ってよく拝見しては「デジタルでこれってどうやって描くのかなー」とずっと思ってたんですが…やりかたがわかってしまえば思いのほか簡単というか、自力でこのやり方を思いつくのは絶対無理というか。やっぱデジタルの技法は素直に教本に頼るのが近道ですね。(でも、ジョンは表情が気に入らなくて修正していったら線画に近くなりすぎました。拡大してこちゃこちゃやってるとそういう感覚がわかりにくい。もう少しザクッとした感じにしたかったんですが…)

とにかく表紙ができてしまえば、あとは中身に集中できます。ふう。まだ漫画がかなり残ってるのですけど、なんとか宅配搬入に間に合わせたいです。

…記事を書くのもあって、先日正典『最後の事件』のあらすじを確認しようと新潮文庫版をちらりと読み返してたんですが、これって季節としては今頃の話なんですね。ホームズがワトスンの診療所を訪ねたのが4/24。そしてなんと、スイスのマイリンゲンで英国旅館に投宿したのが5/3となっています。(今回のスパコミ参加日です!(笑))

ホームズつながりですが、先日情報をいただいて検討していたホームズオンリーイベントというのに、いちおう申し込んでみました。ホームズでありさえすれば、映像でも原作でもOKというイベントだそうです。スタジオYOUのイベントは初めてでいろいろわからないところもありますが、経験者さんのお話をうかがったりしております。…今回は実写作品が対象に含まれるため、ロボット避けをしてないサイトからは直リンクできないようです。そういう隠密イベント(?)に、果たして一般の方はいらっしゃるんだろうか…?とか思ったり…ほんとに初心者です(^ ^;)。(うちからはスタジオYOUさんの母艦サイトをご紹介するくらいしかできなそうですが、あとで同人誌な部屋のほうに出来る範囲で情報を載せときますね)日頃は原作ベースだと著作権が切れてるし、今回も半分くらい映画評論本と変わらない感覚で本にしているため、いつもの延長であっけらかんとやっている自分がいて、なんだか申し訳ない気持ちになります…(二次系の作法を付け焼刃で勉強中です(^ ^;))

… 募集スペース数が100なのですが、ホームズサークルさんだけでそんなにあるのかな…?とも思ったり。でもほんとにそれだけいらっしゃったら素晴らしいことですね!…ホームズものがこれだけ重なる時期というのも貴重なタイミングですし、記念に楽しんできたいと思っています。(もうこの先ないかもしれないし(笑)。情報をくださった方には、この場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございました!)

とりあえず今週はスパコミ合わせのラストスパートです。ああ、でも『裏切りのサーカス』が見た過ぎる…(笑)

 

2012/4/17(火)

"The Good Night": マーティン・フリーマンのインタビュー
マーティン・フリーマンの興味深いインタビューを見つけました。2007年の主演作『恋愛上手になるために』についてのものです。短いインタビューなのと、見て興味がわいたもののほとんど情報が手に入らなかった映画なので、なんとなくまるごと翻訳してみました。こっそり(?)載せます。オリジナルページはこちら。

THE NYC MOVIE GURU
Interview with Martin Freeman, star of The Good Night

原題は"The Good Night"グウィネス・パルトローペネロペ・クルスサイモン・ペッグダニー・デビート共演という豪華キャストです。フリーマンの役は、かつて人気バンドに所属していた作曲家で、今はCM音楽などで食いつないでいるという人です。同居している恋人とも冷め切って、生き甲斐を見失っているのですが、ある日夢の中で自分を励ましてくれる美女と出会います。

以前ここやシャーロック本にレビューを書きましたが、邦題がまったく内容と合ってない(笑)、皮肉でけっこう深みのある映画でした。邦題や(日本盤の)ジャケットデザインから想像するようなラブコメではまったくありません。このサイトに載ってるポスターにも「Comedic Fantasy」と書いてあるんですが、自分はまったく笑えませんでした。ラストは自分には「怖かった」くらいです。(自分がおかしいのかな?(^ ^;))ですが、映画自体は不思議と「憎めない」感じがしました。ちょっとやりそこねてる部分はあるけど、作り手の誠実さを感じたんです。フリーマン鑑賞目的としてもオススメの一本です。後味爽快とはいきませんが、こういうフリーマンを見られるのは貴重!(笑)

(以下がインタビュー記事です。意訳のニュアンスが違っていたらすみません(^^;)。邦題はあまりにも内容と違いすぎるので、タイトルは原題にしておきました。脚本・監督のジェイク・パルトローは、出演した人気女優グウィネス・パルトローの弟さんだそうです)

   *   *   *   *   *   *   *   *   *

ジェイク・パルトロー脚本・監督の"The Good Night"で、マーティン・フリーマンはゲイリーという男を演じる。ガールフレンド(グウィネス・パルトロー)との生活に疎外感をおぼえ、ミステリアスで妖艶な女性(ペネロペ・クルス)と関係する明晰夢を体験する男だ。サイモン・ペッグがゲイリーの親友を、ダニー・デビートが明晰夢の専門家を演じる。マーティン・フリーマン…モーガン・フリーマンとは関係ない…は、これまでに銀河ヒッチハイクガイド、コンフェッティ、ラブ・アクチュアリー、そしてイギリスのヒットテレビ番組The Officeに出演している。彼にインタビューする栄誉を得た。

 

NYC MOVIE GURU: どうやってゲイリーの役を得たの?

MF: 三年前、銀河ヒッチハイク・ガイドを撮ってるときにジェイク・パルトローが連絡をとってきて、脚本を送ってきたんだ。とても気に入った。すごく独特で本音が出てると思う。僕はただ物語を語ろうする人たちと仕事をするのが好きなんだ。(ジェイク・パルトローは)映画を愛してる。だからそういう人物と仕事をするのは喜びだった。

NYC MOVE GURU: ジェイク・パルトローは信用できるとどうやって知ったの?

MF: 彼と話してさ。電話で45分話して彼を好きになった。彼は賢くて個性的だ。僕たちは映画がとるべきトーンについて、同じアイデアを持ってた。

NYC MOVE GURU: セットではどんなふうに振る舞った?

MF: 僕は行儀がよくて仕事を慎重に選ぶ俳優だよ。もし僕がなにかをやることを選んだとしたら、それに献身的になるものと信じてもらっていい。もし脚本が気に入らなくて変更が必要だと思ったら、それはやらないか、スクリプト・ドクターの代金を求めるかだ。

NYC MOVE GURU: 今回はどういう方法でキャラクターに入り込んだの?

MF: 僕は音楽好きなんだ。バンドに入ってた。僕らは両方とも自信を失いかけてる。僕の個人的な状況は彼とはぜんぜん違うけど、(彼の体験を理解するには)ほんのちょっぴり人間としての想像力と共感が必要なだけ。

NYC MOVE GURU: 明晰夢を体験したことはある?

MF: 夢はものすごく鮮明になりうるから、時には僕らを悩ませるし、すごくリアルにもなるね。6歳のとき、目をさましたら家族がロバを買ってきたところで、僕らはそいつをキッチンで飼うことにした。…そこで(現実に)目が覚めて、階段を降りて、「あのロバはどこ?」って感じだった。たしかオーストラリアのアボリジニーだったと思うけど、彼らは、実際は目覚めているあいだよりも夢を見ているときに、人生に深くかかわっていると考えていたんだ。なぜならそれは人生や恐怖や希望について、とてもたくさんのことを告げてくれるからね。

NYC MOVE GURU: もしあなたがゲイリーだったら、明晰夢に誰を登場させる?

MF: 昔からずっとガンジーに惹かれてる。セクシーだとは思わないけど、彼はすごく興味深い。

NYC MOVE GURU: ゲイリーの明晰夢は浮気といえると思う?

MF: もし彼がそれをコントロールできるなら、それは浮気に近くなる。一番厳密な意味では、そういうことを考えることでさえ浮気だ。現実で実際に誰かとセックスするような浮気は、そこにはなかったと思う。それ以前のものが浮気といえるかどうか、僕にはよくわからない。浮気であろうとなかろうと、それが意味するのは、彼らの関係は無視できないものだ、ということじゃないかな。

NYC MOVE GURU: ゲイリーのガールフレンドのドーラについて、あなたの意見は?

MF: いい人だとは思わなかった。彼女はものすごくひどくはないけど、少し気むずかしくて彼に対して批判的だった。彼女ははっきりと意地が悪いわけじゃない。ただ好意的でないだけだ。お互い様じゃないかな?二人ともコミュニケーションをとること、相手を気遣うことをやめてしまった。自分のなかに閉じこもって、手をさしのべることをやめてしまったんだ。

(※訳注・下の質問へのフリーマンの回答の最後の2行は、ラストに関するネタバレなので白文字になっています。これからご覧になる方は、ぐっとガマンしてレンタル屋へ走ってください!(笑)お読みになる方は、選択して文字を反転状態にしてくださいませ)
NYC MOVE GURU: あの結末について、なにが気に入った?

MF: あの結末は、これをやりたいと思った理由の一つなんだ。脚本の最後のページにきたとき、これはすごくいい終わり方じゃないか?と思った。
一種の解決されない結末だ。もっとずっとハッピーにもなりえたけど。僕は、彼は夢を見続けるだけで充分だとわかるところが気に入ってる。

 *   *   *   *   *   *   *   *   *

いろいろと興味深かったです。ヒッチハイクガイドの最中にじかにオファーがあったとは。…パルトロー監督はこれが初長編だったらしいんですが(さすがにセレブの家族だといきなり豪華キャストだなあ…なんてよく知りもせずに(笑))しかしこういう物語で、当時コメディーで顔が売れていたマーティン・フリーマンに目をつけて、しかもじかにお願いしたというところは好感度大でした。(もしかしたら、当初は「もっとコメディータッチ」にするつもりだったのかな~)

前にも書きましたが、見ていてジェラール・フィリップ『夜ごとの美女』との共通項がすごく気になったんです。(売れない作曲家が夢の中で美女に会い、彼女に会いたくてひたすら眠ろうとする、というところがまったく同じ)偶然なのかもしれないですけど、そのへんも含めて、監督のコメンタリーとかついてたらよかったのに~、と思います。

フリーマンのドーラへの解釈は、ちょっと頷けませんでした。すでに長いことあの状態が続いていて、「疲れ果ててる」女性のように見えたので。性格が気難しいんじゃなくて、最初は励まそうとして、それがまったく効果がなくて…という期間をはるか以前に過ぎているように見えました。それだけにもう、「後がない」感じになってるような。男性から見るとそうなるのかなあ。

…まあまじめな話は別として、夢に出てきてほしい人に「ガンジー」というセンスの人なんですね。・・・キッチンでロバを探す6歳のマーティン坊やにはかなり萌えました。(笑)

 

この邦題にはやっぱり馴染めません~(^ ^;)
(解説もなんか違うものを期待させる気が~…)

 

2012/4/14(土)

萌え映画でした…『戦火の馬』
ベネディクト・カンバーバッチがチョイ役出演の大作映画。来週で終わるということなのであわてて見てきました。第一次世界大戦下で軍隊に売られた名馬、その馬を育てた少年、そして馬があちこちで出会う人々の、有為転変の物語。素直にいい映画でした。めちゃめちゃ泣けて、帰りに化粧室で鏡見て「どうしよう。この顔で外歩くのか」と困ったくらい。(笑)今時珍しいくらいの正攻法で、「なつかしい」感じがしました。「感情」をもっているように厚塗りで演出された動物たちの撮り方と、あまりに定番どおり、かつ「お行儀がいい」演出に、「昔のディズニー映画みたい」とか心の中でツッコミ(?)を入れてたんですが、ラストクレジットにちゃんとデイズニーピクチャーズと出てきました。(笑)…そして萌えが満載でした!

萌えという言葉を使うと軽んじているようですが、シリアスな萌えは自分にとっては普通の感動と区別がないんです。こんなに萌える映画だとは。最初のほうでは「きれいな馬ときれいな男の子のラブ・ストーリー」かと思ってたんですが、馬と人、人と人、馬と馬。いろんな組み合わせで萌えまくり。

「正攻法」なので、逆にいうと演出が読めてしまい、子供向け映画のような印象もあるのですが、退屈というのではなく、とても丁寧に「定番の」泣かせ所を残らず拾っている感じ。しかしあまりに予想通りに素直にすすむので、「嘘だろ」と心の中で何度かつぶやきました。「うそだろ、うわーやめて。泣かせる気だ、泣かせる気だ、うわーやっぱ泣ける!」…の繰り返し。 監督がスティーブン・スピルバーグで、音楽はジョン・ウィリアムスというのも、なんだか定番中の定番の印象を深めます。

オープニングの風景の色合いがアメリカっぽく見えて、主役の男の子もなぜかアメリカ人ぽく見えたのですが…ほかの俳優さんは自分にわかる人はみんなイギリス勢だし(カンバ氏以外では地主役のデビッド・シューリスと、主人公の母親役のエミリー・ワトソンくらい)、どこの話だろう…と最初判断がつきませんでした。お金の単位を「ギニー」と言ったところでやっとイギリスだと確信して落ち着きました。(笑)冒頭の舞台はイギリスのデヴォン州でした。言葉遣いや風景では、まだまだ自分にはピンときません。

見るきっかけだったカンバーバッチ氏の役は、いかにもイギリス軍らしい、若くて高慢タイプの将校。出番は短いけどおいしい役で、よく似合ってました。黒い馬に乗ってるのですが、この彼の馬と主役の馬はこの軍隊で「運命の出会い」をした形になり、その後の二匹の馬のなりゆきは、信じられないくらいの萌え演出続出です。ほんとに萌えます!この黒馬が映るたびにカンバ氏を思い出すので、彼は出てない間も存在感がありました。(笑)

クライマックスの「馬のスタント」がすごくて…。これがみごとに「馬の」心理描写にもなっていて圧巻です。当然ですがクレジットには「動物は傷つけられてません」の断り書きが出ていたので、わかっていてもそれを見て安心したほどでした。

イギリス軍とドイツ軍がにらみ合う空間、中間地帯でのこれまた泣けるエピソードが出てくるのですが、見ていて『素晴らしき戦争』を思い出しました。でもあちらは実話。こちらは原作小説があるらしいので、架空の出来事だと思いますが、本質的に言いたいことは一緒です。寓話的なシーンで、正直「こんなこと現実にはありえない」と思えましたが、『素晴らしき戦争』のあれが実話だったことを思うと、平時の日本にいる自分がそんなことを言うのは僭越だと思えます。戦地ではこういうことに「起こってほしい」という、きっかけさえあればそれを後押しするような心理がはたらきそうな気もします。

主役の男の子もヒジョーにかわいいですが、その父親も(性格的に)萌える男前キャラでした。たくさんの人物が出てきますが、敵役に見えても浅薄な描写だけで片づけられるキャラはなく、悪役のいない反戦映画でもありました。

ディズニー映画らしくオブラートでくるんだ八方美人的な感じはありますが、まったく退屈はしませんでした。CGが売りでない、実際に撮っている映像の感触というんでしょうか。いい意味で、ほんとに「昔の映画」みたいな味わいでした。いいもん見せていただきました。

余談ですが、ドイツ人もフランス人も英語で話すんですよね。…いや、たいていの英語の映画はそうですが。でもちょっと、こういう戦争を扱った映画では「言語がちがう」という要素をきちんと描いたほうが、ずしんときてくれる気がします。馬がイギリス、ドイツの境界を越えて翻弄されていくのですが、ヨーロッパ人はみんな見た目「白人」だし、言葉もみんな英語となると、感覚的にへんな感じがします。たとえば日本人と中国人が出てくる映画を日本で作ったとして、通訳でもなんでもない普通の中国人の、設定として中国語であるはずの台詞が、「中国なまりの日本語」でしゃべられたら、かなりおかしく見えると思うのですが。英語圏の人には違和感ないのかなあ…それでいて「英語がうまいね」なんて台詞がでてくるんだからなあ。(笑)まあ、あちらでは外国語映画も字幕より吹き替えが好まれると聞きますし、宇宙人でさえ英語を話すのが当然みたいな感覚は見受けられるので、そんなもんなんでしょうか。それってちょっと恐ろしい感覚に思えます。(^ ^;)

 

2012/4/11(水)

新しいポメラ♪
ずいぶん更新できませんでした。スパコミ合わせの原稿をやっております。SHERLOCKのシーズン2レビューをメインにした本になる予定です。
…なのですが、なぜか勢いで小説までできてしまいました…想定外です。(^^;)シーズン2バスカヴィルの強烈な萌えと、たぶん先日買った新しいポメラのせいです。(二万円切るまで待とうと思っていたのですが、待ちきれず…)こんどのポメは縦書き表示ができます。じつは「小説」という形態に対しては思い入れがない人間でして、自分が書く分には「マンガに比べて格段に少ない労力で物語を形にできる」という認識なのですが(ごめんなさい。あくまで「自分が書くうえでは」です(^^;))、縦書きの日本語って、なんとなく「小説」がしっくりくる感じがします。逆にフリートークやレビューなど、「自分自身が意見を述べている」設定の文字原稿だと、なんとなく横書きのほうが書きやすいです。個人的な感覚だと思いますが…。

前のポメ(最初に出たタイプ)を愛用していた最近までは、縦書き用途でもポメの横書きで草稿を書いていました。そしてパソコンのワードで縦書きにしてから、うっかり半角で入れた疑問符やアルファベットなどの体裁処理をまとめてしていました。最初から縦書きだとその場で見てわかるので、手間が減りました。(ただ、ポメではルビがふれないので、ワードでふってから持ち歩くためにポメにファイルを戻したりすると、ポメでカッコ書き処理に変換されてしまいます。でもまあ、ちゃんと横書き表示ではルビ代わりとして通用するカッコ書き処理に統一されてますから、単に文字化けするよりずっと気が利いてます!)unicodeで保存したテキストファイルがポメでは開けないのがわかったので、unicodeの記号を入れたファイルをポメに移したりはできないですね。内蔵の変換辞書にunicodeが入ってないようです。

ポメの変換辞書はなにかとツッコミが入るのですが、前よりずいぶんマシになりました。「丁々発止」なんて、前の(DM10)は変換してくれませんでしたから。(笑)
それ以外に、ソフトとして国語・英和・和英辞典もついています。これは便利!ただ、英和・和英辞典は例文が省かれたモバイル版(?)なので、「字引」という感じ。英語の文章を書くには、自分はこれではちょっと足りない…かも。例文めちゃくちゃ参照しますので。…でも日本語の普通の文章を書くには充分。国語辞典が広辞苑だともっといいです。キングジムさん次でお願いします。…できれば類語辞典もほしいです。(笑)

バックライトはすごくいいです♪以前は暗いところでは見にくかったので。カレンダー機能も、その場で今日やることを書き出して整理するにはいいです。ただ、月間カレンダー表示でいっさい文字が読めないのがちょっと。数文字程度でいいから、月間カレンダーで書き込みを見られるようにしてほしいです。でないと、おおざっぱな予定がつかみにくいです。こちらはやっぱり今のところ手書きの手帳がメインのままです。
でも、日付ごとに打ち込んだメモは、なにもしなくとも(意識して保存しなくても書いただけで)、一つずつ日付タイトルでファイルを作って保存してくれるので、日記を書いて管理するにはすごく便利です。予定より日記用途なのかもですね。月間カレンダーはブログについてるカレンダーみたいに、書き込みがある日とない日を見分けるのが役割なのかも。
…この日記も、以前の癖で普通のメモファイルとして書き始めてしまったのですが、今カレンダーの日付メモに全文コピーして引っ越しました。うん、やっぱ予定より「残す」目的ですね。たっぷり書き込めるのがありがたいです。

ただ、これで文章を書くと、集中できすぎて困ります。耳栓をしてがっつり打ち始めると、いつのまにか5、6時間経ってたり…。(笑)とにかくもう、これは手放せません。じゃんじゃん使い倒そうと思います。キングジムさん、いい道具を作ってくれてありがとう♪

フリーマンめあてでタイアップ本をポチりました(笑)
ええと、アマゾンのリンクをもらいにいったついでに思い出したんですが、日本のAmazonのSHERLOCK関連もいろいろ充実してきましたですね。そんななかではかなり地味ですが、コレ↓を予約してしまいました。

4/24発売の、正典『四つの署名』です。英文ホームズならタダのテキストがネットで手に入るのですが、ほしくなった理由は一番下に小さく書いてある…そうです、マーティン・フリーマンイントロダクションを書いているのです!これ読みたさです。(笑)

前にマーク・ゲイティスさんがイントロダクションを書いていたタイアップ正典は、米国Amazonのページで中身を試し読みできるようになってたんです。そこをポチっとしたらイントロは丸ごと読めてしまったので買わなかったのですが、今回のはAmazonも学習したのか(笑)その機能がありませんでした。 (ちょっと前のことなので、今はどうなっているかわかませんが…)で、まあこういう表紙だし、今はフリーマン萌え最高潮なので、買ってしまうことにしました。(笑)フリーマンはインタビューなどを目にした数はかなり少ないですが、けっこうモノゴトを俯瞰してというか、ちょっと引いて全体像や一般論で見る男前な話し方(?)が印象的だったので、ホームズファンで思い入れたっぷりのゲイティスさんとはぜんぜんちがう切り口ではないかと…どういうコメントをつけているのか楽しみです♪果たしてドラマについてか、ホームズ全般についてか、この四つの署名についてか…?(ワトスンがメアリー・モースタンと出会う話ですが…ドラマになっていないそれについて書くというのはちょっとなさそうかな…(笑))

このシリーズ、タイアップでこういう表紙になってますが、正直これに「SHERLOCK」とタイトルをかぶせるのはちょっとあんまりですよね。(笑)"SHERLOLCK HOLMES"という単語は見あたらないし、ドイルせんせの名前よりイントロダクションを書いた人の名前が大きく載ってるってあからさま…(^ ^;))パッと見たらドラマのノベライズか、これからドラマになる脚色バージョンの先行ノベライズと間違えそう…いや、誤解を狙ってるとしか思えないデザインです。いや、イントロ書いてる人には罪はないですよ。デザインが、です。(笑)
…まあそれはともかく、このシャーロックちょっと頭身がおかしい気が…レイアウトのせいかな?(笑)

ちなみに、同じシリーズの『バスカヴィル家の犬』は、ベネディクト・カンバーバッチがイントロダクションを書いているようです。同日発売です。(こっちはいらないのか私?(笑))

 

 

2012/4/1(日)

J庭無事終了
本日はJ.GARDENに参加させていただきました。スペースにお立ち寄りくださった皆様、ありがとうございました!

