Exhalation習作2


カラー、ニューサイラン、利休草、クッカバラ、ドライ素材(晒しホーキ草、ブベッセンス、ベビーマンチャ、カーリーグラス)(2010/7/2)

SF大会向けExhalation試作の二つ目です。
SF短編内の「そして私は再び生きる。あなたを通して」という部分から出てきたイメージです。
本番並みに大きく生けたので、 背景布が足りなくなってつぎはぎですみません。
(というのは、ドライ素材の寸法をそうして下ごしらえしておけば、そのまま流用できるので…)
でもこれくらい思いっきり生けるのは久しぶりで気持ちいいです!
外が暗くて採光が悪く、蛍光灯では発色がイマイチだったのでフォトショで調整したら、
ちょっとハレーション気味になってしまいました。(^ ^;)

動いてほしくない角度をドライ素材と丈夫な葉物にしてみました。
でもやっぱりカラーは使いたかったので、挿し色としていれました。
2日目にもしカラーがだめになった場合、ここだけなにか別の花に入れ替えてもOK…という想定です。
うーん、このボリュームだと一つで充分かもしれない…。

茎が柔らかくて前回苦労したカラーの挿し方、うまい方法が見つかりました。
「ニューサイランではさむ!」
右側にびょんと飛び出ている尖った葉がニューサイランなのですが、これがすごく固くて丈夫なので、
カラーの茎をはさんで斜めに水切りして、そのまま挿すとあっさりささります。カラーを支えるのにも好都合。
葉で支えてないカラーも、ニューサイのきれっぱしで根元をはさんで同様に挿しました。
余談ですが、ずっとニューサイのことを「ニュー・サイラン」という横文字の名前だと思っていました。
「入才蘭」だと知ったのはつい最近です。(笑)

ちょっと別角度。いちおう両面から見られるように、反対側にも花を挿してあります。
この色のカラーは初めて使いました。品種名が「キャプテンロマンス」
先日使ったダリアの「絶唱」といい、なんか…花の品種名って面白いなあ。(笑)
桃色とかかれてましたが、ムラサキに近く見えます。カラーもいろいろあるんですねえ。

中心部分。カーリーグラスという、金色に塗られた糸みたいなドライ素材が束でかなり入っています。
これで「金色感」を強調してみたんですが…写真ではよく見えませんね…。くすん。
しかし生の花とドライ素材をこんだけ節操なく混ぜ挿しって、普通はあまりしないですよね…。(笑)
でも今回は意味的にもそれが合うので、怖いもの知らずでやっております。
花器は、とりあえず挿すスペースに余裕を持たせようということで、100均アクリル箱です。
偶然なんですが、幅が吸水フォームとぴったりなんですよ。(笑)
空いた部分にプラスチックの氷とかゼリー状の花留めを入れたら、涼しそうに見えるかも…?