クリスマスに見たい映画・食べたい料理

クリスマスは家で素敵な映画とすごしませんか?
見るとホカっとしたいい気持ちになれる、この時期にお薦めの映画を集めてみました。
そして映画にちなんだクリスマスの献立など…(笑)。

 

アパートの鍵貸します

名作中の名作。そしてこの時期の定番です。一番好きな映画、と言ったらこれをあげる方も多いでしょう。
ジャック・レモン演じる人のいい会社員の、明るさの陰のやせがまん。シャーリー・マクレーンのかわいらしさ、そして悲しさ。
状況はけっこうヘビーなのですけど、不思議と暗さはありません。
ストーリー、台詞、演出、どこをとっても見事な、しゃれた、チャーミングな大人の映画。
何度見てもラストには気持ちのいい涙が出ます。
いつ見ても「いい映画」ですが、クリスマスから新年にかけてのお話なのでこの時期はまた格別。
一人のクリスマスを満喫(?)するにはまた格別です(笑)。
ビデオを手に入れてからは、クリスマスからお正月の時期には毎年必ず見ています。去年からはDVDです。
レトロなファッションやインテリアもたまりません。
テーマ曲も素敵で、サントラはないのかしらん、と長年思っております。

メニューはやはり手作りミートボール入りのトマトソーススパゲッティーでしょう。もちろんキャンドルつきで優雅に。
(クリスマスではありませんが、実は映画鑑賞とセットでやったことがあります(^ ^;)。ラケットとキャンドルは抜きで(笑)。
冷凍食品のフライドチキンにコーラ、のパターンもお手軽でいいですね。今度やってみたいです♪)

SMOKE

これまた定番。クリスマス当日はこれと『アパート…』とどっちにしようか迷います(笑)。
ブルックリンのタバコ屋が舞台の人情話。ハーベイ・カイテルのタバコ屋の親父、ウィリアム・ハートの作家。
フォレスト・ウィテカーや、まだ若い頃のアシュレイ・ジャドも出てます。
原作はポール・オースター。ラストの『オーギー・レンのクリスマス・ストーリー』だけでも素晴らしい。
大人のいい話、です。

献立は、手作りはタブー。スーパーのデリカコーナーでポテトサラダとチキン、そしてレトルトの野菜スープを買いましょう。
ただし飲み物だけは秘蔵のワインを出して(当日まで寝室に隠しておくこと)しこたま酔いましょう。

シャーロック・ホームズの冒険 完全版 Vol.4

テレビシリーズですが、クリスマスのお話である『青い紅玉』を収録している巻。クリスマス用のガチョウの中から宝石が…
ジェレミー・ブレット演じるハンサムなホームズの珍しい寝起き姿も楽しめます♪(笑)
後半犯人を問い詰めるあたりのお顔は『入院患者』で死体を下ろすシーンと双璧の美しさでうっとりです♪
最後の大岡裁き(?)のおかげか、シリーズ中ではトーンの明るい一本。やはりクリスマスストーリーですね。

メニューは「鳥好き」ホームズにちなんで鳥料理。まるごとローストにオモチャの宝石をしのばせましょう。
切り分けて、宝石の入っていた人には賞品を。擦り切れた古帽子かガチョウの死体、もしくは千ポンドを用意しましょう。
ホームズさんは七面鳥よりガチョウが好き、と言ってますが、日本で手に入れるのは難しそう…。
はたしてハドスン夫人のクリスマスディナーはなんだったのでしょうか…?

マカロニ

ジャック・レモン、マルチェロ・マストロヤンニ共演の隠れた名作。(これがまだDVDになってないなんて!)
航空会社の重役のアメリカ人と、昔彼の恋人だったイタリア人女性の兄、この二人の友情と、ちょっとした奇蹟の物語。
ヘタすればくさくなる「いい話」ですが、微妙に軽やかさがあって素直に見られます。名優二人と、ナポリの町そのものの魅力でしょうか。
名作、という大袈裟な表現は似合わないけれど、すごくイイ。
おすすめしたいような、「知る人ぞ知る」のままにしておきたいような、チャーミングな映画です。

メニューはトマトソースをかけたマカロニ、クリームたっぷりのババ、揚げ菓子のタラッリ…ビスコッティはワインに浸して食べましょう。
最近はイタリア菓子を扱う店も増えてます。近くになければ、イタリア菓子のレシピ本を買ってがんばりましょう。

いもづるRecommendationに戻る