今日は配置がBホールで、天井が高くて広いせいか(?)、いつもよりちょっと人がまばらに見えて、少々寂しく感じました。でも、今回自粛して本は持って行かなかったのに、なぜかBBCシャーロックネタで長話させていただけたりして(笑)、やはり嬉し楽しパワーをチャージさせていただきました。(笑)新刊の宇宙探偵のほうも、ちらほらとお手にとっていただけて…そして嬉しかったのが、前回持ち込んだ『宇宙探偵ホォムズ&ワトスン(ウェブコミックコレクション)』を、カタログ(ガーデンガイド)のはみだしおすすめ情報欄にご投稿いただいていたことでした!(表記がホォムズじゃなくてホームズではありましたが…ホォムズのほうがよっぽど誤植に見えますもんね(笑))カタログは事前に買っていなかったので今日まで知りませんでした。それを見てスペースを見に来てくださった方もいらっしゃいました。ご投稿くださった方、ありがとうございました!イベントの主旨に沿ってない本で申し訳ないですが(^ ^;)、描くのが楽しいのでまたネタがたまったら作りたいです。

…今回もいつもどおりBelne先生の新刊もゲットして読ませていただいて、初心に帰ったり、短時間ながらいろいろ拝見して回ったりして刺激を受けました。毎回のことですが、やっぱりJ庭にいくと「がっつりJUNEな本」を持って行きたいな、と思わされます。他の方の本がすごく美しかったりするんですよ。…もともとホームズの贋作小説(自分なりのJUNE)を持っていきたいというのが参加のきっかけではありましたが、やはり「がっつりJ庭に合った本」も作ってみたいな、と。イマドキ風のオリジナルBLに手を染めるのは無理だとしても(笑)、なにか自分なりの視点でJUNEなものを提示できるような…創作でも評論系でもいいから…そういうものを作って持って行きたいなあ…と今日も思い、企画だけはいくつか頭に浮かびました。(でも、今日の新刊みたいなふざけたものも「自分のやりたいこと」ではあるんです。嗜好があっちゃこっちゃいって振り回されてるのが現状です。ある意味幸せなことです…(^ ^;))

帰りは池袋駅への帰路にあるアンテナショップ・宮城プラザ三陸わかめを買い(笑)、電車では座れたので、先日やっとゲットした、評判の『都市と都市』を読みながら帰ってきました。先日から少しずつ読んではいたんですが、東欧風(?)の固有名詞がまったく頭に入らなくて、「え、これ誰だっけ?え、これなんの意味だっけ?(^ ^;)」と何度も最初のほうを見直したりして、ちょっと苦労しておりました。…これに限らず、なんとなく最近、「落ち着いて本を読む」モードに入りにくくなっていました。もともと小説から三次元空間を想像するのがヘタなのですが、輪をかけて集中力がないというか。本を読むという行為に必要な短期記憶作業がうまくできない状態が続いてました。

…でも、なぜだかわからないんですが、今日の帰りの電車の中ではちょっと落ち着いて読めました。以前の感覚を取り戻しつつあります。今も、イベント後で疲れてるはずなのに、最近では珍しいほど頭がすっきりしております。…ずっと、「アッチも早くやりたいけど、そのためにはコレとソレやらないと…でもできるとこから少しで手をつけとかないと間に合わないし…」みたいな、いくつも半端に同時進行という状態だったので、その分散縛り(?)が軽くなったためかもしれません。(解消してはいないんですが(^ ^;))本を読む時間も正直ケチッていましたし。こういう時間を削ると体(頭?)のコンディションのためにはよくないのかも。

やりたいことも、読みたい本も、見たい映画もたくさんある4月です。明日目が覚めてもこの「いい感じ」が続いてますように…。これからスパコミに向けてエンジンかけます。

 

2012/3/29(木)

"The Reichenbach Fall"(SHERLOCKシーズン2最終話感想)
※今回は勢いで書き出してしまったので、少々内容に触れる部分が含まれます。なので、自分なりの基準で問題ありそうな部分は白字にしてあります。(改行以外で空白になってる部分がそうです)ドラッグして選択すると文字が反転されて読める状態になります。それ以外は見る前にお読みいただいても支障がないかと思います。…というか、興奮のため少々訳ワカンナイ文章になってるかもです。スミマセン!(^ ^;)

どうやって!もう「どうやって?」としか。SHERLOCKシーズン2、第3話"The Reichenbach Fall"。いきなりすみません。昨夜さっそく残りをがばっと。いやもう、やっぱり原作がアレだとなりゆきは観客側がわかっていますから、「どうやって?」が気になってしまう。モリーを抱き込んでいたから死体になったあとはいいとして、そこまでが。衆目環視の中で。てんでわからない。引田天功?(しまった、このネタ漫画で早く描いておけばよかった(笑)。ジョンとの縛りっこ(シャーロック本二冊目)がエスカレートして水中鎖抜けにまで至るシャーロック、という引田天功ネタのコンテを切ってたんですが。ていうか本編でここまでやられちゃ、イリュージョンネタ程度じゃシャレにならんわな…)

これ、じつはずーっと前に、マーク・ゲイティスさんが「スポイラー」と注意書き付きで、「『シャーロックはアレをどうやってやったのか』が書かれてたよ」、というリンク付きのツイートをなさってたんです。リンク先はもちろん見てないので、まじめに当たってるのかどうかわかりませんが、ほんとにありゃーイリュージョンショーの領域ですよ!(笑)
(続編を作る立場の方がネタを割るわけはないので、そこに書かれてるのは本編のアイデアとは違うのだと思いますが、今になると興味がわきます。目印にお気に入りでもつけておけばよかった…!)

とにかく、そこでまた立派なクリフハンガーになっているので…これでまた…噂では続編の撮影開始が来年ということだから、見られるのは早くても再来年?2年くらい待たされるってことですか!?ひえー!ドSぅ!(^^;)

しかし、この3話の脚本書いたのは、シーズン1でイマイチだった第2話、『ブラインド・バンカー』を書いたスティーブ・トンプソンさんなんですよね。失礼ながら信じられない。感触としては、シーズン1第3話の『グレートゲーム』に似てるんですよ。「教授」が出てるからというのじゃなくて、話の詰まり具合というか、ボリューム感が。なんか、じつは密かに名前を取り替えてこっちをゲイティスさんが書いて、バスカヴィルをトンプソンさんが書いたという説が脳内で大ヒット中なんですが。(笑)(バスカヴィル、萌え満載だったんですけど、正直話のボリューム感は普通のテレビドラマレベルだったんです。推理の方は早めに割れてしまうし…ってトンプソンさんに失礼だろう。もしかして前シーズンで名前を取り替えてたのかもしれないし(笑))

まあそれはおいといて、すばらしい脚色でした!このシリーズで"Fall"が素直に滝のわけがないとは思ってたんですが(笑)、複数の意味の"Fall"を重ねてくれてて、ほんとにすごいラストの盛り上がりを作ってました。もうお見事というしか。へんな言い方ですが、自分が原作とかグラナダ版とかで「ライヘンバッハ」のあらすじを知っているのを恨みに思ったくらい。なんの予備知識もなくベショベショに泣きたかった。ほんとに!(泣けませんでした…仕方ないですが(^ ^;))

そしてジム。ジムに注がれたアイデアがすばらしい。これくらい手強くないと、宿敵にはなりませんね。ある意味原作の教授を越えてますよ。だって、ベイカー街の部屋を訪ねることにちゃんと意味があるんですから!(私、個人的には原作のここの部分はすごくリアリティーがないシーンに見えていまして、自前の贋作小説ではあれはワトスンのねつ造(笑)で、実際は教授はホームズの部屋を訪ねたことなんかないということになっております(^ ^;))

彼があっさり自殺してしまうのはちょっと肩すかしでしたが、あれでは死んでない可能性もありますね(笑)。まあそれはいいとして…ジムがほんとに"insane"ならば、もうシャーロックを超える気晴らしがない人生なんかどうでもいい、という動機も成立しますが。でもあれは、シャーロックのほかの選択肢を絶つためのギミックとも見えます。

そしてそこにいくまでの追いつめ方が…原作にあったワトスンの、「これじゃまるでこっちが犯罪者だ」をほんとに具現化したんですね。しかも緻密に。すごいアイデアですよ。原作ではこのへんの追いつめ方はわりとあいまいだったので、もうほんとに、原作を超えてます。見せ場と「あっと驚く」の連続。

手錠でつながれたままの二人が逃げるとことか、もう萌え要素も満載です。いいのかこんなものテレビで流して!キャラをゲイにしたら消えてしまう、ゲイ以上の強烈なつながり、という腐女子の理想が、これ以上はないというお膳立てで具現化されています。「命がけ」とか「死」が絡むのが、JUNE最上級表現の条件。定番です。

死んでないことが最初からわかってるのに胸を打たれるのは、やはり「ワトスン」の様子からですね。原作もそうですが、グラナダ版のライヘンバッハも何度見ても切ない。今回のジョンは…一番最初の無言の1カット。これでもう、語り尽くしているのがすごい。マーティン・フリーマンの表情、すごいですね。これだけでもう、なにがあったのか、ジョンが今どういう状態なのかがわかる。(でもじつは、断片的に情報を得ていたときはもっと「すごいことになってるジョン」を想像していました。もう、スプラッタに飛び散ったシャーロックの肉片を浴びて血まみれくらいのことを(笑)。さすがにそこまでえげつなくはなかったですね…ははは…(^ ^;)いや、逆にそこまでアレだとトリックのほうも想像しやすいんですが!)

そしてすごいのが、背景の窓!この窓が雄弁!ガラスに雨が伝っているのを映して内面の涙を表現するのは定番ですが、ここでは「滝」も一緒に表現しちゃってるんです!贅沢!詰め込まれたアイデアのこのボリューム!
しょっぱなからこれですもん。ほんとに、こだわるようで申し訳ないですが、『ブラインド・バンカー』とは雲泥の違い。ブラボー、トンプソンさん!このエピソード、シーズン2で一番好きです!それなのに、第3話にはコメンタリーがついてないし、特典のメイキングにもトンプソンさんは顔出してないんですよね。解せない。なぜだろう。

…とにかくシーンの絵的な情報量がすごいので、もういちど流して見ます。劇中で出てくる新聞記事をパッと見て理解できないのは、やっぱり不利です。(止めても見てるテレビの画面が小さいので読めないし…ズームしてみるかな?(^^;))

あ、あと、1話と2話に出てこなかったので「アンダーソンを出せ~っ!」と密かに念じていたんですが(笑)、3話ではアンダーソンもドノバンも顔を見せてくれました。好きよアンダーソン♪

いやしかし、第1話のときもそうだったんですが、なぜか見た後は自分の頓挫中の小説のほうをやらなくちゃという、「パロディなんかやってる場合か」という気持ちにさせられました。なんでだろう。(なぜかバスカヴィルのときはそんなこと感じなかった(笑))アレに挑むのは絶対無理だけど、なんかこう、刺激してくれますね。あれを見ちゃうとやっぱりギャグ思考なんか吹っ飛んじゃう。ギャグパロをできるようになるまでには、また少し時間がいりそうな気がします。

しかし寂しい。見終わってしまったのが。これから2年も次のは見られないわけだし。そしてこれからホームズの脚色をする作品は、いやでもコレと比べられちゃうし、ファンとしてはコレが基準になっちゃうわけだ。もう、これを見てしまったら、ちょっとやそっとで満足できるわけがない。

DVDのジャケットに引用されていたタイムズの評が、まさにその通り、という感じです。

"Television has never been any better."(テレビ史上これを超えるものはない)

そしてこれからDVDを何度も見返したら、自分のなかで慣れて風化してしまう。それが何よりいや。そんな心理が働いています。記憶喪失になってもう一度、日本語字幕か吹き替えつきで見たいです。一時停止で英語字幕を解読しながら、なんていうコマギレの見方での初見であったのが、すごくくやしいです!

 

 

2012/3/28(水)

J庭新刊できました♪
なんとか新刊できました♪タイトルはそのまま『宇宙探偵ホォムズ・牡蠣(カキ)の季節』になりました。ただいま本文も刷り終わって、製本までの間レーザープリントでできた紙の反りを直すために、丸めて寝かせているところであります。あとは製本して梱包するだけ。明日の宅配搬入にはよっぽどのことがないかぎり間に合います。ページは少ないんですが、昨年からちまちまと描いていたネタなので、やっとオモテに出せて嬉しいです!同人誌コーナーに表紙や内容のご紹介をアップしましたので、よかったらご覧くださいませ♪
→同人誌な部屋

…しかし頭がポんやりしています。じつは風邪がぶり返し、ちょっと熱も出ていてヘロヘロでございます。原因はわかっているのです。三日ほど前…新刊のほうのメドがついたので「ちょっとだけ解禁」と…見始めちゃったのです。シャーロックのシーズン2、ライヘンバッハのDVDを。ちょっとだけ、のつもりで。しかし甘かった…。「ちょっとだけ」なんて、簡単に切り上げられるわけないのです。アレは。お風呂あがりに生乾きの髪で1時間以上見続けて…気づいたら髪も足もヒンヤリ冷えてました。自業自得です。(^ ^;)(そんでも英語字幕を一時停止しながらのため、本編時間に換算すると30分くらいしか見てないんですが)

でももう、今夜からはがつっと見られます。もう我慢しないぞ。自粛なしだぞ。ああ、嬉しい。

…しかしアレを見てから描く予定のパロ漫が、字コンテ状態でページわけしてみたところ…に、20ページ分はある…?絶対無理だ、スパコミまでに約一ヶ月で描くなんて!(^ ^;)…というわけで、一つ終わってバンザイを叫ぶ間もなく、次の「ああ、どうしよう」へ突入です。…幸せなことですけどね!(笑)

…おかげで最近、ツイッターや他の情報漁りは停止状態です。ツイッターはtweetdeckというソフトを使っているのですが、これが普通のタイムライン等以外に、設定した検索結果をカラムというのに追加して、常に見られるようにできるのです。で、興味のあるキーワードでいくつもカラムを作ったら、もう…不特定多数の方が、自分の興味のあるキーワードについてつぶやいている結果がリアルタイムで表示されるわけで。一度見に行くと必ずリツイートされてる情報元とかポチッとしてしまって、1~2時間は帰ってこられないような魔窟になってしまったのであります。(^ ^;)

それでツイッターとかメールチェックとか、気がそれるページを見るショートカットボタンをまとめて、いくつもフォルダを開かないと見られないようにしてみたんです。(笑)代わりに、現在進行中案件のファイルは一発で開けるようにして。そしたら、少し気が落ち着くようになってきました。でもこうして情報断ちしてる間に大事な情報が流れていたら…とは思うんですが…うーん、それはそれで、オタクの神の采配と割り切るしか!(^ ^;)

…しかし私、絶対、マジでスマホなんか持てません。今のPC環境でさえこうなのに、四六時中アレにつなげられるような環境になったら、情報受け取るだけで頭がパンクして、もうなんにもできなくなっちゃいます。(^ ^;)ものを作ろうと思ったら、ある種の引きこもり状態が必要だとよく言われますが、まさにそれを実感しているところであります…。

情報との心理的な距離のとり方、見切りのつけ方も、情報リテラシーの一つなんだろうな。世の中に流れる情報は無限にあるけれど、自分が興味のあるすべてを受け取れるはずも無いのです。はー、まだまだ修行が足りません…。

…そうこうしているうちに、先日新聞のテレビ欄でBSの『ショートストーリーズ』が最終回となってましたですね。ここではご紹介したばかりだったのに…もう終わり!?うーん、末永く続いてほしかったのに…(録画ばかりで視聴率に貢献できる可能性もなかったけれど…残念ですう(^ ^;))

 

2012/3/23(金)

ロンドン萌え♪
数日風邪で病人モードでございましたが、鼻が通ってきました。J庭までには絶対大丈夫。というか、宅配搬入に新刊が間に合うかどうかが微妙に。いつもながら綱渡りです。でも頭にかかっていた霧も少しずつ晴れてきてるので、なんとかなるんじゃないかと。いや、当日手持ちも選択肢ということで。(^ ^;)

…さっきまで、テレビで五輪関係のロンドン生中継番組をちらちら見ていました。五輪はまったく興味ないのですが(^ ^;)、やっぱシャーロック中毒の余波でロンドンの街見ると…ああ、ロンドン・アイ萌えるうぅぅぅ!(笑)

そういえば、昨日か一昨日か忘れましたが、大英博物館を二時間で回るとかいう番組もやっていて、最初のほうだけなんとなく見てしまいました。一度だけロンドンに行ったときここは行ったのですが、前庭に座りこんでフィッシュ&チップスを食べて、中に入ってすぐある丸いところに迷いこんでしまい(レストランと土産もの屋しかなかった)、展示室にたどり着けないうちに時間切れで出てきたというアホウでございます。番組を見たら、私が迷い込んだところは元中庭だそうで、そこで階段昇らずに左にいけば展示室だったのでした。そして!そこに入ってわりとすぐに、『モーリス』に出てきた五本足の獣神像がっ!スカダーが「ワンダフル・マシーン」で作ったんだろうな…と撫でていたアレが!なんだ、あんな入口から近いところにあったのか…(たしかにちらっと入ったっていうシーンだったから、そうでなきゃ合わないわけですね)

中の案内もリアルタイムに近い時間経過で進む番組だったので、臨場感がありました。というわけで続きは録画しておきました。

ミス・マープルの豪華キャスト
録画といえば、ベネディクト・カンバーバッチ出演のミス・マープル『殺人は容易だ』、見ることができました。前にも書きましたが、自分はクリスティ作品との相性がイマイチなので、正直お話自体はまったく楽しめなかったのですが(^ ^;)、顔ぶれに喜んでしまいました。冒頭から出てきた牧師さんがなんとスティーブ・ペンバートン(マーク・ゲイテイスさんとリーグ・オブ・ジェントルメンというコメディーチームをやってるメンバーの一人です)そして途中から出てくるかわいいおまわりさん…見ていて「どっかで見た顔になんだけどな~、絶対最近見てるんだけどなあ~~~…」と落ち着かなかったのですが、見終わってから気づきました。シャーロックのシーズン2、『The Hounds of Baskerville』にヘンリー役で出ていた人でした!(原作と違って姓はバスカヴィルじゃないんですが、金持ちであることには違いない役です(笑))あのときは無精ひげ生やしてるわ神経症演技(?)だわでちょっとイメージ違うんですが、髭剃るとめちゃくちゃかわいいわあ♪なんか…なんか日本人で雰囲気似た人がいる…とずっと引っかかってたんですが…今わかりました。見栄晴さんだ。(雰囲気です、雰囲気(笑))

それと、中に出てくる派手で背の高い中年美人さんが『銀河ヒッチハイク・ガイド』の銀河帝国副大統領の人じゃないかな、と思ったんですが…(…IMDbを調べる…)確かめました!副大統領でした!アナ・チャンセラーさんというそうです。うひゃー、なんかもう、シャーロックファンにはいろいろと頬が緩むキャストでありました♪

IMDbによると2008年作品ということですね。カンバさんはとてもハンサムでしたし、元刑事という役でした。(笑)バイクに乗ってる姿とかも見られて、なかなかおいしいシーンもありますし…夏服がよく似合ってました。

マープルでは、マーク・ゲイティスさんも『牧師館の殺人』というエピソードに出ているというので以前探してみたんですが、あいにく近所のレンタル屋には無くて未見です。今やってるマープルとは別の女優さんがやってるマープルで、2004年の作品です。(近所のツタヤはこのシリーズの1本目だけ置いてます…なんでそんな半端なことを…!)話が好みだったら迷わず取り寄せお願いしていたと思うんですが、うーん…。ホームズは好きなんですがねえ。(^ ^;)

でもこういうパターンはわりとあるようで、漫画家の坂田靖子先生もエッセイ漫画の中で、ホームズは好きだけどクリスティーは…という話をしておられました。(ホームズが好きと公言していたらクリスティーも好きだと誤解されたという話…だったかな?今本がすぐ出るところにないので、違ってたらゴメンナサイ!)本の中では先生なりの両者の違いを分析しておられました。(ご興味ある方は坂田先生の『たぷたぷ だいあり』をご覧ください。たしかナルニアと指輪の違いって話もありました。←先生はナルニア派だそうです。自分はファンタジー自体に思いいれがないのでなんとも…(^ ^;))

自分の場合はそこまで論理的に違いを認識しているわけではないので、「ただの好み」としか言えないです。…しいて違いを考えれば、コナン・ドイルは基本的にストーリー・テラーだと感じる(とくに「ホームズ以外」で(^ ^;))のですが、クリスティ作品にはストーリー性を感じない、というあたりかなあ…。読み終わったとき、あるいは見終わったときのカタルシスが(自分にとっては)ないというか。隠れた人間関係とかがムリヤリ詰め込んでる感じというか。不義密通だの近親相姦だののインモラルな設定は山ほど出てくるのに、なぜか色気がまったくないというか。(そこか?(笑))もちろん両方なんの問題もなく楽しんでらっしゃる方のほうが多いのだろうとは思うのですけれど…。うーん、楽しめるものが多いほうが人生楽しいよなあ。ここまでメジャーなところを外すとは損してるなあ、と思います。

でもまあ、自分が大好きな作品を描いてらっしゃる方が、同じパターンの好みをおっしゃっていることってあまりないので、坂田先生との意外な共通点(?)はちょっと嬉しかったです。わりと、好きな作家さんとか漫画家さんとかがお好きな作品が自分の好みには合わず…ということが多いので。…クリスティで言えば、ちょうど今マイブームのマーク・ゲイティスさんもファンらしく(ドイルとクリスティ両刀派(?)ですね!)、だいぶ前にクリスティの創作ノートだかなんだかのツイートで盛り上がっていたような覚えが。ああ、好きな人(?)と趣味が合わないって寂しい…!(笑)

 

2012/3/19(月)

マーティン・フリーマンと短編映画
昨日の深夜に見つけたんですが、マーティン・フリーマンが2011年に主演していたショートフィルム"The Boorman Problem"というのがありました。トレイラーがアップされたのが一年前となってるので、ぜんぜん新鮮な情報ではないのですが、自分は初めて見たので備忘録を兼ねてリンクを。(ツイッターでメモ代わりにしておいてもすぐに遥かかなたになってしまうので…(^ ^;))

13分の作品で、フリーマンの役は「ドクター」(笑)。自分は神だと称する受刑者の精神鑑定をすることになった精神科医の役のようです。

公式サイト: The Voorman Problem

なんかうちのセキュリティソフトでは埋め込み映像がブロックされてしまうので、トレイラー元ページへのリンクを貼っておきますね。
トレイラー: "The voorman Problem" Trailer (vimeo)

こんな名の知れた人が短編映画に出ているというのがけっこう驚きだったのですが、海外ではわりと普通なんですよね。自分が記憶に刷り込んだ短編映画というと「エビ天」の頃なので、良くいえばインディーズ、ぶっちゃけ学生映研のアマチュア映画レベル(しかも八ミリフィルム時代の)でした。ゆえにシロート臭い身内映画とか、アートかぶれで技術がおっつかないやつとか、逆に技術だけとか、一発ネタの脱力ギャグとかのイメージがあったんです。(ミモフタもない書き方でスミマセン(^ ^;)。そんなこと言ってたら同人誌なんかやってる自分の首も絞まるわん…(笑))
とにかく イマドキのいわゆる「ショートフィルム」は別物ですね。学生映画にしても今のビデオカメラはきれいに撮れるから、少なくとも技術に関しては、きっと最低ラインがぐぐっと上がってると思います。

…ショートフィルムといえば…じつはショートフィルム専門の映画館というのが横浜の臨港地区にあります。昨年初めて行ってみたんですが、小さいけど落ち着いた、上品な上映スペースでした。

公式サイト: ブリリアショートショートシアター

そのときはカナダのショートフィルム特集を見たんですけど、海外のショートフィルムってほんとに技術的には長編映画と同じなんだなー、と実感しました。ただ短い、というだけなんですね。俳優さんももちろんプロに見えました。(もちろんそういうものを選りすぐって上映してるわけですね(^ ^;))
短さゆえに、ちょっと落ちの付け方がはっきりしているのが特徴といえば特徴ですかね。小説のショートショートもそうですが、ちょっとピリッとしたオチとか、ショックを効かせてるのとか。(そればかりではないですが、やっぱりピリッとした落ちだとインパクトがあるので、そうなるのでしょうね)Voormanは「コメディー」となっています。どんなオチなのかなー♪

そういえば、ちょっと前からBS-TBSで『ショートストーリーズ』っていうショートフィルムの番組をやってるんですよね。

BS-TBS ショートストーリーズ番組ページ

案内役はショートショートフィルムフェスティバルの世話人でもある別所哲也さん(以前J-WAVEの朝番組を毎朝聴いていた頃、よく宣伝なさってたので印象に残ってました)と、聞き手になる女子アナさん。コンセプトはブリリアで上映しているような作品をテレビで、という感じなので、レベルの高い短編が見られます。Voormanもこの番組でやってくれないかな~、とか思うんですが…でもこれ、すでにいろいろ評価されてる作品のようなので、ここかブリリアで自分の知らない間に放映・上映していた可能性も。(録画は時々してるんですが、ほとんど消化していないし、出演俳優名が新聞のテレビ欄に出るわけでもないので…(^ ^;))

喪服みたいな衣装とメガネのフリーマンが自分にはなかなかツボなので、見てみたいです。動画サイトとかで見られる可能性もありそうですが、自分はやっぱり日本語字幕がほしいので、きちんとした形で上映か放映してほしいでえす♪

ヒッチハイクを読了♪
ちんたら読んでいた『銀河ヒッチハイク・ガイド』を昼ごはん食べながら読了。続編の『宇宙の果てのレストラン』はやはり買って放置していたので(^^;)、この機会に続いて読んでみようと思います。一作目は映画との違いに意識がいってしまったので、自分が原作そのものの味わいを楽しめるのはこれからかもです。(アーサーの口調は映画のアーサーのイメージにぴったりでした♪)

小説のさらにオリジナルはラジオドラマだったそうで、CDもあるらしいんですが、どうあがいても自分が耳で楽しむのは無理なので(^ ^;)、小説どまりかな…。著者のダグラス・アダムスは残念ながら故人なのですが、シリーズは全五作あり、Amazonを見たところすべてまだ売ってました。(うれしい!「はまったときには絶版・廃盤」のパターンが多いので…(笑))飽きなければ、これからちょびっとずつ攻略しようと思います。

訳者あとがきによると、河出文庫の前に一作目だけ新潮文庫で出ていたそうで、こちらもAmazonで古書がありました。レビュアーさんが引用している訳文を見るとリズムがよさそうなので、こちらも読んでみたいなあ…。でもこれはいきなり古書通販で買ってしまうより、「たまたま行った古本屋で見つけて買う」みたいなゆるい出会い方をしたいなあ…。(我ながらへんなこだわり(笑))

昨日の新聞の書評に出ていた『都市と都市』というSFも面白そうで読みたくなり、ちょうどTSUTAYAのポイント二倍クーポンが出てるので行ったら…ありませんでした。(シュン)図書館の予約者数は二桁いってるので、とても待っていられません(笑)。これはまた別の機会に。(タイトルは見覚えがあるので売れてしまったのかも。背表紙を見かけたときは、『都市と星』…(というアーサー・C・クラークの小説がありますよね。未読なんですが)…のパロディーなのかと思って、「元ネタ読んでないしなー」とかスルーしてました…おろかものー(^^;))

アイデアスケッチ
…いくら描き直しても気に入らなかったJ庭新刊の表紙ラフ。やっと方向が見えてきました。今こんな感じです。(なんだかなあ…(笑))

宇宙探偵ホォムズの短編集で、仮タイトルは『牡蠣の季節』です。宇宙探偵はもともと息抜きに描いていたのもあり、意気込むと勝手が違ってパイプがつまります。…いや、他も意気込むとたいていダメです…。(^ ^;)当日できていたらおなぐさみです。

 

2012/3/18(日)

春コミ終了
本日はHARU COMIC CITYに参加させていただきました。スペースにお立ち寄りくださった皆様、ありがとうございました。今日は新刊もありませんし、正直地味に過ごす覚悟でした。まさか声が枯れるまでおしゃべりさせていただけるとは。(笑) 天気予報は外れて非常に寒かったですが、ほんとに楽しい一日でした。以下に合間に書いたポメラでの実況を少し載せます。(携帯とか使ってないもので、ポメのタイムスタンプ機能が唯一実況感を残せるツールです(笑))

   *   *   *

2012/03/18 13:17
会場で書いてます。1時でシャーロック本1冊目のほうがなくなってしまいました。意外。正直昨年の九月からイベントで売らせていただいてるので、もう同人人口におけるシャーロックファンの方の数はこれくらいかな、と思ってたんですが。どんだけいるんだシャーロックファン!(いや、自分も含めて(^ ^;))ちょっと、今まで自分が関わってきたジャンルとは規模が違う感じが。だって一度テレビ放映しただけで、しかも日本ではDVDになってない番組なのに。これで日本版のDVDが出て、レンタルも出て、手軽に誰でも見られるようになったらどうなっちゃうんだ。世界中が牡蠣で覆いつくされることになるじゃないか!(混線)

シャーロックのファンの方、やっぱり熱くて、おしゃべりさせていただくとけっこう長くなったりして楽しいです。自分もそうなんですが、見るのに努力がいる状況なのが、かえって圧力を高めるような気が。ほんとにもう、NHKは早くシーズン2をやってくれませんかね。

シャーロック以外でも、いつもどおりいろんな情報もいただいたりして(^ ^;)幸せな一日でした♪シャドウゲームも楽しみになってきました。

2012/03/18 14:04
右隣のスペースが最初から空いていたんですが、二時を回るとかなり撤収される方が多くて、両側数スペースずつスカッと空いてます。通路を通る方も帰る方が多いですね。しかし寒い・・・最高気温14℃じゃなかったのか。

   *   *   *

…尻切れトンボですがそんな感じでした。ちょっと興奮していたみたいです。(笑)
シャーロックはシーズン2DVDの最終話、ライヘンバッハを我慢しているのですけど、いろいろ噂を聞くにつけ、我慢するのが辛くなってきました。でも見てしまうとアレとかソレが絶対できなくなっちゃうので、もうしばらく我慢…!

小ピット本到着♪
先日注文した小ピット本、『イギリス外交の源流~小ピットの体制像~』が昨日到着しました♪これももとはと言えばシャーロックのベネディクト・カンバーバッチさん目当てで見た『アメイジング・グレイス』がきっかけ。映画自体はわりと大味だったんですけど、カンバさんが演じた小ピット、史実のご本人があまりに萌えるすごい人で、横道的に入れ込んでしまったのでした。

この本は図書館で借りて読んだのですが、あまりにいい本で、というか他に小ピットにここまで焦点を合わせている日本語の本がなくて、手元にほしくなったんです。英語だとたくさんあるんですけどね。(本の感想は、昨年読んだときこちらに書いております。一緒にアメイジング・グレイス以外の作品で描かれたピット映像のクリップをいくつか貼っておりますので、ご興味のある方はよかったらどうぞ♪)

絶版のためか(それと類書がないためか?)古書価格が高騰していたのでなかなか手が出ず、グーグルアラートに題名を登録して数ヶ月。やっと手が出る価格のものが引っかかって購入することができました。嬉しい嬉しい♪

思わず記念撮影♪

箱がテカっているのは、ビニールをかけた状態で送ってくれたため。
本自体にもブーブー紙が…いかにも専門書って感じです。萌えが動機で買うのは申し訳ないくらい。(笑)
前にAmazonマーケットプレイスで見た値段の三分の一くらいなので、汚い本かと覚悟してたんですが
「まったく読まないまま古本屋に売ったのでは?」 と思うような美本でした。ウレシイです♪

 

2012/3/15(木)

ミス・マープルにカンバさんが出るそうです♪
3/20放映予定のミス・マープルベネディクト・カンバーバッチ出演の『殺人は容易だ』だそうです!これは見なくちゃ♪ 
情報元・英国謎的倶楽部様 sherlockholmes221b.blog.fc2.com
(お世話になりっぱなしです。いつもありがとうございます(^ ^;))

番組サイトにはカンバさんの写真もありました。
http://www9.nhk.or.jp/kaigai/marple4/marple4_02.html

銀河ヒッチハイクガイドのもろもろ♪
先日来、『銀河ヒッチハイク・ガイドにはまり直しております♪もともと好きな映画でDVDも持ってるんですが、今回はもちろんマーティン・フリーマン目当てで再見。音声解説にもフリーマンは参加してるので聞き直したりして。そしたらサプライズが!なんと、マーク・ゲイティスさんも出ていたんです。ただし声だけ。ヴォゴン星人という醜悪な官僚的種族が出てくるんですが、その「その他大勢のヴォゴン」の声を、ゲイティスさんふくめて、リーグ・オブ・ジェントルメンがやってるのでした!

(念のためご説明しますと、マーク・ゲイティスさんはBBCのドラマ『シャーロック』でマイクロフト役と脚本とプロデュースをやってる方で、今マイブームの方の一人です。リーグ・オブ・ジェントルメンは、この方が所属しているコメディーユニットの名前です)

字幕では単に「コメディー集団」と訳されてるんですが、これは日本ではリーグ…なんて知られてないためでしょうね。そりゃそうです。私もシャーロックがなければこんなもの知りませんでした。(笑)
「さっきのアレがマーク・ゲイティス」(字幕は「ガティス」)というので巻き戻して見てみたら、たしかにまんまゲイティスさんの声でした!
(アーサーがマーヴィンの腕をはずしたのを銃みたいに構えて、フォードやビーブルブロックスと一緒にドアを蹴破って「彼女はどこだ!」と叫ぶシーンに出てくる、ヴォゴンの下っ端役人です。「誰を?ロボットの腕の修理主任?」みたいな台詞一言でした。あんまりヴォゴンらしくない、ソフトな声です(笑))

リーグの他のメンバー、スティーブ・ペンバートンは「これ」と言われてたのでわかったのですが、リース・シェアスミスがなかなかわからず。音声解説は拾い見したのでどこかで説明されたのかも知れませんが、もう少し前のほうで、わりと怖い声を出してたのがそうかな、と思います。(この方、顔に似合わず怖い役やるので(笑))

音声解説によると、ゲイティスさんは出番もないのにいつも来ていたとか。フリーマンも「どこにでもいたね」と一言言及。うーん、このころから縁が。(現在ひそかに兄×ジョンがマイブームなので、これは嬉しい。いや、正直やっぱりアーサーとヴォゴンでは萌えには程遠いですが…(笑))

公開時に買ったまま放置していた原作文庫(銀河ヒッチハイク・ガイド (河出文庫版))を読みはじめ、原語の言い回しが気になってkindle版を買い、勢いでサントラも買ってしまいました。イルカの歌最高♪(う、こないだまで中古しかなかったのに新品が。しかも私が買った中古より安い…!(泣)) 

原作を読んでみて改めて思ったんですが、中に出てくる「銀河ヒッチハイクガイド」は、まさに電子書籍なんですよね。それを電子書籍で読んでるわけです。(笑)

盛り上がって写真なんか撮ってみたりして。(文字表示サイズは最大です)

ディスプレイ用面陳スタンド
イベント出展時のディスプレイ用に、面陳スタンドってのをネットで見つけて買いました。本屋さん用の備品で、本の表紙を見せて陳列するためのスタンドです。

右側のクリオネの干物みたいなのを折り曲げるとスタンドになります。
白いのは傷防止のフィルムが貼ってあるため。

この手のものは書店向けでなかなか一般販売がないんですが、ここは一般でも買えて、そのうえ安価でした。同様のものをお探しの方にはおすすめなので、リンク張っときますね。(ただしこのサイズは30枚単位。大型のは10枚単位でしたが、A5の本だと背が余るので…小さいほうを10枚単位で売ってほしいな)

販売ページ↓(関係者でもアフィリエイトでもありませんので…念のため(^ ^;))
http://www.igarashi-pro.co.jp/shop/html/products/detail.php?product_id=55

サイズ参照のためにヒッチハイクガイドのCDをたてかけてみました。

至近距離で撮ったので妙なパースがついておりまする。(笑)

 

2012/3/8(木)

玉三郎さんの『海神別荘』
シネマ歌舞伎『海神別荘』(かいじんべっそう)を見てきました。 素晴らしかったです!(下のほうに予告編を貼ってます。よかったらご覧ください♪)ライブビューイングって見るのは初めてなんですが(生中継でない場合も「ライブ」って言うんですね)、まるで生のお芝居を見て劇場から出てきたような感覚です。不思議な感じ。これが2000円で味わえるんだから贅沢です。生の舞台を遠くからオペラグラスで見るよりよっぽどいいです!幕切れには拍手したくなりました。誰もしている方がいなかったので我慢しましたが。(笑)ラストクレジットでびっくりしたのですが、天野喜孝さんが美術でした!(文字通りあんぐりと口をあけてしまいました!(笑))

今回の「シネマ歌舞伎」は、板東玉三郎さん主演の泉鏡花作品三作の舞台を映画館で上映するもので、『海神別荘』はその二本目。鏡花が大正二年に雑誌に発表した戯曲で、作者の生前は舞台にはならなかったそうです。

お話は、海底の財宝と引き替えに海への生け贄にされた美女と、それを嫁として迎える公子(海の支配者)のお話。美女が玉三郎さん、公子が市川海老蔵さんです。おとぎ話のような設定ですが、シンプルなようで台詞の奥が深く、じつは唯美主義(っていうんでしょうか。外観的・精神的に「美しいもの」至上主義というか)の勝利宣言とも、その俗世との決別宣言とも受け取れる、ある意味プロパガンダに満ちた…そしてもちろんとんでもなく美しい舞台でした。男性の女形さんが美女を演じているという虚構が、作品のメッセージをより純化して伝えてくれている気がします。

美女はもちろん、生け贄として海に流されたつもりです。が、公子は別にそんなつもりはありません。じつに無邪気に、花嫁を迎える喜びでそわそわしています。悪魔的な無邪気さとも違い、この人(人じゃないんですが)の感覚は独特です。それが俗人とどう違うのかが、有名な八百屋お七のエピソードに対するコメントでわかります。(蛇足ながら書きますと、お七は江戸時代の十代の女の子で、好きな人に会いたい一心で放火未遂をして、捕まって火あぶりに処せられたという実在の人です。いろいろお芝居とかになっています)

公子は「なぜお七を火あぶりにすることが処罰になるのか」が理解できません。むしろ彼女は幸せではないか、と。詳細は省きますが、彼の理屈はそれなりに通っていて、しだいにおかしいのは人間の方だ、と思えてきます。そう思わせてしまうのがこのお芝居のすごさだと思います。公子の理屈は詭弁のようでいて、じつは誰もがうなずける真実を言い当てています。でもそういう価値観に殉じることは、果たして「平凡な人間」にとって幸福かどうかわかりません。でも、だからこそ、こういう作品を見て、その価値観への「目を開かれる」時間は貴重に思えます。

本編の前に、素顔の玉三郎さん(演出もしています)のインタビューや舞台稽古、楽屋での支度風景もついていて、予備知識なしの観客が作品世界に入りやすい工夫がされています。これはすごくよかった!この構成で字幕をつけて、ぜひ海外でも上映してほしいと思いました。…それから、今はなき(?)歌舞伎座がどーんと映ったのも、ちょっとうるっときました。(建て直しても外観のイメージは真似るらしいですけれど)
今回「歌舞伎」と銘打ってますが、もともとは新派で上演されていた作品だそうです。玉三郎さんは歌舞伎も新派もやるので、解説映像のなかで、新派も旧派(歌舞伎)も元々は一つのもの、と解釈なさっていました。

泉鏡花、あまり馴染んではいませんが、言葉遣いが独特でした。鏡花に限らず普通に古典ものはそういうところがありますが…。今は使われない言葉とは別に、今でも使う言葉が「TPOごちゃまぜ」に聞こえるときがあって。昔狂言で「太郎冠者、ちょっと」という台詞に異様に受けたことがあったんですが(「ちょっと」だけが今風の言い回しに聞こえたんです(^^;))、それに似た違和感というか魅力というか。

今回耳に残ったのは「おい、あなた」。公子が美女を呼ぶときの台詞です。「あなた」は「貴女」と書いたほうがいいのかな。当時としては普通の言い回しだったのか、鏡花の擬古文調の工夫なのか自分には区別がつきませんが、独特の魅力を感じました。…公子の台詞はいいのがいろいろありましたが、とくに「人は自己、自分で満足せねばならん。他人に値打ちをつけさせて、それに従うものではない」はプログラムに二度も引用されていました。やっぱりぐっと響く言葉です。

海老蔵さんは姿も素晴らしいですが、口跡(声と台詞回し)が素晴らしいですね。台詞が生きて聞こえました。ほとんどアクションがない、台詞が命のお芝居だったし、公子のキャラクターとその言い分がつまりは作品の主張、みたいなものなので、この方の役割は大きかったです。演出含めた玉三郎さんのカリスマ性はもちろんですが。生の舞台を見に行けなくても、こういうものを近くの映画館で味わえるなんてありがたいです♪

舞台ならではの「大芝居」な台詞回しや、目録読み上げなどの立て板に水な台詞(スタトレのテクノバブルみたいなもの(笑))は、最初とっつきにくく感じます。でもしだいに入り込んでしまって慣れます。(私見ですが、歌舞伎ってクライマックスの盛り上がりを強調するために、あえて幕開きを退屈にしてるんじゃないかと思う時があります(笑))美しいものが好きな老若男女、すべてが楽しめると思います。

ちょうど最近、「最近の若い子は直接的な表現しか理解できない」という嘆きを、「表現する側が言い訳にしてしまうこと」への警鐘を見かけました。観客としての実感ですが、抽象的なものへの理解力は作品を見てればそれなりに自然につくような気がします。見る機会さえあれば。理解力が増すと、より深く作品を楽しめるので、それは観客としてより幸せになることだとも思っています。(同時に、そんなものなくたって世の中リッパに渡っていけるのも事実だとは思いますが…(^ ^;))どうやってそれが育つかというと、やっぱりいろいろな作品に接すること以外にないですよね。別に解説者とか仲立ちになる人とか関所とか(笑)は要らないです。作品と観客は、個人的に直接交感するものだと思います。どんなに評判のいいものだって相性がありますし。

その意味でも、こういう形で、これまでは高い料金を払って劇場に足を運べる人しか味わえなかったものが、より廉価に、手軽に接することができるものになったことは画期的だと思います。小さい画面では迫力は減じますが、DVDでレンタルもできるようにしてほしい。
受け手の感受性は必ずしも右肩下がりとは限りません。「最近の若い子」なんて一枚岩の対象が存在するわけではなくて、それを形成するのは各個人、バラバラな感性の、独立した個人なんですから。今は中高年の見巧者だって、数十年前は「最近の若い子」と一括りにされていたはずです。そして俺は違う、私は違うと思っていたはずです。「最近の若い子」なんて言うときは、たいてい最低ラインのところを意図的に、意地悪に想定しているものです。それをやったら、年くってる層だって同じなはず。

…話がズレちゃいました。(^ ^;)『海神別荘』は地元では今週で終わりますが、次は『高野聖』(こうやひじり)。今度の相手役は中村獅童さんです。僧侶の役です。予告編では一緒に露天風呂(?)に浸かっていたりして、今回より露骨に色っぽそうです。見に行きたいなー♪…しかしほんとに、一本目の『天守物語』見損ねたのがくやしい…ものすごくくやしい!

シネマ歌舞伎『天守物語』『海神別荘』『高野聖』予告編
 

松竹シネマ歌舞伎公式サイト http://www.shochiku.co.jp/cinemakabuki/

   *   *   *

…今日行った映画館には、別にオペラのライブビューイングのチラシもありました。先日トレイラーを貼った、ベネディクト・カンバーバッチ『フランケンシュタイン』再上映も、こういう企画の一つですよね。先日はシンディ・ローパーのコンサートのライブビューイング広告も見かけました。映画館がこういう方面に活路を見出してるんですね。生の舞台がこういう形で「商品化」できるなら、作り手にもいい作用があるかも。皮肉ですが、映画館が集客の道を映画以外にも探さざるをえなくなったことが幸いしてる。大きい画面の魅力もありますが、今日感じたのは音響です。もっといえば「音量」。この包み込まれる感覚は、やっぱり大きな会場でないと味わえません。

というわけで日本の映画館でもフランケンやってほしいです…!(そこか(^^;))ライブビューイングならきっちり字幕もつけられますしね。生で電光掲示板みたいな字幕をつける舞台も見たことがありますが、あれはアドリブには対応できないし…。ああ、ほんとに日本でもやってくれないかなあ。なんだかクセになりそうです。ライブビューイング♪

 

2012/3/2(金)

SHERLOCKシーズン2第2話を鑑賞
見ました!シャーロックシーズン2第2話、マーク・ゲイティス様脚本のバスカヴィル(The Hounds of Baskerville)!また英語字幕解読に五時間かかるんじゃ翌日つらすぎるので、二、三回に分けて鑑賞…するつもりで週末に向けて昨日手をつけたんですが、見始めたらおもしろくて午前三時までかかって見てしまいました。(^^;)

今回はラブリーなシーン満載でした。これからヘビーローテーションしそう。(笑)シャーロックの変人演技も楽しいですし、ジョンがとにかく美人で参りました!軍人しててかっこいいし!(じつは『銀河ヒッチハイクガイド』を音声解説で再見したばかりなんですが、ほんとに、あのアーサー・デントがこんなになっちゃうなんて!失礼ながらマーティン・フリーマンに萌えるようになるなんて、まったく予想もできませんでした。副作用で、再見したアーサーにまで萌える始末です(笑))
…ところでびっくりしたんですが、軍医殿って大佐だったんですか?(追記・失礼!Captainてイギリス陸軍では大尉だそうです!ややこしいわあ。確認しなきゃダメですね!(^ ^;)) あんな可愛くてコンパクトな軍医殿!きっと仮病兵が殺到したことでしょう!(←保健室か!)
…そして笑えるシーン・おいしいシーンを「かけ捨てにしない」ところは、やっぱりゲイティス様♪見習いたいものです!(^^;)

でも正直、メインストーリーのほうのオチは、シャーロックが現場に行ったときに予想がついてしまいました…。(鋭い人なら、アバンタイトルで地形を見た時点で予想できたかも)今回のシャーロックは、メインの推理に関してはちょっと鈍い気がする…でもそのおかげでおいしいもの見せていただきましたので、そんなこたどーでもいいです!(笑)

…話が前後しましたが、いちおう普通のご紹介をいたします。(今回は心理的にきゅーんとなるタイプの話ではないので、前回より冷静(笑))
おおざっぱに原作と比較しますと、原作『バスカヴィル家の犬』の「魔犬伝説」が現代版では一種の「都市伝説」に。バスカヴィルは軍の研究施設でなんとなくエリア51入ってる?という感じ。(これで紹介になってるのか?(^ ^;))

エリア51はアメリカのロズウェル事件なんかで出てくる、墜落したUFOとか宇宙人の死体隠匿とかで取りざたされる基地です。「これ系」のトンデモ話は好きですが、今回はもちろん宇宙人ネタではありません。(それやったらある意味ホームズものでなくなります!(笑))「軍がこれこれこーいうものを隠してるに違いない」という都市伝説が定着している、という設定だけかぶっていて、自分は連想してしまったというだけです。でもカンバさんのスタトレ映画出演がわかっている今の時点で見ると、ちょっと笑える台詞があったりします。

ジョンはすっかりワトスンになりましたが(へんな言い方(^^;))、やっぱり丁々発止な感じが全面に出ていて、同時にシャーロックを自然に気遣ってるあたりのさじ加減は素直に萌えました。ジョンはパッと見はシャーロックにやさしくないんですよね。距離のとり方行動原理あくまで男っぽい。見た目がアレで中身がコレってたまりません。(笑)

マーティン・フリーマンが、この役を大切にしているのも納得です。こういう役、少なくとも自分が見た限りでは、この俳優さんには初めてだと思います。中身がここまで大人で男っぽい人物、というのは。イメージが一新しました。(たぶんこのジョンが魅力的なせいで自分の目が曇っているのだと思いますが、「じつはクールで男前な性格」という噂のご本人のイメージまでオーバーラップしてしまいます)

シャーロックのほうは、ジョンが「そこにいてくれる」のがあたりまえ、と甘えているところ、「ここまでやっても」いいと思ってる(というか、いいか悪いかなんてまったく考えていない)ところがたまらなくホームズ。いや、原作のホームズからさらに「蒸留」されている…あのシャーロックの行状(笑)は読めませんでした。嬉しい。ゲイティス様大好き。

…おいしいところなので詳細は伏せますが、今回シャーロックがやる現代版オリジナルのこと…原作ではこれに当たるシーンはない…と見えるところは、よく考えたら原作『バスカヴィル』のなかにある要素をアップデートしてたり、ほかの原作で言葉の上では触れられていたことでした。原作ではシーンになっていないそれを、「実際にやらせた」だけなんです。ああ、なるほどなあ!たしかにホームズだわ!と、また感服いたしました。つくづく原作が核にあるのを実感させられます。

ある意味「二次創作」には違いないこういう作品で、原作に出てきた台詞やシーンを下手に取り込むと、原作ファンへの目配せみたいで媚びて見えることがありますが、この『シャーロック』では上っ面だけ原作を取り込んだ印象になったことはほとんどありません。(皆無ではありませんが)キャラクターがどこまでも「原作から蒸留したもの」になっているおかげかな、と思います。そこからブレたり逸脱したりしないのは、やっぱり根っからホームズファンの方が脚本書いてるおかげかもしれません♪うーん、ここまで書くと我ながらひいきの引き倒しという感じもしますが。(笑)(いや、とにかくできあがったものが面白ければ、原作の扱いがどうのなんてことはどうでもいいんですけどね。そこで文句が出るときは、だいたい作品自体がつまらないときですよね)

マイクロフトはほんの一瞬しか出てくれませんでしたが、あれはたぶんディオゲネス・クラブですね!細かいところまで楽しませてくれます♪(ああ、手もなく「原作ファンへの目配せ」に引っかかってるし!(笑))

これが放映されたときに「すごく怖かった」という感想を見かけたので、もっと怖いかと覚悟してたんですが…怖いということはまったくありませんでした。というか、萌えが強烈すぎてホラー要素は馬耳東風(?)でした。(笑)(あれはお子さんの感想だったのかも(^^;))

ラストに次回への導入部がついていて、雰囲気が一変することを予感させます。そういえばグラナダ版でも、『赤毛同盟』の最後にちらりっと次回への布石がついていて、同じように雰囲気を予告していたことを思い出しました。ドキドキします…。

新旧ホームズ役者共演舞台『フランケンシュタイン』のトレイラー
グーグルアラートが拾ったトレイラーです。以前ここや既刊でもご紹介しましたが、ベネディクト・カンバーバッチジョニー・リー・ミラーが、昨年イギリスのナショナル・シアターでやった舞台『フランケンシュタイン』…の、録画の劇場上映(そんなことやってたんですね)が、イギリスやアメリカなどで六月に再上映されるそうで、そのトレイラーです。イケメン俳優二人がフランケンシュタインとモンスターをダブルキャストで演じるというもので、企画を聞いた時もヨダレが出ました(笑)。動画で見ると演出も素敵っぽいですね!(演出は映画監督としても有名なダニー・ボイル。ミラーはアメリカで制作される現代版ホームズに主演するそうで、妙な縁(笑))

 

「ナショナルシアター・ライブ」というので最初「ライブ?生中継?じゃあ再演?」とか勘違いしちゃったんですが、録画映像を劇場で上映するんですね。日本でも玉三郎さんの泉鏡花もの「シネマ歌舞伎」と銘打ってやってますよね。(1本目は見逃しちゃったんですが、海神別荘見たいっ!…って来週で終映!?(焦))
ワールドワイドな興業という触れ込みですが、残念ながら今のところアジアの上映館はなし。DVDになる予定はないから劇場で見てね、と煽っています。(笑)

手身近なところでは、デジタルプログラムというのが3ポンドで買えるようです。(劇場プログラムに特典画像や脚本家のインタビューなどがついたものらしいです)ご興味のある方はナショナルシアターライブの公式サイトを参照してくださいませ。(いちおうフランケンのページにリンク張っときます。デジタルプログラムは中ほどにバナーがあります)
National Theatre Live: Frankenstein Encore Screenings

サイトを見ると上映館の申込も受け付けているようなので、日本のどこかの劇場、これからでも申し込んで上映してくれませんかね!大きなスクリーンでいいサウンドで見られるなら、もし先々DVDになるとしても、劇場のほうが絶対いい。それに大勢で拍手とかしながら見られるのは、イベント性があっていいものですよね…。

 

2012/2/28(火)

祝!プラマー様、そしていよいよkindle販売!(かも!(笑))
昨日はうれしいことが二つ。まずはクリストファー・プラマーアカデミー賞受賞!めでとうございます~~っ!
『人生はビギナーズ』は未見でして、でも役がカミングアウトする美老人というので(笑)もともとチェックをいれてまして、今週で終わってしまうので明日見に行くつもりでした。が、受賞のニュースで混むかな?というか、上映延長するんじゃないかしら、とか思ったんですが、アテがはずれると見損なうのでやっぱり行くことに。明日は冷え込むそうで、下手すると雪らしいんですが…あんまり降らないでね…予約しちゃったんで電車が止まると困る…。(^^;)

もう一つは、待ちかねたニュースを遅れて知りました!ついにkindleが日本でも四月から販売!(Googleアラートではひっかかってこなかったので知りませんでした~!(^^;))Docomoの回線を使うらしいです。

ニュースはこちら↓
米Amazonが電子書籍端末『Kindle』を4月国内発売へ、無料でドコモ回線を利用
http://appllio.com/news/20120211-1589-amazon-kindle-release-in-japan

じつはWi-Fiのみのモデルを買っちゃったものですから(^^;)、通信機能はほぼ使えてないんです。(Wi-Fiは自分が契約してないとほとんど使えないということを知らず…)ドコモ回線でいつでも使えるなら買い換えようかしら♪

とにかくこれで、日本語ストアもオープンするわけですね♪ずーっと待機中だった『追憶のシャーロック・ホームズ』も、やっと日の目を。(なんとなく永遠にそんな日はこないんじゃないかという気がしてました…)
後日改訂電子版プレゼントつきというエクスキューズで(^^;)販売を継続していた旧版、『シャーロック・ホームズの違法な冒険』も、おかげさまで先日のムーパラで在庫がすべてなくなったので、いいタイミングでした。このニュース、よく見たら報じられてたのは2/11です。ムーパラの日じゃないですか!あまりのタイミングの良さに鳥肌が立ちました。(笑)

ただ、日本語ストアオープンに向けてのAmazon KDPの日本語受け入れがまだ始まってないので、いつから始まるのかが気になります。こっちはたぶん自分でチェックして回らずとも、KDPのニュースレターで教えてもらえると思うんですが…。

…ていうか、日本語の本…出せるんだよな?まさか日本語市場でKDP経由は英語の本だけ、なんてバカなことはありえないし。…でも、KDPのPublish時の項目にイタリア語やフランス語ってあったかな?うう、不安になってきちゃった。確認してみなくちゃ。それと、KDPシステム自体も日本語化してほしいんだけど、あれ、これもフランス語やイタリア語のサポートってあったかな…???ちょっぴり不安ですが、英語では自分は何かと時間がかかってしょーがないです!お願いしますよAmazonさん…。(追記・ちゃんとサポートされてる言語すべてで表示できる切り替えボタンがありました。当たり前ですね(^ ^;))

じつはこのニュース、昨日新聞で「日本の出版社が共同出資して電子書籍化をまとめて行う会社を四月に設立」というニュースを読んで、確認しようと検索していて見つけたんです。kindleの四月発売を報じたのは日経新聞でした。たしか昨年、「日本語Kindleストア年内オープンか」を報じたのも日経だったような…。またガセの可能性が?とか思ったんですが、日本の出版社が四月にぶつけて臨戦態勢を整えるということは、本当なんじゃないかと、まあそんな印象を受けて、本気で喜んでおります。

日本の出版社の電子書籍一括扱いは、取次さんとかも絡んでいるらしいので、やっぱり危篤検疫…すごい変換するなあ、ポメラは(笑)…既得権益を守るためというのが見え見えなんですが、いちおう資本力のない中小出版社にも無料でインフラを提供するとか、口当たりのいいお題目が出てました。今のところはあからさまに関所を作ったようにしか見えないんですが(^ ^;)、ほんとにそのお題目がうまく機能して、利益の囲い込みなんか狙わないでくれたら尊敬しますよ、日本の出版業界。別にAmazonに魂を売っているわけではないですし❤(現実的に今自分の立場で使える同人誌以外のマーケットがここしか見当たらないというだけ)きちんと交渉できる体制を整えて、日本のコンテンツと作家さんたちが買い叩かれないようにがんばってくださいまし。

奇しくもというか、先日読んだテッド・チャンさんのインタビューでも、電子書籍で自費出版が容易になってることについてコメントを求められてました。これはまた別に、チャンさんページのほうで書きますね。(この方のものの見方はとても理性的、かつ正直で好き)

いろいろ動き出しそうな今年の春。でもやっぱりそういうのとは別に、気楽なシャーロックの同人誌とかもやりたいわけで、一日が24時間じゃ足りないですね。ほんとに。世間的にも個人的にも昨年はいろいろあったので、今年は取り返す勢いでいきたいものです。

蔵出しで和モノをアップしました。
パソコンの中で探し物をしていて掘り出した、古い和もの漫画をアップしてみました。四年ほど眠っていたものです。
こちら→サッタ峠
いちおういただいたネタを脚色・漫画化するというお仕事でした。「民話の漫画化」というので、まんがニッポン昔話みたいな絵柄にすればいいのかな…?とか気楽に思っていたのですが、いただいた筋を見たら実に救いのない話、逆にとても萌えた(?)ので(^ ^;)、はりきって…なんかさらに救いのない感じに脚色してしまいました、ハイ。(笑)和モノでちょっとぞっとする話ですが、よかったらおヒマつぶしに見てやってください♪

表紙のラフ。
カラーリングしたらホラーっぽくなってしまって、
ラフのほうが気に入っていました。(でも実際ちょっぴりホラーかも(^ ^;))

…古い絵は恥ずかしいですね。いろんな意味で。(絵描きの恥は描き捨て(笑))…しかしここのサイトに漫画として載せてるコンテンツは和モノばかり。現状の活動と合ってないですね…うーむ…(^ ^;)

 

2012/2/26(日)

SHERLOCKシーズン2第1話を鑑賞
SHERLOCKシーズン2第一話、"The Scandal in Belgravia"、PAL版DVDで昨夜鑑賞いたしました。正確には昨夜から今朝にかけて。英語の聞き取りがほぼダメなので(とくにシャーロックのマシンガントークはお手上げ!)初見では一時停止しながら辞書片手に英語字幕を読んでいったので、なんと五時間もかかりこの台詞の量の多さ!)、見終えるとすぐ流して再見してしまい、そのあとコメンタリーつきでもう一度…見かけて、あやうく完徹するところでした。(笑)ぜんぜん眠くなかったですが、これはいかんと思って四時半に寝ました。麻薬です。何度でも見られる!

不思議なことに、心配していたような「ネタバレできなくて苦しい」という気持ちにはまったくなっていません。むしろ何も言うことがない。まっさらな状態で、できるだけたくさんの人に見ていただきたいと思うだけです。初見できるチャンスは人生で一度だけですから。(オーバーな(笑))

なので、具体的な内容については触れません。あの原作からこの脚色、お見事なサービス精神!というほかありません。シーズン1もそうでしたが、日本のテレビドラマだったら一話分を支えられそうなアイデアが数分で消化されてしまう贅沢さ。そしてテンポと、映像の新しさ!ポール・マクギガン様、今風に言えば神!)目を離せないとはまさにこのこと。否、この番組が「面白くて目が離せないテレビドラマ」の基準レベルをどどんと上げてしまいました。

そして逆説的ですが…うまい言い回しが見つからないんですが、徹頭徹尾「皮相的」…なんです。いわゆる名作映画がバックボーンにするような、骨太だったり深淵だったりボロボロ泣けたりするようなテーマとは無縁。誤解をおそれずに言えば、どこまでも「テレビ的」なケレンでできている。おかげで全体がとてつもなくクールです。かっこよすぎるぞ。(笑)…だから基本原理はとにかく視聴者の注意をそらさないこと。「チャンネルはそのまま」なんです。瞬間ごとがクリフハンガーというか?だから一つ一つのシーンが単独でも面白くて、たとえばテレビで途中から見た人もそのまま引き込まれてしまいそうな、そういう作り方だと改めて実感しました。

観客はそれを不快に感じるどころか、鼻面ひっつかまれてあちこちもってかれるのがもう快感、という。(笑)これはもう、自分が持っていた「テレビドラマ」という概念を超えています。普段、自分はいわゆる「ジェットコースタームービー」と言われるような映画には退屈するタチなので、そういうのとも違う…矢継ぎ早の展開はあるけれど。ヒジョーに独特ですね。

…これでは感想にならないので、メインストーリーには触れずに重箱のスミなど。…まずはマイクロフト!ああ、マイクロフト!出番増えてます!!(笑)

…前に、マイクロフトのスピンオフをゲイティス様に書いて主演してほしい、みたいなことを書いてしまいましたが、訂正します。スピンオフの脚本はぜひスティーブン・モファットさんで!(笑)思えばシーズン1の1話もそうだったんですが、マイクロフトのおいしいシーンのなんと素晴らしいこと!中でも一つ、特に「たまらない!」というショットがあったんですが、そこはコメンタリーでもプロデューサーのスー・バーチューさんか、ゲストスターだった女優さんが「ここ!ここが好き」と言ってました。(どっちかわからないけどとにかく女性の声)
やはりねえ、鷲掴みますよ。このショットは。女性のハートを。(いや、別に女性(腐女子でなく女性一般)に対してサービスシーンというわけではないんですが…いや、別のところで「そういう意味」でおいしいシーンもあるにはあるんですが…(^^;))

今回のマイクロフトは素直にかっこいいです。そして面白いし、ものすごくおいしいです!役者さんのしどころがある、って言うんですかねえ。出ているシーンが全部ある意味見せ場ですよ。くそー。もうこれ以上どう惚れたらいいの。メロメロですよ、あたしゃー!(笑)

ジョンは、今回は比較的「ワトスン」に徹してました。二人の絆はもうできあがっているので、シーズン1とは違いますね。正直出番も減ってます。それでもすごくいいんですけど。やっぱり「ソルジャー」ですし。

一つだけ細かいところを言いますと、ジョンが原作で触れられるとお「Lady's man」である理由がさりげなく描かれてました。原作のワトスンもどういうふうにそうなるのかはあまり描かれていませんが、少なくともこの21世紀版のワトスン=ジョンは「女をとっかえひっかえ」というタイプにはまったく見えません。なのに、結果的にそうなるのはなぜか。これもうまいしおいしいです。そうでなくっちゃ。(笑)

シャーロックについては…書けません。これはシャーロックの物語です。彼のことを書くと、メインストーリーを書くことになってしまう。いろんな意味で前シーズンを超えているのは保証します。(私なんぞが保証してなんになる(笑))

…もう少し時間がたてば、いつもの映画感想程度に、未見の方にネタバレを避けながらご紹介するようなスタンスで書けるようになると思います。でも今は、まだとらわれてる状態でこれで精一杯。(笑)予想はしていたことですが、DVD派の方たちはもう盛り上がり終わって、放映待ち派の方はまだ未見、という狭間のタイミングでひっそりと盛り上がることになってしまいました…自業自得。(DVD買うのを我慢できないだろうとは思ってたんですが…(笑))

…ここでNHKさんにお願い。放映するときは、今度は三夜連続はやめてほしい。BBCが視聴者に提供した、「余韻を味わいつつ次回を待つ一週間」という贅沢を、ぜひ日本の視聴者にも。私も第二話を見るまで一週間以上はあけようと思います。ていうか今は一話だけでおなかいっぱいなんだもの…。これ以上詰め込んだら吐いちゃう。(失礼(^^;))

しかしつくづく、英語が耳で充分理解できないのがくやしいというか、この状態で見てしまってもったいないというか。やっぱり初見でストーリーも映像のテンポもいっぺんに味わえるのが理想です。日本人が見るなら、やっぱ吹き替えが一番かも。普段は字幕派ですが、これは映像のテンポと情報量がかなりあるので、初見なら吹き替えがいい。(俳優さんご本人の声や間の取り方と台詞の意味を同時に味わえないのはもう、違う言語の作品を鑑賞する時には決定的にあきらめなきゃならないことですね。字幕でも吹き替えでも補いきれるものじゃないし)

今回は覚悟のうえで買ったのだから仕方ないですが…。しかし英語を聞き取れない人間が、辞書引きながら五時間かけて一つ一つ英語字幕を追っていって、まったく苦にならない!…という事実からだけでも、このドラマのブラックホール級の引力をお伝えできると思います♪

(以下は私事なので、読み飛ばしていただいてけっこうです(^ ^;))
… 不思議なことに、これ見たら自分がここ5、6年しかかったまま完成していない作品を進めたくなりました。なんかへんな言い方ですが、「パロディなんかやってる場合か」という。(自分のといっても、今手をつけてるのはしょせんはホームズものの贋作小説なのですが、原作著作権が切れていてできれば「原作読んでない方にも読んでいただける」のを理想にしているので、作るときの意識がオリジナルに近いんです。おこがましいことでありますが…)
そして一番心配していた、「頭のなかでホームズがシャーロックに、ワトスンがジョンになってしまう」という副作用は出ていません。むしろこれを見る前のほうが、原作のホームズとワトスンを思い出すのが困難だったくらい。オリジナルキャラも自然に動き出してくれました。これは予想しませんでした。なんか、より深いところで刺激になってくれたようです。やっぱり心底面白い作品ていろいろ栄養になるんですね。

そしてもっと怖いことに気づいたんですが…今自分がしかかってるものは、ホームズ世界の時系列では『空き家の冒険』の直後なんです。また一年、二年とチンタラしていたら、BBCのほうで空き家の冒険をやってしまう。こんな怪物番組と頭の中でかち合ったら、見劣りしすぎて自前のアイデアなんか吐き出せなくなってしまう。早く書いてしまわないと…!(^^;)というか、どういうわけか「書きたい」というモードを刺激してくれたので、この機会に力を借りてしまわなくちゃ。(笑)

 

2012/2/24(金)

空き家の冒険が気になる
SHERLOCKのシーズン2DVD、まだ手がつけられないのですけど(見たあとは頭が占領されて何もできなくなるんじゃないかと心配で、集中力がいりそうな確定申告の書類とかを先に済ませてるんです…噂を聞くだけでも見るのに覚悟がいるんですよ~(^^;))、早くも空き家の冒険のアレンジがどーなるのかが気になって気になってたまりません。だって原作でさえあれだけおいしいんですもん。脚本担当にマーク・ゲイティス様希望。氏なら限界までおいしくしてくれそう!(笑)

…で、未見のくせにアレなんですが、聞きかじったキーワードから勝手に妄想したライヘンバッハが脳内で肥大化してしまい、そのパターンだと「もしかして『空き家の冒険』では『逆』をやるつもりなのでは?」とか思ってしまったんですが…意味不明ですね。スミマセン。(^^;)シーズン1の第一話で「レイチェル」の扱いを原作からひっくり返したように、とあるシーンの設定をひっくり返すとすごくおいしいな、とか思ったんですが…これは口にチャックしておきます。(笑)(ゲイティス様がやらなかったらいつか自分で使おう♪…ていうか、だいたいシーズン2の幕切れを確認してない時点でその次を予想するのは時間の無駄って気も(笑))

ちなみに同人誌でクリフハンガー(笑)にしているギャグの続編『空き家で冒険』バージョンは、すでにこれから描きたい三部作(笑)のシノプシスが脳から噴出してオチがついてるので、本家の幕切れを確認した後でも使えそうだったら、いろいろ問題がないように調整して、スパコミ合わせくらいで描きたいんですが…。でも本家を見たらギャグネタのことなんか頭からふっ飛びそうだなあ…うん、きっとそうに違いない…(^ ^;))

…ゲイティス様、ツイッターではBBCでのシーズン2放映後わりとすぐに、「うーむ…」と一言だけ添えて、原作本の『シャーロック・ホームズの帰還』のタイトル部分の大写しをアップしてました…。(ニクイよお兄さん!(笑)) それ見てから、やっぱりシーズン3第1話の脚本はゲイティス様なのかしら~♪とか期待が膨らんじゃってるんですが…果たしてどなたが書くのか…ああ、なんかどーしょーもない話ですみませんでした!(この状態でまた長~く待たなきゃいけないんですよね…(笑))

 

2012/2/23(木)

赤いポピー/『素晴らしき戦争』(1969)
TSUTAYAの良品発掘コーナーで見つけたんですけど、タイトルも聞いたことなかった映画です。イギリスでも長いことソフトになってなかったらしいです。比類ない傑作でした。眠い頭で見るんじゃなかったと後悔。(^^;)監督の音声解説を聞きながら醒めた頭で見直して、やっと深いところまで理解できて、涙が止まりませんでした。

一言でいえば第一次世界大戦を風刺したミュージカル。なんですが、当時の実際の流行歌舞台的な象徴表現を使っていて、すごくすごく独創的です。
反戦映画はいろいろあるけれど、これと似た映画は思いつかないです。表現の文法としては、モンティ・パイソンの映画とかも連想しました。あれの風刺の対象を変えた感じはあります。(シモネタやギャグという方向でないという意味で)
皮肉な象徴が、ストレートで生々しい表現より雄弁である見事な例でした。見られてよかったです。ほんとに。

でも、映画の語り口というか、文法を理解するのにちょっと時間がかかりました。一番大きな原因は、自分に第一次世界大戦について予備知識がないこと。冒頭、架空の場でヨーロッパの各国元首や外相たちが一同に会して、外交的なばかばかしいやりとりをする様子で、戦争がどう始まったかを皮肉に描いているのですが…ここの人物たちがいちいちピンとこない。みんな演じてるのはイギリス人だし、みんな英語でしゃべるし。(笑)そこでの戸惑いが大きくて、表現レベルのことに目がいきませんでした。

ここで、自分がわかる数少ない一次大戦情報の一つ、「オーストリア皇太子が殺される」ということが象徴的な形で表現されます。各国元首が集まって記念撮影をする場で、カメラマンがオーストリア皇太子夫妻に赤いポピーを渡します。カメラマンはこのシーンの最後(戦争の幕開け)に、一人赤いポピーの詰まった大きなかごを持って立ち、赤いポピーは映画を通して象徴となります。

あとから考えたら、この冒頭シーンは人物を特定できずとも、「なんか身分の高い各国の人たちが、わりと気楽な感じで戦争を始めることを決めてしまった」とわかれば充分だったのでした。それを「どうしよう、わかんない」と気もそぞろになってしまったのが失敗でした。(笑)

気もそぞろになったのにはほかにも理由がありまして、いきなり名優オンパレードなんです。私がピンときたのはジョン・ギールグッドイアン・ホルムくらいなんですが、ほかの人たちも有名俳優ぞろいらしいです。それがほぼ冒頭のシーンだけのために、カメオのような出演をしているんですから、俳優陣の豪華さには圧倒されます。

イアン・ホルムは、今はやっぱり「ビルボ・バギンズ役で時系列ではマーティン・フリーマンの老後該当」とか挙げたくなりますが(笑)、自分がこの方を強烈にインプットしたのは『エイリアン』でした。あの役は忘れられません。その頃はもう中年で太っていましたが、この映画ではスリムなフランス外相です。でも彼がフランス人役だと理解するまでに時間がかかりました…。(笑)

ここから始まる本編も、一環したストーリーというより、バラバラの短いスケッチの連続です。メインになる「スミス一家」という、ありふれた苗字の一族がいちおう映画を通して出てきますが、その人たちには当時無名や新人の人を使い、ほかはみんなカメオといえばカメオです。そのカメオにヴァネッサ・レッドグレーヴエドワード・フォックスマギー・スミスジョン・ミルズ(この役は狂言回し的に出番が多いです)などなど、豪華な俳優さんがどかどか出ています。みなさん映画のテーマに共感して低いギャラで出演したらしいです。(ジョン・ミルズは映画化の発起人で、脚本にも関わっています)

映画はポピー以外も象徴表現に満ち溢れていますが、いちいち書くのはやめておきます。それを解釈すること自体が独特の映画体験になっているので。とにかく当時の人々が、当初はシリアスな憂慮も、これから経験する災難への覚悟もなく、お祭り気分で戦争へと踏み込んでいったというのが、いろいろとほかのことにも連想されて印象的でした。

一回目に見たときは、その表現自体が「風刺」なのだと解釈しました。ですが、監督の音声解説では本当のことだそうです。風刺でなく再現だったんです。びっくりしました。ほとんどの人はこの戦争がどういうものになるかを予想していなかったし、兵隊になるのは名誉あることだったと。自分たちが二次大戦当時の日本人について見聞きするとき、実際にその場でどういう「気分」が支配していたのかを理解するのは難しいですが、それと似たようなことで、まったく別の価値観が普通だったんですね。

ほかにも、印象的だったシーン…ミュージックホールでの浮かれた徴兵や、イギリス軍とドイツ軍のクリスマスの出会いなど、自分が「演劇的なメタファーで作ったシーンに違いない」と思ったところが、ことごとく実際にあったことだというので驚きました。中で歌われる替え歌なども、ほとんど当時歌われたものだそうです。

反戦映画ではありますが、自分は反戦よりも、実際には戦場にいかない軍上層部や政治家によって、簡単に大量の人間の死が決められる、というところに、より強い印象を受けました。ダイレクトに連想していたのは、自分のいる国が直面している原発問題です。自分はこれについて熱心な活動などしていないし、漠然とした不安はあるものの、わりと気楽に毎日をすごしている。そしてニュースでは、頭にくる出来事が起こっている。でもそれは、自分たちのいる場所とまったく隔離されたところで決められて、実行されていく。それに対して実際的なリアクションを起こしていない自分は、意味を知らずに戦争に参加する、この映画の前半の人々と大差ないように思えました。百年後の人には信じられないかも…これはまた別の話ですが。

…原作の舞台は階級制度への風刺がもっと強く出ていたらしく、映画化の段階で反戦色を濃くしたんだそうです。原作になったのはやっぱり舞台で、その脚本を書いた人は映画化に意義を見いだせず、映画にはかかわらなかったそうです。なんかすごく気持ちがわかる気がします。この発想を舞台で表現できた時点で、「表現者としては」これ以上やることはないでしょう。映画になってできることといえば、より大勢の人に見てもらえることくらい。でも、その場で消えてしまう生の舞台では自分は見ることはできませんでしたから、映画化に感謝です。
でも、たぶんその「階級制度への風刺」がより強調されていたという舞台版は、より普遍的だろうし、自分にはより強く響いただろうな、と思います。

それともう一つ、「解釈する」という一手間が観客に課されていること。これが今見ると独特です。自分は映画をかなり(舞台もそれなりに)見ているつもりでしたし、比喩的な表現にも慣れているつもりでした。でも、「これは解釈する映画なんだ」と理解するまで、そのモードになれませんでした。

「解釈する一手間」は、現代の映画に慣れた目から見るとかなり違和感があります。ある監督がこの映画を見て「スローな映画だ」と言ったと、特典映像でプロデューサーが言っていました。じつは自分も前半そう感じていました。解釈するモードに入れず、上っ面を眺めて退屈を感じたんです。(眠かったのもありますが(^^;))

現代のメジャー映画の多くは(もちろん全部ではないですが)解釈する余地を残しません。観客の頭が働くのを封じるかのように、矢継ぎ早に刺激を与えます。観客はその酩酊感・麻痺感を楽しみます。この映画を鑑賞するのは、それとはかなり異質の体験でした。でもいったんそのモードに入ったあとは、生々しい刺激より長く続く、より深いインパクトが味わえました。反戦映画に限らず、似た映画はない映画だと思います。舞台的、と言い切るのも微妙で、映画でしかできないリアリティーもありますし。そしてやっぱりイギリス映画だな、と…アメリカでこういうアプローチはありえないでしょう。もちろん日本でも無理。イギリス的です。

特典映像や音声解説での、第一次大戦は「最後の人間同士の戦い」だったというのも印象的な言葉でした。ちょうど昨日、テレビで『パットン大戦車軍団』をやってたんですが、このパットン将軍はそういう「人間同士の戦い」だった頃の美学を二次大戦に持ち込んでいて、そのために周囲から浮きまくる人物なんです。初めの新兵への演説シーンを見ていたら、奇しくも『素晴らしき戦争』で出てきたのとほぼ同じ台詞が、まったく違う意図で出てきました。

パットンはこれから戦地に送られる兵士たちにこう言います。
「将来暖炉の前で、膝に乗せた孫に『戦争中なにをしていたの?』と聞かれたとき、少なくとも諸君は『ルイジアナで肥料(クソ)を掘っていた』などと言わんですむ」

『素晴らしき戦争』では、従軍した若いパパの娘が、ママに「パパは戦争でなにをしたの?」と聞きます。こちらでの答えは…そのあと流れる歌と映像から、観客の頭の中で出来上がります。

ラストシーンは圧巻でした。CGではないから出るパワーだと思います。これから先、CGを使うことのほうが普通であるなかで、逆にこういう「ほんとにやった」パワーを使うことが、テクニックになっていくのかもしれないな、とさえ思います。(「これはCGじゃない」とわからせるテクニックみたいなものが、大事になってくるのかも)

映画としてはほんとに独創的な、素晴らしい作品でした。自分の失敗から言えることは、眠くないとき(ちゃんと頭と心がはたらくとき)に見るのをオススメします、ということだけです。(笑)

 

 

2012/2/18(土)

フリーマン先生にJUNEを学ぶ(笑)
ネットで拾ったマーティン・フリーマンのインタビューを読みました。
BBC Media Centre: Interview with Martin Freeman(この写真のジョンはちょっとシブくて、これはこれで素敵♪)

2011年8月のものなので、これからシーズン2を見る身にはいい予習かな、と。でもシャーロックそのものについてというより、最後の分析が鋭くてびっくり。
「シャーロックとジョンの関係の何が人々に好まれてるのか」についてのコメントです。(下手な訳で失礼します)

「思うに、みんなただ友情(friendship)を見るのが好きなんだ。お互いの腹わたを煮えくり返らせるけど、同時に相手がいないと生きられない連中を見るのが好きなんだと思う。『ゴドーを待ちながら』とか『 Steptoe And Son 』に見るような。それがすべてだよ。とりわけ、お互いを殺したがってる二人の男をかかわらせるとかね。でも、最終的に彼らが行き着くのは一体どこだろう?」
(『 Steptoe And Son 』はイギリスの昔のシットコムだそうです。→Wikipedia "Steptoe And Son"

ズバリです、先生!(笑)でもそれって、私から見ると友情じゃなくてJUNEの定義なんですけど…(^ ^;)(自分なりにとらえてるJUNEなので、いろんな考え方があると思いますが…私見ではズバリこれがJUNE、の、一部です(笑))

それと、二つちがうものを言ってますよね。前半のはたぶんシャーロックとジョンだけど、後半のはジョンじゃなくて教授ですね。これは私見ではJUNEの王道。(笑)たしかに原作ホームズでいえば、ワトスンより教授のほうが、ホームズとの関係のJUNE度はずーっと高いですね、先生!…(あの、このインタビューはそういう話じゃ…(笑))

その意味でいうと"SHERLOCK"のジョンは、原作のワトスンよりJUNE度は上がってますよね。(笑)対立する要素が大きい。思い返すと、自分がどーしょーもなく惹かれた二人のシーンはそれが当てはまってました…。

シーズン1の1話の、シャーロックに「それは君がバカだから」と言われたジョンが一瞬目をむくところとか。(激しくないけど「本気でむっときた」表情でスバラシイ。「あなたは戦士よ」とセラピストにいわせたところから、キャラに筋が通ってるのを感じます♪)3話での盲目のおばあちゃんの一件のあとの、「ああ、僕に失望してるのか」「いい推理だ」という会話とか。こういう要素は原作にはほとんどありません。「ワトスン」がキャラとして進化してますね♪21世紀版の一番のオリジナリティーは、風俗が現代になったことよりも、こういうキャラの進化だと思います❤

「ワトスン」のいろいろな系譜…紳士的な「見守るワトスン」もそれはそれで萌えるんですけど、グラナダ版前半の「丁々発止に言い合うワトスン」がとても好きだったもので、この「進化」は自分にはツボでした♪「ワトスン」から温厚さを少し引いて、その分「温厚にふるまう場面」が「自分を抑える場面」に変わってますね。ヴィクトリアン紳士から21世紀のアフガン帰りのトラウマ元軍医へ。うますぎる。素敵すぎ。(笑)(どっちにしろシャーロック=ホームズと比べて大人なことには変わりがないですが…(笑))

…とにかく、こういったことって感想としては出てくるんですけど、それを再生産できるかどうかは別の話。観客としての自分が「こういうの萌えるなー♪」という視点でしか見ていなかったので、観客一般というものがそういうものだ、と言い切られたのがなんか新鮮でした。クールで頭が切れるというご本人のパーソナリティーが少し想像できました。(ま、役で萌えられれば充分ですけど!(笑))

いろいろ萌えくりかえりながらも、シーズン2を注文する前に借りてしまった作品を消化してます…。(「楽しみにする時間」が終わってしまうのが本当に惜しくて、引き伸ばしてる感あり。微妙な乙女心(笑))

先生と犬
前回書きました"Nativity!"の萌えシーン(笑)、写真がありましたので、リンク貼っときます。

ベッドの上で書き物するフリーマン先生(めがね姿)と、その足元でひっくり返ってグリグリしてる犬
http://www.hotflick.net/pictures/009NVY_Martin_Freeman_005.html

あ、先生やっぱり書くときは左手?どっかで左利きと聞いたんですが、ジョンは両方の手でフォーク使ってた気が。(フォークくらいどっちでも持てるか…)
…しかし旬なマイブームさんがなぜか左利き揃いですわ。テッド・チャンせんせとか。…マーク・ゲイティスさんはワカリマセンが、あの方は別の意味でLeft Handed…。(←ゲイのとゆー意味も(^ ^;))

 

2012/2/16(木)

萌える!"Nativity!"
マーティン・フリーマン主演の"Nativity!"、PALで鑑賞いたしました。まずは一言。
「なんでこれ日本語字幕入り出てないの~~っ!?」(^^;)
今まで見た中では、フリーマン鑑賞目的にはベストワンかも!(ただし『シャーロック』は別格として(笑))
フリーマンも出演した『コンフェッティ/仰天!結婚コンテスト』のデビー・イシト監督作品。コンフェッティがめちゃくちゃ気に入った自分には、待望の鑑賞であります。

主人公は、役者志望から挫折して小学校の先生になったポール・マッデンズ先生。演劇学校にいた頃からの彼女と五年前のクリスマスに別れ、その他もろもろの理由でクリスマス嫌いになっています。が、その彼がクリスマスのキリスト聖誕劇の演出を任されます。(なんか、アチラでは毎年どこの学校でもやる風物詩らしいです)元は演劇学校の仲間だったゴードン・シェイクスピア(すごい名前)は、別の学校で聖誕劇を演出し、毎年評論家から五つ星をもらっています。(演じるのは『コンフェッティ』でキュートなゲイのウェディング・プランナーをやっていたジェイソン・ワトキンス!)彼と偶然再会したマッデンズ先生、いろいろ当てつけられて、つい対抗心から見栄を張った話をしてしまいます。そのホラ話が学校の子供たちに伝わり、「ハリウッドの人間がうちの学校の聖誕劇を撮影しにくる!」と誤解されてさあ大変…という、ファミリー向けのクリスマス・コメディーです。

クライマックスは子供たちのミュージカル(これがなかなかチャーミング♪)ですし、クラスの担当補佐になるミスター・ポッピーなる奇人がマメに場をさらうので、マッデンズ先生、主役なようで実はかなり食われてます。(笑)(子供相手じゃ勝てません。しょーがないです)

が、もうもう、腐女子目線では萌え萌えで熱が出ますっ!!このフリーマン…くう、子供よりかわいい先生ってどうよ?(笑)いや、子役ちゃんたちはもちろんかわいいんですが、自分の目にはそれ以上にかわいく見えました。若い頃よりかわいくなった…って『シャーロック』のジョンでも思いましたが、痩せたのが大きいですね。いつ頃からこんなに変わったんだろう?もちろん可愛いんですが、素直に小柄なハンサムさんと言えるくらい。回想シーンでの元カノとのキスシーンなんかも、やおいに変換せずともウットリできます。(どーいう褒め言葉?(^^;))

公開が2009年なので、シャーロックの直前作品ですね。このあと髪を切ってジョンになったのかな。ジョンの時、ふだんとは髪の分け目を逆にしているのは、直前の先生のイメージとはっきり区別するためかな、なんて絶対違う余計なことを思いました。(フラストレーションためてる感じが、シャーロック第一話のジョンと似ているキャラなんです)髪色も微妙に違いますが、この方けっこう出る作品ごとに髪の色違うような。

キャストはさきほど書きましたジェイソン・ワトキンスのほかも『コンフェッティ』と重なる人が出てまして、一番目立つミスター・ポッピーをやったのが、『コンフェッティ』でフリーマンの花婿付添人、スヌーピーをやっていたマーク・ウートン。(Marc Wootton。いつも日本語表記を参照してるallcinemaには名前がありませんので、自前の読み下しですみません。ちょっと前に、マーク・ゲイティスさんのツイッターでラブコール(?)されていたような。名前がおもしろいので印象に残ってたんですが、コンフェッティのときは名前を覚えてなかったので、同一人物だとは気づきませんでした)
フリーマンとは逆に、コンフェッティの時よりかなり太りましたが、場をさらうとはこのこと。子供たちに溶け込む奇抜でチャーミングな儲け役です。

特典映像でのフリーマンのインタビューによると、ウートンは「半分ケモノで半分子供」だそうです。「(子供と動物は昔から一緒に映画を撮るのが難しいといわれてるけど)、『子供と動物とマーク・ウートン』。彼だけで別の種族だよ」と冗談めかして言っています。どうも馬が合わなかったような雰囲気です(笑)。ウートンのインタビューでは、彼がなにかでフリーマンを怒らせてしまったらしく(ipodのドッキングステーションがどうとか言ってるんですが、ウートンさん早口でよく聞こえない…(^ ^;))、フリーマンに「くだらないことで煩わせないでくれ」と言い渡され、その後はシーン以外では直接話さずアシスタント・ディレクター経由で意志の疎通をした…みたいなことを言っている…ように聞こえます。が、特典は英語字幕もなくて、自分の聞き取り能力もアレなので、いちおう話半分ということで。(^ ^;)ブリティッシュジョークの感覚もちょっとまだ会得しきれませんし…。(笑)

でも、フリーマンはかわいい見た目と裏腹に、中身はクールな男前らしい…という話は聞いたことがあるので、もしウートンが本番以外でも悪ふざけするタイプのコメディアンだとしたら、ソリが合わない様子は目に浮かびます。(笑)たしか『銀河ヒッチハイクガイド』の音声解説でも、共演の女優さんがフリーマンが怒鳴っているのを見てびっくりしていた、という話がありました。(男の人がちょっと怒鳴るくらいありふれてるはずですが、あの外見と今までの役のイメージからはやっぱ意外ですよね)このへんはギャップ萌え属性腐女子の自分にはかえってポイント高くて、なんかフリーマン、惚れ直してしまいました…❤(^ ^;)

…劇中でも、まじめなマッデンズ先生は型破りで子供じみたミスター・ポッピーをなかなか受け入れません。でもポッピーのほうは彼なりに打ち解けようとしています。
ホラ話がどんどんでかく転がってパニクッたマッデンズ先生が「心臓発作起こしそう」と真っ青になってるのを抱きしめてあげたり(これが彼によると特効薬(笑))おでこにチュッとか(笑)大柄なウートンが小さくて神経質な役のフリーマンにかいがいしく接する姿はまんま同人ネタのノリ。素晴らしく萌えます!(笑)

ちなみに『コンフェッティ』のときにウートンがやったスヌーピーはもっと横暴で、フリーマン演じる友達が結婚するのが気に入らないらしく、結婚間近の二人の目の前で「おまえは一緒に追ってた夢を捨てて女なんかと~!」みたいな恨み節(?)ソングをシャウトするバンドボーカリストで、ちょっと深読みも誘うおいしい役だったんです。今回のウートンは一転して気弱な役で声も高くなってますが、やっぱりフリーマンとの関係と見た目のバランスが萌えますです♪(今回もキーボード弾いたりしてるので元ミュージシャンなのかな?と思ったんですが…Wikiによると冠番組も持ってたコメディアンだそうです)

萌え的な見所がどうしても先走りますが(^ ^;)、もちろんそればかりじゃなかったです。先生が子供たちと劇を作り上げていく中で、問題に直面してる子供と二人で話をするシーンがいくつかあって、その内容がなかなかよかったです。大人目線で叱るとか慰めるとかじゃなくて、子供自身に考えさせるような話のもっていきかた(それが先生自身の内面ともリンクしている)なのです。
ストーリーを考えたのはやっぱり監督のデビー・イシトさんなのですが、シーンは即興演技で撮っていったとのことなので、これもフリーマンの即興なのかな…贔屓目抜きにいいシーンになってます。いえ、完全に贔屓目を抜くのは今は無理ですが(笑)。(『コンフェッティ』も即興演技で撮ったんだそうです。ミュージカルシーンは即興じゃ無理でしょうから、たぶん普通の会話などを即興でやったのでしょうね)

ファミリー映画なのでそのレベルでの話ではありますが、音楽もテンポもいいし、ハートウォーミング系でフリーマン鑑賞映画としても満点です。キャラの暗いとこを強調しちゃいましたが、踊ったりもして、キュートな姿は掃いて捨てるほど見られますし。(捨てられないけど!)

あと、特筆したいのが飼い犬とのシーン。先生はクラッカーっていう犬と二人暮らしなんですが、この犬が!ソファで仰向けになってる先生に乗っかったり(!)ベッドのうえに体育座りして書き物してる先生(メガネにTシャツの姿がすごくかわいい!)の足下にひっくり返ってグリグリしたり…!いっぽう、相方は犬なのに朝食にトーストとゆで卵を(しかも卵はちゃんとエッグスタンドに入れて)二人分出す先生って…あああ、もうやめてええ!萌えすぎて誰にも通じない「犬×先生」ネタとかが脳内に…っ!(笑)

…失礼いたしました。『コンフェッティ』では三組のカップルの一つという扱いだったので、再見時も早送りで出番を探すという感じだったんですが、この映画は主演なのでほぼ出ずっぱり魔性のフリーマン萌えから逃れるヒマがなくて正気を失いやすいんです…(笑)。とにかくおすすめです♪クリスマス・ムービーに『ラブ・アクチュアリー』と並べて見るのも乙かもしれません。

これがなんで日本で出てないんだ…ホビット公開後といわず、今すぐ出してほしい…。(ま、年末のホビット公開時にぶつけてリリースするにはちょうどいい内容ですけど(^^;))特典映像がけっこう長時間なので、これ日本版出す時省かないでほしいな…。削除シーンも迫真のウソ泣きとか、またまたウートンにキスされてたりとかおいしいのがあるので…(それにインタビューには切実に字幕ほしいです…(^ ^;))

この映画は続編も撮影中だそうで、今度は元ドクター・フーのデビッド・テナントが先生役だそうです。コンフェッティでフリーマンの相手役をやったジェシカ・ハインズ(元スティーブンソン)も出るし、マーク・ウートンもまた顔を出すそうです。イギリスではかなりヒットしたんですね、これ。

…見た後、もしかして『コンフェッティ』も、海外盤は特典映像がもっと多いのかな…とか思って調べにいって、日本のAmazonでもシャーロックシーズン2が出品されてるのを発見。衝動的にポチッとしてしまいました…。たはは、やっぱり先日のムーパラでいろいろ刺激を受けたあとで、我慢できませんでした~。(笑)(ちょうど、坂田靖子先生のサイトで好きな漫画のネタバレを含んだ感想を書きたい時…みたいな話が書かれていて、白字で書いて、選択して反転すれば読めるようにする…というのがあって、まあ、そんな手があったのねっ♪とか思ったのもあり…)でもよく考えたらUKのほうが送料込みでも安かったかもしれないなあ…別に今さら急がないんだから、値段見比べてからにすればよかった…。(^^;)

   


↑(日本のAmazonへのリンクです)

 

 

2012/2/13(月)

見てからだいぶ経っちゃいましたが、オーメン二作目に続いて、ポメラから救出したサム・ニール出世作の感想です。

『オーメン/最後の闘争』
三作目、鑑賞いたしました!いや、かなり覚悟して見たせいか、それほど悪くなかったです!二作目よりスケールアップしていて、主人公ダミアンを演じるサム・ニールクールな色気がムンムン。もともとホラー好きじゃなくて萌えが優先する観客なので、そっちで満足しました♪(一作目は映画として別格ですから、もうシリーズとしてどうこう言わない(笑))

…成人したダミアンは、叔父の遺したソーン家の大企業の社長に収まっています。支援活動などもやっていて、表向きは優良企業。でもダミアンの野望は政界に向かっています。そしてかつて父がやったイギリス大使の地位に。

今回はダミアンを狙う七人の修道士が出てきて、アンチキリスト対キリスト勢力、の構図が分かりやすくなっています。修道士グループのリーダーを演じるのがロッサノ・ブラッツィ。何で見たのか忘れましたが、若い頃わりと精悍な色男だったイメージがあって、まったくイメージの違う修道士役は名前を見てびっくりでした!(今調べたら、キャサリン・ヘップバーン『旅情』とかに出ていました…色男というよりタラシかな?(笑))

天文学的にはちょっと無理のある設定(笑)や特撮も加わり、その分、第一作のオカルト・サスペンスという路線より、キリスト教モチーフのホラー・ファンタジーに近くなりました。でもその手の映画はもともと好きなので、まったくオッケーでした。(『ゴッド・アーミー』とか『ドラキュリア』とかみたいな路線…吸血鬼ものは大雑派に言ってすべて「キリスト教モチーフのホラー」に入りますよね)

毎回ジャーナリストが出てきますが、今回ダミアンに興味を持つジャーナリストは女性。ダミアンが成人しているので恋愛がらみのムード。ですが、素敵なのは(笑)むしろその息子がダミアンに魅入られちゃうところ。小学生くらいの子供なのですが、目つきがいいんです。音声解説を聞いたら、なんとイアン・ホルムの息子さんだそうです。一見ボンヤリとした顔なんですが、頬に血を塗られたときの上目遣いなんかドキッとしました。

そして個人的にものすごく色気を感じたのが、ダミアンが自分の邸内のサタニズムチャペルで、イエスの像に語りかけるところ。このイエス像は普通の逆向き(十字架に向かってはりつけられている)なのです。イエス像の背後に立ち、像の肩に手を這わせながら耳元に宣戦布告するダミアン。倒錯的な暗喩にクラクラしました。ジャーナリストとのラブシーンも倒錯的な暗喩なのですが、そこよりもチャペルのシーンのほうが色っぽかったです。(よく考えると、ここは像相手の一人芝居なんですよね…すごいなあ、俳優さんてのは(笑))

…この逆向きイエス像は、てっきり映画の創作なのだと思って見ていたのですが、音声解説で「起源は14世紀ニさかのぼる」、と言ってました。実在するモチーフらしいです。びっくりしました。詳しく聞けなかったのが残念。(音声解説は全体に物足りませんでした。黙ってる時間長いし!(笑))

ラストはちょっとあっさりしすぎてて物足りないですが、三部作の最後としてはまあこうなるしかない、初めから観客にもわかっているラストであります。(表現が「具体的すぎ」なのはご愛嬌。締め切り迫って急いでたんじゃないかな(笑))
ただ、最後の台詞が字幕の意訳でちょっとニュアンスが変わってしまっているので、ここは原語のニュアンスのほうが余韻があると思います。(日本語字幕は「おまえが勝ったというのか」だったと思いますが、英語字幕は「You have won nothing.:おまえは何も勝ち取ってはいない」

とにかく、腐女子には深読みのしがいがある暗喩がいっぱいで、ほんとにスバラシかったです。(笑)若い頃のサム・ニールもカリスマ的でしたし。いい表情だらけですが、その中でも特に気に入ったのが一つ。狐狩りシーンで犬を操るときのかすかな首の傾げ方が、ものすごくツボでした。(見終わったあとそこを見直してしまったくらいです(笑))

ただ、映画としては、「スケールが大きな雰囲気」はあるのにどこか物足りない…残念でした。でも、その後のサム・ニールの作品もけっこうそういうのが多いことを考えると、なにか暗示的な…これぞオーメン(前兆)?(ああ、書かなきゃよかった(^ ^;))

 

2012/2/12(日)

ムーパラ終了
昨日はMovies Paradiseに参加させていただきました。スペースにお立ち寄り下さった皆様、ありがとうございました。SHERLOCKプチオンリー参加ということもあり、すごく楽しみでした。番組人気とプチオンリー効果(?)でしょうか、開場後わりとすぐに、今までにないような忙しさを経験させていただきました。(ふだんは、たいていの方が大手さんを回っているこの時間は、うちはヒマな時間なんです(笑))すごいもんですね。旬なジャンルの勢いというのは。おかげさまでうちの駄本もたくさんの方にお手にとっていただけました。新刊は(前回の後悔もあって)かなり多めに持っていったのですが、シャーロックの既刊はすでに前回とコミケの委託で売っているので、「いつもの感覚で」用意していったため、早めになくなってしまいました。ご所望してくださった方、すみませんでした。次のイベントにまた増刷して持っていきますので、おついでがありましたらぜひお立ち寄りくださいませ。

アンソロジーも素敵に出来上がっていました。主催様ご苦労さまです。最近はめっきり買い物をしなくなっていたので、他の方が同じジャンルで書いた&描いた作品をまとめて読めるのは刺激的でした!自分のギャグ漫画は浮いていて申し訳なかったです…しかもイラストになんか書き込んじゃって、一人で勝手にフリートークページみたいになってるし。(ほんとにごめんなさい(^ ^;))でも人生初のプチオンリーとアンソロ参加、とてもいい記念になりました。主催様と読んでくださった方に感謝です。

昨日はシャーロック以外にも、過去の本へのフィードバックもたくさんいただけまして、とても嬉しかったです。いろいろな方とお話させていただけて、ほんとに楽しい一日でした。

…楽しかったといえば、感動ものだったのがシャーロックのコスプレイヤーさん!すごいですよ。ほんとに「あのまんま」の服装と小道具を用意していらしてたんです!女性でしたが背が高いのでロングコートが似合ってました!(回転して、あの「くるっと裾広げ」を実演してくれました!(笑))自分はカメラを持ってなかったので(携帯も持ってないアナログ人間なんです(^^;))、昨日スペースをお手伝いしていただいたT様にお願いして、写真を撮っていただきました。

「写真を」ということになったら…ピンクのカートから出るわ出るわ…手袋ピンクの携帯折りたたみルーペLondon A to Z に…乗馬ムチまで!すごいよ、もうすごいよ!(思わず拍手してました(笑))

机にいろいろ並べて、ポーズもとってくれました。ご近所様も携帯を取り出して、しばし撮影会状態に。楽しかったです~♪ただ、日本語がまったくダメな方で、こちらもとっさに英語が出なくて、ウェブに載せてもいいかどうか聞きそこねました…(今になると出る…くう、いざって時に役に立たん!私のなけなしの英語!(^^;))

もっといろいろ聞きたかったなあ。カナダからいらっしゃったとおっしゃってました。最初「あっ、あなたはあの探偵!」と(怪しげな英語で)叫んだら、「”コンサルティング”・ディテクティヴ」と訂正してくれた、ノリのいい方でした。(笑)(うちの本も買ってくださってありがとう。タイトルが英語だけど中身は99.9%日本語でごめんなさい。しかもテキスト部分はタイトルから想像するようなスラッシュ小説じゃないし!(^^;))

…とまあ、そんなこんなで、ほんとに楽しい一日でした。ビバグローバル腐女子。萌えは国境を越える。英語もっと勉強しよう…。(笑)

未見のシーズン2妄想の行方
シーズン2も、ほとんどのサークル参加の方はすでに当たり前のように見てらっしゃるようでした。いちおうお話するときはネタバレは避けていただいたのですが、ライヘンバッハはやっぱり原作どおりの展開だそうで、しかも出てきたキーワードから想像するに自分が勝手に妄想していたシチュエーションに近いものが、マジで実現しているらしい…感触です。いや、たぶん私だけでなく、多数の腐女子が同じ妄想を抱いていたor抱いているものと思います。原作を素直に現代に置き換えて、しかも「あのジョン」を当てはめたらなんのひねりもなく出てきますよね…だって原作のライヘンバッハで「ワトスン」が味わうのは、単に親友を失った悲しみじゃないですよね。プラス超ド級の「罪悪感」のはずです。そのトラウマをあの、「ワトスン」より繊細な…「心因性歩行困難の病歴があるジョン」に背負わせたら…思うだに萌えるじゃないですかっ!!(^ ^;)

なんですかこの番組は。「腐女子の萌えシチュエーションをドーンと実現します企画」ですか?ていうかまたもや「おいしいことは番組でやっちゃって同人誌でやることなんか残してやらないよS」ですかっ!?(笑)

自前の妄想では…そんなアレなジョンの面倒見るのは誰?そこはもちろん兄が。(サラ?誰それ?(笑))…という、自分の嗜好に非常に都合のいい「大空白時代」が出来上がってまして… とゆうわけで、シーズン3は大空白時代でお願いします。…って主役がいないじゃないか!(笑)(じゃあじゃあスピンオフってことで!ゲイティス様お願い~~~っ!書いてそれから演っちゃって~~~っ!(土下座))
…いや、ここまで妄想を広げておいて、自分の思い込みで断片的な情報を脳内歪曲していたらものすごく恥ずかしいですけど。でもありうるなー、と。シーズン1もあれだけ腐女子の夢を実現させてくれましたもんねえ。

でもでも、そうなると、勝手な妄想話が結果的にネタバレ話になる可能性もあるわけで、「見てないから勝手に想像して描きました~♪」ってな言い訳が今のタイミングではしにくいぞ。もっと早く描いてしまえばよかった…。(ネタバレ自粛の苦しさを回避したいことも、DVDを我慢してる理由の一つなのに~っ!)…じつはシノプシスができている『空き家で冒険2』(笑)の扱いが難しくなってきました。これはもう見ちゃうか?でもそうなると、はっきりとネタバレというか、ネタバレを封じるとなると自前の妄想ネタも書けなくなるかも?という、なんかヘンな縛りが。まったく違う展開なら「平行宇宙の話です」で済むんですが、へんに近いようでベクトルが外れてたりすると(一番ありうる)シャレにならない。うーむどうしよう…(「正解」を見てしまうと勝手な妄想ができなくなるという、ただのわがままですな、これは…(^^;))

DVDを我慢している理由のなかの別の一つは、「シャーロック以外のアレやコレや」をやらなきゃいけないことです。放送があるまでにアレやコレやを終わらせて…というのが理想なんですが。だって見てしまったら脳内占領されるのがわかってますもん…罪な番組。ほんとに。(笑)

 

2012/2/9(木)

この日記も、やっと2011年分を分割しました。(ページが軽くなりました~)ふー、ようやく年が明けましたわ…。(笑)

新刊完成とご褒美のフリーマン♪
ムーパラ合わせの新刊シャーロック本、なんとか出来上がりまして、昨日滑り込みで宅配搬入しました。久しぶりに完徹しました。(笑)

先日書きましたコミティアにとんぼ帰りで行って、いろいろとエネルギーをチャージできたのが良かった気がします。(内田先生の本ももちろんゲットしました♪)普通、完成間際になると「終わらせること」に気が行きがちなんですが、今回はギリギリまで「こうしたい」という前のめりな試行錯誤が続きました。(その効果がどれくらい表れているかどうかは別として(笑))

同人誌な部屋に掲載していた表紙やカットの一部も、ちょっぴり修正を加えました。(見比べてもわからないかもですが、サイトのほうもあとで差し替えます~)タイトルも微妙に変わって、サブタイトルから定冠詞をとりました。ささいなことですが、なんか語呂が悪くて気になっていたので。描くかやめるか迷っていた『空き家で冒険』も、結局本の最後に入れてしまいました。(シーズン2を見たあとだと描けなくなるような気がするネタなので(笑))

通販受付休止前に新刊のご予約をいただいた分は、今日発送させていただきました。もしかしてムーパラ開催と同時か、少し早くお手元に届くかもしれません。お楽しみいただけると良いのですが…(ドキドキ)

あとは ペーパー作りと当日掲示するポスターなど。…今回は土曜開催なんですよね。なんとなくもう少し余裕があるような気がしていたのは、いつもの日曜開催の感覚だからですね。遠方から前日入りの方は金曜日の夜の移動で大変ですね。週間天気予報によると、当日の会場のある大田区は、最低気温1℃、最高で5℃。冷え込みそうですので、どうぞあったかくしておいでください。(会場は熱気ムンムンかもしれませんが…(笑))

宅配発送後の自分へのご褒美にしようと、マーティン・フリーマン主演の"Nativity!"を買っていたのですが、昨晩は爆睡して見られず。ムーパラ準備の進み具合を見て、できれば今晩見たいと思っております。PALを買うのは初めて。昨年買ったプレイヤーをリージョンフリー化してあるんですが、これでPALも見られるということなので、初めてPAL再生を試します。

…作品は最近の出演作リストを見ていて見つけたもので、ファミリー向けのクリスマス映画らしいです。評価もいいようですが、内容うんぬんより、ジャケットのフリーマンのビックリまなこが可愛くて(笑)衝動買いしました。

フリーマンが出ていること以外なにも調べずに注文してしまったのですが、あとからストーリー紹介をちらっと見かけて、「もしかして?」と思いあたるものが…ああ、やっぱり!デビー・イシト監督の作品じゃないですか!(喜)

イシトさんは、やはりフリーマンが出演した『コンフェッティ/仰天!結婚コンテスト』の脚本・監督をやった方です!すごくよかったので、この方の他の作品も見たいなー、と思っていたんですが、日本でソフトになってるのがコンフェッティ以外なかったんです。(『コンフェッティ』の感想は以前ここにも書きましたが、少々改稿したものを新刊に載せております♪)今回も脚本を書いてるのかな…確認してませんが、題材とかストーリーの感触にどこか似たセンスを感じます。だとしたらこれは期待できます!ジャケットのウラをよく見たら、コンフェッティにフリーマンの友人役で出ていた人っぽい写真もあるし…ああ、早く見たいっ!

    

SHERLOCKのPAL版を我慢しているのになんだか本末転倒(?)ですが、あちらはシャーロックがわりと早口なところがあるし、演出のテンポが好きなので、初回の鑑賞で一時停止しながら英語字幕を読むのがためらわれて(耳だけでは絶対無理(^ ^;))、板ばさみで仕方なく我慢しているのです…。(別に"Nativity!"のほうのテンポを犠牲にしていいと思っているわけではないのですが!)ううう、でもPALが問題なく再生できることを確認してしまったら、自分を抑制できるかしら…?(笑)

…たぶん、ホビットが公開されてフリーマンの知名度がどどんと上がれば、日本でもこれとか、昔の作品とかソフト化されるんでしょうね。もしかして「マーティン・フリーマンの」とか枕言葉つきで…。(←昔の劇場未公開作品のVHSって、『●●の…』っていうタイトルの怪しげなのがけっこうありましたよね。タイトルに引かれて見てみると脇役だったりすることも…(笑))

 

2012/2/2(木)

ムーパラあわせの新刊シャーロック本作業、いよいよ大詰め(?)です。同人誌な部屋の新刊紹介欄に、目次とシャーロックさんのカットを追加しました。よかったらご覧ください。今回は篠山紀信です。(笑)(戯れにカットにサブタイトルをつけてるのですが、おもしろくなってきたので本にもいれようかしら…(笑))

内田美奈子先生のファンの方必見
じつは五日のコミティアに一般で行きたくて、土曜までを仮の締め切りに設定して追いこんでます。というのは、なんとなんと、大好きな漫画家さんの内田美奈子先生がサークル参加なさるのです!で、単行本未収録作品の本が出るのです!(タイトル見ましたが自分は未読の作品です!)もお欲しくて欲しくて!あとから通販もできるのだと思いますが、やっぱり一日でも早く読みたくて…(こんな気持ちは何年ぶりだろう!)赤々丸を読んでいた方なら気持ちをわかっていただけると思います!

詳細は先生のブログにありますので、ファンの方はぜひ!
内田美奈子先生のブログ:かつをどりにっき

ようやくセルシスさんのサイトを活用
さて、そんなわけで自由になる時間のほとんどをコミスタとワードで過ごしているのですが、初めてセルシスのClipというサイトの素材を使ってみました。ずっと前に登録だけしてトーンデータを少し見たものの、使い方がよくわからなくてそれっきりでした。
今回「こーいう3Dデータないかな…」と思うものがあって、市販のソフトを調べたら、「市販のコミスタ用3Dデータに収録されているものが、どんどんClipサイトにアップされていて、無料で使える」というレビューがあって、えっ、そうなの?というわけで行ってみました。

厳密には「無料のものもある」で、他はClippyというポイント通貨で買うのでした。そのポイントは、最初はセルシス製品のシリアル番号を登録すると貰えるので、コミスタ等のユーザーは入り口では無料。あとはそのサイトに自作素材を提供したり作品を公開したりして、ほかの方が買ってくれたり支持してくれたりすれば、ポイントが貰える…というハードルの高い(笑)もの。実質は別に用意されている現金購入ポイントに大多数のユーザーを移行させるための仕掛けだと思います。ネットでのデータ販売に軸足を移すんでしょうね。…自分はデータをお皿で買ってもよく行方不明にしてしまうので、ウェブにつなげば必要なものだけバラで買える、というほうがありがたいです。

さっそく、おもに無料のものをダウンロードして使ってみました。家具とか食器とか、描くのに時間がかかるわりに描く喜びが乏しいものを。(笑)一般の方がアップしてる自作素材もまったく遜色ないです。すごい。ファイル形式によって取り込み方が違ったり、試行錯誤で異様に時間がかかりましたが、おもしろくなってあれやこれや入れてみました。これは24時間いつでも呼び出せるアシスタントさんがいるような便利さ。食器などは正直「描いたほうが早いかも」というのもありますが、こういうゆがんじゃいけないものって違う神経使うので、ぶっちゃけ描くと疲れるんですよね。(笑)絵を描く気力が萎えた時でも、データ調整程度の作業ならできるので助かります。(笑)おかげで今回は背景が少しマンガっぽくなりました。

データの線がきれいすぎるので自分の絵と違和感があったりしますが、タッチを加えたり、まんま使わないで下描きの補助に使ったりすれば、いろいろ応用がききそうです。そこはこれからの課題。しかしもっと早く使えばよかった…。

 

2012/1/23(月)

ムーパラのスペースナンバーと進行中の新刊のご紹介カットなど、同人誌な部屋にアップしております。新刊のご紹介は、描きあがったときのノリで追加したりしてるので、まだ増えるかもしれません。(笑)よかったら見てやってください。

豆腐料理「梅の花」
さて、今日は個人的な仕事はお休みにして、母のひと月以上遅れた誕生祝いで、豆腐料理の「梅の花」に行ってきました。というか、以前このお店に行ったとき母が店のアンケートかなにかに誕生日を書いて、それ以来毎年その時期に「お誕生日のプレゼントがつきます、ぜひどうぞ」的なDMがくるんです。以前はJR石川町駅の前にあったんですが、数年前に横浜に移転して、すごく混んでます。前にこのDMを持って予約なしで行ったら入れなかったので、今回は開店早々に行きました。(予約だと高めのコースしか頼めないようになってるので(^ ^;))

カロリー的な縛りもあり、一番量が少ないというランチコースにしました。茶碗蒸し、生腐…じゃなくて生麩…誤変換に辞書の学習結果が出るって恐ろしい…(笑)の田楽、湯葉揚げ、豆腐サラダ、お吸い物と三種から選ぶご飯(ワタシは和風ピラフを選択)、デザートなど。一品ずつ見ると少ないんですが、けっこう満腹でした。おいしかったです♪

気になってた誕生日プレゼントは、お店で売ってる箸でした。それとデジカメで記念写真を撮ってくれて、帰りには希望枚数のプリントをくれるというサービスも。(母は田舎にも送るといって3枚プリントしてもらいました(笑))仲居さんも気配りが行き届いてて、いい感じでした。こういうお店はめったに行けませんが、たまにはいいもんですね。横浜駅にくっついてるスカイビルの29階という高さなので、眺望もいいし。今日は曇っていたので遠景はイマイチでしたが、向かいのビルの清掃作業がスリルのある見ものでした。(笑)

評論、という二次創作
帰りは先日見たくなった『トップ・ハット』を探すつもりだったんですが、なんとなく有隣堂のほうへ行ったら古書市のポスターが出ていて、これは呼ばれたな、と。(笑)

今は特に探している本もないので、漫然と見て面白そうだった『ドラキュラの遺言―ソフトウェアなど存在しない』と『少年チャーチルの戦い』を購入。ドラキュラのほうを喫茶店で読み始めました。評論集で、キャッチーな『ドラキュラの遺言』という言葉は、最初に収録されてる評論のタイトルでした。

ブラム・ストーカーの原作『ドラキュラ』を、精神分析とメディア史(これが著者の畑らしいです)の専門用語で読み解くものでした。ヴラド・ツェペシュ、ブラム・ストーカー、同時代のフロイトなどの関係も復習できて、暇つぶしにはよさそうな、オシャレな知的用語(1998年刊行の本なので、メディア論とかはその頃の流行かもですが…)を使ったエッセイってとこでしょうか。タイプライターが当時の女性の社会進出を促したという指摘などは、ちょうど先月読んだばかりのパスティーシュ、『おやすみなさい、ホームズさん (アイリーン・アドラーの冒険)』でも触れられていたモチーフで、面白く感じました。ただ、著者はジャック・ラカンに傾倒しているらしく、引用が頻繁にあって、それで著者としては落ちをつけているらしいんですが、こちらはそれが元ネタとしてピンとこないので、「だからなに?」というところがけっこうあります。(全般に不親切かというとそうでもなくて、ドラキュラのストーリーは懇切丁寧に説明してるんだよなー(笑))

それから、自分には耳慣れないディスクールだのエクリチュールだのの専門用語(?)がそののままカタカナで羅列されているので、辞書引きながら…まあそれはいいんですが、それでも文意がとりにくい文章で、訳文としてこなれてない感じでした。(あるいは原文もこなれてないのかも)ええと、「自分に理解できないから悪書」という話ではなくて、話の中身の重量感の程度に対して、字面のとっつきにくさがアンバランスなんです。内容的には、ジャンルに精通した人向けの難解書などではまったくないので、よけいに「もったいない。もっと楽しめる内容なのに」と感じたのかもしれません。まあ要するに、ラカンには通じてるけどドラキュラは読んでない、という層を想定して書かれているのかも。たまたま自分が逆だったわけです。(笑)

でも、ぶっちゃけ、著者が引用している本を読んだことがある人にしか通じないような書き方なので…自分の目には舌っ足らずな表現と映りました。ああ、でもそれって、自分もここでよくやってしまうんですよね…「同じ映画を見た人にしか意味が通じないレビュー」みたいなもんです!(^ ^;)いえ、開き直るわけじゃなくて、個人的には、未見の方にも大事なところはネタバレせずに、文章としてそこそこ楽しんでいただけるというのが理想なんですが…まあそれはさておき!

…こういう専門用語を訳してしまうと、アカデミックな味わい(?)が失せるのかも知れませんが、門外漢はアカデミックかどうかより内容に興味があります!実際辞書で意味を引くと、「じゃうこう訳せば一発で意味が通るじゃん!」と代替案(?)が素人でもすぐに浮かぶ程度の問題なので、訳者の怠慢、あるいは専門用語に淫したイタい排他趣味と見えてしまう。たしかに、文脈に即していちいち日本語表現を模索するのは手間がかかるし、そのジャンルで定番のカタカナ言葉のほうがなんかカッコイイ、という感覚はわかるんですが。でも、それこそ「シニフィアン」(文字や記号や音など、意味を伝える媒体になる知覚対象)より、「シニフィエ」(表される内容そのもの)を訳し出すことを考えてもいいんじゃないかしらん?なんて素人は思うことよ☆

でも、内容がまったく意味不明でつまらないかというとそうでもないです。読んでて「これはどういう立場の人が書いたのか知ってからのほうが思いやりを持って読めるな」と思ったので、途中で最後の訳者あとがきを読んだんですが、そしたらけっこう触発があって。自分にとっての「面白い評論系の本」の基準は、読者自身の発想の発火剤になってくれることなんですが、そういう側面がちゃんとありました。コンピューターが書く道具になってから、書くという行為の質が変わったことなど…ちょうど、ネットで簡単にコンテンツがコピーされて流布する…という問題について、昨日いろんな意見を読んだばかりだったので、もしかしたらネットで手に入る程度の「コンテンツ」なんてものは、どんどんフリーになって金銭的価値がなくなって、いわゆる虚業というものは成り立たなくなって、食べ物を作ったり、物理的に人の助けになったりするもの以外は職業として成り立たなくなったりして…なんてことを想像しました。それはそれで健康なことかもしれない。(笑)

それと、これは本の内容でなく欠点から得た考察ですが、元ネタを知っていないと楽しめないレベルでも成立する、という意味では、評論て二次創作と同列だな、と思いました。(すごくランボーな連想ですが!(^ ^;))著者のアプローチのうまさ以前に、なにを扱っているかである程度市場価値が上下するのも同じ。

考え方にもよりますが、自分のなかでは、「引用する元ネタを知らない読者にも理解させ、興味を喚起し、かつ楽しませる評論・二次創作」というものは、より高い価値を感じます。もちろん仲間内でしか通じないところに醍醐味がある、というものはあり、それはそれで好きなのですが、創作物として「評論・二次創作」をとらえると、前者にはより品のよさというか、著者のパワーを感じます。(西洋のほとんどのフィクションは聖書とギリシャ神話の二次創作の側面がある、と極端な印象をもっているので、創作一般を含めるような広い意味での「二次創作」です)

それはそうと、アカデミックということについては、E.M.フォースター「研究というのはまじめくさったゴシップにすぎない」(岩波文庫『フォースター評論集』p.53)という言葉を思い出します。大学の先生って、こんなことでお金が入るんだからいいなあ…。でもこういうことってただひがむんじゃなくて、「なんだ、それでいいのか!」って、自分を自由にする言い訳に使うほうが、きっと生産的ですね!(笑)

 

2012/1/17(火)

オーメン2/ダミアン
オーメンシリーズ二作目を鑑賞しました。じつはホラー好きのマーク・ゲイティス氏が、ツイッターで「金曜日はホラーナイト!」という一人キャンペーン(?)をしているんです(笑)。毎週金曜の夜に見るホラー映画を報告していらっしゃって、昨年その中にあった一本です。

一作目の『オーメン 』は大好きでよく見返すんですが、出来が良すぎて二作目で失望したくなくて未見でした。(じつは自分はホラー好きではないのですが、一作目は映画として面白くて、何回見返したかわからないくらいです!『アパートの鍵貸します』と別の意味で、自分にとっては「映画の教科書」。ちょっとショッキングなシーンはありますが、映画としての出来はおすすめです。未見の方はぜひ!)

で、ツタヤ旧作半額を利用して見てみました。…シリーズ未見の方でも「オーメン」と聞けば、なんとなくイメージが浮かぶと思います。新約聖書の黙示録にある獣の数字、「666」の痣をもつ、悪魔の子ダミアンの物語です。

前作で両親を亡くしたダミアンは、叔父夫妻に引き取られて、従兄弟とともにスクスクと成長しています。第二作は13歳の設定。

…画面的には前作よりお金がかかっている感じですが、「この後に三作目がある」と思わなければ、正直なんとも尻切れトンボな印象です。前作にあったサスペンス要素がなく、ただ経過を見せるだけという…でも、ダミアンくんの美貌(なんかアラン・ドロンが子供になったような)とエキセントリックなたたずまいが素晴らしく、思ったほど退屈はしませんでした。(へんな褒め方でごめんなさい。もっともっとつまらないと思ってたもので(^^;))

面白いのが、ダミアンに最初は「自分は悪魔の子」だという自覚をもたせなかったこと。前作のダミアンはなんとなく「天然で悪魔的」な感じだったんですが、二作目では最初普通の子なんですね。キリスト教モチーフを嫌うようなシーンもなかったのは、前作からのつながりを考えるともったいないですが、自分の正体を知るという物語にしたのはナイスな工夫!だと思いました。ただ、それは観客の側はわかってるのでミステリアスな効果はなく、キャラの心理的葛藤という意味でも充分には生かされていないようにも感じました…描き方がわりと地味で。うーん、こーいう心理って萌えるとこなのになー。(笑)でもまあ、一緒に育った従兄弟との葛藤とか、シーンは短いですが出てきて、おお、これは♪と思いました。(従兄弟くんもなかなか美少年でして。これ、今時公開してたら同人誌がドカドカできてると思います(笑))

(2012/01/17 12:30 揺れてます。地震?)

…物語が弱い理由の一つは、今回の養父母には前回の両親にあったような葛藤がほとんどないことです。(この妻の設定は工夫されてはいますが…)その分、ダミアン自身の葛藤が描かれないと物足りない。まあ、あまり心理描写をいれると「ただの人間」ぽくなりますから、これくらい突き放したほうがいいのかもしれませんが…。それと、キリスト的モチーフがほとんど出てこないため、アンチキリスト対キリストという構図が感じられないんです。、ひたすら悪魔の超自然的な力が描かれるので、ちょっと単調でした。ダミアンが脅かされるところも見たかったなー。

ただ、先ほども書きましたが、画面的には前よりお金がかかっている感じで、悪くないです。前作は聖職者がからんだりして、ビジュアルにゴシック的な貢献をしていたんですが、今回ビジュアル面の印象を作るのはダミアンが入る幼年学校。軍隊式の教育をする寄宿学校で、制服も軍服風。この制服姿や行進風景のおかげで、ずいぶん絵的な魅力が増したと思います。(制服、寄宿舎、美少年ときちゃ、一昔前の腐女子には据え膳ですよね…(笑))

人が殺される前触れとかは、今時の目で見ると「あ、これはこう行くな」とネタが割れてしまうし、前作からのバリエーションという感じではあります。が、ラスト(これも途中で予想がつくことはつきますが…)のなりゆきを冷たく傍観するダミアンは、なかなか良かったです♪

養父がウィリアム・ホールデン、その妻がリー・グラント。ダミアンの学校での先生というか上官に、若い頃のランス・ヘンリクセン!とキャストもそれなりに豪華。音声解説まだ途中までしか聞いてないんですが、予算は実際増えたそうで、一作目が250万ドル、二作目は400万ドルだそうです。一作目の大ヒットを受けてのことでしょうね。

一作目が公開されたときに三部作にすることが決まったそうで、この二作目の「中継ぎ」的な印象はその通りなのでした。ダミアンが成長していることを見せる以外は、人の殺し方に工夫が加わるくらい(^^;)で、あまり描ける要素がなかったのかも。原案をやったプロテューサー(一作目の原作者デビッド・セルツァーは関与してないようです)は、当初高校生のダミアンを描きたかったとのこと。でも13歳のダミアン君はカリスマ的な存在感があって、素晴らしかったです。(原案者がやりたかったという恋人とかは、出さないほうがいいと思います。個人的には)
ダミアンを演じたジョナサン・スコット-テイラーは、当時ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの舞台にも出ていたようなことが音声解説で言われていましたが、Wikipediaによるとその後俳優をやめ、弁護士になったとのこと。…ちょっと残念。


(リンク先はAmazonの比較的レビュー数が多いページです)

三作目も借りてあるので、近いうちに見るつもりです。大人のダミアンはサム・ニール。見ていないのにサム・ニールと聞くとダミアンのイメージがあるくらいイメージぴったりなんですが、はたしてどれくらいハマっているのか楽しみです♪

アステアもないのか…
ムーパラ新刊用に、シャーロックキャストのほかの出演作のいもづるレビュー記事を改稿してるのですが…再見したマーティン・フリーマンの『コンフェッティ/仰天!結婚コンテスト 』の中に、古い映画の挿入歌が出てくるんです。「Heaven, I'm in heaven....」てやつ。素敵な曲です。タイトルがわからないんですが、 フレッド・アステアの映画だよな、ということはわかったので調べてみたら、『トップ・ハット 』という映画の中の曲でした。 なんとなく見たくなって、「有名な映画だしこれはレンタルあるよな。ちょうど旧作半額中だし…」と、イソイソと近所のツタヤへ。…なんとアステア黄金期のダンス映画、1本もありません!まさか全滅だとは!(ひどいよここの旧作の品薄ぶり…(^ ^;))

…この方のダンス映画ってきちんと見たことがなくて、顔を思い出せるのは年取ってからの『タワーリング・インフェルノ』とか『渚にて』くらいなんです…若い頃って「映画の歴史」系の番組で見た切れっぱしくらい…ううう、見られないとなると余計に見たい~っ!

 

2012/1/14(土)

『空き家で冒険』?
抽選になるかどうか心配していたムーパラ、抽選も落選もなしとのことで安心しました。これで心置きなく準備を。ついでに、明日申込締め切りだとメールがきた3月のHARUコミックシティも勢いで申し込んでおきました。(昨年のスパークの申込最終日に手続きをして、申込数超過につき最終日組が抽選になり、落選して参加できなかった苦い過去から学習しました…(笑))

…で、ムーパラ合わせの作業をしながらエネルギーをもらおうと、かたわらで久しぶりにSHERLOCKパイロット版を再生してみました。…そっちに見入ってしまうのでやっぱり消しました。(笑) イギリスでのシーズン2放映は最終話のライヘンバッハを残すのみですね。ああ、早く日本でもやってくれないかしら…。

シーズン2のストーリーについてはあえて情報を漁っていないので、ライヘンバッハもどういうアレンジになるのか皆目見当つかないのですが、なぜか数日前、『滝』を通り越して『空き家の冒険』ベースのパロディがアタマの中に自然発生してしまい、どんどん出来上がっていくので、仕方なくポメラに簡単なシナリオ(?)だけ書き出しました。(ドトールでささっと書いたんですけど、追加したギャグに自分で吹き出して、不自然に咳をしてごまかしてました…我ながらイタい…(^ ^;))

もしもライヘンバッハがわりと原作どおりのアレンジだったら、という前提のパロディなんですが、これ、本編を見ないうちに描いても使えるかどうか…。(結果的にあんまりベタだったり、逆に離れすぎたりしてると笑えないからなあ…)でもまあ、描くだけ描いてしまおうかなあとも思うんですが…せっかくタイトルごと湧いてくれたんだし。(湧いたタイトルは↑見出しの通りです。まんまですが(笑))

なんかわりとタイトな作業をしているときって、「今はやれないんだけど」というアイデアがポンポン湧きますよね。これも現実逃避の一種なんでしょーかねえ…?

 

2012/1/12(木)

B・カンバーバッチ、スタートレックに?
スタトレ映画にベネディクト・カンバーバッチがキャストされるらしい、というニュースが最近出ましたですね。前回の劇場作品の続編だそうです。ご本人が「弁護士に口止めされてる」といいつつのコメントと言う記事もあったので、まだ企画段階でポシャる可能性もあるのかも、ということで「?」をつけときます。(笑)

シャーロックは第一印象が宇宙人顔、だったので、「バルカン星人ぴったし!耳以外メイクいらない!(笑)」と連想してしまったのですが、その後の続報では悪役という説もあって、まだ情報が錯綜しているようです。(主役という記事もありましたが、「主要な役」を訳し間違えたんじゃないかと思います。せっかく出来上がったクリス・パインのイメージを無駄にするとは思えない。ホントにカークをやるとしたら、これまたいい意味でオドロキですけど(笑))

…悪役ならますますおいしい!と期待が膨らんでしまいました。悪役がいいとスタトレは面白くなりますもんね。TNGファンとしては、英国スタトレ俳優のパトリック・スチュワートと夢の共演♪とかしてほしいところですが、あの映画の続編では、これはありえなそう。(でもあの新スポックはけっこう好きなので異議なし(笑))

TOSの悪役というと真っ先に浮かぶのがカーンですが、これはちょっとイメージが違うかな…(カーンを演じたリカルド・モンタルバンは野生的なラテンフェロモン系。ムンムンです。(笑)『新・猿の惑星』等で演じたサーカス団長役で一時はまりました…♪)ロミュランあたりならすんなり想像できそうです。でもアレンジ次第なので、なんとも。情報が固まらないうちにめいいっぱい想像を楽しんでおきますかね。時系列的に無理だけれど案外合いそうなボーグに一票入れておきます。なんたってボーグといえば改造ですから、俳優さん脱ぎ放題ですよ、奥さん!(失礼!なんか『ラスト・エネミー』だのアレだので脱ぎっぷりのよさがスリこまれてしまい…(^ ^;))

同ニュースのいくつかあるページの一つにリンクしておきます。ここは主要な役と言うにとどめていて、カーン説と他のキャストについても触れています。ベニチオ・デル・トロならカーン似合いそうですね。
→アメーバニュース:
2013年米公開の映画『スター・トレック』の続編に、『シャーロック』のベネディクト・カンバーバッチが主要な役で抜擢!

サイモン・ペッグ、スコティでしたっけ?(公開時意識してなかったからなあ…)これまたウレシイ♪とにかく楽しみです。あの劇場版の新しいスタートレックは、旧シリーズの流れに縛られないうまい話を作っていたので、シリーズに出ていたものでない、新種族を作る可能性もあるんじゃないかと。いや、別に宇宙人顔だからって宇宙人をやらなくてもいいわけで(笑)、艦隊でカークと敵対するエリート士官なんかでもおいしそうですけど♪(そんで死ぬ間際に手かなんか握っちゃって和解するのだわ。またはボーグに改造されたあげく(そのへんでやめとけ)

…しかしシャーロックにスタトレとは、すでにマニアなファンがごっそりついてる作品への出演が続きますね。それだけリメイクネタが多いということでしょうか。ふと、進行中という噂だけの『謎の円盤UFO』リメイクに出演したらこれまた面白かったのにな…と思ってしまいました。(『UFO』の知的でセクシーなレイク大佐を演じたのが、お母様のワンダ・ベンサムさん。知ったときはカンバさんのほうに「レイク大佐の息子さん」という意識ができましたが、いまやレイク大佐を見て「シャーロックのお母さん」に逆転してしまいました(笑))そういえばあちらのリメイク話はどうなってるのかしら…2012年公開という触れ込みだったんですが…?

でも個人的に今一番楽しみなのは、4月公開の『裏切りのサーカス』("Tinker Tailor Soldier Spy")です。カンバさんも楽しみですが、コリン・ファースジョン・ハートというだけでももう、鼻血が出そうです…。(笑)

旧作レンタルに思うこと
ムーパラ合わせの新刊原稿、マンガと平行して、文字原稿の校正を進めております。またシャーロックで、前の本のあとに見られた出演者様の他作品いもづるチェックの原稿です。今回はホームズ兄弟とジョンに加えて、レストレード警部の輝ける過去も入れました(笑)。校正のつもりがいじり出すと文量が増える増える…少なくともマーク・ゲイティスについてこれだけ誌面を割いてる紙の本は、日本では他にない自信が。(自慢にも売りにもなりませんが…(笑))

今日はルパート・グレイヴスについて…おもに『モーリス』について…まとめているところであります。過去の感想文なども参照しながらまとめているのですが、彼の作品はVHSのみ・未DVD化のものが多いですね。記憶を確認しようにも、レンタルVHSで見たものはもう見られません。つぶれてしまったハリウッドビデオが恋しくなりました。

・・・ハリウッドビデオは、横浜の西口にあったレンタル屋さんなんですが、品揃えがすばらしかったです。見たいと思っても近所の店では置いてない旧作がたいていある。もっとすばらしいのがVHSも残してくれていたことで、DVDにならない珍品とかも見られたんです。ずいぶん長いことお世話になったし、「いざとなったらあそこに行こう」的な最後の砦(?)でした。

それが昨年閉店してしまい…レアな旧作は自分で調達するしかなくなりました。ビンボー人にはつらい。最近TSUTAYAが店頭にないものの取り寄せサービスを始めたのでずいぶんマシになりましたが、VHSはさすがに扱わないみたいなので、未DVD化作品はほぼ絶望です。伊勢佐木町にあった中古ソフト屋さんも、先日行ったらなくなっていたし…。

レンタル屋さんというのは、経営サイドからは商売でしかないでしょうが、映画好きにとっては映画の図書館みたいなものです。
棚を見ることができるというのは、検索すれば郵送で借りられるとか、そういうのとは決定的に違うんです。これは図書館の開架式とコンピューター検索の違いと同じ。検索は使う側の嗜好に寄り添うもので、その存在を知っているものや、ジャンルの好みですくい上げられたものしか出会えません。棚での偶然の出会いというのはけっこう楽しいし、世界が広がるきっかけにもなってました。
「この店の品揃えが、近隣住民の映画的教養を支えてるんだぜ!」くらいの自負をもったお店が近所にできてくれないかなあ…なんて。まあ、ウェブの可能性を考えれば、そう絶望的にもならないですみます。きっと無料でパブリック・ドメインのいろんな映画が見られるようなサイトは、すでにできつつあるのでしょうね。棚にあたるような仕掛けも、なにかできるかもしれません。

古い靴の悲劇
母が「これまだ履けるんじゃないの?」と掘り出してくれた古い靴をはいて買い物に。気がついたら足の先がぱっくり割れてきてました!…チャップリンですかい!?(^^;)
玄関で試したときは普通に履けてたので、歩いてから割れたものと思われます。帰ってからよく見てみると完全にパクッといってるわけではなく、内底の薄皮ごとメリッといってるのですが、うーん、なんかつま先が寒いと思った!これで遠出してたらと思うとぞっとします。(笑)

…カンバさんのスタトレ話で里心が出て、捨てる前にうちのチビ艦長を突っ込んで記念撮影。

チャップリン靴に手を入れて検証中のピカードかんちょ。
「うむ、これはひどい!これを履いて出かけた生命体は間違いなくバカだぞ、ナンバーワン!」

 

 

2012/1/10(火) 追加

ホームズウェブ新聞(?)に載せていただきました(びっくり)
ツイッターアカウントの@BakerStreetBlogさん(シャーロック・ホームズ関連のニュースを集めて発信してらっしゃいます)の発行しておられるウェブ新聞(というのかしら)、"The Sherlock Holmes Daily"に、 知らないうちにうちの電子書籍ページを載せていただいてました!自分が嬉しいだけですが、記念に記しておきます。(^ ^;)よかったらご覧ください。誌面が更新されると見られなくなるのだと思いますが、下へスクロールしていって、右側にいきなり日本語の記事が現れたらそれです。(ついてるツイッターアカウントは出版プロモーション関連用に作ったSUSSANRAP名義のアカウントで、ここのタイトルページからリンクしてる牛乃の個人アカウントとは別です)すぐ下に"SHERLOCK"の写真がっ!というほうに食いついてるミーハーな自分です…。(笑)

どうせなら英語ページのほうをリンクしていただきたかったですが(いや、たぶん「日本語だから」、国際色を出すために載せていただけたんだと思いますが(^ ^;))、マーク・ゲイティス氏がコナン・ドイル本の前書きを書いたという記事や、BBCシャーロックの記事・写真と同じ紙面に自分の電子書籍のページが引用されている、というのがどうにもシロートには嬉しくて、もうこんなことは一生ないでしょうから、老後の楽しみにページごと保存しておきました!(笑)

二、三日前から関連ツイートをいただいてたのは気付いていたんですが、以前から似たような、「いつの間にか自分が投稿したことになっている」ウェブ新聞を発行しましたよ、みたいな関連ツイートがあって、見てみるとなんだか関連がよくわからない、ということがあったんです。たぶんこーいうふうに、自分のアカウントが出ているのに引かれて閲覧する人を呼び込むために、キーワード検索かなんかで自動的に編集されてるんだろうな…と、うがった見方をしてました。だから今回のも、あまり気に留めずリンクも見ていませんでした。でも三回ほど続いたので、先ほど何の気なしにポチッとしてみたら、電子書籍の宣伝を転載していただいてたので、慌ててお礼ツイートしてきました。(でもツイートの引用と誤解したまま書いてしまったです。訂正を送るのもアレなのでそのままですが…(^ ^;))

2月合わせの原稿の追い込みに入ったところで精神的に援護射撃(?)をもらったようで、なんか年明けから縁起がいいわい、と喜んでおります。いただいたパワーを原稿のクオリティーに反映させられればいいんですが…。(^ ^;)

 

2012/1/10(火)

『アリ・G』/フリーマン鑑賞映画としても抱腹絶倒
マーティン・フリーマンが脇役で出ているというので借りました。『ボラット』サシャ・バロン・コーエン主演。コーエンの持ちキャラで黒人ラッパーかぶれのアリ・Gを主役にした映画。ボラットも含めて、もともといずれもイギリスのテレビ番組でやってたキャラらしいんですね。自分はじつは『ボラット』が未見でして、この人の映画で最初に見たのは一番新しい『ブルーノ』でした。主人公がゲイの顰蹙リポーター(?)、というお下劣モキュメンタリー風コメディーで、シモネタといってももはや笑いというよりヒンシュク度で勝負している感じの映画でした。(この手の芸風ってネタに困るとドギツクなるしかないらしくて、だんだん笑えなくなっていくことが多いなあ…いや、一生懸命やってるのはわかるんですが…(^^;))なのでこの映画も覚悟して見たんですが…

いやいや、おもしろかったです!お話は、この似非ラッパーのアリ・G(本名は「アリステア」(笑))が、おバカさゆえに某政党の選挙テコ入れ候補として目をつけられ、ハプニングで当選して、キテレツな政策が次々実行されるというコメディー。アメリカのストリート系(っていうのかしら)を気取りつつ、住まいはイギリスの郊外地域でしかも乳母と同居、というおバカキャラもいいですが、何より『ブルーノ』と比べるとシモネタもおとなしいもので(笑)、ちゃんと笑えました!

で、マーティン・フリーマンの役なんですが…アリ・Gの友達のリッキー・Cという、やっぱりラッパーかぶれの役。あのなまっちろい肌に乳首スケスケのメッシュシャツを着て、長身のコーエン(普通にしてればモデル並の体型)と並んで黒人ラッパー風を気取る姿はアっタマ悪そうでキュート!いやー、名優ですわ!!(笑)

芸達者ぶりも堪能できて、車の中でアリとラップ競演(?)するシーンは、ご本人も言ってますが映画のなかの見せ場です! そう、音声解説にも出ているんです!しかもリッキーになりきったまま。全編アリとリッキーで解説というか、だべってます。これも聴きモノです!

ネタバレになるので描けませんが、かなりの、かなりのサービスシーン(といっていいかどうか?(笑))があります。もう、同人の腐ネタなんか軽く吹っ飛びますですよ。(しかしソッチだとは!(笑))
リッキー達とつるんでるもう一人の友達をやった人は、たしか先日サイモン・ペッグのコメディードラマ『SPACED 俺たちルームシェアリング』で見た顔でした。その時は朴訥な新聞配達少年のブサオさん系だったんですが、なぜか音声解説で女優さんに「かわいい、かわいい」と言われてました。今回も無口でおっとり路線のブサオさんですが、ある意味すごくおいしい所をかっさらっていきます。(笑)

ラッパー姿以外にピンクの迷彩服や、なぜか1シーンだけスーツを着ている姿も拝めて、「マーティン・フリーマン鑑賞映画」のトップ3くらいに入るんでは、という勢いで気に入ってしまいました!出番がちょい少な目なのが残念といえば残念。でも、もしメイキングとかインタビューとか特典がたっぷりついたコレクターズ・エディション出してくれたら定価でも買いますよ!(笑)

助演も豪華で、英国首相役がマイケル・ガンボン様(映画出すぎ!(笑))、副首相役で悪役(?)がチャールズ・ダンス。チャールズ・ダンスはよくあそこまでやってくれたなあ…と思います。(笑)
フリーマンといい、ダンスといい、イギリス俳優の底力を見た感じがします!(ブヤカシャ!)

 

…正直『ブルーノ』で「もうこれ以上はいいや」とか思ってしまったサシャ・バロン・コーエンですが、これを見たら未見の『ボラット』も見てみよーかな、てな気分になりました♪

 

2012/1/9(月)

正月花
一年ぶりに生け花な部屋に写真をアップしました。正月花です。よかったら眺めてやってください。いろいろやることが錯綜してきまして、ここの日記も新年度ページに切り替えなくちゃいけないんですが、ちょっと時間がかかる作業なのでまだできてません。新年のご挨拶のすぐ前に年末の挨拶があるのって間抜けですね。早くなんとかしないと。(^ ^;)

ホームズ生誕(?)から158年
先日1/6はシャーロック・ホームズの誕生日ということになってるそうで。(笑)158周年だそうです。おめでとうございます♪由緒あるファン団体のベイカー・ストリート・イレギュラーズなどではお祝い行事もあるみたいですが、以前Ted Chiangさんが参加したウェブでのSFライブレクチャーを主催したStarshipsofaが、今度はホームズとSFというテーマで同様のレクチャーを企画したそうです。

Live Video Lecture: Sherlock Holmes and Science Fiction

前のタイムトラベル講演のリストからか、DMメールが来たのですが、BBC版シャーロックの写真も使ってあって、そちらのファンも取り込もうという企画らしいです。(たまたまターゲットドンピシャだな(笑))講演は前回のTime travel Lectureでも出演していたエイミー・スタージスさん。SF評論家さんらしいです。SF仕立てのホームズパスティーシュもいろいろあるようなので、そのへんでしょうかねえ。開催は2/18。(告知はグリニッジ標準時なのでご注意を)リスニングに自信のある方はぜひどうぞ。

ツイッターの謎いろいろ
…先日からKindle本の英文プロモーション用に使っているTwitterの別アカウント(ここのタイトル欄からリンクしてるのは個人アカウントのほうです♪)ですが…いやー、プロモーションて大変ですね。甘く見てましたわ。なんか同様にプロモーションを流しているアカウントを見ると、もう同じ情報をローテーションで繰り返し繰り返し、マメに流すんですね。そうか、タイムラインなんてビュンビュン流れていくものだから、そうしないと意味ないのね…。(自分が大勢の方をフォローとかできてないので実感できないんですが、30くらいを超えたらもう、個別のアカウントの感覚なんかなくなりそうですね。きっともともとそういうメディアなんだろうな)もちろん、会社組織ベースのプロモーションツイートは一人でリアルタイムに流してるわけじゃないでしょうが、作家さん個人名のアカウントでもすごくマメな方がいたりします。これはチームを組んでるんでしょうね、やっぱり。(だってこんなことしてたらこれだけで一仕事で、作品書く時間なんてないですよ…)

…それと、ハッシュタグ頼みならなおのこと、自分が起きている時間じゃなくて、ストアのあるところの人が起きている時間帯にツイートしないと意味がないことにもやっと気付きました。(遅すぎ)
自分も使っているTweetdeckというソフトに、時間指定ツイート機能があるのに気付いて喜んだんですが…このソフト、新規ツイートを作るウインドウが真ん中から動かせなくて、時間指定のウインドウはそこから垂れ下がる形なんです。送信ボタンが画面の外に切れてて押せない…。(泣)なんかスクロールする方法があるのかなあ。ちょっと検索したところそういう文句を書いてる方はいないので、自分が見落としてるのかも。うう、こーいう部分で時間食われるのってすごくクヤシイ…!(^ ^;)

でも、コミュニケーション目当てのアカウントと、情報流通目当てのアカウントでアプローチが違うのもわかってきました。不気味なのはツイートがなくてひたすら大量にフォローばかりしているアカウント…今日はついにツイートゼロ(!)のアカウントにフォローされました。正直こわいです。これでもリフォローする方がいるらしく、半数くらいのボリュームでフォロワーがいるのが謎で。ワタシは遠慮しときましたが。(プロフィールを見るとテキサスの共和党支持者でアンチオバマ…って政治アカウント?日本人フォローしてどうすんの。(^ ^;)プロフィール見ないでむやみにフォローつけてるんだろうな…)

フォロワー数を増やすことが目的だとしても、そこになにも情報を流さないのって目的がわかりません。名簿の横流しみたいに、フォローアカウントを売り買いする裏システムとかあるんでしょーか…?(うわーん、いやだなそれ…(^ ^;))

でも、そういうのは別として、読み手としてはすごく面白いです。もともと検索して情報を漁ったりするのは好きなので、その対象がダイレクトで情報を流してくれるのを読めるなんて楽しくて仕方ないです。時間がもっとあったり、スマホを持ってたりしたら、もっとマメに覗いてると思います。(これでテッド・チャンさんが情報流してくれてたら嬉しいけどなあ。最新情報探す手間が省けるし。まあ、きっと時間を大切にしているんでしょうね…)

ホームズやシャーロック(自分のなかで微妙に別物です(笑))関連のニュースなど、ちょっと気を引かれてスポイラーでない程度のものはリツイートしてますので、上記のリンクからでも、おヒマなときに見てみてください。大きな話題はこちらにも書きますが、細かいネタ(?)はとても移しきれないので、タイミングがいいとなにか面白いネタを拾ってるかもしれません(笑)。(ただ、自分自身がスポイラーを避けているので、BBCシーズン2のエピソードの詳細とかお探しの場合はお役に立てません。スミマセン(^ ^;))

フォローをいったんやめようかと心配していたマーク・ゲイティスさんですが、さすがにそのへんは心得てらっしゃるようで、スポイラーになるような情報はここからはいっさい流れてきてません。(今のところは)でも、当然ながらイギリス国内のフォロワーを念頭に置いてらっしゃるツイートが多いので、リンク先に注意しつつ、これからも楽しませていただこうと思ってます。(シャーロック宣伝期間なのに、いきなり古いターザン映画の話とかしてるとこがマイペースで面白いんですわ(笑)。…ゲイティスさんのバスカヴィルはどんなアレンジだったのかなあ…早く見たいです~!

 

2012/1/3(火)

年始から仕事モード(?)
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。初ドトールで書いております。しかも奥の一番いい席がとれました。こいつぁ春から…(さっきテレビで見た三人吉三の余韻が…(笑))

今年の正月はパソコンを立ち上げずにのんびり過ごそうかと思ってたんですが、やっぱりそうもいきませんでした。年末の28-30日にやったkindle版宇宙探偵の無料プロモーションが、終了予定時間をすぎても$0.00のまま、という状態だったため、元旦もその確認でさっそく立ち上げるはめに。(くわしくは後のフリープロモまとめにて)
ついでにちまちまとサイトの更新などもして過ごしました。

それと、ツイッターのほうでふと思いついて、サークル・出版活動専用アカウントを作りました。(自分のツイートのジャンルごちゃまぜ度が過ぎるようになってきたため(^^;))
アカウント名は @sussanrapにしました。(意外にもまだ使っている人がいませんでした♪)とりあえずハッシュタグを使ったkindle本のプロモーションツイートを個人アカウントから分けたかっただけなので、まだそれ以外の方針は決まっていませんが…プロモーションだけじゃやっててもつまらなくて続かなそうなので、なんとなくセルフ・パブリッシング関連情報、制作・創作周辺について拾った記事などをマゼコゼでツイートしています。うーん、まだまだ修行がたりない。(笑)(…しかしツイートが2、3個しかないのに、すでにフォローもファロワーも数千人いるアカウントって実体はなんなんだろう…スパムなんでしょうか。なんか不気味です(^ ^;))

KDP SELECT フリープロモーションまとめ
暮れが押し迫ってから、Amazon KDPのフォーラムのみなさんに影響を受けて急に「プロモーション」に目覚めたため、いろいろ突貫工事でやってみました。とりあえず12/28-30の三日間やってみた無料プロモーションですが、結果は以下のとおり。(モノは同人漫画『宇宙探偵ホォムズ』の英訳編集版、"Space Detective Holmes: Squid & Watson"1冊です)

 アメリカ・179/イギリス・65/ドイツ・3/フランス・ 0/スペイン・2/イタリア・1 計 250ダウンロード、でした。

意外に貰ってもらえてびっくりでした。(正直3、4件しかないかも…とか思ってたもんですから)

usストアは日本からダウンロードしていただいた数も入っているかもしれません。…今になって思ったのですが、本が無料でも、日本からAmazon.comのアカウントを作っている方には、kindleの通信料2ドルが加算されるんでしたね。(冷や汗)返却されたものはその通信料加算のためかもしれない、と気づきました。もし試してくださった方がいらしたら、大変失礼しました!てっきり無料で読んでいただけるものと思いこんでおりました。(日本が住所のアカウントを作る前なら、たぶん無料でダウンロードできたと思います)もし不本意に2ドルとられてしまった方がいらっしゃいましたら、メールかイベントスペースなどでお声をかけていただければ、なんらかの形で2ドル分お支払いしますので…ほんとにすみませんでした!)

…それにしても、以前自分のチェック用に定価で購入したのを思い出し、その時このシステムがあったら(11月にできたシステムらしいです)少なくとも自分の本の代金分は払う必要なかったのにな、と少し悔しかったです。(完成したkindle書籍は、アップロードした本人も購入しないと入手できないんです。HTMLファイルでならダウンロードてきるんですが…)

…それはそうと、無料でも「$0.00の売り上げ」で計算しているらしく、購買数だけは急に上がるので、ランキングが上がります。昨日見たところでは、グラフィックノベルのMystery部門で4位、Fantasy部門で30位、SF部門で36位、となっていました。

たぶんこれが一番の効果なんじゃないかと思います。ランキングでチェックしている方の目に留まりやすくなりますから。ちなみに、このランキングは無料書籍は別なので、無料プロモーション中は同様のジャンル分けでのFree Book部門の1位でした(笑)。ほかに同じ時間に無料になっているグラフィックノベルがなかったからです。だから意味ない1位ですが、その間ランキングページを見た方の目には入る、ということですね。

この効果がどう出るのかはまだわかりませんが、終了後ちらほらと"borrow"が出ています。これはkindleを持っているAmazon Primeメンバー向けのサービスで、対象に登録されている本を無料で貸し出すライブラリー、
Kindle Owners' Lending Libraryというのがあります。出版者がKDP SELECTというのに本を登録すると、その本が貸し出し対象に加えられます。ダウンロード数に応じて、ライブラリー用の予算から報酬が出るらしいので、出版者にとっては多少売り上げになるようです。(たぶん普通の売り上げと比べたらものすごく少額なんだと思いますが)

自分の本をKDP SELECTに登録したのは、無料プロモーションをする2日ほど前ですが、プロモーション終了まで貸し出し数はゼロでした。まだLending Libraryの作りを詳しく見ていないのですが、 プロモーションでランキングが上がったため、目に付きやすくなったのだと推測しています。

フリープロモーションについては、いちおうこのサークルサイトでもお知らせし、ツイッターでもハッシュタグをつけてツイートしてみましたが、トラフィックを考えると正直あんまり関係ない感じがします(笑)。Twitterも、ツイートした回数が三日間通して3、4回程度だったので、プロモーションとは呼べないレベルですし。(なんせ始まった翌日がコミケでしたから…)
kindleを持っていて、この手の本に興味がある方が、該当するハッシュタグのページを、「そのツイートが流れていかない間に」見る確率というと…とにかく少ないことは確かですよね。まあ、何もやらないよりはマシということで…。(笑)

あとは、作品のクオリティーと読者様との相性しだいですね。(肝心なのはそこだ!(^ ^;))Amazonではありがたいことに、どんな素人作品もこういうプロモーションなどでランキングさえ上がれば、差別なく「並べられてしまう」、または「並べてくれる」ので…広告費などまったくないインディーズにとっても、がんばりがいはあると思います。(ランキングページで、『ドクター・フー』の本の上位に自分の本が来てるのは、へんな感慨がありました…でもこれ無料で配った結果だと思うと、ちょっと騙されてる気もしますが…とりあえず記念にその画面は保存しておきました(笑))

先ほど書きましたとおり、三日間の無料プロモが終わって2時間くらいしてから(基準時間は日本と-17時間の時差があり、こちらでは大晦日でした)商品ページを見に行ったら、まだ$0.00のままになっていました。出版者ページでは終了したことになってたのですが。同様のトラブルが数日続いたという投稿をフォーラムで見ていたので、「これか!」と慌ててAmazonに問い合わせメールを書き、一時間ほど経過を見て(その間に2件ダウンロードあり)パソコンを閉じました。

翌朝見たら、値段はもとに戻っていました。Amazonからの返信はやっと今日。「ページをチェックしましたが、ちゃんと価格が表示されてますヨ」…ってそうだろうよ!二日も遅い対応ありがとよ!…って英語で書いてやりたいんですがねえ!(笑)ワタシごときではどっちかというと、数時間プロモーションをオマケしてもらったと考えるべきかな。(^^;)とにかく、今後やるべきことは少しでも本のクオリティーをあげること…それに尽きます。始めるときはちょっと勇気がいりましたが、やるべきことに意識が行きやすくなったので、自分はやってよかったと思います。

今後このプロモーションの使い方については、先日書きましたように、シリーズものの一巻だけ無料にするとか、チラシ配りと割り切ってプロモーション用の薄いものを作ってみるとか、いろいろやり方はあると思います。

お祓いサービス遭遇
…さて、そんな正月ですが、いいこともありました。元旦は近所の小さい神社にちらっと初詣に行ったんですが、なんと神主さんが来ていて(いつもは無人のほんとに小さい神社なんです)、お参りするときに一組一組お祓いしてくださるというサービス(?)つき。来る人が少ないおかげでできるサービスでしょう。それでもなかなか進まなくて列ができてました。昨年はいろいろ大変だったせいですかね。こんなの初めて見ました。でもなんだか、元旦から気分が改まりました。
おみくじを引いたら、こちらは中吉。いろいろ頷けることが書いてあったので、結ばずに持って帰ってきました。

『…元気を出して捨てるべきは捨て、進むところへ進め』

…ちょうどこういう言葉が聞きたかったもので。(笑)いい年になりそうな感じがします。

2011年の日記

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